鴻上尚史のレビュー一覧

  • コミュニケイションのレッスン

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    書店の平積みから手に取り、ぱらぱらめくってドキッとした文章。

    コミュニケイションが下手なことは、自分の人格が劣っているかのような錯覚を持ってしまいがちです。とある。

    以下引用

    コミュニケイションが下手なのは、野球が下手なことと同じです。野球が下手な人は、そもそも、野球を(まったくか少ししか)やったことがありません。野球をやったことがないのに、野球が下手だと悩むのはバカバカしいことです。
    野球やサッカーが下手なことは、それだけのことです。そのことはあなたの人格とは何の関係もありません。野球やサッカーが下手だから、人格的に問題があるなんてことはありません。コミュニケイションもまた同じです。コ

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    2013年07月15日
  • 真実の言葉はいつも短い

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    はじめて、彼が書いたエッセイを読んだ。きっと、いろんな人と話すことが多い人なんだと思うし、人間が好きな人なんだろうと思う。面白い観点というよりは、まっとうな範囲の中にある、ふふっと笑えるユニークさを文章で表現しているように感じた。やっぱり言葉を扱う人は、現象を表す言葉を選ぶセンスがあるんだなと。

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    2013年06月07日
  • 真実の言葉はいつも短い

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    ネタバレ

    考え方の形式が自分と同じなのだといつも感じる。だから何を読んでもなんのストレスもなく脳に染み渡る。これは気持ちが良い。そして、まだこの先の思考があるはずだという感覚、これもいつも鴻上ものの読後にぶら下がっている。これですべて解ってはいないはずだ。まだ見ぬ先の地平が。このことは誰よりも作者が気がついているはずだという確信。そのかわいさへの信頼が強く、ある。

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    2013年06月02日
  • 演技と演出のレッスン:魅力的な俳優になるために

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     正直、職業的な興味でふっと衝動買いした本です。
     割と面白かったです。

     内容は所謂ワークショップ本とでも言いますか、鴻上尚史さんが、あちこちで若い人向けにワークショップをやるときに、やることや言うこと、を効果的にまとめました、みたいな感じです。

     面白かったのは、何が良い演技・良い俳優なのか、という定義不可能な問題について、鴻上さんは、

     「それはまあ分かんないし、天才とかいるし、才能とかあるし。でもとりあえず、あなたが職業俳優になった場合に、"なるたけ失業期間の短い職業俳優"、になるには、どうしたら良いか?」

     という、もうちょっとブレイクダウンした具体的な次

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    2013年05月02日
  • 演技と演出のレッスン:魅力的な俳優になるために

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    演技に関する基礎をうまくまとめた本。

    特に、動機、障害、葛藤、目的、行動など、なんとなく考えてしまいがちな部分をわかりやすく整理してあり、俳優の問題点を見抜くのに有効活用できそう。
    どうやって演技を構築していくのか、考える際に頼りになると感じた。

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    2012年11月04日
  • あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント

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    感情のこと、声のこと、体のこと、ことばのこと。
    どれも本質的なことを、分かりやすく伝えています。
    こういうことを、分かりやすく書ける鴻上さんは、すごいです。
    とても参考になりました。

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    2012年09月17日
  • あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント

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    いつもの自分を少しだけ魅力的にするちょっとしたヒントが満載。「三つの輪」を意識して言葉を使いこなす、というヒントは、「なるほど、確かに」という感じ。

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    2012年03月12日
  • あなたの思いを伝える表現力のレッスン

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    ネタバレ

    切り口こそ違うものの、小池龍之介さんの考え方と似た印象を受けました。

    氏、独特の言い回しで読みやすい。
    声に関する表現の部分は参考になった。
    早く喋っているときに、ゆっくり喋ろうと思っても喋れない場合
    どうしたらいいかを教えてくれました。
    ほかのもぜひとも試してみたいけど、一人だと試せるのが少ないのがなぁ〜。

    残念。

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    2012年02月25日
  • あなたの思いを伝える表現力のレッスン

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    本のタイトルとおり、表現力をアップするための本。

    著者が演出家ということもあって、かなり実践的だ。
    体を動かす、その一言に尽きる。
    その体の動かし方も面白い。自分自身を表現するために色々な手法をとる。

    早稲田大学の授業でやっていたことをテキストにしたものだと思われるので、複数人でやることを前提にしている。ただ、読むだけでも面白い。
    あぁ、こういうことやって、表現を活かすんだと。

    日常的というよりは舞台などの特訓に近いのかも。
    「声」、「感覚」、「歩き方」と様々な角度から表現力の特訓に活かす本。

    前作である「あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント」という著書を読んでみたいと思った。

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    2012年02月20日
  • あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント

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    演出家が教える、こころとからだの魅せ方。なかなかない角度で見て、教えてくれました。感情は、伝わる。長年「ひと」を見て、「ひと」とつきあってきた方だからこそ、見える世界なのかな。おもしろい。

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    2012年01月13日
  • あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント

