鴻上尚史のレビュー一覧
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いま、知っておくべきこと
あるテレビ番組で紹介されていて、興味をもちました。
時期的なこともあるかもしれません。
特攻隊員がみんな笑顔で出撃していったなんて信じていませんでしたが、こんな帰還兵がそしてロジカルに特攻に反論した人達がいたという事実には、驚きました。
私にとっては、リーダー論としても読めました。
精神論だけで指示を出すという、無策。
従わざるを得ない地獄。
似たようなケースを今も見聞きする現実。
それを国民性と呼ぶなら、今すぐに見直したい。
命じられた死で、人を英雄化するような世の中に二度としたくないと強く思いました。 -
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舞台演出家の鴻上尚史氏が1997年にロンドンの名門演劇学校に1年間留学したときの日記。
もう20年も前の話か!と驚いたけれども古さも感じず、鴻上さんの文章自体がとてもユーモアがあって、笑えるし、気楽に読めてかつものすごくおもしろかった。
イギリス名門演劇学校の授業とはどんな内容?っていうおもしろさはもちろん、英語を習得することとか、イギリス人と日本人の気質の違いとか、英日の教育や社会、演劇などの違いとか、すべて興味深かった。例えば、授業のあととかに「質問は?」といわれると日本人はたいてい黙っているけど、イギリス人は、たいした内容でもなく、質問ですらない単なる感想を延々としゃべったりする。それはそういう教育を受けているからで、感想を口に出すことで「存在する」ことを示すのだ、とか。
イギリスで標準語を話す人はとても少なくて、とくに中流階級以下になるとほとんど話せないとか。階級によって受ける教育も違うので、ちゃんと体操を習ったこともなくてだから体がかたい、だとか。。。。
鴻上さんと一緒に授業を受ける俳優をめざす生徒たちとが親しくなって無二の親友のようになっていくのもけっこう感動的。イギリスの俳優をめざす人たちのリアルな悩みや苦しみなどがわかるのもよかった。ときに鴻上さんの演出家ならではの視点だから見えることもあったり。
演出家は役者の感情を扱うことで権力をもってしまうことに注意しなければならない、とか、戯曲や演出、演技の話ももちろんとても興味深かった。 -
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自分の気持ちに正直になれた人
人間、自意識の高い人ほど、体制やその中での立場他人の目などに制約され、自分自身の本当の気持ち、生き方に反する行動を取らざるを得ない。
佐久間氏は父親の生き方から得られた生きる事への自信、子供の頃からの空を飛ぶ事への憧れ、人間としての正邪の判断を心底に置いて、余計なことを考えず自分の気持ちに忠実に生を全うしようと言う強い意志があったために結果的にあの戦争を生き残れた。
体制、時代の風潮に流されず人としての生き方を貫く強さがいかに大切か、考えさせられました。
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赤塚先生生誕80年記念「バカ田大学」講義録。
泉麻人氏の「シェー論」を皮切りに赤塚ワールドにどっぷり浸ろうかと思ったのだがなにか雲行きが怪しい…みうらじゅん氏は孤高のマニアックネタ全開で畳み掛けて来るし坂田明氏に至ってはミジンコを壮大に語り出す始末!そう、この講義のお題は作品論ではなく赤塚イズムの根源にある「バカについて」だったのだ。
で気を取り直して各氏の講義に耳を傾ければやはりみなさん一芸に秀でたバカばかりで読めば納得の充実感。
このスピリッツを受け継いで行かねばこの国は亡びるぞ、灰色のシャム猫は言った「悪バカは良バカを駆逐する」と…これでいいのだ -
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・欧米ではすべてが「社会」であるのに対して、日本には「社会」と「世間」がある。
・「世間」には、年功序列、共通の時間意識、贈与互酬の関係、差別的で排他的、神秘性という5つの特性があり、濃密な関係である。
・反対に、「社会」は関係がないので、日本人はよく「社会」の人に挨拶しなかったり、電車で席を譲らなかったり、ドアを押してあげなかったり、ベビーカーを無視したりする。
・日本には、壊れかけた「世間」が多数存在しているため、コミュニケイションのトラブルが起きやすい。
他にも、相手の話を聞くとき、話すとき、交渉するときの有効なアドバイスが書かれていて、とても面白かったです。
緊張したときは体重心を下へ持ってくる、というアドバイスは、実践してみたら効果ありました!
