鴻上尚史のレビュー一覧

  • 孤独と不安のレッスン

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    さすがの鋭い指摘の数々。
    ただ、一般向けに書かれているので、鴻上さんの本や戯曲を読み慣れている人は、前半は物足りないかも。

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    2024年08月10日
  • 親の期待に応えなくていい(小学館YouthBooks)

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    江戸時代の話に遡って同調圧力などの説明があるけれど、これだけ時代が変わった中で本当にそうなのか?と思った。タイトルにある親の期待に応えなくていいというのは、自分は自分である自覚を持つことが大切で、それと同時に親も1人の人間としてみる視点を持つことが大切なのだと思った。
    易しい文章で書いてあって読みやすかったが、もっと心理的なことを掘り下げて欲しかった。

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    2024年08月06日
  • 孤独と不安のレッスン

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    鴻上さんの本は何冊か読んだが、多いに共感できる。ランドセルとリクルートスーツを日本の同調圧力の象徴として挙げていて興味深かった。

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    2024年07月31日
  • 「空気」を読んでも従わない 生き苦しさからラクになる

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    10代、20代頃の悩み8割くらいが、だいたいこの本で分かるんじゃないだろうか。

    「世間」…自分に現在・将来関わりある人たち。
    「社会」…自分には関わりを持たない人たち。
    ⇒現在は"世間"が中途半端に壊れ「空気※」になった。※空気感、雰囲気、ムードなど

    "世間体"という言葉があるように、日本は文化的に周りからの目を意識したり、同調する圧力(良く言えば"協調性")を重んじる環境で育った国なんだなと思った。


    学生時代の友人関係、会社勤めてしていた頃の職場関係、親戚付き合い、モヤモヤしていた原因が具体的にわかった気がしました。


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    2024年07月27日
  • 「空気」を読んでも従わない 生き苦しさからラクになる

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    日本の良いところもあれば、自分自身が生きづらいと感じるなと思いながら読んでました。

    社会、空気、世間、同調社会、村八分…
    そんな国の中でも自分らしく生きていきたいと思いました。

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    2024年07月24日
  • 君はどう生きるか

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    鴻上さんによる10代に向けてのメッセージの決定版的一冊。「51対49」の説得を目指すこと、シンパシーとエンパシーを育むこと、ジャンケンと多数決の使い所を考えること、ベターとワースで選択すること、「普通」という返答を禁ずること、などは心に留めておきたい。

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    2024年07月15日
  • 学校ってなんだ! 日本の教育はなぜ息苦しいのか

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    工藤校長が、部活動をPTA主催にし、部活動を指導する教員はPTAに入って指導することで、保護者からは文句の代わりに感謝の言葉をかけられるようになったと言うのは、凄まじい発想の転換。部活動以外の様々なことに応用できそうである。
    演出家の鴻上さんが「このシーンで1番大切なことは何か?」を俳優とともに話して「何を表現すれば良いのか」を俳優が自分で気づくかたちで導くことができるのが1番良い演出家というのは、良い教師と重なると感じた。
    「社会のために学校は何ができるのか?」を常に意識していくことが大切だと感じた。その為には教員や大人達が常に社会にアンテナを立てていなくてはならない。

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    2024年07月01日
  • 「空気」と「世間」

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    「空気が読めない」などの空気とは、所謂、世間を形づけるルールに合致した状態の様な強固なもので無く、流動性が高い状態の事を言う。
    要するに、この先何かの事情で状況が変わる可能性(流動性)が高い場合に用いられる。さらに「空気」には潜在的に畏怖や圧力を感じる何かが存在しており、これらは人を拘束する。日本人は「空気」に目に見えない畏怖するものを感じている。
    実は「空気」がルール化させると「世間」へと変貌する。ここで「世間」と「社会」の違いは何かと問われると世間とは自身のコミュニティに近い場合であり、社会とはその以外である。
    例えば、近所の行きつけのお店(世間)の人への態度とコンビニ店員(社会)への態度

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    2024年06月02日
  • 同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか

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     先日読んだ学校関連の本からおすすめに上がってきたので。どれだけ同調圧力系の本読むんだと思うが、本来気にしいの私が必死で自分で判断できるようになろうと足掻いて、無意識に選んでいるのだろう。子どもも大人も全世代共通で、弱い世間=複数のコミュニティに所属することが重要と感じる。私の周りでは自粛警察を見かけなかったが、感染しただけで村八分のような扱いを受けることが知人の故郷であったらしい。自分の常識や考え方を変えるのはなかなか難しいが、意識して圧力をかけてしまわないよう気をつけたい。

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    2024年05月29日
  • 何とかならない時代の幸福論

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    ⭐️4.5
    ブレイディみかこさんと鴻上尚史(こうかみ・しょうじ)さんも、正義!という感じのお方で素敵でした。

    世間と社会についての考えや、シチズンシップや政治的な考えを持つことを子どもたちに促していくことの重要性などは、私の考えと合致していてとても共感できた。
    この本のなかで「世間」は批判的にみられているし、多様性を認めあい、寛容な社会になっていくためにも今後は「社会」にシフトしていくことはもはやマストとも言える。

