鴻上尚史のレビュー一覧

  • 人生ってなんだ

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    鴻上尚史という人の名前は見たことがあってもよく知らないまま、タイトルにひかれて手に取った。

    劇作家としてショーを続けなければならないので現実的な悩み解決をしてきたというところなどが面白かった。

    悩まずに考えろ、なりたい自分とありたい自分のギャップの解像度を上げろ、というところは実践していきたい。



    印象に残ったこと

    ・演劇は続けなければならないので具体的で実現可能な解決法を見つけてきた
    ・悩むことと考えることは違う
    ・何者かになりたい欲が現代は刺激され過ぎる
    ・ありたい自分といまの自分との差を埋めるためには、ありたい自分の解像度を上げること
    ・ありたい自分になれない自分をどう受け入れ

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    2025年07月19日
  • 「空気」を読んでも従わない 生き苦しさからラクになる

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     日本の国の本質は、「『世間』と『社会』そして、『空気』に現れて」(p.188)おり、いかに同調圧力が強い国であるのか、ということを解説し、さらに同調圧力に負けないで生きていくための知恵を伝授するという本。
     著者はイギリス留学の経験がある劇作家、演出家で、前に読んだ『演技と演出のレッスン』という本がとても面白く、この人の本なら人間や社会を分析した面白い話が読めるかなと思って、読んでみた。
     結論から言うと、本自体が小学生向けの感じで、とても明確で分かりやすすぎるのだけど、ちょっと物足りない感じだった。巻末に『「空気」と「世間」』という講談社現代新書が紹介されて、もっと学問的に知りたい人はこっ

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    2025年06月01日
  • 君はどう生きるか

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    Audibleで就寝時に小学生の子どもたちに少しずつ聴かせていました。
    前半は、コミュニケーションやスマホの話、自分の頭で考えることなど子どものうちに知っておいてほしい納得のいく内容で好印象でした。
    後半は、若干筆者の主観的な意見が多く感じて、100%は首肯しかねると思いました。

    対象年齢は、中学生以降がお勧めです。
    なぜなら、合理的に考えることの例えで、サンタクロースの存在を挙げているからです。
    まだ小学生の子どもたちに、突然正体をばらされてしまい、合理的に考えればおかしな点をズバズバと指摘されてAudibleを聴きながら全員絶句でした。
    何もそんな例えを挙げなくてもいいのに、、、。
    翌朝

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    2025年05月24日
  • 鴻上尚史の具体的で実行可能!な ほがらか人生相談 息苦しい「世間」を楽に生きる処方箋

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    ネタバレ

    一冊目から一通り読んだ。

    相談の内容にもよるが具体的な行動方法を示してくれているものが多いのでなるほどなと思う。帯の通り悩む、考えるの違い、感情と行動の切り分け方や事態の交通整理などわかりやすい。

    著作がある分野、自己表現や校則関係の話になると急にエンジンが掛かり始める、まではいいが周囲を見下すのでちょっと疲れる。他にも不倫推奨な部分は合わないし(しかも否定する人間を「本当の恋愛がわからない」と断じる謎の選民意識付き)、マスクをコミュニケーションを遮断するためのツールとして叩き出すまで行くとちょっとなにを言っているのかわからない、防疫をなんだと思っているのだろう。

    とはいえ100%自分の

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    2025年05月07日
  • 君はどう生きるか

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    「そんな相手とつきあう苦痛」と「 みじめでさびしいと思う気持ち」を天秤にかける……自分に正直に生きることの潔さと清々しさよ!

