【感想・ネタバレ】「空気」を読んでも従わない 生き苦しさからラクになるのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年03月10日

たった一つの世間にだけで無く、複数の弱い世間に所属する。帰属意識というのは強ければ強いほど良いわけではない。

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Posted by ブクログ 2023年09月03日

日本人は「世間」という一神教を信じている。

仲間はずれのいじめにあったら、それは自分が大事にしたい世間なのか、本当に全員がそうなのか、本当に強力な世間なのか?

なかなか変わらない世間のルールをうまく利用して、小さな戦いをする。少しずついつか変わる。

自分の思いを大切にする。かけがいのない自分、...続きを読むという感覚を持つ。

いろんな価値観は心を自由にする。

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Posted by ブクログ 2023年07月20日

世間と社会の概念が、とても分かりやすく説明され、納得できました。

自分の生き方を振り返って、複数の世間を行き来しながら、心の安定を図っていたことに気づきました。

「日本人は、しょうがない という言葉を連発する民族」という記述は目から鱗でした。自分自身、最終的にでる言葉が「しょうがない」です。

...続きを読む社会話という考え方、なるほどなあと思いました。

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Posted by ブクログ 2023年12月17日

「「個性」が大事というけれど、集団の中であまり目立つと浮いてしまう、他人の視線を気にしながら、本当の自分は抑えつけていかないと……。この社会はどうしてこんなに息苦しいのだろう。もっと自分らしく、伸び伸びと生きていきたい! そんな悩みをかかえるアナタにとっておきのアドバイス。「空気」を読んでも従わない...続きを読む生き方のすすめ。」

はじめに

1 なぜ先輩に従わなければいけないの?
2 どうして,人の頼みを断れないのだろう?
3 「世間」と「社会」
4 「世間」の始まり
5 「世間」を壊そうとする人達
6 根強く残る「世間」
7 「世間」は中途半端に壊れている
8 外国には「世間」はない
9 人の頼みを断るのがつらいヒミツ
10 もし人から頼まれたら
11 敵を知るということ
12 「空気」ということ
13 「世間」のルール1
 年上がえらい
14 「世間」のルール2
 「同じ時間を生きる」ことが大切
15 「世間」のルール3
 贈り物が大切
16「世間」のルール4
 仲間外れを作る
17 「世間」のルール5
 ミステリアス
18 「世間」はなかなか変わらない
19 5つのルールと戦い方
20 強力な「世間」との戦い方
21 同調圧力
22 自分を大切に思うこと
23 仲間外れを恐れない
24 たったひとつの「世間」ではなく
25 私を支えるもの
26 スマホの時代に

おわりに

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Posted by ブクログ 2023年03月08日

日本にしかない「世間」と、世界中にある「社会」の話。明治維新後に崩壊しつつある世間は、それでも「空気」を生み出して、私たちを縛る。そこから逃れるためには、①複数の弱い「世間」に所属する②たまに会う人達との関係(いわゆる「社会話」ができる関係)を育んでおくこと。何の気にもなしに読み始めましたが、すぐに...続きを読む前のめりになりました。またもやジュニア向け新書、恐るべし!

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Posted by ブクログ 2022年08月03日

優しい語り口調で「社会」と「世間」と「空気」について解説してくれる本。
自分も日本の「世間」の目が気になりすぎて今の自分に自信を持てていない一人だが、この本を読んで少し心が楽になった気がする。
色々な世間を持つことを実践したい。

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Posted by ブクログ 2022年02月21日

世間の対義語が社会 には驚いた

ネットの役割の一つは社会と繋がることで、世間から自由にさせてくれるものだともたしかに思うし、同時に得た情報や学んだことを世間との関わりの中で上手に還元していくことで世間の中での時間もより充実したものになるだろうと思う。

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Posted by ブクログ 2022年01月27日

娘の中学の「図書部員おすすめ新書」を見て知り読んでみました。
ものすごく胸にストンと落ちる内容でした。目から鱗。日本の社会に感じるもやもやする感じをずばり言語化して解説してくれて、すごくすっきりしました。
先輩に従わないとならなかったり、周りの流れに乗らないとならなかったり、同調圧力の強い世の中は生...続きを読むきづらい。
村という共同社会で稲作のしてきた日本では古来より「世間」が支配していて、この世間が神様並みに絶対の社会を生きてきたんだね。村八分とか本当におそろしい。
そういう背景があるからなのかぁと納得。西洋社会とはぜんぜん違う文化。どっちが正しいということではないだろうし、日本の古き良きものもある。
でも、理不尽でも声を上げなかったり、無条件に上に従ったり、というのはやっぱり違うと思うんだよね。
私は思春期の数年を海外で過ごしたことで、普通の日本人が持つ感覚とちょっとズレているところがあって、みんなが当たり前にしていることがすごく嫌だと思うことがある。部活の上下関係とか厳しい校則とか。
でも半面、波風を立てたくない自分もいたり「私も断るの苦手だなぁ」とか「私もしかたないって言っちゃうなぁ」と思う場面も。自分の中の日本人な部分とそうでない部分と。この本を読むことで改めて意識しました。
そしてこの本を読むことで、世間は絶対ではないこと、空気は変えることができること、世間の外には広い社会があることを教えてくれます。
脈々と続いてきたこの日本的な考え方はそう簡単には変わらないだろうけど、少しずつみんなが自由になれるといいよね。

