感情タグBEST3
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これまで私が感じていた孤独はニセモノの孤独だったようだ。
ニセモノの孤独というのは一人はみじめだから、一人になるよりはマシだから、と無理して人といるようなとにかく誰かを求めているような状態のこと。
本当の孤独、恥ずかしくない孤独を体験して退屈な時間を過ごすと自分との対話が始まり、したいことや好きなことが見えてくる。
孤独の時間が非常に有意義で意味のある時間であることに気付かされた。
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この本を読みながら友達を待っていると、友達に「なんでそんな辛気くさいタイトルの本読んでるの?」と言われました。
それを言われたとき、私は「この友達もニセモノの孤独に悩まされているのかな?」と考えてしまいました。
たしかに、孤独や不安、一人と聞くと、寂しいものや悲しいものと考えてしまう思考が私たちは幼い頃から備わっている(植え付けられている)ように感じます。(だからこそ、この本を手に取りました。)
ですが、本当に大切なことや見つけたいものを探るときこそ、自分だけと会話する時間や場所が必要だと言うこの本は、個人的に10代や、学生の方に読んでほしいと思いました。
十人十色、多様性という言葉が存在するのに、本当の意味でそれが認められていない箱のなかで、「自分」を諦めるのは早いんじゃないか?と考えたと同時に、本文中の「死なないように」という言葉が、下を向いて歩いていたら偶然見つけたタンポポのように温かく感じました。
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ほのぼの人生相談シリーズを読んで、鴻上さんのものの考え方に感銘を受けていたところこの本を発見して読んでみた。
孤独と不安というものに向き合うことが人生にとっていかに大切か、考えさせられる本だった。
特に響いたのが他人と他者の話。
深く関わり合わない人は「他人」、深い喜びや愛情をくれるが同時に悲しみや苦しみもくれる人が「他者」。この「他者」と上手に付き合えるかが、孤独や不安とも付き合えることというのは深い学びとなった。
最後に鴻上さんが生きる力をもらっているという詩がいくつか紹介されているのも良かった。あとがきにも沢山書いてあったが、一番大切なこと、
「なにがあっても死なないように」。
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鴻上尚史さんのメッセージは一貫している。私が物心ついてから今に至るまでずっと感じたり考えたりしてきたことが、いつも書かれていて、この本はその集大成みたいだ。私の息苦しさとそれに気づいたことの是非に、自信がなかったけど、間違ってなかったんだ。自分を支える言葉を持てって、鴻上さんが言ってることにも賛成。私も谷川俊太郎さんの詩で納得することがよくある。
この本は、私の3人娘にも読んでもらいたい。
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ほんとに内容全部がよかったけど、
個人的にはおみやげの話が1番よかった。
ページにでてくる写真、意味があるのか
あまり関連性とかがみえずそのページが
でてくると、ちょっと?となる。
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家族からはなれ、一人暮らしをする時。
心の支えになった一冊。離れることが悪いことではない、独りは辛いことではない。
その意味と効用を知る、良い機会になります。
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ついネットに手を出してしまうが、それは孤独を悪い意味で捉えているようだ。グロタンディークという数学者は、晩年、人との付き合いを絶ったという。それは、逆に、孤独を愛していたのだと思う。何かするには孤独への不安を愛することだと思う。文庫版あとがきが面白かった。ランドセルをみんな背負っていくという同調作用がこの日本にはあるんだなと思った。不安や孤独がここまであるのはそういう幼い頃からの経験なのだろうと思った。
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一人でいることで、自分が本当にしたいことがわかるかもしれない。ヘソの下拳1個分くらいの丹田を意識することでリラックスできる。0か100じゃなくて、67を認めよう。
海外で、孤独と向き合って暮らしてみたい。
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この本の文章を一字一句脳味噌に焼き付けたい。
そう思えるほど自分の心に染み渡る本だった。
自分の悩みの根源がクリアになったし、それだけでも安心した。
私自身考え過ぎてしまう人間だけど、考えている時間や、苦しかった時間は決して無駄ではなかったと思えた。
この本の内容を忘れないように定期的に読み直したいと思った。
本の感想とはズレるが、こうしてずっと覚えておきたいことに出会った時、人はタトゥーを入れるのかもしれないと思った。
もっと早くこの本に出会いたかったと思ったけど、いろんなことを経験した今だからこそ読んだ意味がある本だったとも思う。
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組織を抜ける覚悟をしてから、再来年になったとき確実に孤独と不安になるだろうと思い手に取りました
1番の発見は、「他人」と「他者」の違いについて
他人については、何言われても気にしないでいられるけど、他者との関わりは深いのでプラスもマイナスも大きくなる
子供にも伝えているのは、自分の居場所を一つにしないこと
学校がダメなら、習い事の友達がいる
日本が合わないなら海外に逃げる
とにかく死なないようにという鴻上さんのメッセージが、孤独と不安でいっぱいになっている人に届きますように
