鴻上尚史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本当に思慮深く、相談者の立場になって、わたしでは考えつかないような考えをしっかりたくさん書いておられていつも感服です。ズバッといってくれるので、子どものことで相談された方にも、それは毒親だという話をされていて、本当に相談者のためになることを言っているからすごい。気遣いの人なんだなぁ、言葉があったかい。あと本当に頭がいい…!!!相談17の生きてるだけで価値があるなんて言えるのか、レイプやDV、ニート生活の穀潰しに存在価値があると言えない、という相談者に対し、人間一般論とごちゃになっている、という話にはじまり、レイプやDVは犯罪者についてであり、同じレベルでは議論するモノではないと言われるのがまず
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Posted by ブクログ
本書が出版された当時随分話題になったが、あれから十年弱、いまだに夏が来る度特攻隊犬死論争が繰り返されたりもする。
個々の特攻兵を犬死と呼ぶことは死者を貶めることになるとの感覚はよく分かる。ただ一方で、本書で描かれるような醜悪極まりない軍隊組織や堕落したエリート将官のことをどのような言葉で問い詰めればよいのか、それはまさしく人をして犬死を強制した組織であり責任者ではないのか。著者は命令した側とされた側を一括りにして「特攻隊とは何だったのか」を問うことの無意味さを説く。
本書を読むと、「帰ってきた特攻兵」は佐々木伍長の他にも一定数存在したことがわかる。ただ帰ってみると送り出された時と掌を返したよう -
Posted by ブクログ
2020年の春と秋に、ブレイディさんと鴻上さんが、イギリスと日本の対比をしながら、「世間と社会」「シンパシーとエンパシー」を縦軸に対談した本。2026年に読んでも、とても面白く、多くの気づきがあった。時代はコロナ禍だが、初期の混乱が少し落ち着き始めた頃。菅首相の「自助、共助、公助」と、自助しかなかった昔のサッチャーと、それを皮肉くるジョンソン首相や、英国と日本の教育、国会討論でのエンタメ性の有無などを、「世間と社会」というモノサシで読者に提示している。タイトルの「何とかならない時代の幸福論」は、本文中にはハッキリと示されてはいないのだが、読み終えて本を閉じると、なるほど、私の中にしっかり残って