【感想・ネタバレ】ジュリエットのいない夜のレビュー

あらすじ

人生の達人・鴻上尚史が贈る、最新小説! 世界一有名なカップル「ロミジュリ」が現代を舞台に甦る。劇的なことすべてに見放されたあなたは現代を生きるロミオとジュリエット。ロミオになるはずだった男たちと、ジュリエットになれなかった女たちが繰り広げる、欲望と嫉妬、裏切りと絶望のドラマ。

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Posted by ブクログ

普通に面白かった。
鴻上さんだからと過剰に身構えて過剰な期待をする必要はないだろう。
結果として連作短編週だが、独立した物語としてどちらも面白い。特に2話目は切なすぎる。
切ない系をお求めな方はぜひ。

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2019年08月24日

Posted by ブクログ

演出家は舞台の間、俳優を愛さなくてはならない、たとえ好きになれない人間であっても的な表現が印象に残った。

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2018年03月20日

Posted by ブクログ

舞台の演出家が主人公の中編2編を収録。
いずれも『ロミオとジュリエット』がらみの芝居を通して繰り広げられる、恋愛物。

最近は舞台から遠ざかっている作者だが、本業の脚本、演出家の経験を生かした、リアルな舞台づくりの事情がうかがえる。
中味はタイトルのとおりジュリエット喪失の話で、2編とも主人公の身勝手な嫉妬と苦悩には共感できなかった。

かつて、作者が早稲田で旗揚げした劇団「第三舞台」の芝居をいくつか観たことがある。
東大の野田秀樹率いる「夢の遊眠社」ほど難解ではなく、渡辺えり子の「劇団3〇〇」ほどロマンティックでもない。「第三舞台」の芝居はわかりやすく万人受けするため、チケットの入手が困難だった(ちなみに三谷幸喜の「東京サンシャインボーイズ」は後発で、まだ小さな小屋で必死に上演していたっけ)。
そう言えば、このあたりの劇団はみんな解散しちゃったんだ…。
と、そんなこんなで当時の記憶がよみがえり、小劇場ブームの裏側を垣間見ることができたという点では、なかなか興味深かった。

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2017年06月14日

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