鴻上尚史のレビュー一覧

  • 人生ってなんだ

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    面白いだけでなく、ちょっと考えさせられる内容が多い。特に解決策がある訳ではないが、穏やかな気持ちにさせてくれる。

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    2022年08月27日
  • ベター・ハーフ

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    結構アホな4人。
    女を傷つけるタイプの諏訪とかなりキモいけれど憎めない沖村
    でも最後綺麗な友情+愛情で収まりすぎでしょ〜
    あんだけ色々あったら実際はむりだって

    そして本当に、無理なものは無理だね
    自分を無条件で愛してくれる沖村を好きになれないのも、
    傷つけられそうな諏訪をどうしても好きになっちゃうのも、
    無理なものは無理。

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    2022年08月18日
  • リラックスのレッスン~緊張しない・あがらないために

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    僕は昔から疲れやすいという自覚がある。特に多くの人たちとあったりすると疲れる傾向がある。もしかしたらそれは常に緊張していたのかもしれない。
    演劇的な観点から具体的なメソッドが紹介されている。
    第一部は身体の力を抜くこと。緊張している部分を見極めてその力を抜くこと。要素に分解すれば対策が立てられる。ディバイドアンドコンカー。僕は肩に力が入っていたのだ。気づけば対処法がある。
    二部以降は考え方。
    演劇論から採られた今ある状況にフォーカスするという手法。アドラーの言う今に強力なスポットライトを当てる、というのに似ている。まずは状況を把握する。
    過去に捉われず、未来に怯えずにいるというのはなかなか難し

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    2022年07月09日
  • 同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか

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    感染症のはじまった2020年3月に読んでも、収束しつつある2022年6月に読んでも、合点のいくところが多い。

    1、マスクをするかしないかについて、人のとらえる「世間」と「社会」の視点からとらえていて面白い。
    2、自分がマスクについて悶々と感じた理由を紐解くことができる。
    3、世間ではなく「社会」の成熟について、お二人ともが希望をもって語ってくれるところ、勇気づけられる。

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    2022年07月05日
  • 演劇入門 生きることは演じること

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    演劇、映像、小説等さまざまな媒体を比較しながら、演劇の良さやうまくいかないところがわかりやすく書かれていて、ぼんやりと見ることが好きなだけだった演劇への解像度が上がる良い本でした。

    コロナ渦で不要不急のものだと言われ続けた演劇に対して、必須のものではないけれど、人間がきちんと生きる上でとても大切で、大事なものであるという著者の愛を感じました。

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    2022年06月22日
  • 鴻上尚史のますますほがらか人生相談 息苦しい「世間」を楽に生きる処方箋

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    思想的に自分と距離がある人の本が好きだなと、読んでいて気づいたところがあった。
    相談に寄り添う技術は素晴らしいが、ところどころ過剰さもあり危うい印象。
    お悩み相談という装置がそうさせているのかもしれないが。

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    2022年09月22日
  • 何とかならない時代の幸福論

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    ざっくり捉えると、本書でも根底にあるのはエンパシーと言えるかも。日本では”世間”と”社会”の隔たりが大きく、社会へのエンパシーが著しく低いと考えると、色々と腑に落ちる。学校で真に学ぶべきは、従属性なんかじゃなく、社会へのエンパシーってのは激しく首肯。エンパシーを鍛える手段としての演劇の有用性も、言われてみればなるほど。コロナで学校行事が極端に制限されているけど、演芸会もその一つ。これ、ボディブローのように効いてくるんじゃないか。危機感を抱かされた次第。

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    2022年05月06日
  • 同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか

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    日本が何故こんなに生きづらいのか、何故常に自分がモヤモヤとした不安を抱えているのか、その原因がわかっただけでも少し心が軽くなった
    戦い方はまだわかんないけど

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    2022年04月23日
  • 学校ってなんだ! 日本の教育はなぜ息苦しいのか

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    学校はタイムマネジメントを教えないという箇所は、確かにと共感。

    限りある時間を早いうちから、改めて教えようと参考に、なりました。

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    2022年03月06日
  • そんなとき隣に詩がいます

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    ネタバレ

    「さみしくてたまらなくなったら」「生きるパワーが欲しくなったら」などテーマ別に鴻上尚史さんが選んだ谷川俊太郎の詩との鴻上尚史さんのエッセーが綴られています。

    「戦争なんて起こってほしくないと思ったら」で選ばれた詩の中に『泣声』があります。
    この詩は出産したばかりのお母さん向けの詩ですが、

    あなたの耳まではとどかないのだが
    父も母も失ったあかんぼの
    裸の尻が触れているその大地は
    いまあなたが立っている大地である

    という一節があります。
    世の中に不条理なことが起きると詩はさらに心に深く刺さり、自分自身の在り方を考えさせてくれます。

    911.5

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    2022年02月26日
  • 幸福のレッスン

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    自分のことがさっぱりわからないので自分の幸福について考えるヒントになればと思い購入しました。
    特に印象に残ったのが0か100かを目指さない、悩むことと考えることは違うという言葉でした。
    まず68点くらいの自分を目標にコツコツ頑張っていこうと思います。

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    2022年02月23日
  • 「空気」と「世間」

