鴻上尚史のレビュー一覧

  • 赤塚不二夫生誕80年企画 バカ田大学講義録なのだ!

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    内容はいたって真面目(と思える)。もっと凄まじい内容を想像したが、これかこれでよいと思う。バカを語っていることには間違いはないのだけれど。

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    2017年06月08日
  • クール・ジャパン!? 外国人が見たニッポン

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    事例も、その反応も興味深い。その上で、日本スゲーみたいな浮かれた心情とは、スタンスを異とする著者だから、異文化理解、時代突破の示唆書として、深く読むことができる。

    話題の幅広さ、分析の鋭さの両面から見て、5つ星です。

    ・日本発:アイスコーヒー、ストレートパーマ、スーツケースに車輪。国力よりもこんなところを誇りの根拠にするのも悪くない。
    ・大阪発:回転寿司、カラオケ、インスタントラーメン。大阪人の気質は、外国人のお気に入り。
    ・一番の違いは日本人はストレスを忘れようとする。でも、イタリア人はストレスの原因を解決しようとする。
    ・定年退職したお父さんがボランティアする姿に、「社会と付き合う前に

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    2017年01月16日
  • コミュニケイションのレッスン

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    コミュニケイションは技術だと定義し、また社会、世間、独り言におけるコミュニケイションにその考え方を分類しており、非常に明快。今までなんだかコミュニケイションに心地悪さを感じていた原因がわかって、すっかりした。あとは、本書のとおり、話す、聞く、交渉するを実践してみたいと思う。

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    2015年08月27日
  • クール・ジャパン!? 外国人が見たニッポン

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    2006年から続くBSのcool japan司会の鴻上尚史が書いた本。クール・ジャパンがクールでないのは周知だが「コスプレはよくてフィギュアはダメ」という文句が気になり読んだ。
    日本人はそう思わないが外国人にとってクールなものがあるというのは承知していたが、外国人、特に西洋人が理解できない日本人のセンスに少なからずショック。たとえば、仔牛の時から育てた牛を加工場に送り出した高校生が涙する(食用なのに泣くことはないだろう)、とか、赤ちゃんとつきっきりで寝る(親は別室でセックスするだろう)、とか。
    文化と意識の違いが国によってあること、というか、自分たちの常識が世界ではそうでないことを知り得ること

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    2015年07月02日
  • クール・ジャパン!? 外国人が見たニッポン

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    テレビ番組に携わっている著者が、そこで取上げた話題や、更に踏み込んだ外国と日本との着想の違いに関する考察や、“クール・ジャパン”が「日本発の好いモノ」、「日本が誇るべきモノ」という“一般名詞”的な意味を帯びたり、“政策”のようになる中で、「演劇文化を担っている」という立場も交えて思ったことを綴っている一冊だ。なかなかに興味深い!!
    「一寸したネタ」を愉しむような感で、意外に深く、日頃の暮らしや感覚に関して考え直してみる契機になりそうな…そんな一冊である。

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    2015年06月30日
  • クール・ジャパン!? 外国人が見たニッポン

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     脱アンチNHKとなってから、たまに氏の番組を見ていたが、書籍化されたので入手。過去のネタも知り、単なる日本礼賛的内容ではなく、独特の舌鋒で、かつ軽いタッチで突っ込む内容。それが良かった(類似の本や番組は結構好きだったので、本書の内容はほぼトレースでき、ネタ的な新鮮味は特にないのだが、それでもおもしろいので)。
     政府の文化支援の的外れ性の指摘は素晴らしい。有識者は沢山近所にいるのだから、積極的に民間に委託すれば良いのにと思う。せっかくのコンテンツを曲解されることが一番悔しいものであるので。

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    2015年06月28日
  • 八月の犬は二度吠える

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    読んでる途中で、夏目漱石の『こころ』を思い浮かべた。勿論、ストーリーは全く違うのだけど。
    私よりひとまわり以上上の先輩達は、こんなに面白い青春をおくっていたのか。
    大泣きはないが、途中鼻がむずむずするよ。

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    2014年12月10日
  • コミュニケイションのレッスン

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    オーソドックスなコミュニケーションスキルを一通り紹介しています。コーチングを一通り勉強した者にとっては、当たり前のことばかりです。

    しかし、全く飽きることなく、いえ、むしろ大変面白く読ませて頂きました。人との関わりのなかで、「どういう言い方をしたらいいんだろう」という場面に出っくわすことはよくあることです。そのような時にどのような気持ちや態度で人と向き合うか、具体的で示唆に富んでいます。

    演出家の著者が体験を基に、有用なコミュニケイションの方法をまさにご自身の言葉でまとめていますので、大変説得力があります。

    この「伝え方」もとても勉強になりました。

    我が身を振り返り、足りないなー、意識

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    2014年08月29日
  • 八月の犬は二度吠える

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    この方をテレビで見ますが、こうも素敵な感性と文才のある方だと思いませんでした。社会的はマナーはちょっと抜きにして、心を打つ内容で感激しました。

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    2014年08月20日
  • 不安を楽しめ!~ドン・キホーテのピアス16~

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    ネタバレ

    本当に久しぶりに鴻上さんの本を手に取った。
    鴻上さんの書く芝居もエッセイも大好きだったことを
    思い出した。
    この本を手に取ったのは5章の創作に関する話を読みたかったからなのだけど、全編楽しく読んだ。
    この国の文化の地位が低い(国内において)ということを私は常々感じていて、そのことも見事に明文化されていて、そうそう、
    そうだよねと共感せずにいられない。
    多くの人がおかしい、とおもっていることについて
    分析・言語化されていて、どの項目に反応するかは
    人それぞれだけれど何かしら共感すところがあるので
    はないだろうか。
    10年間書けずにいるという、脚本創作に関する本、
    是非書いてください!

