鴻上尚史のレビュー一覧

  • 鴻上尚史のおっとどっこいほがらか人生相談 息苦しい「世間」を楽に生きる処方箋

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    作家・演出家の鴻上尚史さんが、色んな人生のお悩みに答えるシリーズ。
    色んなアドバイスをされているが、中でも、「人生は0か100かではなく、67点とか78点とかで生きていくもの」という考え方が印象的。
    「どうすればいいですか」という質問には、難しいものがたくさんあって、答えが出せないと思うとき、「0か100ではなく、折り合いがつけられるところを探す」という柔軟な考え方はとても大事だなーという気がした。
    それにしても、「結婚するべきか」というお悩みが(間接的にも)とても多かったのが少し意外。令和になっても人の悩みの根本というのは、そう簡単には変わらないらしい。

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    2024年05月07日
  • 鴻上尚史のなにがなんでもほがらか人生相談 息苦しい「世間」を楽に生きる処方箋

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    お馴染みのシリーズ第4弾。いつもこの著者の言葉にはハッとさせられる。
    自分にない、やわらかい視点を持った回答に舌を巻く。こんなふうに捉えてみたいな、と思う回答が満載。

    子どもを叱りすぎてしまうお母さんに
    『「叱る」理由は、相手にありますが、「怒る」理由は、相手ではなく自分にあるのです。』
    自分が今アンガーマネジメントを学んでいる最中なので、気づきを得た言葉。自分のコンディションが悪い時に怒りの原因があると悪循環に陥るよなぁ…と納得した。
    部下のやる気を引き出す方法を聞く男性に
    『仕事の楽しさを知ってもらう』
    成功体験は人を変える。向上心のむく方向が違う、という例えは非常にわかりやすいし、現代

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    2024年04月22日
  • 不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか

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    9回特攻に出撃して生き残った特攻兵のインタビューとその物語。戦争をする以前に戦わない選択をすることによって落とさなくてもいい命がある。先の大戦の時、闘うことを選んだ日本が結果的にどうなったか、戦争を経験した人たちは少なくても戦争は絶対してはならないと思ったはず。いつの時代でも犠牲になるのは末端の庶民で、命令する人間は(国民のためと言いながら)自分のことだけを考える。

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    2024年03月28日
  • 孤独と不安のレッスン

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    この本を読みながら友達を待っていると、友達に「なんでそんな辛気くさいタイトルの本読んでるの?」と言われました。
    それを言われたとき、私は「この友達もニセモノの孤独に悩まされているのかな?」と考えてしまいました。

    たしかに、孤独や不安、一人と聞くと、寂しいものや悲しいものと考えてしまう思考が私たちは幼い頃から備わっている(植え付けられている)ように感じます。(だからこそ、この本を手に取りました。)

    ですが、本当に大切なことや見つけたいものを探るときこそ、自分だけと会話する時間や場所が必要だと言うこの本は、個人的に10代や、学生の方に読んでほしいと思いました。

    十人十色、多様性という言葉が存

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    2024年03月20日
  • 「空気」を読んでも従わない 生き苦しさからラクになる

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    たった一つの世間にだけで無く、複数の弱い世間に所属する。帰属意識というのは強ければ強いほど良いわけではない。

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    2024年03月10日
  • 不死身の特攻兵(3)

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    士官の戦士とか

    中将に呼び出されて飛行機で移動中に敵襲で隊長以下の士官は軒並み戦死し、万朶隊は下士官以下だけに。主人公の佐々木伍長も初の攻撃で何とか800kg爆弾を投下しようとしますが、初の実戦では訓練時とは当然、大違いでは……この後が1巻冒頭に繋がっているのでしょう。
    下士官たちの出撃でも確認戦果は極めて怪しいものでしたが、大本営発表は当然のように盛った内容を発表するばかりです。
    戦死者の家族の描写も、やはり悲しいものがあります。日本の組織の愚かさって今でもフツーにありますので、こういうのって本当に他人事ではないです。

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    2024年03月07日
  • 不死身の特攻兵(2)

