鴻上尚史のレビュー一覧

  • 青空に飛ぶ

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    戦時中の神風特攻隊と、中学校のいじめをからめたお話だけれど、特攻隊の話がメイン。
    現代の「忖度」文化のルーツってこういう戦時中の日本のメンタリティだったり、軍隊内での人間関係だってり、そういうものが背景にあったりするのかな、と思ったり。

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    2019年09月29日
  • 青空に飛ぶ

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    表紙の爽やかさとは裏腹に、読むのが非常にきつかった一冊。
    親の仕事の都合でアメリカの学校へと通っていた主人公。
    帰国し日本の中学校へ通い些細なことからクラス中でイジメを受ける事になる。
    とにかくイジメの描写が生々しくて、読み進めるのが辛くなる。
    アメリカの学校では幼い頃から「報告」と「チクリ」の違いを学ぶのだとか。
    イジメを見かけたら大人の助けを求めなさいと。
    それは決してチクリとは違うと。

    主人公がイジメをきっかけに、戦時中9回も出撃し生きて帰ってきた元特攻隊の佐々木友次さんの存在を知る。
    私も本書で実在していた方だと言うことを初めて知った。

    戦時中の報道は本当に嘘だらけで、
    「特攻で戦

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    2019年09月26日
  • 発声と身体のレッスン:魅力的な「こえ」と「からだ」を作るために(増補新版)

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    タイトルどおり、発声と身体のレッスンについてが半々ずつ。
    以下、個人的に気になった点をメモ。
    ・緊張を意識し脱力する
    ・腹式呼吸
    ・顔全体を共鳴させる(ハミングでふるえる箇所を頭、鼻、唇、喉、胸とコントロールできるようにする)
    ・百会(ひゃくえ、頭頂)が透明な糸で上方にひっぱられた状態、重心は丹田を意識する

    姿勢も呼吸も発声も緊張も脱力も、まずは意識することが大切。

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    2019年05月29日
  • そんなとき隣に詩がいます

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    20190407 この二人の組み合わせなら間違いは無いと思って読んだ。意見はあるかも知れないがシチュエーションと詩について検索して読んでみると詞は小説とは確かに違う。良い詩を探すきっかけになる本だと思う。

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    2019年04月07日
  • 赤塚不二夫生誕80年企画 バカ田大学講義録なのだ!

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    みうらじゅんが参加していたので読んでみたが、赤塚不二夫とはあまり関係ない話題が多かった。バカボンのマンガでは見開きでひとつのコマを使うという実験的な手法が紹介されている。これには単行本を持っていた気がする。

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    2019年01月20日
  • ジュリエットのいない夜

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    演出家は舞台の間、俳優を愛さなくてはならない、たとえ好きになれない人間であっても的な表現が印象に残った。

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    2018年03月20日
  • 発声と身体のレッスン:魅力的な「こえ」と「からだ」を作るために(増補新版)

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    「どもる君へ」を読んで読みたくなった。

    「正しい発声」とは「自分の感情やイメージがちゃんと表現できる声を手に入れること」

    やっぱり、余計な力を抜く方法を知らないのが問題みたいだ。
    本で読むより、アレクサンダー・テクニークのレッスンを受けに行きたい。そっちの方が手っ取り早そう。

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    2018年03月26日
  • ジュリエットのいない夜

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    舞台の演出家が主人公の中編2編を収録。
    いずれも『ロミオとジュリエット』がらみの芝居を通して繰り広げられる、恋愛物。

    最近は舞台から遠ざかっている作者だが、本業の脚本、演出家の経験を生かした、リアルな舞台づくりの事情がうかがえる。
    中味はタイトルのとおりジュリエット喪失の話で、2編とも主人公の身勝手な嫉妬と苦悩には共感できなかった。

    かつて、作者が早稲田で旗揚げした劇団「第三舞台」の芝居をいくつか観たことがある。
    東大の野田秀樹率いる「夢の遊眠社」ほど難解ではなく、渡辺えり子の「劇団3〇〇」ほどロマンティックでもない。「第三舞台」の芝居はわかりやすく万人受けするため、チケットの入手が困難だ

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    2017年06月14日
  • 赤塚不二夫生誕80年企画 バカ田大学講義録なのだ!

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     小さい頃天才バカボンが大好きで、小学校の卒業文集の「尊敬する人」の欄には「バカボンのパパ」と書いたのを覚えています。バカ田大学を見てみたいと思って、隣の大学に通いましたが4年間見つけることはありませんでした。ホントバカな話でございます。
     この本に、「バカと言われて怒るのは本当のバカだと定義すれば、誰も怒らなくなります。」との記載がありました。まことそのとおりだと思いました。

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    2017年04月14日
  • 赤塚不二夫生誕80年企画 バカ田大学講義録なのだ!

