鴻上尚史のレビュー一覧
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人生には悩みは付き物、特に10代から20代は学友との共同生活から始まり、社会人の仲間入りと全く違った世界へ踏み出す時など必ずや出てくる。その悩みは人それぞれだが、決して一人で悩まず、友人、家族、同僚、先輩、それに上司と相談する事だ。素直に率直に申し出る(質問)事から自分の悩み、思い、対処方法など「自分で考えた事」を思い切って行ってみる事で、思わぬ「解答、少なくとも助言」が貰え、気持ちも楽になる。ここにあるように「無口で籠ってしまう」と誤解が生じたり、思った方向へ進まない事にもなりかねない。悔やむとしたら「あの時話ししなかった」とか「あの時自分が何もしなかった」ことを後から悔やむのだ。現代は自分の「好き」なことを追求していく事が「なんのために生きているのか」を発見でき、過去の「皆んなと一緒」(協調性社会)から自分はこう生きたいという独自行動(多様性)があることを知っておくべきだ。
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Posted by ブクログ
人生相談を読んでいてマトモな人だなという印象を持ってるので、若者向けのこの本も読んでみた。
世間体なんて大人こそ耳が痛い内容だし、スマホとの付き合い方、悩むと考えるの違い、自信を持つこと(これは心がけてるけどすぐ忘れる)はためになった。
自分が40数年でわかったこともアッサリ書いてあった笑
・たった一つの正解があるものはラク。(なので私は幼児に勉強させないようにしている)
・絶対はない
・人の考えてることはわからない(こう思われてるんだろうなと思ったり、勝手に悩んでも全然違ってたことは多々あった)
世の中どんどん単純なことが好まれる傾向が強まってるけど、人は人と関わらずには生きていけないことや、人心・人間関係が単純ではないことは変わらない。
最後にすぐ「めんどくさい」がクセなので気をつけようと思います。
若い子だけでなく大人も一読の価値あり。 -
Posted by ブクログ
劇作家・演出家である鴻上尚史さんと、脳科学者である中野信子さんの対談本。タイトルにある「同調圧力」について語っている場面もあるものの、コミュニケーション全般について、鴻上さんが演出などの経験から培われた視点を、脳科学の観点からはどうなのか中野さんに質問する形が多い。
鴻上さんは「世間」を家族や近しい人など自分の知っている人で構成されている世界、「社会」をその反意語と定義されており、「世間」を大切にしている日本人は「社会」との繋がり方が分かっていないのではと提起されていたのが面白かった。
また、中野さんのお話で印象に残ったのは、97%もの日本人はセロトニントランスポーターが少なく、不安に陥りやすい民族であるということ。曰く、地震や台風などの災害が多く、不安を感じやすい人の遺伝子が残っていったのではないかと。
そのほか、鴻上さんが紹介されていたものとして、アメリカの道徳の授業には「Tattling or Telling(告げ口か情報か)」と呼ばれるものがあり、いろいろな課題をどちらかに分けることで生命や身体に危険性があることは先生に言おうと生徒に教えているというのが興味深かった。
タイトルから期待していた内容とは少し違ってはいたものの、お二人の知見、経験則に触れられて良かった。 -
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読みやすいし、面白い。
「クール・ジャパン」。それは「クールなメイド・イン・ジャパン」。つまり、「それ、クールだね。」な日本製品。
日本にルーツを持っていたり、日本発祥だったりする商品や文化を、有名どころからマイナー物まで知ることができて、学びの多い本だった。
クール・ジャパンを知ることは、自分と自分の国を知り、未知の世界と出会うことであるという鴻上さんの主張には大いに納得した。
しかし、国民性や「◯◯人だから」と属性・分類に当てはめて、安易に批判したり評価したりすることは、危険であるということは改めて感じた。人は、一人ひとり違うから。
それを踏まえて、文化的信念や日本人の誇り・魂を持つことは大切なことであり、国際社会において国と国と、人と人が尊重し合うためにも、自国を知り、世界を知り、共に生きていくことを一人一人が自覚できるような社会が理想的なのだと考えた。
