鴻上尚史のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ同調圧力とは、その時の一番強い集団である多数派や主流派と同じようにしろという命令。
日本には社会の他に世間があるから、社会のルールが崩壊しても世間のルールが機能し、緊急時でも略奪や暴動が起きない。
世間とはステークホルダーにより形成される世界と、その集団の力学で、社会は知らない人たちで形成された法的な世界。
社会は一つしかないから排他的にならないが、世間はたくさんあるから排他的になりうる。
日本人はすぐにじゃんけんや多数決をして物事を決めるため、議論が下手になった。
「他人に迷惑をかけない人間になれ」という教えにより、「他人から迷惑を受けること」に敏感になった。
結果を残しても、「世間」(身近 -
Posted by ブクログ
世間についてなんとなくで認識していたけど「世間」をありとあらゆる方向から言語化してくれてる対談形式の本。
世界と比べて日本人はTwitterの匿名性の高いこと、見知らぬ人への不信感が高くその上見知らぬ人を判断できる自信のなさについて書かれているのも面白かった。
日本人の自己肯定感の低さ、自尊心のなさは「個人」というものがないからだ。という話はすごく腑に落ちた。この個人がない話はいろんな切り口で語られる。
日本には社会がなくて世間がある。自己責任という言葉は個人がない日本でよく使われる不思議な言葉というのもすごく歪んでいて面白かった。
出版された時期がコロナ禍だったのでコロナ禍の日本にフ -
Posted by ブクログ
鴻上尚史(1958年~)氏は、早大法学部卒(在学中は早大演劇研究会に所属)の劇作家・演出家で、日本劇作家協会会長(代表理事)、日本劇団協議会・日本演出者協会理事、桐朋学園芸術短大演劇専攻特別招聘教授等。岸田國士戯曲賞(1995年)、読売文学賞(2009年)等を受賞。TV・ラジオ等への出演、幅広いテーマでの執筆活動等も行っている。
本書は、週刊「SPA!」で1994~2021年の27年間に亘り連載された「ドン・キホーテのピアス」の1,204篇のエッセイの中から、「人間ってなんだ」というテーマで書かれた32篇をまとめたものである。尚、続篇として、『人生ってなんだ』、『世間ってなんだ』の2冊が刊行さ -
Posted by ブクログ
「空気」を読んでも従わないを読んで、その大人版とも言われる本書を読んでみることにした。
改めて基本となる「世間」の考え方を理解。「世間」には5つのルールがあり、その中の何かが崩れたものが「空気」と呼ばれるものになる。
「世間」の方がより強固なものであり自分の力ではなかなか崩せないものではあるが、より正体がわからない、不安定という意味では「空気」の方が厄介なものという感じもした。
また、「空気」を読んでも…の中では、あまり触れられなかった話題として「宗教」という視点での考察がされていた。これが非常に興味深いものであった。
日本人にとっては、基本「世間」が絶対的なもの、唯一信じられるものであるのに -
Posted by ブクログ
イギリスの教育は良い日本はダメばかり。
これだけ日本の教育批判してしまうと、共感したモンペが重箱つつきで教師を追い詰め、教師は全てルール化しないと身動き取れないようになるだけだと思う。
教育を良くしたいなら、まずは家庭での教育について議論されてはどうか。
現にそれだけ素敵な教育を受けれるイギリスが、ホームレス増加低所得者の現状、差別など随分日本より世知辛いのは何故か。
教師の肩を持つ気はないが、一生懸命な教師もたくさんいるだろうし、日本の教育の良い部分もたくさんと思う。
批判は簡単。
一つやり玉を作れば総攻撃してそのせいにしてれば簡単。 -
Posted by ブクログ
「僕はイエローで」の著者の対談本。
この方の本を読むと教育の大切さが身に染みる。
海外賛美をするわけでないが、イギリスの教育を知ると、日本はこのままで大丈夫なのかと絶望的な気持ちになる。
同調圧力、村社会というのはもちろんメリットもあるが、現代社会においてはデメリットの方が際立ってしまう。
自民党系の保守おじさん達が権力を握っている以上、あと数十年は変わらないのだと思う。
校則には全く意味がないというのは、私も子供の頃から感じていた。
スカートの丈が短いと目くじらを立てる教師たちは、もっと他に教えることがあるのではないかと。
あと、新卒一括採用の就活。
みんな横並びで同じことをするこの価