帚木蓬生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
世は終活ブームながら、老活こそ生命線。
60歳で白血病を経験した73歳の現役医師による
だれ一人置き去りにしない「食事」「習慣」「考え方」。
高齢者のおちいりがちな病気不安症、睡眠行動の点検、本当に正しい脳の鍛え方、筋肉や歯、脳の活動のための食。むずかしいことは何もない。さあ、今の今から。
●これらすべては、後期高齢者になりかけている私自身が現在実行している工夫であり、これからもこうしていきたいという、人生の方針でもある。〈目次〉から
はじめに――老活とは
【第一章】 超高齢社会と医療費
救急車の出動件数、刑務所の高齢化/健康寿命を延ばす
【第二章】 精神的不調は身を忙しくして治す
失うものが増える高齢者/病気不安症、Aさんの症例/高齢者のうつ病、C子さんの症例/隣合わせの身体症状症/精神的不調に通用する森田療法/症状を人に言わない、見せない、悟られない/私はどのように病と向き合ったか
【第三章】 筋肉こそが日本を救う
高齢者とロコモは密接なつながり/ロコトレの方法/骨格筋が高齢者を救う/体重には健康度が反映される
【第四章】 この世で大切なのは歯
口腔機能が衰えると、老化はすすむ/高齢者の歯周病と虫歯の特徴/誤嚥性肺炎をふせぐ口腔ケア/国民病ともいえる歯周病「/あいうべ体操」と「パタカラ体操」
【第五章】 眠るために生きている人になるな
高齢者の浅い眠りは正常/睡眠行動の点検/高齢者に必要な睡眠時間/睡眠時間帯を一定にする/寝る前のパソコン、スマホは避ける「/睡眠負債」が生み出す病気/睡眠を妨げる、むずむず脚症候群
【第六章】 脳は鍛えないと退化する
本当に正しい脳の鍛え方/脳の鍛錬には方法がある/脳年齢と暦年齢の差を広げる/脳の若さと人とのつながり/脳の栄養素、ビタミンB群
【第七章】 食がすべての土台
世界で注目の地中海料理/野菜と果物、魚介類、オリーブ、にんにく、ワイン/地中海料理の追跡調査報告/野菜とおかず、御飯――食べる順序/健康のための薬品に代わる食品
【第八章】 酒は百薬の長にあらず
クリニックでチェックする飲酒歴/四つの重大な精神的作用/アルコール問題、うつ病、自殺/アルコール弊害の確かな知識
【第九章】 タバコは命取り
日本のタバコ消費量は世界のトップ5/タバコは死因に寄与する世界第一位/加熱式タバコと電気タバコ/タバコの害を受ける口腔
【第十章】 笑いが人を若くする
ノーマン・カズンズ『笑いと治癒力』/「笑い」と医師によるデータ/高齢者と子供たちの笑い声が絶えない/世界でも笑いとともに老活
【第十一章】 痛いのは痛い、痒みは掻くな
痛みだけが記憶される/片頭痛、薬物乱用頭痛/膝の痛み、変形性膝関節症/足裏の痛み、足底筋膜炎/外須美夫『痛みの声を聴け』/高齢者の皮膚/皮膚掻痒症の治療法
【第十二章】 ヘルス・リテラシー
健康の正しい知識と応用力/靴は健康の必需品/耳鳴は高齢者の宿命/加齢とともにめまいは増える/ドライマウス(口腔乾燥症)/脱水症に弱い子供と高齢者/窒息と誤嚥/多様な症状の亜鉛欠乏症/高齢者は、帰還した宇宙飛行士なみ/痛風の予防法/高齢者の国民病、高血圧/帯状疱疹はあなどれない/肝炎と肝癌/大腸癌は加齢とともに増える/膵炎と膵臓癌をもたらすアルコール
【第十三章】 入浴とふさわしい住まいの工夫
一日二回の極楽浄土のための注意/家対策にも「老活」/たとえばわが家の場合
【第十四章】 人とのつながりは命綱
先進国で日本は人とのつながりが希薄/何が健康寿命を延ばすのか/友人との旅行を愉しむ/ペットによって人とのつながりが増える/ペット・セラピー犬「心くん」の役割
【第十五章】 認知症になっても生きつくそう
認知症と健康寿命/認知予備脳、脳の体力はいかに延ばす/リスクファクターを減らす/認知症行方不明数、孤独死/運転免許証
おわりに――人生百歳時代に向けて -
Posted by ブクログ
ネタバレ著者作品は3作目。
そのペンネームから源氏物語とはなにかしら所縁があろうことは想像できたが、ついに手を付けたかという感じだ。
