鴻上尚史のレビュー一覧

  • 同調圧力のトリセツ(小学館新書)

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    私にとっては学びが多すぎる。
    言われてみれば、同調圧力というタイトルで本が一冊かけるんだってこと自体にビックリ。

    時々遭遇してしまう事がある
    考え方の根幹を揺るがしてくるタイプの本。

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    2025年03月28日
  • 鴻上尚史のおっとどっこいほがらか人生相談 息苦しい「世間」を楽に生きる処方箋

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    作家、演出家の鴻上尚史氏が
    34の相談に答えるシリーズ五冊目

    相談13では
    「選択的夫婦別姓」が実現していないことが不思議でしようがないのです
    と6ページにわたり詳細に書かれている

    日本人が「波風が立たない結論」を
    選びがちで
    変わることを嫌い、同じことを続けていくことが一番重要だとおもってしまう感覚「世間」や「所与性」

    この相談の回答には
    何度も頷き、膝パーカッション!

    相談14より抜粋
    相手の発言をちゃんと受け止める親は毒親にならないのです。

    相談22より抜粋
    「考えることと悩むこと」は確実に分けるのです。
    考えることは研究し実践すること

    悩むことは
    ウダウダすることです

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    2025年03月25日
  • 学校ってなんだ! 日本の教育はなぜ息苦しいのか

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    大学の教育学部・教職課程の課題図書にするべき一冊。

    ◯何のために教育はあるのか
    ◯そのために絶対にやらなければいけない事は何か
    ◯違いを受け入れるための対話
    ◯意見の相違と感情の対立
    ◯子どもの失敗する権利
    ◯13の優先順位リスト

    教育は子どもたちのもの。
    それを再認識した。
    また読み返したい。

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    2025年03月13日
  • 親の期待に応えなくていい(小学館YouthBooks)

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    社会と世間は違うで日本の特殊性が少しわかった気がした。私はフェミニストで女性が自分で自由に決められたらいいなと思っているが、世間が思う女性の常識は、自分で考えず言いなりになる女性がいい女性だ。社会が言っても世間が変わらない限り空気感は変わらないだろう。
    親とこどもは少しずつ他者になっていくというのが素敵だと思った。肝に銘じて子育てしたい

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    2025年03月07日
  • 鴻上尚史のもっとほがらか人生相談 息苦しい「世間」を楽に生きる処方箋

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    鴻上尚史さんの人生相談は
    相談に答える形ではあるけれど
    エッセイのようだ。

    例えば、校則の厳しさに理不尽さを感じる高校生からの相談。
    鴻上さん自身が高校生の時、校則の変更を公約に生徒会長になったそうだ。携帯もない時代に県内の全ての生徒会長と繋がり、
    横の連帯を作り、組織的に変革を成し遂げようとした。結局、組織は一年でなくなったんだけど、行動力には頭が下がる!

    自身にそんな経験があれば、
    高校生にも納得の回答ができるわけだ。

    相手に優しく語りかけ、時にはスパっと、時には肩に手をかけて寄り添い、ともに前を向いていこうとする姿勢がとても素敵。

    子育てなど私の悩みと重なる相談もあり、
    友達よ

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    2025年02月12日
  • そんなとき隣に詩がいます

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    谷川俊太郎さんの詩は
    有名だからいくつかは知っているつもりだった。
    詩集を一冊も読んだことがないのに、だ。

    尊敬してやまない鴻上尚史さんが選ぶ
    谷川俊太郎さんの詩は
    「こんなときは
    これを読んでみて」とさりげなく
    心に寄り添ってくれるものばかり。

    とーっても
    単純にみえる子供の下ネタ?
    みたいな詩も
    人の心を軽くする妙薬だ。
    決して苦くない
    よく効く薬を持っておくのも悪くない。

    知ってるつもりでいて
    ごめんなさい。そして
    谷川俊太郎さんの詩を教えてくれてありがとう。

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    2025年02月05日
  • 鴻上尚史のほがらか人生相談 息苦しい「世間」を楽に生きる処方箋

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    知識人のお悩み相談は感情云々一辺倒ではないし学びがいっぱい。
    下記刺さった言葉↓
    ★結婚の意味
    「一緒にいて一番楽しい相手と結婚」などありえない
    長く共にいる夫婦の基本感情は「不機嫌」
    恋愛感情が小さなぶつかり合いとすれ違いを繰り返しながらゆっくりと「不機嫌」に変わっていくのは必然
    僕の周りで「不機嫌」に染まっていない夫婦はシステムとして「お互いが一人」の時間をちゃんと作っている。結婚の知恵だ。何日も顔を合わさないまま生活すると逆にお互いの関係はリフレッシュする。
    結婚が長くなると夫は妻の家政婦的側面を手放したくなくなる
    「理想の結婚」はその人個人の中にしかない、親や
    世間とか義理の親とか関係

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    2025年01月26日
  • 不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか

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    秀作。力作。
    作者の反体制感を感じる。武骨の人。
    一貫して命令した人の責任を訴えている。全くその通りだ。現在でもまだ残っている。当事者の自己責任で逃れようとする組織の責任者たち。嫌なことはいやだと言えないといけない。

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    2025年01月18日
  • 何とかならない時代の幸福論

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    私には政治的見解がありません。いくつになっても、自分の意見を語ることが苦手だし、そもそも意見がない。
    成績は良かったしテストはできたし、受験に失敗もしなかった。なのに、なぜなんだろうという長年の疑問にやっと、解決の糸口を見つけた気がした。
    今からでも、自分の考えを語れるようになりたい。ブレイディさんの見た、イギリスで必ず出てくるカウンターのような人に。そのためには、知るべきことがたくさんある。

