帚木蓬生のレビュー一覧

  • ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力

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    ネガティブ・ケイパビリティという考え方は面白い。すぐ決断せずベントする、あやふやにしたまま考える、というのも良いが、今一つ具体例がフィットしている感じがしない。
    ポジティブ・ケイパビリティとあんまり変わらないような。もっとネガティブでいいんだよ、という論調が欲しかったなあ、と感じました。

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    2025年08月08日
  • ほんとうの会議 ネガティブ・ケイパビリティ実践法

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    日本でネガティブ・ケイパビリティを広めた帚木蓬生さんによる新書。依存症の当事者グループ(ギャンブラーズアノニマス)や、福祉現場におけるオープン・ダイアローグなどのありようにネガティブ・ケイパビリティの実践を読み取る。「答えは質問の不幸である」というネガティブ・ケイパビリティの態度(個人的にはケイパビリティというより視点や態度と認識している)の重要性は強く共感する。そして紹介される現場におけるネガティブ・ケイパビリティ的な対話を「ほんとうの会議」ということも、企業等の多くの組織における会議がそれとは程遠いものであることもまったくその通りであると思う。ただ、(著者がつけたのではないと推測するが)副

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    2025年07月31日
  • 千日紅の恋人

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     これまでに読んだ帚木蓬生さんの著書はテーマがどちらかと言えば重いものが多かったので、このような軽やかな恋愛小説は意外でした。
     大きな事件が起こるわけではないですし、主人公の時子も、彼女に惹かれる有馬さんも特別すごい何かをもっているわけではなく、むしろ地味な日々を送っている。
     けれども、多分、そういう日々を送っているのが大多数なのだと思う。でもだからと言ってつまらないわけではない。一所懸命生きている。それが清々しいなって感じることのできた小説。

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    2025年07月19日
  • ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力

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    最初の導入部分のキーツやビオンの話は退屈だった。第四章のネガティブケイパビリティと医療あたりから俄然、興味深くなってきた。日薬、目薬の話は印象に残る。
    人との関係から社会へ展開し、共感を欠いた不寛容な社会になっているとの指摘はもっともだと思う。共感力のある人間でありたいし、そんな社会を目指したい。

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    2025年07月15日
  • ギャンブル脳(新潮新書)

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    ギャンブル依存症はお金も浪費するし人間関係も悪化するのはわかります。
    ですがドーパミンが原因というのは他の依存症と同じなので他の依存症の本と内容が重複している場所が多くあり、あまり目新しい内容は書いていないです。
    まぁ今までギャンブルをやったことはありませんが、絶対にこれからもやりたくないとは思いました。

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    2025年06月24日
  • 閉鎖病棟

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    琴線には触れなかった。

    淡々と進んでいる内容で、精神病患者の日常を閉鎖病棟という空間で表している群像劇。
    単純に合わなかった。

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    2025年06月24日
  • ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力

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    単にネガティブケイパビリティの解説だけでなく、歴史上の人物のことや、古典の背景などが織り交ぜられていて興味深く読めた。
    ただ、結局よくわからない感じも残る。
    この読後感こそ、ネガティブケイパビリティと共に味わうべきなのかも…

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    2025年05月20日
  • ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力

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    ネガティブ・ケイパビリティ(negative capability)は、「負の能力」や「陰性能力」とも呼ばれる概念です。これは具体的には、「どうにも答えの出ない、どうにも対処しようのない事態に耐える能力」を指します。

    詩人ジョン・キーツは、劇作家シェイクスピアがこの能力を持っていたと述べており、キーツの視点では、ネガティブ・ケイパビリティとは「事実や理由をせっかちに求めず、不確実さや不思議さ、懐疑の中にいられる能力」のことです。一般的な能力が何かを達成したり問題を解決したりする能力であるのに対し、ネガティブ・ケイパビリティは「そういうことをしない能力」である点が特徴です。

    キーツは、経済的

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    2025年05月18日
  • ほんとうの会議 ネガティブ・ケイパビリティ実践法

    匿名

    購入済み

    ビジネス書として読まないこと

    この本を、最初、会議の有意義なやり方を教える本かと思いましたが、実際は、カウンセリング、文学やその作家の背景も複雑にかかわるので、人によっては、分かりにくかったりするかもしれません。

    また、この本では、会議(特にビジネス)で求められることが、実は、不正や腐敗の原因にもなるというのは考えされます。

    #タメになる

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    2025年04月26日
  • 白い夏の墓標

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    以前読んでるけど、随分前だったから内容は全く憶えてなかったので新鮮な気持ちで読めた。

    でも、帯の文言に期待高まっちゃって。

    個人的に帯とか疑いもせず期待を高めるタイプだから、帯の評価文が良いと読み終わって、なーんだ。ってなっちゃう。
    そういう人少なくはないと思うから、本を売るためには良いのかも知れないけど、作家さんにはデメリットな気がする。

    帯はあらすじ位がちょうどいい。
    と思われ。

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    2025年03月27日
  • やめられない ギャンブル地獄からの生還

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    同じ内容を繰り返し記載していた。強調したいのだろうけど…帚木先生の一般的な小説とはちょっと違う、警鐘本?