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本書が出版された時がコロナ禍の真っ只中だったため、内容に関してもコロナ禍の話題が多く出てきます。特にSNSでの自粛呼びかけ「自粛警察」については、当時SNSを見ていて怖いと感じました。
「世間」が機能しているが故に治安が保たれている、でも少しでのそこからはみ出してしまった時のバッシング。コロナ禍に関わらず、家庭・親族内や会社の中でも起こりえることだから、息苦しいなと感じてしまうんですね。例えば私は長男なので、「長男だから!」というプレッシャーを家族・親族の中でひしひしと感じます。
この息苦しさの中で生きていくにあたって、本書にも書いてあります「小さな世間」の中にどんどん入っていくというのは良いなと感じました。現状、家族⇔会社という世間を行ったり来たりしている毎日のため、何か趣味の集まりに参加したり等、色々なコミュニティーに参加をしてみたいなと感じました。 -
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ネタバレタイトルから気になっていてやっと手を出せた一冊。個人的には、一人暮らしを始めたばかりの人や、ふとした時に孤独感を感じるような人に読んでみて欲しい本。
私たちの感じる「孤独」とは一体なにか、どこから来るものなのかという導入で、軌道に乗ってくるところまで読み進めやすかった(個人的に、読書は軌道に乗ってくるまでが少しハードルなので)。
この本の好きな所は、孤独や不安を消したり、なくしてしまったりすることを目的としていないところ。
孤独や不安を見つめ、共に生きていくしかない現実を受け入れるために、少し勇気がでる考え方や方法を沢山教えてくれる。
自己啓発的なニュアンスではなく、鴻上さん自身が生きてきた中で得た、一人の人間としての知見や言葉でそれらを伝えてくれるが故の説得力みたいなものがあるように感じた。
不安や孤独が「そこにある」ということを認めること、それらを消そうとする必要はないということを、改めて認識できるだけでもこの本を読む意味はあると思う。
-以下気に入ったところ、気になったところの引用-
・「100点を目指すのではなく、67点の人生を認めること」
・どんな実績も不安は消せない
・どんなになっても、自信を裏付けてくれる絶対の根拠なんてないんだと気づくことは、逆に勇気が出ます。
だって、「~になったら始めよう」とか「~って言われたらやろう」と待つことが無意味だと分かるからです。
・『他人』はただ周りにいるだけの人、『他者』は喜びと同時に孤独や不安をくれる人
・『他者』とうまくつきあえる人は、自分の不安ともうまくつきあえるのです。「前向きの不安」を生きられる人です。そして、孤独とも。
・宙ぶらりんな状態のまま、『他者』と、そして『孤独と不安』とふうふう言いながらつきあえる人が、成熟している人なのです。
・つらくてたまらなくなったり、不安でいてもたってもいられなくなったりしたら、誰かに何かをあげることを考えましょう。
・とにかく、自分にこだわることを減らすのです。
不安は、自分にこだわればこだわるほど、大きくなるのです。
・人間には、三つの距離があります。知らない人と話す距離、知り合いと話す距離、愛する人と話す距離です。
・あなたがおみやげを忘れても、許して、支えてくれる人を2人、持つことが目標です。
・そして、相手が忘れた時は、支えてあげるのです。
それは、依存ではなく、信頼です。
・「インターネットの一番の問題点は何だか、鴻上さんは知っていますか?」(略)「~一番の問題点は『間単になぐさめられること』なんです」(略)簡単になぐさめられるということは、応急処置をしてもらっただけということです。(略)根本的な手術とは、『孤独と不安』に生きるんだと、決意することなのです。
・恋愛の多くは、『一目惚れ』とか『好み』とか『タイプ』とかではなく、『孤独と不安』から始まるのです。 -
Posted by ブクログ
ずっと気になっていた方
ようやく読めた
ずっと文章がうまい理知的な印象だったが
本を読んでなんとなくわかった
演出家がどういう仕事をするかはよくわからないが
演劇という絶対評価が難しい物を作り上げていく課程で
演者に対して 自己の演出プランや芝居など感覚的なものを語源化し他者を納得させる事が求められる仕事である事がわかった
作者の
多くの日本人がモヤモヤするが それがうまく語源化できない事について うまく表現してくれるのは この職業からくるのだというのはよくわかった
少し抽象論は多いが 読んでよかった
しかし コラムが作成順ではないのが
どういう意図なのかは何らかの説明が欲しかった