鴻上尚史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
オーソドックスなコミュニケーションスキルを一通り紹介しています。コーチングを一通り勉強した者にとっては、当たり前のことばかりです。
しかし、全く飽きることなく、いえ、むしろ大変面白く読ませて頂きました。人との関わりのなかで、「どういう言い方をしたらいいんだろう」という場面に出っくわすことはよくあることです。そのような時にどのような気持ちや態度で人と向き合うか、具体的で示唆に富んでいます。
演出家の著者が体験を基に、有用なコミュニケイションの方法をまさにご自身の言葉でまとめていますので、大変説得力があります。
この「伝え方」もとても勉強になりました。
我が身を振り返り、足りないなー、意識しないといけないなー、と思ったのは「交渉する」の節です。感情的にならずに交渉できるようになりたいものです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本当に久しぶりに鴻上さんの本を手に取った。
鴻上さんの書く芝居もエッセイも大好きだったことを
思い出した。
この本を手に取ったのは5章の創作に関する話を読みたかったからなのだけど、全編楽しく読んだ。
この国の文化の地位が低い(国内において)ということを私は常々感じていて、そのことも見事に明文化されていて、そうそう、
そうだよねと共感せずにいられない。
多くの人がおかしい、とおもっていることについて
分析・言語化されていて、どの項目に反応するかは
人それぞれだけれど何かしら共感すところがあるので
はないだろうか。
10年間書けずにいるという、脚本創作に関する本、
是非書いてください! -
Posted by ブクログ
いちばん心に残ったのは第5章「ものを創るということ」
「創作の秘密について」では、「とにかく最後まで書いてみること」が重要だとありました。最近このことが身にしみてわかってきています。
演技とは感情と技術の両立である、とか、理解できないことでもとりあえずやってみることが必要だとか。ずっと鴻上さんが言ってきたことなのですが、改めて心にすとんと落ちてきます。
「物語」について考え続けること、台本を書くということなど、参考になることがたくさん書かれています。
時々、ああ、あの時代の人ならではだなあと思うような思考も見られますが、それも含めて鴻上さんなんだなと思いました。 -
Posted by ブクログ
「日本的快適さ」と「日本的息苦しさ」
私は…日本生まれで日本文化を色濃く持つ家庭で育ったのだけれど…
余りにも、「家庭」が日本的な「世間」であったのか、日本的な文化の中では兎に角居心地が悪かった。
多くの場所に存在する謎のルールに「なんで?」という疑問を持ちつつも、「従え!」という「世間のルール」はあまりにも強固で、家庭の中でもずーっと耐え続けてきた。そこに、時代の流れと共に少しずつ欧米文化が入り込んできて、欧米文化を知るようになると、私は…そちらの方が息をしやすくなった。
しかし…日本の中の欧米文化が少し強いと言う場所は、やはり、日本文化には無いリスクも存在するのだ。
「日本的息苦しさ」を嫌悪しながら、「日本的快適さ」を求めるのは、確かに虫が良すぎるのかもしれません。
でもだからこそ、日本の「世間」という存在をわかった上で、自分はそれとは合わないという「個人」の自分をしっかりと受け止めて、「社会」との関わりをゆるゆると続けていこうと思うのです。