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    赤塚不二夫生誕80周年記念、ということで集められた講師陣が何をしたらいいのか戸惑いながらやってるような感じは拭えない。なんかもーちょっと明確なコンセプトがあっても良かったのではなかろうか。

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    2016年12月04日
  • クール・ジャパン!? 外国人が見たニッポン

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    クール・ジャパン!? 外国人が見たニッポン
    (講談社現代新書) 2015/4/16 著:鴻上 尚史

    著者は作家・演出家。81年に劇団「第三舞台」を結成し、演劇活動をスタート。ラジオ・パーソナリティ、映画監督など幅広く活動。NHK BSの「cool japan 発掘かっこいいニッポン」では2006年の番組開始から司会者を務めている。

    日本人が考える「クール・ジャパン」と、外国人が感じる「クール・ジャパン」は違うと著者は考える。
    相手を知り、自分の国のことを具体的に知ることは、やがて、自分自身を知ることにつながる。世界にはこんな見方があり、こんな考え方がある。多様であることを楽しむことは、き

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    2016年08月20日
  • コミュニケイションのレッスン

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    ネタバレ

    日本人ならではのコミュニケーションの特徴を、様々な視点から挙げながら
    主に心構えや考え方が述べられています。
    言われてみればそうだな~と思うことも多々あり、自分のコミュニケーションの仕方を見直すヒントにはなりました。
    ですが、具体的なスキルについてはそんなに目新しいものは書かれていなかったです。

    自分のコミュケーションや考え方のルーツは親だというのは、ちょうど自分の中でタイムリーだったので、課題として明確になったのは収穫でした。

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    2016年01月26日
  • クール・ジャパン!? 外国人が見たニッポン

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    著者がNHKで司会している同名の番組のまとめのような本。

    「世間」と「社会」とは著者の発見か。

    官民がうまく補いながら日本を売り込んでいければ良いと著者はいうが、今の官僚には無理だろう。

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    2015年12月29日
  • クール・ジャパン!? 外国人が見たニッポン

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    ・西洋人は子供に良き「発信機」になれと教育します。東洋人は子供に良き「受信機」になれと教育する。
    ・今のテレビは「ニッポンにしがみつく」崖っぷちの感じ。

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    2015年09月21日
  • クール・ジャパン!? 外国人が見たニッポン

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    ネタバレ

    毎週録画して見ている番組の一つにHNKのクールジャパンがある。これは、その司会者の鴻上尚史さんの著書。番組を見ているので、ほとんどのエピソードは記憶にあるものだが、テレビでは声に出せない本音が聞ける内容にもなっている。クールジャパンの政策がヒットしたのか同課は知らないが、ここに三年の海外からの旅行者は驚く伸びを見せており、日本国内で働く外国人の数も200万人というから驚く。日本独特の価値観や勤勉性の賜物の、芝らしい商品、文化の輸出は、ただ、おたく、マニア任せではいけない。マニアは大好きだからこそ、頼まなくてもディープなものまで次々と発見するが、それほど興味のない人にも日本に観光に行ってみようと

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    2015年08月12日
  • クール・ジャパン!? 外国人が見たニッポン

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    「クール・ジャパン⁉︎ 外国人が見たニッポン」鴻上尚史
    日本文化評論。特になし。

    NHK BSのクール・ジャパンの司会をしている鴻上さんが、番組や自分の海外経験から書いた、クール・ジャパンとは?を問う一冊。
    特に、鴻上さんの持論であるという、「世間」と「社会」に生きるという括り、つまり日本人は世間に生きて社会は苦手(すごくざっくり説明しすぎなので語弊がありますが…)という観点から、モノだけではなくて日本文化の立ち居振る舞いといったことにも言及しています。
    とはいえ学術的な評論ではなくて、彼が外国人と関わる中で感じている肌感覚的なところが大なので、読みやすく入りやすくでありつつ、例えば外国人と

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    2015年07月20日
  • クール・ジャパン!? 外国人が見たニッポン

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    日本ってすごいすごい、と自画自賛するだけでおわらないところがよいです。東洋と西洋の違い、東洋の中でも東アジアとそれ以外での違いなど、外からクールと表現される部分に目をむけながら、これからの「クール」を考えられる一冊です。

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    2015年06月26日
  • クール・ジャパン!? 外国人が見たニッポン

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    日本人ほど外国からどう思われているか気にする国民もいないだろうと思う。自分自身もどちらかというと気になる方だ。そんな人が手に取りそうな本だ。まあ、やはりというか、クールベスト20なんかが出てくるが、最も面白かったのは世間と社会の話だ。鴻上の別著『「空気」と「世間」』も読んでみようと思う。

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    2015年05月19日
  • クール・ジャパン!? 外国人が見たニッポン

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    大好きな番組「クール・ジャパン」。もう10年目にもなるのね。で、その内容を司会の鴻上さんがまとめた本。つい最近見た記憶のあるエピソードもしっかり入っているし、鴻上さんのいろんな考察とか裏話とかもふんだんに入っているのでただの番組まとめ本以上の出来ではないでしょうか。キリスト教が西欧文化というか人々の考え方とか習慣に与えた影響とか、世間と社会の話とか、実に興味深いな。

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    2015年04月26日
  • 八月の犬は二度吠える

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    『八月の犬』。それは京都を彩る『大文字』に「ヽ」を足し『犬文字』にする極秘作戦。
    京都の浪人寮で出会ったかけがえのない仲間たち。1982年、戌年の夏、6人の大学生は青春の熱狂を計画にぶつけた。

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    2016年09月25日