【感想・ネタバレ】鴻上尚史のもっとほがらか人生相談 息苦しい「世間」を楽に生きる処方箋のレビュー

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Posted by ブクログ

前シリーズに続き、愛のある冷静な回答で毎度ハッとさせられる。
悩んだ時にまず物事を客観的に捉えるというのは、とても大切なんだなと教えられる。

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2023年03月24日

Posted by ブクログ

他の方の投稿で「質問が(益々)ほがらかじゃない。(笑)」に対して笑ってしまいましたが、鴻上さんはほがらかの姿勢を崩さないですね。

(全体的に)
★こういう相談の返しができると「理想の上司」になれるのかな…あくまで頑張るのは…もしくはその人の人生を生きるのはその人なんだもんね。

(参考になった、「そうだそうだ!」と思ったところ)
★リーダーは情報を流通させる人
自分だけで決めてゴリゴリ進めるのではない
★ブラック校則にしがみつく教員にしろ「手段」(を守り抜くこと)が「目的」になったまま思考停止している
大企業の崩壊と同じ。
★堂々巡りする「悩んでいる」という状態と「考える」は別物

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2022年12月30日

Posted by ブクログ

第一弾に続き購入。
帯にブレイディみかこさんの【人はわかり合えない。その認識に立った回答がどうしてこんなにもポジティブなのか】とのコメントがあるが、本当にそうだな、と思う。
鴻上さんの回答がストンと落ちるのは、こうあるべきだ、とか、人と人は、特に親と子・兄弟・友達は話し合えばわかり合えるものだ、とか、そんな綺麗ごとや理想論に基づいた、どこを向いて発しているのか分からない回答、ではないからだと感じる。
親子だろうと夫婦だろうと、努力をしようとわかり合えないものはわかり合えないのだ、と言う前提の上で、それでも回答者の苦しみを和らげるために、具体的にできそうなことを提案してくれる。
わかり合えない=諦めるしかない、ではないことは救いになる。

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2021年05月27日

Posted by ブクログ

全く違う悩みでも、参考になる考え方がたくさん書かれていると思います。
鴻上さんが1番重視している「自分の頭で考えて欲しい」ということが、いろいろな提案によりできるようになれば前に進めそうです。
それにしても演劇をやっていると、こうまでも、いろいろな人の心の動きを観察し、受け取り、導くことができるようになるということが驚きです。
校則に関する作者の高校時代の行動には、感服しました。そういう若者の気持ちと行動に、きちんと向き合う教師がいてほしいと切に思いました。

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2021年05月08日

Posted by ブクログ

相談の答えもすごくいいです♪
でも何よりあとがきに納得。
自分で悩みを文章にすると、悩みが明確になり、解決の第一歩となる。
アドバイスしてもらっても、最後は自分の頭で考えることが正解へ辿り着けるようになる。

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2021年02月07日

Posted by ブクログ

よくがんばりました、
よくぞ相談してくれました、
間違ってないですよ、
あなただけではないですよ、

と、必ずまず受け入れてくれたり寄り添ってくれて安心できる。
その後のアドバイスも、易しい言葉、わかりやすい例えで理解しやすく納得もしやすい。
受け入れるところと否定するところの線引きも良かった。

また、似たような相談事に対し、相手の状態に合わせて答えを変えていて、本当にたくさんのことを考えてくれているのだなぁと。
(以前の相談者の時には言いませんでしたが、あなたの場合は勧めても良さそうでしたので、ともう一つの道をお話ししてくれていて)

「人は分かり合えない」という前提が、相手を許し、思考の目的が明確になる。
「分かり合えなければいけない」ということに縛られていたなぁと、すれ違いに悲しんだりしていたけど、すれ違いと共存する?という心の持ち方を身につけたい。

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2020年06月17日

Posted by ブクログ

めちゃくちゃ面白い、、安定の読後満足感。

恋愛をする理由、男性は9割が性欲(笑)、女性は9割が淋しさと見栄(!)、とおっしゃっていて、「えええええほんまやー!!!」と強烈に納得した。笑
自分は人をもう好きになれないのか?とふと思うこともあったが、なるほど今、自己充足感が20代の頃よりもあるからなのか、と妙に腹落ちした。淋しさもなくなり、見栄も随分とげっそりした。なるほどだからなのか、、すごい。。真理。。いやほんと真理。。そして、こんなに興味関心がなくなった自分はおかしいのか?と周りにいろいろ質問されることで思っていたが、この一文でものすごくほっとした。質問者さんだけでなく、読者にも鴻上さんの優しさが伝播して、救われている人は多いだろうなあ

