ヨシタケシンスケのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ゆうくんのYouTubeの動画でこの絵本の名前が出ていて、印象に残るタイトルだったので読んでみた。
ちょっとふざけたタイトルからは想像できないくらい深い話で、心にぐっときた。
誰にもまわりからは分からない困り事や悩みがあるものだ。
同じ悩みを共有できている、おしっこけっこうもれたろうくんとの友情もよかったし、引っ越しで離れ離れになってしまうのが寂しかった。
もれたろうくんにかけるおじいちゃんの言葉が、優しくて、人生長く生きてきた人の言葉という感じがして、温かい気持ちになった。
おじいちゃんのちょっぴりもれたろうはリアルすぎて笑ったけど。笑
この作者の本は読みやすい文や絵なんだけど、何か考え -
Posted by ブクログ
とても面白かった。
形式にとらわれない、物語のオムニバス。
特に好きなのは第7夜の「その本は、誰も死なない。」。
読み進めると少年時代を思い出すこそばゆい気持ちと惹かれ合う二人のやり取りにジンとくる優しい話に感じるのだけれど、最初に提示されている「誰も死なない」に引っ張られて少し不安をはらんで物語が進む。
それぞれの物語に出てくるキャラクター、例えば第7夜なら子供ならではというか、又吉ならではなのか、ヨシタケシンスケさんならではなのか、「本」との向き合い方がなるほど〜わかる、と思えるんだけれどどこか独特で、クスクス、ゲラゲラ、ハラハラ、ジーン、いろんな感情に振り回される。王様が二人から物語を聞