ヨシタケシンスケのレビュー一覧
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活動に尊敬の念を抱いているチキさんのエッセイ第三弾。
今回のヨシタケさんとのコラボも最高だ。
チキさんの活動や発言、思いなどの根幹に、弱くて、卑怯だった過去の自分への反省とか、後悔があるのだ、と感じた。
それはもちろん、チキさんだけが特別じゃなくて、人はどこか、弱くて卑怯な自分というものを持っているのだと思う。
それを、忘れたり、誤魔化したりせずに、正直に、まっすぐに見つめているところがすごいな。
人はだれでも、自分だけのめがねを掛けて、取れないまま一生を終える。
できることは、自分のめがねに、他者のめがねを重ねて掛けることしかないのかもしれない。
それでも、チキさんとヨシタケさん、ふ -
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仕事の休憩時間中に難しいことを考えずに気楽に読めそうな本を探していて購入。
結果、楽しく読めました。
本書の挿絵を書いているヨシタケシンスケさんは私の中で「かわいいおじさんの絵を描く人」というイメージなんですが、本書では老若男女いろんな会社員の絵が楽しめます。
みんなちょっと苦労しつつもなんか楽しそうな感じがイイです。
本の内容としては共感できるものとあまり私にはピンと来なかったもの(単に著者と私の業界が違うからという物が多いです、うちの会社にはソフトモヒカンの人いないな~等)があって、他の業界の人はこういうことも苦労してるんだ~と知ることができる良い機会になりました。
あと、「再発防止 -
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主人公は『ジーン・ワルツ』や『マドンナ・ヴェルデ』(共に新潮文庫)で生まれた双子の内の曾根崎伸一郎の息子として育てられた薫君です。僕にとっては親戚の子供が成長した姿を見たような気がして嬉しかったです。
この本の主人公は『ジーン・ワルツ』や『マドンナ・ヴェルデ』(共に新潮文庫)の中で生まれた双子のうちの曽根崎伸一郎の息子として育てられた曾根崎薫君の物語です。
この本を読みながら、僕は親戚の息子さんが中学生になったときのような気持ちで彼に寄り添うことができました。
僕は平素、あまりミステリーは読まないのですが、この本は面白く読むことができました。
物語は主人公の中学生、曾根崎薫君がゲ -
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こちらも可愛い系のヨシタケさん
自分でチョコを開けられないけど
大きくなったらなんでも開けられるようになると思うから
そしたら全部あけてあげたい!!
そんなあきらのお話
あきらの気持ちにきゅんとします♡
うちの息子が
大きくなったら運転してあげる!
大きくなったら荷物持ってあげる!
大きくなったら作ってあげる!
などと言ってくれるのを思い出します(*´꒳`*)
小さいながらに
やってあげたい!っていう気持ちでいてくれることにキュンとします(*´-`)
そしてお父さんの気持ちもわかるなぁ。
ちょっとずつ大きくなってくれればいいんだよー╰(*´︶`*) -
Posted by ブクログ
哲学書かな?
アーティストが自分の創作ノートの一部をその考えとともに世に出してくれてる本。
私の好きなアーティストは大体みんな自分の弱さを克服しようともがく中で、素晴らしい音楽や芸術に昇華している方が多いと思う。
同じくらい過酷な経験をしたとして、私が高度な芸術に昇華出来るとはとても思えないし、フラッシュバックに悩まされながら継続して作品を生み出すのは生半可なことじゃない。
そういう凄みが伝わるから、ファンや評価する人が大勢出てくるのじゃないかな、と考えてる。
イラストの独特な丸みが唯一無二で、子供も大人も丸いフォルムに癒されるし包まれてる気がする。根底にある自他共への優しさが絵から感じられ