鴻上さんは『Cool Japan!』の司会で知ったのですが、演出家の経験から書かれた内容が面白く分かりやすくて、著書を色々読んでます。 -
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鴻上さんはいつ読んでも面白いなあ。語り口が飄々としてて一見軽いんだけど、とっても洞察が深くて感心し、ためになります。dating period のとこがすごくスッキリしました!そうだろうなとは思ってたけど、ここまでハッキリ書いてるものは初めて読みました。
あと日本人は世間話はするけど、社会話はしないってとこもすごい納得。さらに社会話の例として犬散歩してる人同士が挨拶するってあって、これも激しく同意!!自分も初めて犬飼って思ったのは、「あれ、日本人って犬連れてる人にはこんなに気軽に話しかけてくるんだ!」というものでした。全然知らない人でも犬連れ同士だと必ず挨拶するし、犬同士を会わせるときは「大丈夫ですか〜?」
とか「いいですか?」とかか声かけます。これって本の中に出てきた、外国のスーパーのレジでHi!と挨拶して「私は怪しいものじゃございません。万引きしません。社会の一員です」ってアピールするのと一緒だなと思いました。鴻上さんの世間の本も読んでみようかな。 -
Posted by ブクログ
【本の内容】
「顔」や「髪型」「服装」と同じように、どうして、自分の「声」や「体」「感情」「言葉」に気を遣わないんだろう?
普段あまり関心をもたなかったモノを見詰め直せば、魅力的なひとになれる。
20年以上、演出家として役者たちを間近で育ててきた著者が、自己プロデュース術を大公開。
「新しい自分」を発見できる一冊。
[ 目次 ]
1 感情のヒント(感情は伝わる;感情は変わる ほか)
2 声のヒント(声の要素;声の大きさ ほか)
3 体のヒント(体の二つの方向;「体の外側へ」を意識する ほか)
4 言葉のヒント(三つの輪;三つの輪の言葉 ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
Posted by ブクログ
ネタバレ劇作家、演出家鴻上尚史さんのエッセー。
福島の原発について書いてあるものについては何の感想も持たなかった。原発はいいものではないと思うから。でも代替になるものが考えられてないからなんの感想ももてなかった。
コミュニケーションの不健全さについて書いてあるところは秀逸だった。普段の生活で息苦しさ、寂しさを感じる要因にまでなっている。
コンビニや携帯ショップで、何をしていても客がでていったら全ての店員が「ありがとうございましたー。」という。そのとき接客を受けていた方の客は、自分をおとしめられた気分がして、また客全般にそういう扱いをしている店だと知って寂しくなる。
店の人はマニュアルに従っているだけかもしれないが、自分の感情を圧殺されている。
考えすぎかもしれないが、息苦しさの原因だなと自分は思う。マニュアルに従わないことへの不寛容なんか、一番わかりやすい。
いつかこんなコミュニケーションはなくなるだろうな。あと5年もすれば。 -
Posted by ブクログ
偉い人に会う時や重要な会議の前はゆっくりと深呼吸する。
一呼吸ごとに、空気が身体の下、ヘソの下(おへそから指四本分下の丹田)あたりに入っていくイメージを持つ
空気が入る場所が下になるイメージをもてば、身体の重心も自然と下になる←緊張してると上に上にいっちゃう
コミュニケイションが苦手だと思っている人は、自分からは「社会」に住む人達には話しかけません。けれど、話しかけられれば一応話します。
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世間と社会という考え方がわかりやすい。わたしたちは、壊れた世間に住んでいる。
むかしの世間世間した空間にいたかったなー。
感情を冷静に伝える、っていうのがおもしろいと思った。
営業に配属されたら、またちゃんと読もう。