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    2025年03月23日
  • ギャンブル脳(新潮新書)

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    ネタバレ

    「いったんタクアンになった脳は、二度と大根には戻らない」
    ギャンブル症に効く薬はないと。
    だから他人に迷惑かけるし、最終的には犯罪を犯してしまう。おそろしいな。
    20歳の頃、パチンコにハマっていたことがあるけれど、
    2,3年で行かなくなった。結局、ハマってなかったということかな。よかった、よかった。

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    2025年03月22日
  • 閉鎖病棟

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    入院患者たちの生活している様子が大部分を占めていた。なかなか話が展開しないので途中で読むのを止めようかと思ったが、後半になってようやく物語が大きく展開し、そこからは読む手が止まらず一気に読み切ってしまった。途中まではあんなに読むのがしんどく感じたのに、事件が起きて以降は先の展開やそれぞれの登場人物の行く末が気になり、終わらないでほしいと思っている自分がいた。

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    2025年03月17日
  • 香子(五) 紫式部物語

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    ネタバレ

    三巻までの感想は一巻のところに書いたので、4、5巻の感想をこちらに書きます。
    全体を通してですが、帚木先生はきっとこの全五巻で先生なりの源氏物語解釈を書かれたかったのかなと思います。紫式部物語と言うより、「源氏物語」という畢生の作品がいかにして編み出されたか、というところに焦点が当てられ、全巻の半分は源氏物語の帚木先生なりの解釈でした。式部の現実と唐突にクロスするので時々頭が混乱しました。四巻で宇治十帖に迷いなく突入した時にはどうしようかと思いました。
    出てくる中宮付きの他の女房たちとの会話もほぼ源氏関係一色で、不自然です。中宮付き、あるいは皇太后付きの女房という重要職、上臈女房たちがそんなに

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    2025年03月12日
  • 香子(五) 紫式部物語

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    全五巻、読み終えたー!おつかれ!

    が、素直な感想かも笑

    ラストは宇治十帖。
    紫式部物語と源氏物語が同時に味わえるのは美味しいと思うけど、あらためて源氏物語だけの世界も味わいたい。

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    2025年03月06日
  • ギャンブル依存国家・日本~パチンコからはじまる精神疾患~

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    ギャンブル規制の歴史として、日本書紀や平安遺文が引用されているのが面白い。
    公営競技やパチンコ・スロットの利権絡みの話、カジノ推進に関しての話が非常に興味深かった。

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    2025年02月21日
  • 源氏物語のこころ

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    ネガティブケイパビリティの本が面白かったのでこちらも楽しみにして購入したけど、心という単語にこだわった作品で、今ひとつまとまりが悪かった 源氏物語自体の説明もかなりページを割いてましたがもはや不要だと思うし無駄なところが多く感じて、満足度は低かった

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    2025年02月09日
  • 香子(一) 紫式部物語

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    作者の、源氏物語への深い思い入れがよく分かる。式部=香子とした伝記物語かなと思いきや、思い入れの深さなのか、何事も源氏物語に結びつけ、半ばからは源氏物語の作者なりの解釈と香子の現状が交互に書かれていく。
    二巻、三巻と、源氏物語の厚みが増すにつれ、香子の物語が潰れていくように感じるので、作者が一体何を書きたかったのかがちょっと不明。源氏物語を原作あるいは谷崎か与謝野あたりの訳でしっかり読んでいないと、作者の解釈に引きずられそう。源氏にある催馬楽や白氏文集ぶんを減らせば随分とスリム化できるのではないかと思う。

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    2025年02月04日
  • 閉鎖病棟

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    現役精神科医である帚木達生さんが、精神科の旧閉鎖病棟を舞台に、患者の視点から病院の内部を描いた作品。淡々としながら優しさが溢れていて、患者への愛を感じた。

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    2025年02月04日
  • 源氏物語のこころ

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    筆名に源氏物語の2つの帖の題名をつけるほど源氏物語に傾倒している筆者の、長年の研究の成果を注ぎ込んだガイドブック。

    全帖の要約に加え、筆者が特に注目する「こころ」の多種にわたる用例の解説により多層的に物語の本質に迫ろうとする試み。

    未読者も「源氏」の全貌や要所がつかめ、愛読者にも新たな視点、手掛りを与えてくれるだろう。

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    2025年01月04日