富安陽子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
気になるけど表紙が微妙で読むの躊躇してた本。
もっと前に読んでおけばよかった!
化野原団地(アダシノハラだんち)に住みたい!
妖怪が住む土地に人間が団地を立て始めて、大半の妖怪が怒って人間を襲おうとしてる時に、まずは人間と話しあおうって提案するぬらりひょん。
実際市役所まで足運んでみたら、散々たらい回しにされて
毎回同じ話をさせれて可哀想だった。
地域共生課の野中さんが良い人でよかったわ。
てっきりぬらりひょうんが怒って妖怪引き連れて団地乗っ取っちゃうのかと思ったもん。
その後は野中さんの親身な対応でその土地に住んでいた妖怪達も納得して、団地で共存することになるんだけど。
河童たちが住む中央公園の満月池に、町の北に公園と繋がるようにして
作られた雑木林にはオクリオオカミたち。
んで、カラス天狗達はマンションの屋上。
自分の周囲にこれだけ妖怪住んでたら面白いだろうなぁ。
しかも彼らはそこで快適に暮らせるよう取り計らってもらった代わりに、
それぞれの力を使ってこの団地を守る約束をしてるんだけどね。
妖怪に守られてる団地、いいねぇ。
そして、この本のタイトルにもなってる妖怪一家の九十九さん。
ようは、ぬらりひょんを中心に単体で暮らしてた妖怪達を、
1つの家族として生活してもらう形になったんだけど。
ぬらりひょんが父、ろくろっ首が母、見越し入道はおじいちゃん。
やまんばがおばあちゃんで、天邪鬼と一つ目小僧が息子たち。
最後にサトリが娘として一つ屋根の下生活始めるんだけど、
なんだかんだで人間の様な生活にすぐ順応しちゃう辺りは今時かなw
ただ、やまんばがちょいちょい人間を食べたがるのがちょっと怖いけどw
最初の頃はまだ妖怪の時のクセが抜けないやまんばばぁちゃんや、
見越し入道じぃちゃんがちょいちょいやらかして
ぬらりひょん達を困らせるんだけどね。
でもその都度、化野原団地の団地管理局局長の的場さんが「問題無いっす」
って処理してくれる。 的場さんかっけぇわw
この1冊目はこの団地の主要人物の紹介話って感じ。
各エピソードが結構笑えるので、終始ニヤつきながら読んでたw
ほんとこんな所に住んでみたいなぁ。
エレベータのボタンを⑨⑩⑨って押したくなったわ。
うちの所8階までしか無いからそれをしないで済んだけどw
雷獣の自家発電で電気代が格安になってる団地も捨てがたいけどね。
確か続編出てたよな。 今度借りよう。
イラストも読んでたら味が出てきていい感じと思えるようになったw
野中さんの
「妖怪がいない町なんて、つまりませんからねらね」
から続くセリフに強く共感! -
Posted by ブクログ
雑誌「MOE」で紹介されているのを見て手にとりました。
児童文学ですし、内容としてはファンタジーに分類されるのでしょうが
何箇所かで思わず落涙。戦争で喪ったということではなくとも、大切な誰かを亡くした人なら一層心に染み入る物語だと思います。
田舎の描写がいいですね。そこで繰り広げられる親戚縁者の人間関係も。私には田舎はありませんが世代でしょうか、とても懐かしく感じました。
今の子供たちはこのような人間関係をどのように読むのでしょう。
最後にこの物語の元となったあるノンフィクションが著者によって語られます。衝撃の事実です。
「人間は二度死ぬ」私はそのことを忘れたくないと思います。
今法律が変わりつつあり、世の中にまた戦争の気配が漂い始めています。子供たちにはもちろん読んでもらいたいですが、これは大人も今読むべき文学作品です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ富安さん大好きだー!
しかも表紙が酒井さん!!
雰囲気たっぷりで素敵です♪
身寄りのない少女2人が、とある屋敷へと招かれる。
彼女たちを里子にしようとしている女主人は、しかし、彼女たちと
親しくしようとするつもりはないようで・・・・。
自分たちは何のためにここに呼ばれたのか?
その理由を探る2人は、悲しい過去と、女主人の本当の目的を知る・・・・。
っといった感じのおはなしで、シノダシリーズとはまた違った魅力な一冊でした。
どっちかってゆーとミステリー風味が強いかな。
実は双子だったあかりとみずき。
2人とも夜目がきき、他人にはいえない力を持っていた。
みずきの、においの能力、については、においって・・・・。と
おもしろい能力だなーっと思ったのだけれど、狼の神様系の力だと
分かればなるほど、なっとくでした。
お調子者のにおいがポップコーンってのがなんか楽しい。
そして時の狭間をこえる力。
ちらりちらりと見え隠れする過去と、津田さんの思惑はどうからんで
くるのか、とどきどきしつつ、
贄、とかゆー言葉もでてくるから、まさか、2人を生贄に孫を生き返らそうとでも??なーんて不吉な予感が結構ぎりぎりまでしてた。
結果、本当にただの立会人だったので、ちょっと拍子抜けでしたが。
現れた神様が、意外とひとつの人格(?)でいろいろちゃんと説明してくれたのが、なんか新鮮な感じ。神様って、有無を言わさぬ存在ってイメージで、いちいち説明してくれる、なんて思ってもみなかったので。
津田さんの選択は、悲しいけれど、重い後悔を抱えていきるより、
最後に笑顔で話をしたかったんだろうなあ。
神様、かりにも自分の娘たちに、なにかひとことはないのかしら?っと
ちょっと思ったりもして・・・・。
あのとき、こうしていれば、ああしていれば、
変えたい過去はいくらもあるけど、結局どうあってもここにたどり着くような
気もする。
でも、どうしても受け入れられない哀しみってのは、あるのかもなー。
分かんないけど。