日本語びいき

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「させていただく」は丁寧か、馬鹿丁寧か。「先生」の読み方は本当に「センセイ」? よく知っているつもりの言い回しも、日本語教師の視点で見るとこんなにおもしろい! ヨシタケシンスケさんの、クスッと笑える絵とともに、身近な日本語のもうひとつの顔をのぞいてみませんか?
【『日本人の日本語知らず。』を増補改題】

目 次
まえがき
1 日本語は難しい、か?
2 ところでひらがな、ぜんぶ読めてます? ほんとに?
3 しつこいようですが、ひらがなはエライ!
4 らぬき、れたす、さいれ
5 ナウい人とナウな人、どっちがナウ?
6 品詞の谷間
7 お茶が入りました。
8 日本語はあいまい? 非論理的?
9 みなまで言うな。
10 米洗ふ前を螢の二ツ三ツ
11 私はこれでやめました。
12 ウチ向きな日本の私
13 ウチとソトの交流
14 しぇんしぇー、ちゅくえ
15 ありますですかそれともありますですか?
16 ててったってっ。
17 トンネルを抜けると鴨川でマスオさんが
18 飾り飾られ
19 4番の、カードを、お持ちの、お客さま
20 先生はとても上手に教えました。ありがとうございます。
21 お~星さ~ま~ギーラギラ♪
日本語は美しい。――あとがきにかえて
文庫版あとがき

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日本語びいき のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    文庫版は、もとの単行本に3章追加して全21章。章末のコラムも書き下ろし。充実の一冊。
    各章、冒頭の掴みが巧い。そしてくだけた解説とちょっと奇抜な用例。最後はヨシタケシンスケの、クスッツと笑えるイラストで締めくくる。
    著者は大学で留学生に日本語を教える。それもあって、彼らの笑える誤用のエピソード集かと

    0
    2025年05月05日

    Posted by ブクログ

    17章、ネイティブ並みに文章を読み解くには、”辞書に載らない知識と教養”が必要という話。生の日本語文章には、「国境」のような有名文学作品はもちろん、サザエさんのような現代のカルチャー、「鴨川の法則」といった小話(?)まで日本語母語話者であれば知っているであろう”ネタ”が満載である。
    同様のことは他言

    0
    2022年01月14日

    Posted by ブクログ

    『日本人の日本語知らず。』を改題、章・コラム、ヨシタケシンスケ挿画を増補したことにより親しみやすく読みやすい本になってるが、取り上げている内容はけっこうハードなものが多くて、母国語ではなく外国語として学ばない限り知りえない「日本語のルール」が少なからずあるということに目を開かされた。英語も大切なのだ

    0
    2021年08月19日

    Posted by ブクログ

    ものすごく面白かった!著者が猫好きの方のようで、これ猫のことかな?と思わせる用法があってホッコリ

    自分が外国語を勉強してるときに感じる、(こんな発音辞書にないよ?この語尾なに??)みたいなどーにもよくわからんものが、日本語に置き換えるとそういうことか~と分かって、スッキリ。
    文法があって言葉がある

    0
    2020年03月20日

    購入済み

    日本語びいき

    普段何気なく話している日本語だけど、ふと疑問に思うあれやこれが、面白おかしく簡潔に説明されています。周りに外国人がいる人には、特にオススメ。

    0
    2019年10月04日

    Posted by ブクログ

    日本語教師が日本語について書いた本。
    ヨシタケシンスケさんの挿絵が素敵。

    日本語を細かく細かく細かく
    分解してみた、というような話。

    ほー、なるほどねー。
    そうかー、そうなるのかー。
    と思いながら読み進めた。

    いつも使っている言葉なのに、
    分解するといろいろ新しい発見があるものだ。

    米洗ふ前

    0
    2019年08月21日

    Posted by ブクログ

    普段何気なく使っている日本語。文法などについてなぜ?と聞かれると答えられない事の方が多いと気付かされる。そして、日本人だけど間違った日本語を話していたりする事も!言葉の不思議と面白さを味わう事の出来る本。ヨシタケシンスケさんのイラストも可愛くてステキでした。

    0
    2025年04月06日

    Posted by ブクログ

    中高生時代、国語の文法はあまり好まなかった私ですが、この本で文法に触れるととても面白い!

    またこれは余談なんですが、清水さんの文章と、ヨシタケさんがイラストで使う文章。なんか似てるなと感じました。ヨシタケさんが挿絵を描かれる本っていろいろありますけど、トップクラスで親和性が高いんじゃないかと思って

    0
    2021年08月13日

    Posted by ブクログ

    日頃、気にせずに使っている日本語の面白さを教えてくれる本。

    例えば、飛騨高山では標準語の「~している」が「~しよる(進行)」と「~しとる(結果)」として区別されているとのこと。これは、自分が使っている岡山弁でもほぼ同じ。しかし、これが標準語に翻訳できないということ自体に気がついていなかった。言われ

    0
    2021年01月01日

    Posted by ブクログ

    M市は買ってくれなくて、他所から借りようとして届かず、やむを得ず購入・・って流れなのだろうか~2「う」と書いて「お」と読めとはこれいかに。3五十音表と言いながら、じつは動詞の活用表でもあるのだ。10米洗ふ前を螢の二ツ三ツーホタルの生死をわけるもの。14しぇんしぇー、ちゅくえ。15発音しない発音(sか

    0
    2020年10月11日

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