久しぶりに私の座右の銘を思い出しました。「和して同せず」。学生時代にこの言葉と出会ってビビッときた。「人と協調するが、安易に同調したり雷同したりせず、主体性は失わない」かっこいい言葉だと思わない?
そんなわけで、色々考えたり思ったりした読書となりました。
学生にも大人にも一度読んでほしい一冊。

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Posted by ブクログ 2021年12月21日

中高生はもちろん、大人にも読んでほしい本です。どうしてこんなに生きづらいんだろう、と思っている人は、この本を読むことで、その気持ちが何だったのかはっきりしてくると思います。

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Posted by ブクログ 2021年09月09日

グループとかクラスの中でなんとなく生きにくさを感じる中高生にぜひ読んでほしい。もちろん大人も。生きにくさを感じる理由は自分のせいじゃないって思えるだけで少しだけ自由になれるよ。

ちなみにあたしはみんながラーメン食べたいって言っても、ラーメンの気分じゃなきゃ帰る人。友達があんまりいないのはそのせいだ...続きを読むと思うけど、そのおかげで見えた世界や出会えた人もいたからけして悪いことじゃないんだよね。

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Posted by ブクログ 2021年09月02日

「世間」と「社会」その違いなんて考えてもみなかった。日本人は日本人の特質があって、他の外国人の人とは根本的な考え方が異なる。
それには歴史的背景から来るところがあるから、仕方がない。
鴻上さんは日本人ならではの生きにくさのくぐり抜けを教えてくれている。
語り口調で、大事なところは何度も書いてあるし、...続きを読むとても読みやすい。

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Posted by ブクログ 2024年02月18日

何故日本人が空気を読むのか、外国人との対比や歴史から分かりやすく述べている。その上で空気を読んでも空気はその局面からすぐに変わってしまうので、従う必要はなく、皆んなに合わせずに自分の考えを主張することの大切さが改めて分かった。

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Posted by ブクログ 2023年11月27日

なぜ周りの目を気にしてしまうのか、について日本の村制度から説いた本。世間という概念がキーとなる。

「社会」と「世間」に対する意識や関わり方の違いは自分でも自覚があるし、そういう考え方をした事がなかったので面白かった。

中高生の時に読めば救われることが多かっただろうな。生きづらさを感じでる人たちに...続きを読む読んで欲しい。

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Posted by ブクログ 2023年11月23日

わたなべ夫婦のゆみさんが紹介されていた本です。
日本人は何故頼まれ事を断りづらいのか、自分にも思い当たる節があったため手に取りました。
『世間』と『社会』のカテゴリー分けで人との関わり方が分かりやす書かれています。
自分の娘が成長する過程で、『世間』で悩み始めたら読んでもらいたい一冊です。

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Posted by ブクログ 2023年10月23日

世間とは村組織が成立している日本ならではの
言葉ということにハッとしました。

世間という範囲だけでなく、日本人は人の目を
気にしすぎるのかなと思いました。

それが良いところでもあり、悪いところでもある。
うまい具合にバランスをとって従わない術を探っていこうと感じました。

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Posted by ブクログ 2023年09月20日

22年かけて理解できたことが言葉として表現されていて
30年かけても身に付かなかったことが書いてある
ジュニア本。

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Posted by ブクログ 2023年07月23日

今まで世間や社会と言うものを考えたことがなかったけれど、よくよく考えると世間は怖いものだと思いました。同調圧力にも考えさせられるものがあります。私は今何のグループに属しているのか…これからのことも考え新しいグループを増やしたいと思います。

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Posted by ブクログ 2023年07月20日

自身が違うと思った場合は同調せず戦う人間なのと、鴻上さんがずっと仰っている内容なので、
特段新しい発見はない。
他の書籍より平易に書いてあるので、
小学生や中学生のお子さんにおすすめ。
たくさんの世界に顔つっこんで、いろんな価値観を知って、自分を自由にしよう。