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サクサクと読めた。
1人でいることがみじめではなく、1人でいるのはみじめだという思い込みが苦しめている。
100点を目指すのではなく67点を目指す
自分の想像力が1番傷つける
他人と他者の違い
今ある自分とありたい自分の関係
が刺さりました。意識していこうと思います。
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良い孤独・悪い孤独、どう向き合うか・どう行動すると良いかの話。もや〜〜っとしていたことが大方解消…というか、「あぁこれで別にいいのか」と肯定できた。
・なんともモヤモヤしている人
・孤独感が強い人
にお勧め。
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人はいくつになっても、孤独や不安から解放されることはない。大切なことは、それらと向き合い、ともに楽しんで生きること。そのためのレッスンとして、一人暮らしのすすめ、発想の転換のヒントなどが書かれている。
"本当の孤独"を知れば"1人はみじめ"という発想はなくなる、今の自分となりたい自分を比較して凹まない、など、ちょっと弱っているときに読みたくなる内容が多い。
特に学生さんにオススメしたい。
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何をしたらいいかわからない状態は必ずくる。
今まさに何をしたらいいかわからない状態だけど焦らなくてもいいと思えた。
みんな自分と向き合って自分で決めて人生を進めていく。
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社会人になりたての頃の手帳を開いたら、この本から抜き出したフレーズがいっぱい書いてあったので、懐かしくなり再読した。
中途半端に壊れた世間、本物の孤独と前向きな不安を共にして、死なないように。
運悪く配属先の先輩に頭のおかしい人がいて、毎日職場イジメを受けていた頃だった。難癖をつけては怒鳴り散らしたり、周りがみんなお前の悪口を言っているぞ、俺は専務と通じてるんだぞ、とか言っていた。地獄の日々は1年弱続いたのち、先輩が異動、休職して終わった。今思えば専務と通じているわけがなかった。
この本のおかげで死なずに済んだ、自分を責めずに周りに助けを求めることが出来た。鴻上さんは私の命の恩人なのだ。
あらためて読み返すと私の心の深いところに拠り所になっていることを感じた。今進行中の悩みと向き合う勇気が持てた。
でも私も歳を取ったので、「喧嘩はとことんやりあうべきです」という指南には「ほどほどにしとこうよ」って思うようになってしまいました^_^過ぎた言葉で失った友情、信頼、心地いい居場所を思い出しつつ、、、
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はっとする金言がいくつかあった
・世間は最終責任を取らない
・自分にとっての勝ち負けとは?
・打率は3割でもすごい
・100点だけが勝ちじゃない
・自分の想像力は、自分の一番の傷付け方を知っている
・他人から聞いた話は直接本人に聞くまで信じない
・人間は人間を信じない
・呼吸を相手に合わせることで相手の状態を理解する
Posted by ブクログ
話題になっていた本だとは知りつつ、同様の本は何冊か読んでいるし、真新しい発見はあまりなさそうかなとなかなか手に取る機会がありませんでしたが、文庫化されたので読んでみました。
小難しいことか説法的な事が書かれているのかと思っていましたが、著者は演出家、言葉をとても大切にされているのが伝わってくるし、文章の構成がとても分かりやすく読みやすかったです。
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どうして孤独を嫌うのか。
「本当の孤独」と「ニセモノの孤独」
孤独と向き合うことで、自分と向き合うことができる
他者との付き合い方から孤独との付き合い方を学ぶ
「今ある自分」と「なりたい自分」
一人暮らしが「本当の孤独」と向き合う経験値となる
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1週間以上の一人の時間を作るのは難しいですが、
意識して、自分と向き合う時間、前向きな不安と付き合いながら生きていけるようにしたいと思います。
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鴻上さんの文章を読むと心がすっきりすることが多い。今回、ああ納得…と思ったのは、「他者」とどうつきあえるかが、その人が成熟しているかどうかのバロメーターという鴻上さん自身の考え方と、そういう人は自分の不安ともうまく付き合える、ということ。
また読み返すことがあるだろう。良い本だった。
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世間信仰・同調圧力に疲れたら、孤独に癒やされよう。
テレビでもお見かけする劇作家・鴻上尚史さんの本を読みました。
舞台人として世に出た鴻上さんですが、「生きづらさ」に関する著作も多く、この作品もタイトルの通りその類です。
孤独とはどういったものか?孤独をどう受け入れて生きていくべきか?を教えてくれる本です。
タイトルに「レッスン」とあるために、そういった自己啓発系のハウトゥーものであるようなイメージがありますが、明らかにそのような本とは質感が違います。
勿論それらの本と似たようなメッセージは書いてありますが、けして学術的なセオリーに沿ったような感じではなく、鴻上さんの体験したことを、鴻上さんの気持ちで、鴻上さんの言葉を使って書かれているのが分かります。この本を通じて読者に語りかけよう、思いを伝えようとする鴻上さんの意思を強く感じます。それゆえにハウトゥー本とはまた別種の説得力に満ちています。