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    敵襲が続き

    主人公一行は飛行機を乗り継いで台湾からフィリピンへ。いわゆる神風特攻隊のエピソードも。軍隊の組織ですので、上位下達ばかりにしても、上官がボンクラだといかんともし難く、万朶隊の隊長と東條英機の腰巾着と言われた陸軍中将があまりにも対象的でした。
    インパール作戦の企画立案者等も連想します。
    岩本隊長は何とか爆撃できるようにと機体の改修を極秘裏に命じ、これが後々の主人公につながるのでしょう。
    冒頭と巻末に原作者氏によるインタビューの部分が載っているのも良いです。

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    2024年03月07日
  • 不死身の特攻兵(1)

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    特攻隊の愚かさ

    実話のマンガ化ですし、画力や内容等、あまり言うことないです。
    戦闘機等のパイロットとか、当時の最精鋭部隊ですので、消耗品にすること自体がイカれています。なので作中でも、真っ当な人は反対意見を述べています。でも大日本帝国の軍隊で真っ当な意見が通っていたらああいう結果にはならないですからね。
    ところどころ、現在の佐々木さんも出てきて、最後に原作者の鴻上尚史氏(氏の演劇作品はかなり好きです)も出てくるところが良かったです。

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    2024年03月07日
  • 何とかならない時代の幸福論

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    日本は移民を受け入れないべき、という意見をよくネットで見るのですが
    お二人の対談の中の、どうしたって増えていくんだからその上で対応していくしかない…といった内容にその通りだなあと思いました。
    実際に海外の現状を見ているブレイディさんの意見や鴻上さんの教育論、すべて面白く腑に落ちました。
    教育すること、子どもを育てることは社会をつくること。蔑ろにしてはいけないですね。

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    2024年02月06日
  • 不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか

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    酒と紅白餅で必勝祈願
    し死地へ送り出される。

    死のツノと積載量超過
    の八百㌔爆弾を抱える
    離陸直後の緊張の時間。

    高度五千メートルの空。

    雲が割れて目標の湾が
    見える。

    そして爆弾の安全装置
    を解除して・・・

    当事者にしか語れない
    鮮やかな光景が眼前に
    広がりました。

    体当たりの命令に背き
    けれども逃げずに戦い、

    何度でも何度でも生還
    を果たした八十年前の
    一人の若者に、

    大概のことは乗り越え
    られるはずだよと、

    生きる勇気を与えられ
    ました。

    一方で、精神論の末路
    というべき特攻という
    愚かな作戦を、

    エモーショナルに語る
    べきでないと学びとり
    ました。

    故郷の北海道

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    2024年02月01日
  • 鴻上尚史のなにがなんでもほがらか人生相談 息苦しい「世間」を楽に生きる処方箋

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    人生相談のエッセーは雑誌のコラムとして読むことはあるけれど書籍を買おうとまでは思うことがなかったです。
    …この鴻上さんに出会うまでは。

    相談内容も微笑ましいものも一部ありますが、だいたいほがらかじゃない。(笑)
    相談24「小4の息子が成長を拒否します」における、先日、小4の息子に素朴な質問を問いかけてみました。「君はどうして成長しないの?」…に頭を殴られるような衝撃を受けました。自分のことを棚に上げて他人に…というか自分の子供のことは平気で要求できちゃう、成長していないと断言し呪いをかけてしまう…ことに胸が締め付けられたりしました。

    この鴻上さんの答えもさすがです。。


    相談27「だめな

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    2024年01月28日
  • 「空気」と「世間」

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    一度でも異国のコミュニティに所属したことがある人は読んでみるとおもしろいかも。作者は、いじめに苦しんでいる人に読んで欲しい、と書いていた。今苦しんでいる人がいたら、この本に届いて欲しいと思った。

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    2024年01月28日
  • 鴻上尚史のなにがなんでもほがらか人生相談 息苦しい「世間」を楽に生きる処方箋

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    私には、相談30の方のお悩みがじわっ!と、心に響きました。【思えば何ひとつ自分で考えて決めたという経験がなく、常に穏便にら言われた通りに生きていれば丸くおさまるように生きてきて、自分がどうしたいのかわからなく、生きることに支障が出てきました】との相談。

    良い子、を続けてきた面も大きい相談者に、著者は「自分が本当は何がやりたいのか」を考えること。それには自分の生き方に悩んだ人の本を片っ端から読むことを勧めています。自分で判断するために、色んな人に話を聞いて多様な読書を続けて情報を集める。

    自分の頭で考えるという練習をしていきたい…!