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Posted by ブクログ 2023年07月14日

この本は中学生〜高校生でも読めるような言葉や例えで書かれているが、内容は今の日本人に向けての、それはそれは熱いメッセージが感じられるもの。

テーマの中にあるのは現代を「世間」と「社会」という目線で切り取った時に見えてくる同調圧力の正体で、それがいわゆる「空気」なのだという。

空気を読む、読めない...続きを読むとしてその場に見えないけど存在するナニカ。私たちはそれを上手に使ったりストレスに感じることがある。場の流れに合わせるということは自己防衛にもなっていて、それは、ともすれば「出る杭を打たれ」たり、「仲間外れ」を作ってしまうことでもある。

多様化を認めつつあるけど誰の言葉も適切なボリュームでは無い最近の傾向。ほんと難しいよね。

自分はといえば、空気を読めるつもりではいるが好奇心で破りたくなるタイプかもしれない。例に出るような外国人の個人を重んじる社会を羨ましく思うこともあるけど、それでもやっぱり日本人で良かったと思う。弱くて個性が無いと言われつつも器用で表現豊かな血を誇りたい。
人も物も知識も良い距離感が大事だと感じた。

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Posted by ブクログ 2023年05月30日

ジュニア新書で読みやすかった。人との距離感を 濃厚な「世間」/希薄な「社会」/流動的な「空気」に分けて、NOと言い難くつい従ってしまう心理を この国の文化だからと解明する。そしてそんな息苦しさから自由になる方法を具体的に教えてくれる。

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Posted by ブクログ 2023年03月20日

大人なら1時間くらいで読めます。
日本社会に蔓延る世間とは何か、日本以外の国々との違いからまとめた本。たしかに若い方がこの本を読めば救われるケースは多々あるように感じた。

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Posted by ブクログ 2022年12月11日

2022年18冊目。
学生時代に阿部謹也さんの『「世間」とは何か」、山本博文さんの『武士と世間』を読んだことを、懐かしく思い出しました。

日本社会に脈々と根付いている「世間」と、欧米社会の基本である「社会」を比較していて面白かったです。
いずれも、それぞれが抱えている歴史的背景や宗教観が影響してい...続きを読むることがわかりやすく具体的に示されていて、すいすい読み進めることができました。

歴史やら思想やらは難しくて苦手!という人でも、自分の日常に引き付けて考えられる事例ばかりだし、どうしたら生きやすくなるのかのアドバイスも書かれています。
ただ、具体的な行動例というよりも、見方や考え方を変えるといった感じでしょうか。
中高生におすすめの一冊。

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Posted by ブクログ 2022年09月07日

鴻上氏の本は何冊か読んだか、ジュニア向けということもあって、わかりやすく書かれていた。「世間」「空気読む」「同調圧力」の力が強い日本の中で、自分らしく生きるためにどうしたらいいのか、いくつかの提案がされている。大切なのは「自尊意識」。

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Posted by ブクログ 2022年06月21日

欧米と日本の違い、空気の存在、ルールについて知ることができました。空気は言い方次第でかえられるが、コミュ力がない人には難しそう。

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Posted by ブクログ 2024年02月06日

筆者が空気、社会、世間に分けて分析している点が面白い。日本の世間という概念が生まれた歴史的背景も面白く聞いた。一方で、ではこの日本でどう生きていくか、という実践的なアドバイスには乏しく、この本を日本の学校に漂う空気感に悩む子どもに読ませても問題はあまり解決しないだろうな、と感じてしまった。

筆者は...続きを読む、欧米と日本社会の違いを人間関係における社会と世間の捉え方の違いとして本の中で説明している。読みながら、私は気安く声をかける側なので欧米寄りの性格なんだな、と改めて痛感。