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    2025年05月01日
  • 世間ってなんだ

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    「他人に迷惑をかけてはいけない」という呪いを親や教師からかけられている。
    世間体という技術的な根拠のない恐怖に支配されている。
    そして、そんな状況の中でお互いの首を絞め合っているドM集団が「古き良き」日本人だ。

    世間という狭い共同体の中では距離感がバグったのかと思うほどベッタリとまとわりつくくせに、社会においては互いを信用しないし理解するつもりもない。
    だから過剰に防御的な姿勢になって「させていただく」を連呼するようになる。
    高度にマニュアル化されたロボットのような店員を見ると、なんだか寂しくなる。
    彼ら彼女らは頑張っているつもりだろうから、なおさらである。
    過剰な礼儀正しさは、寂しい。

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    2025年04月30日
  • 鴻上尚史の具体的で実行可能!な ほがらか人生相談 息苦しい「世間」を楽に生きる処方箋

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    つい人生相談や悩み相談をみてしまう、読んでしまう。どこかに自分に通じる悩みがあるかもしれない、自分と同じように躓いてしまった誰かの人生があるのではないかと思って。鴻上さんはとにかく自分や相手と対話をし、向き合うことを促す。タイトル通り具体的であることは確か。

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    2025年04月26日
  • 愛媛県新居浜市上原一丁目三番地

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    自伝だとは知らず読む。
    行動力がすごくて全力で闘っている感じ。
    1人で過ごした子ども時代から親の死までの生き様にボーっと生きている自分と何かを成し遂げたいという生き方、どちらがいいのかと考えた時胸を張って楽しかったといえる生き方がいいと思えると感じた。
    家庭も全力で修復しようとしたのか、それとも父親の血を引き継いで頑固だったのか。。
    様々な人の生き方を知りたいと思っていたのでよかった。

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    2025年04月19日
  • 君はどう生きるか

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    人生には悩みは付き物、特に10代から20代は学友との共同生活から始まり、社会人の仲間入りと全く違った世界へ踏み出す時など必ずや出てくる。その悩みは人それぞれだが、決して一人で悩まず、友人、家族、同僚、先輩、それに上司と相談する事だ。素直に率直に申し出る(質問)事から自分の悩み、思い、対処方法など「自分で考えた事」を思い切って行ってみる事で、思わぬ「解答、少なくとも助言」が貰え、気持ちも楽になる。ここにあるように「無口で籠ってしまう」と誤解が生じたり、思った方向へ進まない事にもなりかねない。悔やむとしたら「あの時話ししなかった」とか「あの時自分が何もしなかった」ことを後から悔やむのだ。現代は自分

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    2025年04月05日
  • 君はどう生きるか

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    十代の中高生に向けて書かれた本ですが、
    大人と言われる年齢になっていても
    しっかり考えて読めました。

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    2025年03月09日
  • そんなとき隣に詩がいます

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    これまで、絵本や「朝のリレー」でしか作品に接したことがないのですが、鴻上さんの「はじめに」を読み、手を取りました。
    収録作品の中では、ありがとう、うんこ、指先、を私としては推します。
    鴻上さんの解説も素晴らしい。恋愛、結婚、芸術などの捉え方は、勉強になりました。

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    2025年02月06日
  • 鴻上尚史のほがらか人生相談 息苦しい「世間」を楽に生きる処方箋

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    いろんな悩みがある人がいるんだなあ。作者の解答が、優しくもあり、でも厳しく(家を出て母親から離れるしかないんだよとか)もあり、的確でなるほどなと思えました。

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    2025年01月12日
  • 君はどう生きるか

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    人生相談を読んでいてマトモな人だなという印象を持ってるので、若者向けのこの本も読んでみた。

    世間体なんて大人こそ耳が痛い内容だし、スマホとの付き合い方、悩むと考えるの違い、自信を持つこと(これは心がけてるけどすぐ忘れる)はためになった。

    自分が40数年でわかったこともアッサリ書いてあった笑
    ・たった一つの正解があるものはラク。(なので私は幼児に勉強させないようにしている)
    ・絶対はない
    ・人の考えてることはわからない(こう思われてるんだろうなと思ったり、勝手に悩んでも全然違ってたことは多々あった)

    世の中どんどん単純なことが好まれる傾向が強まってるけど、人は人と関わらずには生きていけない

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    2024年12月06日
  • 同調圧力のトリセツ(小学館新書)

