あらすじ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
自身の身のまわりをつぶさに見つめ、遠く離れた異国の人の暮らしにもあたたかなまなざしでフォーカスする。荻上チキさんのエッセイに、ヨシタケシンスケさんがイラストストーリーで呼応する。ふたりそれぞれの「めがね」が、読む人に新たなものの見方を示してくれる新しい形のコラム、『暮しの手帖』の人気連載をまとめた書籍の最新刊です。
「身体から本心」(日々のストレスのこと)から、「布団の中で考える」(新型コロナ罹患)など身近な話から、「戦争と憎しみ」「友人に平和を」(ウクライナ取材)など時事的な話題まで読みごたえ充分です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ヨシタケさん、何を書けば良いか悩んでいるようには感じられない~マウスピースに詐欺、コロナ禍で韓国食器、看板効果、スカートめくり、胃痛とストレッサー、ゲーミングチェア、テキサス短期留学、ウクライナ~ハギかオギか、ウエかカミか、オギウエと判って声が聞きたくてYouTubeでラジオを聞きました。優しい声だけど悩みも多いんだね、大変だ。これは暮しの手帖への連載なので季刊と言うことで気が楽かも、あれ?今も季刊か?
Posted by ブクログ
チキさんの声で脳内再生されます
人をダメにするクッションに寝そべって足をバタバタさせるチキさん大変良き
礼儀正しい陰キャのコミュ障の私には共感しかないです
合間に挟まれるヨシタケシンスケさんのイラストが大変大変私にはご褒美でした
Posted by ブクログ
何でもよく知っていて冷静で論理的な荻上さんの過去を知ると、驚きである。もちろん子供の時の話にしてもだ。ご自身は体も精神も弱いようなことをおっしゃるが、評論家として取材も積極的精力的に行かれるし発信力も強い。そんなエッセイを読むと、はっきり書いてはいないが、努力の賜物なんだなと思う。もちろんヨシタケさんの絵もセンスが良くて大好きです。
Posted by ブクログ
【目次】
まえがき(荻上チキ)
耳寄りな話
身体から本心
思い込みにさようなら
生活を味わう
看板効果
もう、しません
自分を実況中継
世界と繋がる
座り心地のいい場所
戦争と憎しみ
戦争と差別
年賀状の思い出
布団の中で考える
友人に平和を
あとがき(ヨシタケシンスケ)
Posted by ブクログ
活動に尊敬の念を抱いているチキさんのエッセイ第三弾。
今回のヨシタケさんとのコラボも最高だ。
チキさんの活動や発言、思いなどの根幹に、弱くて、卑怯だった過去の自分への反省とか、後悔があるのだ、と感じた。
それはもちろん、チキさんだけが特別じゃなくて、人はどこか、弱くて卑怯な自分というものを持っているのだと思う。
それを、忘れたり、誤魔化したりせずに、正直に、まっすぐに見つめているところがすごいな。
人はだれでも、自分だけのめがねを掛けて、取れないまま一生を終える。
できることは、自分のめがねに、他者のめがねを重ねて掛けることしかないのかもしれない。
それでも、チキさんとヨシタケさん、ふたりのめがねを重ねて通してみた世界は、いつもよりほんの少し明るく、くっきりとみえる。
Posted by ブクログ
荻上チキとヨシタケシンスケが同じテーマについて違った角度からみてのエッセイを綴る。もちろんヨシタケシンスケの方は、絶妙なイラストがついている、というか主役。
さすが、暮しの手帖に連載されていただけあって、身の回りの人や道具、世の中との付き合い方が地に足がついている感じだ。 特にウクライナに関する取材をもとにした章は身に迫ってくるものがあった。
Posted by ブクログ
「暮しの手帖」で連載させているコラム。
毎号読んでいますが、出版本を初めて読んでみました。
2021年3月から2023年9月までの掲載コラムです。
少し時が経って再読すると感じ方が変化するものですね。
あの頃はまだコロナの混乱期だったなぁ。
あの頃と言ってしまうのはまだ早いのは分かっているけど、なんかそう感じてしまう。
それほどの生活様式の変化っぷりでした。
ウクライナとロシアの戦争はまだ終わらず、トランプ大統領再選によって動きは出てきているものの、動向は不透明…
荻上チキさんが現地で見聞きした戦争の姿がリアルで恐ろしくなる。
そこにヨシタケシンスケワールドのイラストとことばが添えられて、読み手を救ってくれる。
そしてそのことばが相変わらず深くて「みんなそれぞれで考えてるかー?」と問われてる気がする。
Posted by ブクログ
日々のストレス、新型コロナ罹患、ウクライナ取材…。身近な話から時事的な話題までを綴った荻上チキのエッセイと、それに呼応するヨシタケシンスケのイラストを収録する。『暮しの手帖』連載を書籍化。
荻上チキの文章の後のヨシタケシンスケのイラストとお話がいい。
Posted by ブクログ
みらいめがね3冊目。ウクライナの戦争にも触れた本作。きっとここには書ききれないさまざまなものに触れて、いろいろ思った中で伝えることを絞っていることを想像させる内容でした。
友人DVとか、気付けないと気づかないことを具体的に理解させられて、いろいろな関係性の違和感を無視して無理してはいけないなぁと考えるなど…。せめて自分の周りだけは、可能な限りの良い世界を作ろうと足掻きたいなぁと感じる本でした。
Posted by ブクログ
シリーズも3作目。荻上さんの話に対してヨシタケさんがそれにまつわるイラストを描く。私はヨシタケさんのイラスト目当て。ウクライナの話から幼い頃の話までいろいろ。