空気を読みすぎると生きづらい。
けれど、読まないとそれも生きづらい。

好き嫌い族で生きていくか…

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Posted by ブクログ 2023年11月19日

日本人は空気を読む、空気に流される、そして長いものには巻かれる。狭い島国だから四方を海に囲まれ逃げ場がない。だから和を重んじるし、江戸時代のような大した距離を移動できない社会においては所属する村から追い出されたらたまったものではない。生きて行く事さえ難しくなる。日本は古くから農耕社会でお互いが助け合...続きを読むって生きてきた。台風が来れば皆で田を守り、病気で動けない人の分は周りが支えてあげた。そうでもしないと食べて生きて行く事が出来ないし、そうする事が普通だった。一方西洋社会は狩猟民族が多く、1人で獲物を仕留めて解体・調理するから、個人主義が社会の基盤として育って行く。そのような二つの異なる社会ではいじめの方法も異なる。
本書は今も尚学校や職場で問題となるいじめの問題にフォーカスし、日本の村八分の様な1人を全員でいじめる(無視するなども)やり方からの脱出方法を教えてくれる。前述した様な、日本の社会を身近な人間同士の「世間」と捉え、世間に縛られる日本人がどの様にいじめを克服するかについてのアドバイスになっている。
私も小学生の時はクラスに1人いじめられっ子がいたし、その子を庇えば自分がやられるという恐怖に襲われ何もしてあげる事ができなかった。また、ある女子生徒の悪口を言ったら、その逆に女子生徒全員から無視されて悲しい想いをした事もある。あの時の孤独は今でも鮮明に覚えているし、いじめとはこう言うものだと肌で感じた。もっとも勉強や運動で多少目立つ存在ではあったし、学級委員長もやる様な位置にいたお陰で、すぐに謝り抜け出す事が出来たのだが。
空気や世間は恐ろしい存在だ。そこから浮いてしまったり弾き出されてしまう事を日本人は極端に恐れる。それは昔からの農耕社会、身近な人を仲間として強く結びつけ、その他を排除する様な気質から来ている。本書はそうした日本人の特徴を理解した上で、欧米人の様に自分を個人として確立することが克服に繋がるという。必ずしも誰しもできる事ばかりではないが気持ちが楽な方に向かう。自分の今いる範囲が人生全てでは無いし、少し外へ目を向ければ自分に合った、自分を受け入れてくれる社会がある事を教えてくれる。心の孤独も解消してくれる良い一冊である。

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Posted by ブクログ 2023年08月20日

身近な関係性を『世間』、関りが間接的な影響範囲を『社会』として、うまく論じている。

 青少年向けの内容だが、アラ還親父にとっては思い当たる節のある世知だ。僕は青少年ではないが、自分が抱えてきた生きづらさが指摘されているように感じる。青少年向けには指南書だが、アラ還親父にとっては答え合わせの書だ。
...続きを読む
 明文化しようが、しまいが、生きづらさは残る。世間と価値観が異なる者にとって必要なものは辛抱だ。それを声高に主張すると、また別の生きづらさが残ってしまう。

 本書では『生き苦しさ』と表現されるが、慣用的には『息苦しさ』や『生きづらさ』と表現される。現代を生きる青少年にとっては『生き苦しい』なのか。ニュアンスの違いは理解しにくい。

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Posted by ブクログ 2023年04月09日

社会と世間について先輩からのアドバイスって感じの本

海外との比較

自己主張していいよみんな!!!

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Posted by ブクログ 2022年09月22日

ジュニア新書なので、「世間」について、比較的わかりやすく書かれている。

どう戦うか、の部分は結構したたか(世間のルール逆手にとるなど)で、日常生活の中で子どもが実践するには頭使うというか、ちょっと難しい気もした。そういうことできる子は悩まないっていうか。

戦うよりも、筆者が言うように、一つの強い...続きを読む世間だけに属するのでなく、いろんな世間を持っていること、に尽きると思う。これはホントにそう。

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Posted by ブクログ 2022年05月22日

「空気を読む」よく使う言葉だけど、よく考えたこともなかった言葉。しかし、日々その「空気」により生き辛さ、生き苦しさを感じることもあった。
この生き辛さ、生き苦しさを考える上でキーとなるのが「世間」と「社会」である。
「世間」は自分の現在、または将来と関係のある人、「社会」はその逆で関係のない人のこと...続きを読むを指す。日本人にとって、この「世間」とは昔から絶対なものとされていた。逆に外国人にはこの「世間」という考えはなく、基本「社会」にしか生きていない。「社会」に生きていれば必要以上に他人、周りを気にする必要がない。だから人の頼みも笑顔で断ることができる。日本人はそうはいかない。その断る対象が「世間」であることが多いからだ。
この「世間」が少しマイルドになったものが「空気」であり、日常に溢れて我々を苦しめている。
確かに「世間」を変えることは難しいかもしれないが、「空気」は意外と簡単に変えられるかもしれない。というか、そもそもその生き苦しさを感じている対象が「世間」なのか「社会」なのかは今後は良く考えて行動したい。本当に守るべき「世間」や読むべき「空気」って思っているほどないのかもしれない。
それに一つの強い「世間」に生きるのではなく、複数の弱い「世間」に生きるというのも良い考えかもしれない。
中高生向けの本だったこともあり、非常に読みやすい文章だった。今度は、この本の大人版と言っていた「空気と世間」という本にトライしてみようと思う。

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