帚木蓬生のレビュー一覧

  • ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力

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    育児に家事に仕事にと
    毎日慌ただしくしていると
    なんだかよく分からない焦りが

    焦ると先のこと先のことばかり気になり
    現状が不確かなものになる

    子育ての答えなんて
    得られるかもわからない
    ただそこに一生懸命な毎日があるだけ

    数年前からよく聞くようになった
    ネガティブ・ケイパビリティという言葉
    本書では芸術、教育、戦争、平和維持と
    様々な視点で語られている

    思ってたのとちょっと違うパターンの読書でしたが
    背表紙のタイトルで語る本だな
    と思って本棚へ

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    2025年04月09日
  • ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力

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    読み途中 p.95「何とかしているうちに、いずれ事態は何とかなるものです。」いい言葉、、

    読み終えた:『世界堂書店』の収録作に言及あり、つながるとは思わなかった

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    2025年04月13日
  • 白い夏の墓標

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    以前読んでるけど、随分前だったから内容は全く憶えてなかったので新鮮な気持ちで読めた。

    でも、帯の文言に期待高まっちゃって。

    個人的に帯とか疑いもせず期待を高めるタイプだから、帯の評価文が良いと読み終わって、なーんだ。ってなっちゃう。
    そういう人少なくはないと思うから、本を売るためには良いのかも知れないけど、作家さんにはデメリットな気がする。

    帯はあらすじ位がちょうどいい。
    と思われ。

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    2025年03月27日
  • やめられない ギャンブル地獄からの生還

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    同じ内容を繰り返し記載していた。強調したいのだろうけど…帚木先生の一般的な小説とはちょっと違う、警鐘本?

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    2025年03月23日
  • ギャンブル脳(新潮新書)

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    ネタバレ

    「いったんタクアンになった脳は、二度と大根には戻らない」
    ギャンブル症に効く薬はないと。
    だから他人に迷惑かけるし、最終的には犯罪を犯してしまう。おそろしいな。
    20歳の頃、パチンコにハマっていたことがあるけれど、
    2,3年で行かなくなった。結局、ハマってなかったということかな。よかった、よかった。

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    2025年03月22日
  • 閉鎖病棟

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    入院患者たちの生活している様子が大部分を占めていた。なかなか話が展開しないので途中で読むのを止めようかと思ったが、後半になってようやく物語が大きく展開し、そこからは読む手が止まらず一気に読み切ってしまった。途中まではあんなに読むのがしんどく感じたのに、事件が起きて以降は先の展開やそれぞれの登場人物の行く末が気になり、終わらないでほしいと思っている自分がいた。

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    2025年03月17日
  • 香子(五) 紫式部物語

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    ネタバレ

    三巻までの感想は一巻のところに書いたので、4、5巻の感想をこちらに書きます。
    全体を通してですが、帚木先生はきっとこの全五巻で先生なりの源氏物語解釈を書かれたかったのかなと思います。紫式部物語と言うより、「源氏物語」という畢生の作品がいかにして編み出されたか、というところに焦点が当てられ、全巻の半分は源氏物語の帚木先生なりの解釈でした。式部の現実と唐突にクロスするので時々頭が混乱しました。四巻で宇治十帖に迷いなく突入した時にはどうしようかと思いました。
    出てくる中宮付きの他の女房たちとの会話もほぼ源氏関係一色で、不自然です。中宮付き、あるいは皇太后付きの女房という重要職、上臈女房たちがそんなに

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    2025年03月12日
  • 香子(五) 紫式部物語

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    全五巻、読み終えたー!おつかれ!

    が、素直な感想かも笑

    ラストは宇治十帖。
    紫式部物語と源氏物語が同時に味わえるのは美味しいと思うけど、あらためて源氏物語だけの世界も味わいたい。

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    2025年03月06日
  • ギャンブル依存国家・日本~パチンコからはじまる精神疾患~

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    ギャンブル規制の歴史として、日本書紀や平安遺文が引用されているのが面白い。
    公営競技やパチンコ・スロットの利権絡みの話、カジノ推進に関しての話が非常に興味深かった。

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    2025年02月21日
  • 源氏物語のこころ

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    ネガティブケイパビリティの本が面白かったのでこちらも楽しみにして購入したけど、心という単語にこだわった作品で、今ひとつまとまりが悪かった 源氏物語自体の説明もかなりページを割いてましたがもはや不要だと思うし無駄なところが多く感じて、満足度は低かった

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    2025年02月09日
  • 香子(一) 紫式部物語

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    作者の、源氏物語への深い思い入れがよく分かる。式部=香子とした伝記物語かなと思いきや、思い入れの深さなのか、何事も源氏物語に結びつけ、半ばからは源氏物語の作者なりの解釈と香子の現状が交互に書かれていく。
    二巻、三巻と、源氏物語の厚みが増すにつれ、香子の物語が潰れていくように感じるので、作者が一体何を書きたかったのかがちょっと不明。源氏物語を原作あるいは谷崎か与謝野あたりの訳でしっかり読んでいないと、作者の解釈に引きずられそう。源氏にある催馬楽や白氏文集ぶんを減らせば随分とスリム化できるのではないかと思う。

