鴻上尚史のレビュー一覧

  • 君はどう生きるか

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    30年前にこの本と出会いたかった。私の人生は大きく変わっていたかもしれない。そんな気持ちにさせてくれるほど、この本には大切な考え方が詰まっている。できるだけ多くの未成年者がこの本と出会えますように。

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    2025年03月07日
  • クール・ジャパン!? 外国人が見たニッポン

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    この作者の文章はやはり面白い、演劇的なタッチ。それなのに内容はかなり真剣な文化論であり、社会論。どの国もそれぞれの良さがあるのだけど、相対的に見ると、やっぱり日本はユニークなのかもな。

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    2025年03月02日
  • 孤独と不安のレッスン

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    月に一回くらいやってくる、孤独と不安でどうしようもない夜に読みたい本。一人でも幸せ、大事な人といるとさらに幸せ。

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    2025年02月27日
  • 孤独と不安のレッスン

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    孤独と不安はなくそうとするのではなく、共に生きると決意すること。悪い側面だけではなく、良い側面もある。孤独と不安があるからこそ、人生を味わうことができる。

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    2025年02月09日
  • 演技と演出のレッスン:魅力的な俳優になるために

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     言わずと知れた演出家でタレントの著者による、舞台や映像で効果的、魅力的な演技をするための考え方や練習方法を紹介したもの。たくさん「エクササイズ」が収録されているので、誰かとこの本を実践するのは確かに面白いし役に立つかもしれない(でもやっぱり講評してくれる人は欲しいと思うけど)。「世界で初めて、演技の秘密を解明し、演技へのアプローチを科学的に体系化した人」(p.17)と言われているロシアの俳優・演出家スタニフラスキーが提唱したスタニスラフスキー・システムという演技訓練方法に基づいている。著者自身がイギリスで苦労しながら身につけたということが伝わってきて、必ずしも上から目線でもない感じも良かった

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    2025年02月12日
  • 不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか

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    他の戦記で、そういう人がいたという噂が書かれていたのだが、実際にこの人なんだな。
    実在するとは思っていませんでした。

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    2024年12月20日
  • 「空気」と「世間」

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    2009年に第一刷が発行され、その後も発行され続けて、もう少しで第二〇刷が発行されようとしている。
    内容こそ、当時の時事ネタを挙げながら平易に解説している本書だが、
    発行から15年が過ぎた今でも、いや、今だからこそ、
    信頼できる「生きかたの指南書」として多くの人たちに読まれ続けているだろうことは
    容易に想像できる。

    山本七平『「空気」の研究』、
    阿部謹也『「世間」とは何か』、
    また、阿部さんの仕事を受け継ぎ「世間学」というアプローチをされている佐藤直樹さんの著書
    『「世間」の現象学』
    などを参照しつつ、「世間」の正体をつぶさに観察し、浮き彫りにした一冊。
    曰く、世間のルールがいくつかあり、

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    2024年12月19日
  • 鴻上尚史のほがらか人生相談 息苦しい「世間」を楽に生きる処方箋

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    励まされる、とはちょっと違う、楽になる視点や捉え方を提案されてなるほどと納得したり、実践してみようと思えたり、すでにできていることにほっとしたり、あのモヤモヤはそういうことだったのかと言語化してもらえたり。
    読めてよかった。

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    2024年12月14日
  • 君はどう生きるか

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    ネタバレ

    日本以外はじゃんけんはあまり有名ではない。日本人が対話が苦手なのは、じゃんけんがあるから。大切な問題はじゃんけんに任せてはいけない。
    多数決もどうか。最終的にはそうするにしても、対話が先にあるべき。数の暴力を防ぐ。
    シンパシーとエンパシー。同情、共感、と客観的な立場で相手の気持ちを考えること。シンデレラの継母は、なぜシンデレラをいじめたのだろう、と考える能力がエンパシー。
    被災地に折り鶴を送る人はシンパシーが強い人。しかし相手の立場では考えていない。シンパシーよりエンパシーを育てる。

    進路、良いもの、ベター、がわからないときは、最悪じゃないもの、を選ぶ。どちらがいいか、ではなくどちらが避けた

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    2024年11月01日
  • 孤独と不安のレッスン

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    安定の鴻上本。
    この人の書く文章は常に気づきを与えてくれる。リフレーミング効果がある。同じような事象に対して異なる角度からの視点や、解釈の方法を教えてくれる。


    ★★★★
    本当の孤独」とは、自分とちゃんと対話することなのです。

    ★★★★
    本当に何が食べたいかを知るためには、一定時間、ちゃんと空腹になることが必要なのです。

    ★★★★
    頭は、一瞬で旅行日程を理解します。が、体の理解は遅いのです。体は簡単には変わりません。体が変わらないから、旅行を実感として楽しめないのです。

    ★★★★★
    あなたが有能なセールスマンであるほど、あなたは自分との対話が苦手です。有能なセールスマンとは、「他人の欲

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    2024年10月30日
  • 「空気」を読んでも従わない 生き苦しさからラクになる

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    勉強をなぜするの?コップを指して「国語なら『透明なコップに入った濁ったお茶』、算数なら『200mlのコップに半分以下残っているお茶』、社会なら『中国産のコップに入った静岡産のお茶』と色々な視点が持てる。多様な視点や価値観は心を自由にする」と親が答えた。

