ヨシタケシンスケのレビュー一覧
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ネタバレ「続」も、前編に劣らず非常によかった。前編と同じ編集方針となっており、全国不登校新聞社に在籍する、不登校・ひきこもりの当事者・経験者である子ども若者編集部員が、「私が話を聞きたい人に話を聞きにいく」という方針で取材を行うことにより作られている。「世のため」「人のため」ではなく、「私」が話を聞きたいというのが大原則となっている。
そのインタビュアーに答えた17名の著名人がこちら。
目次には、対談者のキーとなる一言が次のように紹介されている。確かにこれらのセンテンスがキーとなるものであるが、それ以外にも一人の読者として感動した言葉や生き方があった。
■中川翔子:ちょっとの「好き」を集めて、積み -
Posted by ブクログ
中高生向けに書かれたとは知らず、表紙のヨシタケシンスケさんのイラストにつられ、久々に海堂尊さんの小説を読んでみた。
中学生が主人公の、約半年間の物語。
12の章から成り立っていて、各章には主人公の父の一言が10、残りの2つは、大学教授の一言と、主人公の一言がタイトルとしてつけられていた。
このタイトル、ほとんど自己啓発本。
目次を読み返すだけで、より良く生きるためのヒントになっている気がした。
手帳に書き出しておこうかな。
最終12章、大学教授の悪を退治しようと頑張る中学生、大人の対応で、ソフトランディングさせた大学院生、そしてメールでしか登場しないパパの優しさに目頭が熱くなった。
あ -
ネタバレ 購入済み
先日世界一受けたい授業で紹介された、本への夢と愛に溢れる「こんな本があったら」ワールド全開の一冊。
中でも、「お墓の中の本棚」は大切な人と会えなくなっても繋がりを感じることの出来る希望、「水中図書館」はRPGで出てきそうで実際に会ったら絶対行ってみたいワクワクがあってお気に入り!
絵本より少し厚い児童書サイズだけどイラストいっぱいで楽しく読める♪ -
Posted by ブクログ
ものすごく面白かった!著者が猫好きの方のようで、これ猫のことかな?と思わせる用法があってホッコリ
自分が外国語を勉強してるときに感じる、(こんな発音辞書にないよ?この語尾なに??)みたいなどーにもよくわからんものが、日本語に置き換えるとそういうことか~と分かって、スッキリ。
文法があって言葉があるのではなく、もともと存在した言葉に法則性を当てはめたのが文法なのだから、文法通りにいかないのは当たり前のことなんだよな~と納得できた次第。
日本人的なふるまいが日本語のなかに潜んでいる、というのは興味深い。
くれるもあげるも英語ではgiveだけど、日本人はウチとソトを使い分けるので、日本語ではソト -
購入済み
日本語びいき
普段何気なく話している日本語だけど、ふと疑問に思うあれやこれが、面白おかしく簡潔に説明されています。周りに外国人がいる人には、特にオススメ。
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Posted by ブクログ
日本語教師が日本語について書いた本。
ヨシタケシンスケさんの挿絵が素敵。
日本語を細かく細かく細かく
分解してみた、というような話。
ほー、なるほどねー。
そうかー、そうなるのかー。
と思いながら読み進めた。
いつも使っている言葉なのに、
分解するといろいろ新しい発見があるものだ。
米洗ふ前を蛍の二ツ三ツ p107
前に 蛍は死んでいる
前へ 生きてるけど一方通行
前を 行ったり来たりしている
なぜなのか
前に、は「いる」がつくから動きがない。
だから死んでいる。
前へ、は「来る」がつくからその場所に
向かっていく感じ。一直線。
ふわふわ感がない。
前を、は「飛ぶ」がつくから・・
じ