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    2025年02月04日
  • 閉鎖病棟

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    現役精神科医である帚木達生さんが、精神科の旧閉鎖病棟を舞台に、患者の視点から病院の内部を描いた作品。淡々としながら優しさが溢れていて、患者への愛を感じた。

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    2025年02月04日
  • ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力

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    ネガティブ・ケイパビリティや、登場する個々の概念に関しては学びがあった。

    関連するエピソードが豊富な分読み手を選ぶように感じたのと、戦争と平和の話とネガティブ・ケイパビリティを結びつけて語っている箇所については若干の飛躍を感じた。理屈はわかるものの、読者の視点との乖離が起こりやすいように思う。

    SNS等で見かけたり、「流行ってるらしい」という感覚でビジネス書的に読み始めると、想定と違うなと感じそう。

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    2025年01月25日
  • 源氏物語のこころ

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    筆名に源氏物語の2つの帖の題名をつけるほど源氏物語に傾倒している筆者の、長年の研究の成果を注ぎ込んだガイドブック。

    全帖の要約に加え、筆者が特に注目する「こころ」の多種にわたる用例の解説により多層的に物語の本質に迫ろうとする試み。

    未読者も「源氏」の全貌や要所がつかめ、愛読者にも新たな視点、手掛りを与えてくれるだろう。

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    2025年01月04日
  • 香子(三) 紫式部物語

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    ぼんやりとしていた物語が、登場人物が、執筆の過程で明確になっていく様がおもしろい。

    物語こそが人間の機微を詳しく書いているのかもしれません。
    物語は、ある人の身の上を、ありのままに言葉にしているのではなく、良い事も悪い事も、この世に生きる人の有様を、見聞きするだけでは足りない点を、後の世に伝えたいと願ってる、いろいろな事を心にしまっておく事ができずに言葉に残そうとしたのです。

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    2024年12月30日
  • 花散る里の病棟(新潮文庫)

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    最後の章のパンデミックは、フィクションのようだ。コロナ感染拡大の危機感が蘇った。これはこれでリアリティ画って良いのですが、もう少し恋愛的な要素が入っていても良いと思った。

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    2024年12月18日
  • ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力

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    TVで紹介されていて、わたしに必要だと思い手に取った本。「日薬」なんとかしているうちになんとかなる、「目薬」ちゃんと見守っている目があると苦しみに耐えられる、という言葉がなるほどと腑に落ちた。

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    2024年11月24日
  • 襲来 上

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    上巻は見助が日蓮の耳目となって対馬に渡るところで終わるが、ひらがなで拙い手紙しか書くことのできない見助が、どこまで助けになるのだろうか。せっかく、当時の知識階級である僧たちと寝食をともにしていた見助なのだから、もっと読み書きを学ばせて欲しかった。日蓮そのものも、元は漁村の生まれなのだし、無理ではないのでは?
    また、他の方たちも書いていることだが、他の仏教の宗派に対する攻撃が凄まじい。今も存在する宗派も多いのに、支障はないのだろうか?
    下巻に続く。

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    2024年11月02日
  • 閉鎖病棟

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    山本周五郎生受賞作品。感涙の名作ということで、手に取りましたが、残念ながら、自分の琴線には触れませんでした。

    精神病棟でおこる殺人事件に関するミステリーかと思っていたのですが、そもそも想定が違っていました(笑)

    冒頭で3つの話が語られます。

    産婦人科で堕胎する少女由紀の物語。
    傷痍軍人の父親をもつ秀丸の物語。
    甥の子供の水難事故の責任を追及される聾唖の昭八の物語。

    なんの関連性もなく、なんなのこれ?っと思わせる展開でしたが、チュウさんを中心に描かれる閉鎖病棟での物語に絡んでいきます。

    悲しい過去、重い過去をもつ患者たち。
    そして、その患者、看護婦、先生の日常が語られていきます。
    本書

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    2024年10月19日
  • 閉鎖病棟

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    最近よく読んでいる帚木蓬生さん、歴史もの以外は初。
    精神科病棟の暮らしが実直に書かれていた。
    事件が起こってから変化が訪れる展開で、読後感よし。

    こんなにうまくいくというか、きれいな話だけではないだろうとは思うものの、著者は精神科医なので実際に近いのだろうとも思う。
    もう20年も前、友人が精神科に入院してお見舞いに行ったことがあったが、それまでの勝手なイメージと違って、友人は以前と変わらなく見えたし、他の方々も淡々としておられた。
    そういうことを思い出した本だった。

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    2024年10月16日