【感想・ネタバレ】不死身の特攻兵(2)のレビュー

あらすじ

話題の新書、全身全霊のコミカライズ! 飛ぶことが大好きで操縦士となった佐々木友次青年。しかし、配属された万朶隊で課された任務は特攻だった。戦地フィリピンに到着するも体当たり攻撃に反対する隊長・岩本大尉は特攻機から爆弾を落とせるよう秘密裏に画策するのだったーーー。9回の出撃から生還を果たした佐々木青年の物語、第2巻!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

購入済み

特攻隊員は死にたくなかった

1巻2巻に共通するのは飛行大隊の指揮官も部下たちも死にたくなかったので投下機をいじって投下できなくなっている爆弾を故意に切り離そうと苦心したり故意に爆撃機を不時着、大破させたりして決して潔く散っていったというわけではないというわけだ。こっちの方が信用出来るしこの先特攻を美化する流れは防げるんじゃないかな。

1
2019年12月01日

ネタバレ 無料版購入済み

敵襲が続き

主人公一行は飛行機を乗り継いで台湾からフィリピンへ。いわゆる神風特攻隊のエピソードも。軍隊の組織ですので、上位下達ばかりにしても、上官がボンクラだといかんともし難く、万朶隊の隊長と東條英機の腰巾着と言われた陸軍中将があまりにも対象的でした。
インパール作戦の企画立案者等も連想します。
岩本隊長は何とか爆撃できるようにと機体の改修を極秘裏に命じ、これが後々の主人公につながるのでしょう。
冒頭と巻末に原作者氏によるインタビューの部分が載っているのも良いです。

0
2024年03月07日

Posted by ブクログ

効果が上がらないから体当たりって…なんか今の会社の内情と照らし合わせても如何に馬鹿々々しいか分かる。操縦の腕の立つ者が育成されるまでにどれだけの鍛錬が行われているか、それを一撃で死ね、って…人間は資産、と言う事が解ってない企業と凄く似てる。不定形労働時間で搾取してる会社も同じだ。「貴様は何故社畜にならんのだ!!」って言う会社と同じ。

昨日、人事と面談が合ったのだが、自分にとって合理性に欠ける事はやらん、と言い切れたので、それは間違いではなかった、と後押しを貰った気がする。

0
2019年02月18日

購入済み

上官とは

部下には特攻を指示しながら本人は敗戦時日本に逃げ帰った悪名高き富永中将の話も出てくる。空気に支配されやすいのは保身を第一に考える上官側の方が多いと感じた。
絵柄は第一巻よりも丁寧で、原作の雰囲気や主張をよく伝えていると感じた。

0
2022年09月10日

「青年マンガ」ランキング