鴻上さんの視点による、あらたな気づきもありました。無宗教である日本人は、「世間」を信仰し、現代ではその世間信仰も半分壊れていると(本文中ではもっと丁寧にページを割いて表現されています)。それゆえ同調圧力によって日本は行きづらい国であると。この考えは鴻上さんの他の著作でもたびたび出てきます。
孤独の中でこそ、じっくりと自分を見つめ、自分の考えや思いを育てることができる。孤独にもそんな希望を孕んたものがあると教えてくれました。いつかこの本をもう一度読み直したくなる時、それはきっと何かしら心が疲れている時だろうと思いますが、この本に寄り添ってもらえればまた少しずつ自分を取り戻せることと思います。
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「他人」と「他者」の違いをきちんと理解できました。身近にいる人たちは「他者」でした。
「人は人生のどこかで、1回は、一人暮らしをするべきだと思っているのです。」
私は大学生のときに一人暮らしを経験しました。経験しておいてよかったな、と思っています。
私は友達と呼べる人がいなくて、周りから悲しいとか言われるし、友達がいない私はやはりどこかおかしいのかな、とか友達が多い方がいいと理由もなく思ってきたけれど、鴻上さんの本を読んで、別に一人でもいいか、思えました。
他にも鴻上さんの本を読んでみたいと思いました。
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不安は皆が当たり前に持っているものだが、持っていていい不安は、自分にエネルギーをくれる「前向きの不安」。「ありたい自分」は「今の自分」よりほんの少しだけ高く設定する。
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色々思い当たる事がありすぎる。
焦ってる時は丹田を意識して落ち着こう。
プロ野球選手の打率は3割でも天才。
100%じゃなくて67%も24%も認めます。
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この本、中学生時代の自分に読んで欲しかったなあ。
「本物の孤独」を生きた後に、好きな人を作る。友達を大切にする。
私にとって、とにかく、大切な人と向かい合えばいいのだ。
また目の前の人を「なにも言わなくてもわかってくれるもう1人の自分」と思うことをやめたいと思った。
気持ちより理解、愛情より情報。
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4年ぶり2度目の再読。10代向けの内容。前向きな不安と後ろ向きな不安他者と他人を区別することが大切。
前向きな不安は不安を肯定して取り繕わないことが重要である。他者とは関わりを継続して維持していく必要がある人。分かり合えないことを前提に人間関係を築いていきたい。
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孤独が悪い訳じゃない ただ人は脆いものだから
すがるものは多い方がいい
帰ってこいよ/amazarashi
『孤独と不安』は人生を豊かにする。
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本物の孤独を味わうことが自分にとってどれほどプラスに働くかを再認識できる。自分との対話を行おう。
孤独って悪いこと?っと思っている人はぜひ読んでみて欲しい
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フォロワーさんからのお勧めで読みました。孤独には「本当の孤独」と「ニセモノの孤独」がある、この本は「本当の孤独」と「前向きの不安」を見つけ、それを楽しみに共に生きられるようになるための練習帳、とのこと。全体的に優しく語りかけるような文調で心地よく読めました。日本において、一神教に似ているものは『世間』であるというのはとても納得してましった。終盤の恋愛については、本書の主題とやや矛盾しているように思えてしまって引っかかる。
Posted by ブクログ
友人と連絡を取ることも減り、寂しいと感じることが増えました。
一人に耐えられるにはどんな心持ちで生きていけばいいんだろうと思い、読みました。
人は本来孤独な生き物で、
1人は寂しいとか、1人はみじめ、というのは思い込みであり、
本当の孤独は自分を成長させる。
本当の孤独は、自分を深く理解する手助けをしてくれるものであり、1人でも大丈夫と思える人は、ずっと強くなれる。
でも結局、他者との関わり合いは大切であり、
他者とどう付き合っていくかが自分を成長させると言っており、
やっぱり人間は1人じゃ生きていけないのか?と
途中から疑問に思う内容がしばしばありました。
自分の寂しさを埋めるために他者と共存するのと
1人で立つと決めて他者と共存するのでは
全く生き方が違う。
寂しさとか惨めさを埋めるため、そんな依存的な関係のために誰かと生きるのではなく、
孤独と不安のレッスンを繰り返して、
自分の成長や孤立した生き物としての支えあいのために他者と共存する社会で生きていこう、というのが主旨なのかなと思いますが、
前半では、独りでも大丈夫と言っているのに、
後半では、人間でも人間じゃなくてもいいから支えてくれるものを探そう、
他者と付き合うことで孤独と向き合えることができる、と言っている。
自分を深く理解することが大切と言っているのに、自分と向き合いすぎるとしんどい、自意識が自分を苦しめる、とも言っている。
これは、何事もほどほどにね!ということだろうか?と、何回か読み返しました。
前半と後半で言っていることが矛盾していると感じる内容があり、あまり一貫性がない印象を持ちました。
鴻上さんの文章がとても好きで、
新聞の人生相談欄での回答等よく読みます。
今回の内容は全体的に掴みどころのない話が多かったので残念ですが、
今の私にはまだピンとくるものがなかっただけかな、と思うことにします。