蛍の航跡―軍医たちの黙示録―
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蛍の航跡―軍医たちの黙示録―

1,089円 (税込)

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インパール作戦下、抗命によって師団長職を解かれた中将の精神鑑定を行う医師。祖国を遠く離れたシベリアやスマトラ島で、敗戦後を生き抜いた医師。満州からアジア全域、灼熱の太平洋の島々まで、陸海軍将兵あるところ、かならず軍医たちは存在した。十五名の目に映った戦争、そして生命の実相とは? 『蠅の帝国』と共に日本医療小説大賞を受けた著者のライフ・ワーク、完結篇。

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軍医たちの黙示録 のシリーズ作品

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  • 蠅の帝国―軍医たちの黙示録―
    869円 (税込)
    日本占領下の東南アジアに、B29の大空襲を受けた東京に、原爆投下直後の広島に、そしてソ連軍が怒濤のように押し寄せる満州や樺太の地に、医師たちの姿があった。国家に総動員された彼らは、食料や医薬品が欠乏する過酷な状況下で、陸海軍将兵や民間人への医療活動を懸命に続けていた。二十年の歳月をかけ、世に送り出された、帚木蓬生のライフ・ワーク。日本医療小説大賞受賞作。
  • 蛍の航跡―軍医たちの黙示録―
    1,089円 (税込)
    インパール作戦下、抗命によって師団長職を解かれた中将の精神鑑定を行う医師。祖国を遠く離れたシベリアやスマトラ島で、敗戦後を生き抜いた医師。満州からアジア全域、灼熱の太平洋の島々まで、陸海軍将兵あるところ、かならず軍医たちは存在した。十五名の目に映った戦争、そして生命の実相とは? 『蠅の帝国』と共に日本医療小説大賞を受けた著者のライフ・ワーク、完結篇。

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蛍の航跡―軍医たちの黙示録― のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年07月29日

    戦場に送られた軍医15人の物語短編。勉強を早期に切り上げて前線に送られた人や、思いがけずに現地の出産に立ち会う人(産科の臨床教育を受けずに出征)、現地の人と良好な関係を築き生き延びた人、仲間がバタバタと倒れ同僚の軍医も自殺する中何とか踏みとどまった人。どの話も読んでいて息苦しくなる。しかし、しっかり...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年03月22日

    蠅の帝国の2冊目。
    開戦時に「負けるね」という連隊長があんまりにインパクトがあって、現場はそんなもんだったかーと思った。

    まぁそれが主題じゃない。
    この本は、ジャングルの中を彷徨するイメージが強い。

    阿部昭風に言えば、「戦中派の帰ってきた人たち」の声は、こうして話してくれれば掘り起こすことができ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年08月26日

    軍医という立場から見た、大東亜戦争での15の体験話を基にした小説。戦争というのは相手国との戦闘だけでなく、病気や飢餓、行軍などあらゆることで命を落としてしまう。膨大な参考資料が記述されており、これを書き上げるのはとてつもない作業だったことが伺える。貴重。

    0

    Posted by ブクログ 2014年08月30日

    敗戦から戦後へ。軍隊と共に軍医も流れていく。「後何日生きていられたら終戦だったのに」……、シベリアや満州で8月15日を過ぎて亡くなった人もいらっしゃる。そもそも戦争という行為を始めなければいいのにと思う。軍医、戦場へ再び送り出すための治療、なんて矛盾を含んだ行為なのだ。それでも患者を前にして治療しな...続きを読む

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