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    2024年05月18日
  • 演劇入門 生きることは演じること

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    演劇を、台本や様々なシチュエーションを用いて、他の媒体と比較しながら説明しているが、非常にわかりやすく、論理的なので納得感がある。
    特に映像媒体と演劇、小説を鑑賞したときに受け取る情報量と質の違いに関する説明が腑に落ちる。

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    2024年05月15日
  • 愛媛県新居浜市上原一丁目三番地

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     鍼灸院で待ち時間に読んでたら鍼灸師さんが表紙を二度見してきた、それくらい近所に住んでます(ちなみにその若い鍼灸師さんは鴻上さんをご存知なかった、わたしは地元テレビ局でレギュラー持ってたのを見てた世代)。
     居場所の物語。怒りの10代(転じて親を看取る切なさ)、演劇にしがみついた20代、諦念の60代という印象ですが、人生相談や新書とは違って、奥に流れる著者のイズムみたいなものを感じた、読み応えのある小説でした。

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    2024年05月15日
  • 不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか

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    「永遠のゼロ」に胸のどこかで抗う気持ちに気づく。
    命令した側への追求がまるでなっていないのだ。
    カミカゼや特攻が声高に語られるときは、それが誰によって語られるのか用心が必要だ。

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    2024年05月05日
  • 学校ってなんだ! 日本の教育はなぜ息苦しいのか

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    身を置いてきた学校というシステム、それにあまり疑問も持たずにきた自分に辟易すると同時に、今この本を読めて良かったなと思う。
    対立軸ってキーワードが1番印象に残った。学校や職場じゃなくてもっと身近な家庭でも、安易に対立軸を持ち込んで(家族の非を感情的に責め立てたり)、それで結局何もならない、分かり合えなくてってことは多い。相手を思い通りにはできないってそもそもそういう前提であること、そして妥協点を探していけるってことはどんな人間関係でも大事なのかなと思う。
    自分の感情を押し通す、相手を思い通りに動かす、そんなことじゃなくて、もっと本質的なことは何かにいつも焦点を置いていたいと思う。
    加えて無意味

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    2024年04月19日
  • あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント

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    ネタバレ

    『感情にも教養がある』
    新しい知見でした。「感情を知っていて、それを有効に創造的に使える」ことが、感情の教養があるということらしい。
    それを意識すると、何かを表現することに対してもっと違う姿勢を取れる気がします。

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    2024年04月11日
  • 幸福のレッスン

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    著書の他の作品でも紹介されている内容があるので被ることがあると思いますが、シンプルかつ言い得て妙な内容が多く、勉強になります。

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    2024年03月08日
  • 「空気」と「世間」

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    世間と社会を対比させ、日本と欧米を比べることで両者の違いを分かりやすく書いている。
    特に欧米が優れていて、日本はそれを真似るべきだという安易な主張ではなく、それぞれの背景の違い(キリスト教と世間)から冷静に分析しており非常に理解しやすかった。

    現在(2024年)は本書の執筆時点(2009年)と比べてリアルな「世間」はますます崩壊している一方で、インターネット上の主にSNSを中心とした仮想の世間や空気の力は増していると感じる。

    複数のコミュニティに緩く参加する、というのは自分自身も実践していることであり、それにより各コミュニティへの依存度が下がり気持ちが楽になる実感をもっているだけに、非常に

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    2024年03月08日
  • 何とかならない時代の幸福論

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    イギリスと日本の空気感、暮らし、教育の違いが分かりやすく興味深かった。
    プレイディーさんの著書を読んでいたので、解像度上がった気がする。
    幸福論という点では明文化されているわけではないけれど、政府や世間の目を気にしてただ流されて生きていくことは幸福ではないと改めて感じた。
    当たり前に行われてきたことに疑問を持ち、自分なりの考えを持ち、できれば発信もしていく、そうありたいと感じた。
    結末にも記載があったけれど、コロナは大変なパンデミックであるけれど、情報に疑問を持ち自分たちで考え行動するキッカケになったのは感じる。
    劇的に良くならなくとも少しずつ社会が良くなるよう小さな一歩を踏み出していくことが

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    2024年03月06日
  • 親の期待に応えなくていい(小学館YouthBooks)

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    親目線で読んだ

    親は親の人生を楽しめばいいし
    それとは切り離して子どもは子どもの人生はを楽しめばいい

    こんなにも日本に同調圧力があるのは
    江戸時代の村制度によってである
    海外には社会しかなく世間というものはない

    これからの時代、多様性の浸透によって
    大きく変わっていくと思われる

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    2024年02月26日
  • 鴻上尚史のおっとどっこいほがらか人生相談 息苦しい「世間」を楽に生きる処方箋

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    0と100の間を探しに行く旅!
    この言葉がいい感じ。

    なんか、本の好きな言葉を見つけに行こうかな?という気にもなりました。

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    2024年02月18日