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2023年09月05日

Posted by ブクログ

人生や対人関係に関する深い洞察から助言は、そのお悩みの当事者でなくても参考になるものが多いはずです。悩みの中の第一歩を押してくれる深い言葉から、心の持ち方の具体的ノウハウまで、濃淡多様なメッセージがわかりやすい言葉で伝えられています。そして、全体と通して明るいトーンで語りかけてくださるので、読み手が元気がいただけるのです。

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2022年11月09日

Posted by ブクログ

相談に対して、本質の部分を返答しているので、読んでいてすごくスッキリする。相手の表面上の問いに答えるだけなら、こんな気持ちにはならない。見抜く力がさすがだな、と思う。そして、口調が優しいのもあるし、相手に対しての思いやりがあるので、温かい気持ちになれる。

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2021年10月10日

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『人生にパーフェクトな正解なんてものはありません。僕がよく言うように、「人生は0か100か」ではなく、67点とか49点とか81点とかの結論を引き受けて、「それが人生さ!」と青空を見上げて生きていくものです。』

125ページのここに感動した(笑)

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2021年06月27日

Posted by ブクログ

今作も心がすっと軽くなる内容でした。
印象的な言葉を残しておきます。
・悩みは他のことで頭をいっぱいにすることで解決する。
・選択に迷ったときは好きなものから一つではなくやらないと後悔する方を選択する。受け身のポジティブ。
・リーダーシップとは情報を流通させるさせる人のこと。
視点を変えると悩みが軽くなるんですね。鴻上さんの考え方には納得させられるものばかり。そっと背中を押してくれる温かさもあります。読後も気分が心地良くなる作品です。

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2021年03月11日

Posted by ブクログ


さまざまな悩みに、鴻上さんがやさしく対話してくれる、といった本です。

誰それが悪い!とか
こうすべき!と言った鴻上さんの主張ではなく、
お手紙から真剣にその思いを受け取って
書いてくれているのだろう返事。
自分と重なるところにはウルっときたり
一方でニヤニヤ笑いながら読んでしまうくだりも多く。

疲れてしまった時に読みたい本です。

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2020年12月22日

Posted by ブクログ

鴻上さんのほがらか相談第二弾。私自身がこの本に書かれている悩みを持ったことはないが、周りにこう言う人いるなぁと実感しながら読めてとても面白かったです。

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2020年07月23日

Posted by ブクログ

第2弾。今回も様々な相談。10人いれば10通りの悩みがある。
目立ったのは昔のことを忘れられず、モヤモヤ。何なら復讐したいとまでも。
当事者同士で腹を割って話せるかどうか。出来れば苦労しない…

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2023年07月09日

Posted by ブクログ

鴻上さんの人生相談二冊目です。
一冊目と変わるところはなく、違う種類・内容の相談に鴻上さんが答える形式です。
前回のものと基本的に同じ感想で、様々な相談に対して親身にアドバイスしていて、しかも応用できるようなところが少しずつあり、読んでいても楽しい(というと語弊がありますが)ところも良い感じです。

が。

一問だけ、少し気になってしまった部分があったので、それについて書こうと思います。

【相談5】
「これまで容姿に対する男性の態度・言動に、ひどく傷つけられてきました」というもの

回答の内容をざっくりまとめると:
・ネガティブな人には誰も近づいてこないから、無理せず頑張って笑うこと。無理をしているのは辛いけれど、頑張って微笑むのには前向きな気持ちがある
・谷川俊太郎の詩を引用:『無表情に梅割りをすすっている彼女の Tシャツの下の二つのふくらみは コトバをもっていないからココロを裏切って 堂々といのちを主張している』という結び

それに対して、私が思ったこと:
まだ若いのだから、と言っているけれど、相談内容全文を見ても、少し疲れすぎて精神的に参っている感じの女性の悩みに対して「頑張って笑え」はちょっと違うかなと感じました。笑うのをやめてしまうのはもったいない、という風に言いたかったのかなと想像しますが、恐らく頑張って微笑んできたであろう彼女に掛ける言葉としてどうなのかな、というのが一点。

そして谷川俊太郎の詩について、詩歌とは言え、表現としては複雑な想いがしました。
女性として見られる性であることを自覚し、そこに傷ついている相談者に対して、彼女を傷つけてきた男性からの視点の代表のような内容ではありませんか?
そう思うのは私だけでしょうか。

前半、「世の中にはそういう男性もいて、その場合は小学生から精神面で成長していないのと同じ。そうやって自分は女性をジャッジ”する”側で、ジャッジ”される”側ではないと思っている人は、いずれ容姿の若々しさがなくなったころに他人にジャッジされて同じ苦しみを味わう」という主旨のことを言っていてなるほど、と思ったのに、後半でガッカリしました。
やはり男性と女性の壁は厚いのかなと感じてしまいました。
詩歌なんだから『二つのふくらみ』くらいいいじゃないか、と思う人もいるかもしれません。
(私は、そう思ったというだけですので……念のため)

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2021年02月08日

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