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    日本人における、状況の関係性を社会と世間に分けて捉えることに感銘を受けた。空気は世間が流動化したものであり、世間の条件の通りに年功序列制度や終身雇用制度が当てはまることにも驚きを感じた。私たちは世間に対しては、無条件の慈悲や愛を尽くすが、社会に対しては全くの無関心であるという点に共感を覚えた。

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    2022年02月22日
  • 鴻上尚史のますますほがらか人生相談 息苦しい「世間」を楽に生きる処方箋

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    悩むことと考えること、は別。
    悩んでいるだけでは状況は変えられない。考えて自分なりの答えを出すことが重要。
    言い訳と説明の違いはない。それは相手の受け取り方だから。
    人生のさまざまな問題に向き合うときに必ず役に立つ本。この筆者のように真摯にあたたかく、ユーモアに溢れた相談の応えかたができる人間になりたい。

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    2022年02月11日
  • 同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか

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    なぜ自殺者が多く、生きづらい世の中なのかが
    よく分かる一冊だった

    読み出したら止まらなく
    あっという間に読み切ってしまった

    なぜLINEの既読無視をすると
    ハブられてしまうのか
    コロナにかかってしまった人が
    謝罪をしなければならないのかが
    少し分かった気がする

    日本人はいかに小さな世間の中で
    生きているのかが分かったのと同時に
    自分も社会には目を向けられていないと感じた

    個人が個人として尊重される社会がない日本
    知らずしらずのうちに同調圧力にやられていた

    関係のある人たちで成り立っているのが世間
    何も関係がない人たちがいる世界が社会

    世間という強力な敵をよく知った上で
    社会とつなが

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    2022年02月02日
  • 親の期待に応えなくていい(小学館YouthBooks)

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    0か100かではなく、「落とし所」を見つけていく考え方は、親との関係に限らず、友達や恋人間と言った大切な人との間でのコミュニケーションにも必要なことだと思った。
    そのためにも、精神的に自立して、頭で考え人に伝えられる人間に成長したい。

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    2022年01月29日
  • 孤独と不安のレッスン

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    はっとする金言がいくつかあった
    ・世間は最終責任を取らない
    ・自分にとっての勝ち負けとは?
    ・打率は3割でもすごい
    ・100点だけが勝ちじゃない
    ・自分の想像力は、自分の一番の傷付け方を知っている
    ・他人から聞いた話は直接本人に聞くまで信じない
    ・人間は人間を信じない
    ・呼吸を相手に合わせることで相手の状態を理解する

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    2022年01月27日
  • 学校ってなんだ! 日本の教育はなぜ息苦しいのか

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    多様であることは、とても難しくて、対立が生じるのは当たり前。他の著書でも書かれていることだけれど、心に留めておきたい。

    大事なことは、当事者意識をどう持たせるか。
    やったことではなく、最上位の目的は何かを考えていくこと、それを現場で共有していくこと。

    ブラック校則が注目され、声をあげる「当事者」も増えた。今までの「当たり前」を立ち止まって考え直すことは大切だけれど、工藤さんの指摘していることに、はっとさせられた。

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    2022年01月01日
  • 鴻上尚史のますますほがらか人生相談 息苦しい「世間」を楽に生きる処方箋

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    鴻上さん「ほがらか人生相談」の第三弾。あとがきで、鴻上さん自身も触れているように、『似ている内容だと、僕のアドバイスも間違いなくにてくる』ので、
    失礼ながら、私自身も、最初の「ほがらか人生相談」を読んだ時と比べると、目から鱗!みたいな驚きや新鮮さは減り。なので、評価★も4つにしてしまった。それでも、第一弾からの【観念的ではなく、理想論でもなく、精神論だけでもなく、具体的で、実行可能な、だけど小さなアドバイスをずっと探してきた】これは、変わっていないと思う。
    そして、何より自分でも苦笑いしかないのだが、悩みって1つじゃないよなあと。あまりにも大きく苦しい悩みがある時には、それに心身のほとんどを持

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    2021年12月24日
  • 何とかならない時代の幸福論

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    日本とイギリスの教育の違いが、
    国民的価値観の違いから生じるのが
    分かる本でした。

    教育の考え方は、その国民が子供たちにどんな大人になって貰いたいかが問われるものですが、日本はあくまで和(合わない人間でも仲良くする)と現状維持(今も昔も同じ金太郎飴のような「学生」を作りたいのか、何で必要なのか分からない変な校則)だけを望んでるようにしか思われないのが残念でした。

    社会に出ても自立精神を持って生きられるような教育が欲しいです。

    個人的に印象に残ったのは、
    イギリスの政治の演説が芝居がかってるのは、その役割を演じてるからで
    演劇の素養は必要、という話です。

    日本人は素面で相手を批判するから

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    2021年12月12日
  • 孤独と不安のレッスン

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    ネタバレ

    話題になっていた本だとは知りつつ、同様の本は何冊か読んでいるし、真新しい発見はあまりなさそうかなとなかなか手に取る機会がありませんでしたが、文庫化されたので読んでみました。

    小難しいことか説法的な事が書かれているのかと思っていましたが、著者は演出家、言葉をとても大切にされているのが伝わってくるし、文章の構成がとても分かりやすく読みやすかったです。

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    どうして孤独を嫌うのか。
    「本当の孤独」と「ニセモノの孤独」
    孤独と向き合うことで、自分と向き合うことができる
    他者との付き合い方から孤独との付き合い方を学ぶ
    「今ある

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    2021年11月17日