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    2024年01月20日
  • 不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか

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    戦後72年たってようやく特攻のことを書けるということ、渦中の命令した側が亡くなったからこそ…というのが、戦争を美化する人々や傍観者側の罪が深いと思った。。

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    2024年01月07日
  • ロンドン・デイズ

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    演劇界では有名な著者が、1人の生徒としてロンドンの演劇学校に留学したときの話。
    イギリス英語を学ぶ難しさや、文化の壁など、さまざまなハードルが生々しく迫る。
    演劇教育についての話もあり、演劇と語学に興味のある人にオススメ!

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    2024年01月01日
  • 鴻上尚史のますますほがらか人生相談 息苦しい「世間」を楽に生きる処方箋

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    好きなんだ!鴻上尚史さんの人生相談!
    第三者に冷静に判断してもらうって大事。
    底辺に優しさを感じる回答だから、余計にそう感じるのかな、

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    2023年12月12日
  • 世間ってなんだ

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    誹謗中傷やネットの怖さが書かれていて、まさしく今だなぁと思ってみたら15年以上前だったり。なんだかみにつまされる内容が多かったです。組織の壊し方とか前職そのまま当てはまって笑いました。

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    2023年12月07日
  • 鴻上尚史のますますほがらか人生相談 息苦しい「世間」を楽に生きる処方箋

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    ネタバレ

    鴻上さんの語り口がとても明快かつ優しさに溢れていて、毎度惹き込まれる人生相談の本。
    今回特徴的だなぁ、と思ったのは毒親について。
    自分も同意見だが、親と子の関係においては圧倒的に親の方が立場が強く、毒親に対して子はまず物理的にも精神的にも距離を置くべきというのは本当に大切だと思う。
    親は基本的に産まれてから1番近くにいる大人だ。だからこそ子どもは親から1番影響を受けやすい。傍から見ればおかしい状況でも洗脳されてしまうのだろう。少しの違和感をしっかり言葉にして相談してくる相談者さん達は本当に凄いと思う。
    それに真摯に向き合って自分なりの回答を伝える鴻上さんもやっぱりすごい。

    また後書きにもあっ

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    2023年12月02日
  • 鴻上尚史のなにがなんでもほがらか人生相談 息苦しい「世間」を楽に生きる処方箋

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    第四弾!もう4冊目か。これだけ長く続くのは、やはり多くの人がこういう人生相談を求めているからだろうな。

    【人間は変われます。変われると思った人だけ、変われます。僕はずっとそう思っています。】
    本当にその通りなのだろうなあと思う。これだけ沢山、鴻上さんの回答を読んできて、その度に、自分と重なる相談もいくつもあって、涙したり、(厳しい回答に)うぐっとなったり、腹落ちして首がもげるほど頷いているのに、いまいち、自分が変われている実感がなく、成長している気がしないのは、どこかで変わるのは難しいと自分自身が思ってしまっているのだろう。

    それでも懲りずに、鴻上さんのこの人生相談への回答を楽しみに読んで

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    2023年10月26日
  • 鴻上尚史のほがらか人生相談 息苦しい「世間」を楽に生きる処方箋

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    ネットでこの本に掲載されているひとつの質問に対して誠実に答えている記事を読んで、ぜひ読んでみたいと思っていた本。
    鴻上尚史さんの優しい語り口と質問者に寄り添った回答が読んでいて心地よい。
    ただその質問に表面的に答えるのではなく、自身の知識と絡めながら物事の本質を伝える様は、著者が長年人々の相談にのり続けてきたからこそ出来ることだろう。
    どんな質問にも質問者に共感をし、気持ちを理解した上でアドバイスしていくことは今後自分にも取り入れていきたい。

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    2023年10月23日