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    劇作家・演出家である鴻上尚史さんと、脳科学者である中野信子さんの対談本。タイトルにある「同調圧力」について語っている場面もあるものの、コミュニケーション全般について、鴻上さんが演出などの経験から培われた視点を、脳科学の観点からはどうなのか中野さんに質問する形が多い。
    鴻上さんは「世間」を家族や近しい人など自分の知っている人で構成されている世界、「社会」をその反意語と定義されており、「世間」を大切にしている日本人は「社会」との繋がり方が分かっていないのではと提起されていたのが面白かった。
    また、中野さんのお話で印象に残ったのは、97%もの日本人はセロトニントランスポーターが少なく、不安に陥りやす

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    2024年11月24日
  • 「空気」を読んでも従わない 生き苦しさからラクになる

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    海外には、「世間」はなくて、あるのは「社会」だけということに驚いた。
    「世間」「空気」に縛られているのは日本人だけ。

    自分の人生を決めるのは自分であって、「他の人が評価するかどうか」ではない。

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    2024年10月05日
  • 不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか

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    後半が特に興味深かった。
    ・精神を語るのは容易だけれどリーダーがすべきことは分析と具体性を持たせること
    ・メディアの在り方
    ・日本人の集団我
    ・貴重な肉声が失われていくが、同時に冷静に「特攻」を考えられる時期が来た
    佐々木さんの気持ちの強さに尊敬の念を抱き、特攻隊員のないがしろにされた本当の気持ちに胸が痛み、命令する側・傍観する側に腹が立った。どうか同じことを繰り返したくない...南スーダンと自衛隊に関する記載で終わりハッとした。周りを見渡しても多方面で繰り返しているよう。

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    2024年10月02日
  • 孤独と不安のレッスン

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    「誰かにおみやげをあげると自分だけの世界から抜け出せる」「孤独と不安は減らない」といった記述が印象的だった。大学6年目にもなると、自然に身を置いたり、自分と対話できる趣味を見つけたり、自分の人間関係を客観的に考察して考え方を改めてみたり、一人行動が平気になったり、一人でいるときが一番落ち着くことに気づけた。だから納得しながら読み新たな発見はあまりなかった。でも21章は新しい情報としてのめり込んだ。歳をとったらどうなるかは想像しかできないから。

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    2024年10月02日
  • クール・ジャパン!? 外国人が見たニッポン

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    読みやすいし、面白い。

    「クール・ジャパン」。それは「クールなメイド・イン・ジャパン」。つまり、「それ、クールだね。」な日本製品。

    日本にルーツを持っていたり、日本発祥だったりする商品や文化を、有名どころからマイナー物まで知ることができて、学びの多い本だった。

    クール・ジャパンを知ることは、自分と自分の国を知り、未知の世界と出会うことであるという鴻上さんの主張には大いに納得した。

    しかし、国民性や「◯◯人だから」と属性・分類に当てはめて、安易に批判したり評価したりすることは、危険であるということは改めて感じた。人は、一人ひとり違うから。

    それを踏まえて、文化的信念や日本人の誇り・魂を

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    2024年09月26日
  • 孤独と不安のレッスン

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    一人でいることは悪くないな~と思いました。
    「孤独と不安」というよりも私には人間関係の築き方にヒントを得た気がします。
    また「他者と付き合って成熟する」では自分の未熟さを痛感。
    「今ある自分」と「ありたい自分」の関係が面白くて、人間関係の煩わしさも前向きに考えられそうな気がしてきました。

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    2024年09月25日
  • 孤独と不安のレッスン

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    ランドセルや友達100人できるかな〜♪の歌になんの疑問も持たずに育ってきた自分は"同調圧力"に逆らおうとすることなく生きてきてしまった世代、そのことによって「自尊意識」が低くなる。う〜ん、たしかに。そして子育てにも「同調圧力」を押し付けてしまっていたのかもと少し反省
    「本当の孤独」を知らずにこの歳まで生きてきてしまったけれど『孤独と不安』と上手に付き合っていかなくてはと感じた。
    一人旅行きたいな〜

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    2024年09月20日