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    演出家という筆者の視点から、自分をどう演出すべきかという自己プロデュース術が紹介されている本。
    単なる話し方のHow to本ではなく、自分自身を見つめなおし、また「声が豊かな人は、感情や表情も豊か」というように、内面にも関心をむけている点が、他のHow to本とは異なる特徴だと感じました。
    自分の個性をどう表現するかということについて、あらためて考えさせられた本です。特に「本当に楽しい笑い声は、周りを幸せにします。」この1文を読んで、自分の発する声にもっと関心をもたなくては…と思うようになりました。

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    2013年10月13日
  • 真実の言葉はいつも短い

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    早稲田劇研の様子が垣間見れるということで読み始めたのだけれど、鴻上さんの文章は私の感性にフィットするらしく、全体的にとても読みやすくて面白く、かつ笑いの中にズキンとくるようなメッセージが込められていて、出会えてよかった1冊。
    それにしても当時の劇研のなんとハードだったことか。

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    2010年03月04日
  • ドン・キホーテのピアス

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    ドンキホーテシリーズは読んでんの。
    鴻上さんの芝居は観たことないけど、
    鴻上さんの文章は好きなの。
    読みやすいし、おもしろい。

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    2009年10月04日
  • 真実の言葉はいつも短い

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    ラストの『あとがきにかえて(プロパガンダ・デイドリーム)』が本当に一見の価値有り。っていうか、読むのここだけでも良いよっていうくらいです笑。いや、それは他が面白くないんじゃなくて、この章が最も優れています(?)ということです。

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    2009年10月07日
  • あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント

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    「感情」「声」「体」「言葉」まず、意識すること 自分の魅力を演出するものとして、一般的に人が意識するのは「顔を含めた外見」という外側、そして「人生経験」などの内側、もう一つあるとすれば、「対人関係のうまさ」などの対人間的魅力だろう。これは、僕がこの本を読む前に持っていた人の魅力の考え方でもあった。

    1.外見 2.内面 3.対人間的なもの

    しかし、本書を読むと、この考えかたがいかに大雑把な捉え方であり、表面上の問題に過ぎないかに気づかされる。著者はこれらの三つの観点を、少し違った角度からみるという見方を気づかせてくれる。つまり、それらを「どう表現するか」という部分を意識すると言うことが大事

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    2009年10月04日
  • あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント

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    「顔」や「髪型」「服装」に気を使うのにどうして「声」や「体」「感情」「言葉」に気を使わないのか・・・。「声」や「体」「感情」は生来のもので変えられないと思っていたので、この冒頭の解説を読んで買ってしまいました。特に「感情」は動かさないことがいいことのように思っていたので、この本を読んで、「感情」はコントロールして、楽しむものだと思うようになりました。その他にも、「言葉」について「第一の輪、第二の輪、第三の輪」という概念は「言葉」に気をつけるちょっとしたヒントになりそうです。

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    2009年10月04日
  • 何とかならない時代の幸福論

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    日本とイギリスそれぞれの在住者による自国のメリット、デメリットや課題が赤裸々に語られており勉強になった。
    日本の世間は大事にするが社会には無関心という考え方は共感出来たしこれからの課題になると思う。
    コロナ禍の対談だったので自粛警察やPCR検査など懐かしい思い出が蘇り当時に思いを馳せながら今の現状に感謝したい気持ちになれた。

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    2025年11月23日
  • 不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか

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    ネタバレ

    実在の特攻兵、佐々木友次氏が9回の出撃から生還した生涯を、本人へのインタビューをもとに描いたノンフィクション。絶対命令に逆らい、なぜ命を守り抜けたのか、命を消費する日本型組織の問題に迫る。

    ・・・
    本作、公正は概ね3パートに分かれます。

    先ずは、特攻兵佐々木友次氏の生い立ちと9回の出撃および生還の過程。次に筆者鴻上氏と佐々木氏の対談内容、そして最後に所謂日本論のようなもの。

    類書を幾つか読んできたため、戦争の悲惨なところ、とりわけ若くて優秀な兵隊が価値のない死に追いやられるシーンは多く読んできました。それは本作でも散見されます。

    しかし、今回本作を読んで非常に印象にあるのは佐々木氏の寡

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    2025年09月14日
  • 「空気」を読んでも従わない 生き苦しさからラクになる

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    ひとつの居場所にこだわらないゆるいつながりのある場所を複数持っておくのが、同調圧力に潰されないポイントだというのは分かった。
    中高生の時の自分が読んでいたら、また違う感想を持つだろうな…

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    2025年08月31日
  • 「空気」を読んでも従わない 生き苦しさからラクになる

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    ネタバレ

    〜1周目〜
    2021.09.30
    1時間ぐらいで読むことができた。
    世間のルールの5つ、年上が偉い、同じ時間を生きる、贈り物が大切、仲間はずれを作る、ミステリアスを忘れずに覚えることができればもっと生きやすくなりそうだと思った。

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    2025年08月16日