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    2014年06月13日
  • コミュニケイションのレッスン

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    「社会」と「世間」という切り口はとても有効だと思う。コミュニケイションがうまくできるようになれば、議論も進むし、無意味な対立も減らせるだろう。できるだけ多くの人に読んでもらえるといいと思う。

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    2014年06月02日
  • コミュニケイションのレッスン

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    サラリーマンから主婦、学生、多感な10代まで。人間関係にひりひりしている人たちは絶対に読んだ方がいいかもしれない本。コミュニケーションを丁寧に解体して懇切丁寧に解説。迷った時にはこれしかない!

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    2014年05月24日
  • コミュニケイションのレッスン

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    度々出てくる「世間」と「社会」の捉え方の違いがとても分かりやすく、なるほどと頷ける。ゆっくりと変わっていこう。

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    2013年10月29日
  • 不安を楽しめ!~ドン・キホーテのピアス16~

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    ドン・キ・ホーテのピアスシリーズ第16作目。
    ここまで読み続けていると当たり前なのかもしれないけれど「まさにそう!それを言いたかったのよね」と個人的にモヤっとしていたコトを明快に言語化してくれるところが毎回ありがたい。
    思想信条や「おかしくね?」と思っているポイントがレベル(もちろんこっちは超低い)は違えどほぼ同じ。政治、文化、日韓・日朝問題、憲法、日の丸・国歌、震災…枚挙にいとまがない。それだけ影響を受け続けているということか。
    次回もおそらく「それだーーー!」なんつってハッとするんだろう。
    うれしくてしょうがない。

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    2013年07月13日
  • 不安を楽しめ!~ドン・キホーテのピアス16~

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    いちばん心に残ったのは第5章「ものを創るということ」
    「創作の秘密について」では、「とにかく最後まで書いてみること」が重要だとありました。最近このことが身にしみてわかってきています。
    演技とは感情と技術の両立である、とか、理解できないことでもとりあえずやってみることが必要だとか。ずっと鴻上さんが言ってきたことなのですが、改めて心にすとんと落ちてきます。
    「物語」について考え続けること、台本を書くということなど、参考になることがたくさん書かれています。
    時々、ああ、あの時代の人ならではだなあと思うような思考も見られますが、それも含めて鴻上さんなんだなと思いました。

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    2013年06月07日
  • 「空気」と「世間」

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    ・自分に関係のある世界のことを、「世間」と呼び、自分に関係のない世界のことを、「社会」と呼ぶ
    ・欧米人は、神との関係が問題であり、日本人は世間との関係が問題
    ・西洋にも昔、世間があった。キリスト教が世間を廃絶し、社会を形成した。
    ・人は不安になった時、原理原則に戻る。不安になればなるほど。

    非常に良い本だった。
    是非、購入するべきである。

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    2018年11月25日
  • 演技と演出のレッスン:魅力的な俳優になるために

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    物凄く丁寧な説明。
    ルビもかなり簡単な漢字にさえうってある。
    子どもにも日本語が苦手な方にも親切。
    そして内容がとても興味深い。
    良い本に出会えた感でいっぱい。

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    2012年02月21日
  • あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント

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    新しい角度を提供してもらった本。
    目からウロコ的と絶賛しちゃいます。

    僕らは、髪型やファッションなどに気を遣うが
    以下のものに気を遣っているだろうか。
    ■声は ? 大きさ、高さ、速さ、間、音色
    ■体は ? 体の外側、体の内側
    ■言葉は? 第一の輪、第二の輪、第三の輪

    この本の著者は
    大学時代に劇団を旗揚げし
    現在は舞台やテレビ、映画などで活躍している人らしい。


    やっぱり目を付ける角度、新鮮です。
    この本を読まずに普段の生活では
    決してこの角度を得ることはできなかったなぁと感じ
    改めて本の良さに気付かせてくれた一冊でした。

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    2009年10月04日
  • あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント

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    タイトル通り、自分をどう見せていくか、どうしたら魅力的な人物に見られるのかが分かりやすく解説されています。

    感情、声、体、言葉というメディアの活用方法が書かれています。魅力的だ、というのは表現の幅が広いことという考え方には十分共感できますし、表現するためには意識しなければならないというのにも納得です。
    楽しいのは、ちょっとしたワークが織り込まれているので、自分で試してみることができること。

    すぐに魅力的な人物に…というわけにはいかないけれども、こういうコツを知ってれば、トクすることも多いんじゃないかな。

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    2009年10月04日
  • あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント

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    ハードカバーが出版されてすぐ読みましたが、いまだに思い出す内容。見た目だけではなく魅力的でリアルな感情表現について、演劇人ではない女性たちに演劇人からやさしいアドバイス。表面的な「かけひき」では飽き足らない女性に。

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    2009年10月04日