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    2024年10月30日
  • 何とかならない時代の幸福論

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     どうしても日本とイギリスを比較して、イギリスの教育羨ましいとなりがちだが、まだまだ伸び代があるとも言える。コロナ禍でのブレイディさんの息子君の宿題が非常に興味深い。校則で決まっているから金髪の留学生が来ても黒髪に染めさせる、と息巻く先生がいるような学校には、絶対に子どもを通わせたくないが、少しずつ変わってきているのではないかと感じている。演劇の授業は是非日本でも取り入れてほしい。世間に優しく、社会に厳しい日本人。誰かが困っている場面に出くわすと、できない理由とやらない理由を延々と脳内で列挙し続けてしまう。そういう所だよなぁ、と反省。

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    2024年10月20日
  • 「空気」を読んでも従わない 生き苦しさからラクになる

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    我々日本人が普段読んでいる「空気」や、これを生む「世間」とはどのようなものかを平易な言葉で説明する。
    岩波ジュニア新書は一見難しい題材でもわかりやすく説明してくれるので、活字慣れしていない社会人にもオススメ。
    空気が読めるか、読めないか。誰かと会話するたびに生まれる悩みだ。だが、「空気を読んだうえで従わない」という第3の選択肢を選び取ろうとすること。それこそが、自由な人生を送ることにつながるのだろう。

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    2024年10月12日
  • 鴻上尚史のほがらか人生相談 息苦しい「世間」を楽に生きる処方箋

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    読んでよかったと思える本でした。
    一見個人的に見える悩みを所与性や同調圧力の強さなどの日本の風土的な価値観から紐解き、相談者が悩みの軽減や解決に向けてアクションを取れるように相談者の個別的事情に寄り添って策を提案という素晴らしい人生相談の本でした。こういう支援のしかたもあるんだなぁと目から鱗でした。

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    2024年09月30日
  • 君はどう生きるか

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    鴻上先生の本何冊か読んでれば新しい発見はない、簡単な言葉で書かれた総集編って感じの本
    令和の教科書に鴻上先生の文章載ってるの希望しかない

    マジで鴻上さんのすごいところは、語り手が受け取りやすい語り口のパターンがたくさんあるところ
    あの人生相談ができる経験の厚みと寄り添える器のデカさよ
    分厚い大人になりてえなという最近のテーマ
    もうちょっと考えたい

    それはそれとして、大人になった今も実践がうまくできてないことばっかだわ〜
    思考の癖を矯正するのにはまだまだトライアンドエラーよ

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    2024年09月29日
  • 「空気」を読んでも従わない 生き苦しさからラクになる

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    ジュニア文庫だから、さらっと読めた。自尊感情を高める教育してほしいなぁ、そういうとこで育ってほしいなと思った。逆に日本らしい学校に通いながら自尊感情を高める子育てってどうやってやればいいんだろう?

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    2024年09月24日
  • 学校ってなんだ! 日本の教育はなぜ息苦しいのか

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    「服装や頭髪の乱れが心の乱れにつながる」というなんの根拠もない迷信を信じて止まない多くの学校現場において、その表面的な問題に取り込まれ教師の掌の上で踊らされることのないよう、子どもたちは優先して取り組むべき課題を見極めることが必要だと感じた。

    千代田区立麹町中学校において革新的な学校改革を行なってきた工藤勇一さんは、純粋な疑問に骨太に向き合い、立ち向かっていくバイタリティに溢れた人だと感じた。

    鴻上尚史さんの言う「世間」や日本社会全体に蔓延る同質性に対しては、工藤氏の言う「自律」や鴻上氏の言う「健康的な自立」を行なっていくしかないと感じた。またその際、当事者意識を持ち、感情を出さず「対話」

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    2024年09月23日
  • 同調圧力のトリセツ(小学館新書)

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    自分とは異なる価値観や考え方を持つ他人の立場に立って相手が何を考えどう感じているのかを想像する力であるエンパシー。エンパシーを高めて行くことでコミュニケーション能力が高まり人との信頼関係に結び付いて行く。優れたアート作品を観ることによって世界の多様な見方を知ることが出来る。アートが自分の見方の世界を広げてくれる。美の追求は見極める目を育ててくれる。

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    2024年09月19日
  • 何とかならない時代の幸福論

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    「世間」と「社会」の違いを説く鴻上さんと、「ぼくはイエローで〜」の著者のブレイディさんの対談形式の本。

    イギリスの教育の紹介などを中心に、日本人が今後どう変わるべきかという方向性が示されています。

    「エンパシー」という、その人の立場を想像する能力が多様性には重要という指摘や、機会平等としての「equality」など、数々の指摘が染み入ります。

    やはり、子どもの教育って大切だなあと感じました。イギリスが実施している教育が全てとは思いませんが、日本の教育も教師と生徒の相互信頼の下で、自分の頭で考える機会が必要なのではと感じました。

    個人的には、ブレイディさんの息子さんが言った「日本人は、社

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    2024年08月31日
  • 何とかならない時代の幸福論

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    社会と世間の違い。私が今まで「社会」と考えていたものが、実は「世間」だったようだ。ちゃんと規則に則って動いているはずなのに、なぜこんなにチグハグなんだろう?と長年悩んでいたのは、「世間」を相手にしていたから。なるほど。

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    2024年08月15日