    ・世間とは、知り合い、近所付き合い、同じ会社など、謎ルールで縛られる人たち。私が社会と信じていたもの。
    ・シンパシーとは、かわいそうだと同情すること。
    エンパシーとは、もっとフラットな気持ちで他人の立

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    2025年01月15日
  • 君はどう生きるか

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    生きづらさや疑問に思っていることが、少し楽になりました。

    情報を鵜呑みにするのではなく、自分の頭で考えることも大事だと改めて感じました。

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    2025年01月08日
  • 学校ってなんだ! 日本の教育はなぜ息苦しいのか

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    いろいろと、頭をガツンとされた感じ。「日本の教育は精神主義」は、耳が痛い。子どもにいきなり「決定権」を委ねても、難しいかもしれないが、少しずつ慣れていくことが大事だなあと改めて思いました。

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    2025年01月06日
  • 演劇入門 生きることは演じること

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    演劇は触れて来なかったけど、もしかして自分が感じている今の閉塞感を打破するのに必要なのかも?!と思い、手に取ってみた。
    演劇と映像作品の違いや、観客の重要性がよく分かり、来年は実際に見てみたいと思った。

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    2024年12月31日
  • 君はどう生きるか

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    10代のみならず、多様性の時代を生きる人必読の一冊。
    この本に出会っていたら、今の自分はもっと幸せだったかもしれないと思わせられた。
    ただ、この本に出会えたから、これからの自分はこれまでの自分よりもきっと幸せな生き方をするんだと思った。

    鴻上さんがこの著書の中でおっしゃっていたように、何冊も本を読むより、良い本を何度も読むことは確かに大切。
    もう一度読みたい。

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    2024年12月17日
  • 「空気」を読んでも従わない 生き苦しさからラクになる

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    同調圧力や学校で周りと馴染めないことに悩んでいる人には是非おすすめ。読みやすく、参考になることも多々あった。自分の居場所は今いる苦しい場所だけじゃない、居場所は学校や家の他にもいくつか持っておくこと。

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    2024年10月31日
  • 不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか

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    特攻隊として9度出撃し、帰還した元兵士へのインタビューを元に、あまり一般には語られることのない作戦の本質・真実について述べられている。
    直接本人の口から語られる言葉には、伝聞にはないリアリティと重みがあり、とかく美化されがちな特攻という作戦を、客観的に事実を積み重ねて解説していく。
    精神論を振りかざす上官、若者や現場に最も負担を強いるやり方、志願という名の強制など、程度の差こそあれ現代社会においても、いまだに当然のようにこのような不合理が残っていると感じる。
    歴史を変えることはできない。後の世代である我々にできることは事実を正確に把握し、学ぶことだ。
    歴史を学べば学ぶほど、人間の愚かさや浅はか

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    2024年10月10日
  • 不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか

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    特攻隊がなぜ美談として取り上げられるのか、なかなか語られてこなかった戦争の真実に迫っている。また、日本人の「世間」に流されやすいメンタリティについて語ってくれている。
    東條英機が、敵機を「精神で撃ち落とすんだ」と言ったエピソード(p259)には驚いた。が、今もこのような考え方がちょこちょこ見られる日本の社会の現実。精神論に逆らえず命を落とすようなことのない社会であってほしい。

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    2024年10月02日
  • 君はどう生きるか

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    「君たち」ではなく、「君」は、どう生きるか?
    中高生の生きづらさに向き合う著書のアドバイスは、人生の終盤に向かっている人間の心も打つ。
    きれいごとで済ませず、ちゃんと逃げ道も教えてくれる。特に遺書について書かれている部分は、今さらながらそういう使い方もあるのかと気づいた。
    自分の周りの10代にせひ読んでもらいたい。

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    2024年09月20日
  • 君はどう生きるか

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    悩める10代の若者に向けた、鴻上尚史氏のアドバイスではあるが、世代を問わず心に刺さる言葉がたくさん書いてある。多くの人にお勧めしたい本。

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    2024年09月16日
  • 「空気」と「世間」

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    「世間」「社会」「空気」、
    これらの観点から、日本人の行動や考え方分析しているのですが、読んでいて、とても腑に落ちた。良書。

    周りが残業しているから帰りにくいとか、まさに「世間」だよなぁと思った。
    また、初対面の人に、いきなり馴れ馴れしいタメ口とか、
    注意するときに「ですます調」ではなくて、感情的に暴言を放つ人とか、これは「社会」との接し方がわからなくて、すべて「世間」として捉えてしまっているのではないか。「世間」の中で生きている、ゆえに「世間」の言葉を用いる。

    逆に、“〜させていただきます”の連発や、過剰な敬語を用いてしまうーーこれは先ほどの人とは違って、「世間」が崩壊している環境で生き

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    2024年09月08日
  • 孤独と不安のレッスン

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    孤立しているわけではないのに、
    どうしようもなく孤独感を覚えて、
    胸騒ぎがして布団に入っても眠れない日がある。

    孤独感や不安から逃れようとしないこと。
    誰もが感じることだけれど、
    すこし視点を変えてみることで、
    うまく付き合っていくこともできる。

    何も言わなくても理解してくれる人を求めて、
    他者に甘えてしまう、自分の傲慢さを振り返ってみる。

    大人になると、いろんな種類の不安が増えた。
    折り合いをつけていくのもまだまだ練習中。

    読むとちょっと強くなれる本だった。

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    2024年09月04日