富安陽子のレビュー一覧
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今回はなんとドイツから魔物のウォルフさん一家が日本へバカンスへ来る話。
遂に九十九家が国際交流です。
ウォルフさん一家はパパと息子二人は狼男。
ママと一人娘は魔女という組み合わせ。
外務省の国際共生課からのお話で九十九さんに白羽の矢が立ち、化野原団地の視察を案内する事となりました。
九十九さん一家もグローバルになったなぁ。
九十九家のいたずら3人組に一抹の不安を抱えつつもウォルフさん一家歓待の為に地域共生課の面々と団地の管理局長の的場さんと共に計画を練る九十九さん達。
はじめは順調にいくかと思ったけど・・・
まぁ九十九さんの不安は見事に的中しますわな。
よりにもよってウォルフさん一家の子 -
Posted by ブクログ
ネタバレ創作物語。 短編集。
舞台は学校。少し困った思いをしている子どものところに白衣を着た山田菜の子先生があらわれ、子どもを手助けして問題を解決します。舞台になる小学校はそれぞれ別の学校。
「春休みのかくれんぼ」南小学校。
春休み中に引っ越してきた研人は、小学校を下見に行きます。
「飼育当番の冒険」桜台小学校。
飼育当番の茜は、いうことをきかない兎にいつも手を焼いています。
「忘れ物の迷宮」細川小学校。
3日連続して計算ドリルを学校に忘れてきた喬はお母さんに学校へ取りに行くように言われます。
「水泳記録会の奇跡」森が丘小学校。
智子はプールが大嫌い。今日も友達の後をとぼとぼ歩いてプールに向かっている -
Posted by ブクログ
このシリーズもついに4作目。
今回は九十九家の子供たちがメインのお話。
とある夏の夜、アマノジャクノアマくんが隣町で見つけた廃校寸前の学校のプールにサトリのさっちゃんと一つ目小僧のハジメくんを連れて遊びに行きました。
あちこち壊れて埃やカビでジメジメしている校舎に気味悪がるどころか大喜びしちゃうのはさすが妖怪の子供達w
深夜のプールにも躊躇なく飛び込んで遊んでしまいます。
するとプールにもう一人いる気配が・・・
気配はするけど正体が掴めない相手を探して、夜のおんぼろ校舎で一騒動。 俺なら怖くてすぐ逃げてるね。
この騒動の決着のつき方が良かった。
地域共生課の野中さんがもの -
Posted by ブクログ
現代に神話が現れるとしたらこうなる、という物語。神様が数学と無関係だなんて思わない方がよさそう、両方とも地球に存在してるしね…前者は感性の中に、後者は生物の中に。
わたしは数学からきしダメですが、Qの話を聞いておもしろそうって思いました。数学は世界システムかあ…。
富安さんは古典と理科と宗教を混ぜてこねて焼き上げる天才です。天ツ神を細菌と同じって言いきるのこの本くらいだよ。
お猿のお迎えといえば日輪と猿の切っても切れない関係ですね。猿田彦とか日吉丸(豊臣秀吉の幼名)とか。仲間集めってことは富安さんは現代の天岩戸をやるつもりだろうか…。
名前が大切な役割を果たすのは古典ファンタジーの鉄則。アレ