鴻上尚史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」を読んで感銘を受け、こちらも拝読しました。個人的にはぼくはイエロー〜よりもより日本の教育や社会にフォーカスを当てられているので、身近に感じて理解・共感できる部分が多かったです。一方、日本の教育の中で生きてきた自分に足りない知識や感覚・スキルを思い知らされ、ドキッとしました。
自分で考え、それを伝え、社会に参画する、という意識を持てないまま流されて生きてきた自分を見直す必要があると痛感しました。
著者の二名の他の本も読み、より(世間だけではなく)社会で生きることの責任を持てるよう学びたいです。この気持ちを忘れそうになったら、またこの本を開いてドキ -
Posted by ブクログ
同じ舞台でも観客によって変わる、映像より生々しく感情が伝わるなどは授業に似ていると思った。私も教師という役を演じているから。
他人を生きてみる楽しさ、他人になりきる大切さがある。
なんとなく演じるんじゃなく、「こう演じる目的」を明確にするのも大事だという。そうじゃないと演劇ではなく演劇っぽい何かにしかなり得ない。ただそれを演技中は忘れるのだそう。綿密に計画を立てておけば想定外にも対応できる。相手やその時の状況を察しないで計画通りに無理やり進めると失敗する。演劇、芸術、文学、必要ないと思われるものこそが人生を豊かにする。
「芸術は人生を問う挑発的なもので、芸能は人生を肯定するもの」 -
Posted by ブクログ
<感想>
コンビニの傘を題材に演劇に役者の葛藤(心の動き)について解説するくだりは素晴らしかった。日常の小さな葛藤はたしかに存在するし、自分自身の経験を振り返っても嫌になるほど覚えがある。これほど無意識の振る舞いを言語化できる鴻上氏はすごい。
<アンダーライン>
★★★喜劇と悲劇は同時に存在する
★★★観客や読者が感情移入するのは「主体的に参加した時」です
★★★演劇は、「より多くの人へ、より速く、より正確に」生きる人に、「あなたは何を失いましたか?」と問いかけるアートなのです。
★★★★芸術は「あなたの人生はそれでいいのか?」と挑発するものであり、芸能は「あなたの人生はそれでいいのですよ」 -
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Posted by ブクログ
ネタバレこの本、めちゃくちゃいい。
何が良かったかというと目的と手段、そして対話を大切にすることが
一貫しているところ。
何のための教育なのか。
それを目指すために何をするのか。
目的を達成するために対話を通して手立てを生み出す。
校則がなくなったのはただの結果。
校則をなくすために工藤先生は学校経営をしたわけではない。
メディアがクローズアップするのは
学テの結果、校則の廃止、支援学級がない などの
ただの結果でしかない。
結果を残すために自分たちは教育をしてるのでない。
何を大切にしたいか、最上位の目的を対話により確認する。
こうも書くと難しいよそごとのように見えるけど
対話っていつでも