折しも今年は大河ドラマでも紫式部の物語が放映されている。満を持してということだろう。
400頁を超える文量だが、まだ第1巻。今後も、続巻が予定されている(すでに3巻までは出てる?!)。毎月の上梓とは恐れ入る。
この第1巻は、紫式部こと香子が8歳のときから物語は始まり、藤原宣孝と結婚する20代半ばのころまでが描かれる。
そして、「源氏物語」はすでに書き始めている。
もとより、謎多き女性であり、生没年も不詳。世界最古の小説である「源氏物語」も、いつ書き始め、どの章から書いたのかも不確かなところがある。
本書では、父為時の越前赴任を機に書き始めたことになっている。理由は、そこが越前紙の生産地であり、物語をしたためる紙、料紙を自由に手にすることができたから、と。
そして、もうひとつは、全五巻にまんべんなく「源氏物語」のお話をちりばめるには、1巻ですでに書き始める必要もあったのだろうと邪推もする(笑)
本書の一番の白眉は、第十一章の「起筆」だろう。
父の影響で、古今の書、詩歌どころか中国の漢詩にも通じた博学ぶりを遺憾なく発揮し、「長恨歌」を下地にしたという「源氏物語」を書き始める。
”これまでの物語の書き出しの部分には、不満があった”と、まずは「竹取物語」の、「今は昔」の書き出しを批評し、「宇津保物語」は、”この書き出しだと、説明がくどく、物語を予感させる広がりに欠ける”と。
そして、大歌人伊勢の家集の冒頭の詞書にある、”いずれの御時”にいきつく。
「これだと、時代をぼかしながら、いかにも今の出来事のように思わせる文章になっている。しかも、物語の舞台が内裏であることをほのめかす効果もあった」
と、ひとり得心し、自画自賛気味にほくそ笑む感じが、実に良い。
後半は、こうして書き始めた「源氏物語」を、章ごとに家族に読ませるのだが、著者による現代語訳が、各「帖」ごとに披露される。
曰く、「桐壺」「帚木」「空蝉」「夕顔」・・・。
さて、今後の続巻でもこの体裁は続くのか? 全54帖を繰り広げられるのは、さすがに萎えそうだ。
続きも読むかどうかは、二巻まで見てみて考えるとするか。 -
Posted by ブクログ
【星:3.5】
メンタル的に弱っている時に、とある人に勧められて読んでみた。
私はこれまで知らなかったのだが、精神症状療法に「森田療法」というのがあり、その森田療法のエッセンスを15個に分けて気軽に説明している。
正直心に強く刺さるというのはなかったが、辛い状態も日常の中の一部分としてあるがままに受け入れて、考え込むのではなくとにかく行動し。今に全力を注ぐ、といったところであろうか?
ひとつ面白いと思ったのが「平常心」の捉え方である。普通だったら「なにかあっても動じない心」とか何だろうけど、この本では逆に「何かあったらあたふたしてしまったりする」方が平常心だと説いている。
そのうえで、あたふたする自分をあるがままに受けいれて、とにかくいつも通り目の前にあることをせよ、と。
なるほどと言えばなるほどである。 -
購入済み
日蓮上人伝記と鎌倉時代の旅日記
題名に反して上巻は、日蓮上人伝記と鎌倉時代の旅日記であった。同じ作家の「国銅」を思わせる出だしであったので期待したが、日蓮上人の活動の記述がどうしても敬意を払わざるを得ないようで、逆に小説としては平板なものになっていると感じた。見助の九州への旅の記述のほうが当時の様子がよくわかって面白い。
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Posted by ブクログ
韓国で、細胞工学の治療院を経営する津村の元に、
溺死して冷凍保存された少女の遺体が運ばれてきた。
どんなに莫大なお金がかかろうと、
この子をよみがえらせてほしいという以来だった。
津村は、ips細胞と3Dプリンターを駆使して
少女のレプリカを作ることに成功。
高校生の彼女は、様々な記憶を呼び覚ましながら、
自分が命を落とした事故の真相を探っていく。。。
2014年、韓国で、大型旅客フェリー「セウォル号」が沈没した。
この小説は、実際に起こった水難事故をモチーフに描かれている。
3Dプリンターで人間を再生させる?!という、
あり得なさそうで、あり得そうな?そんな物語でした。