【感想・ネタバレ】天と地の方程式 1のレビュー

あらすじ

この春で中学二年生になる田代有礼(たしろあれい)は、おかしな夢を見た。猿に「くるすの丘に、来い」と言われる夢だ。その直後に引っ越しが決まり、できたばかりの公立の小中一貫校「栗栖の丘学園」に通うこととなる。中学二年生にあたる八年生の生徒はたったの三人。うちひとりは、おそろしく数学ができ、とてつもなく馬鹿とうわさのQだった。関わりあいになりたくないと思った矢先、Qとともに異空間に閉じこめられる――。

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Posted by ブクログ

古事記を下敷きにした学園ファンタジー。すごく面白くてページをめくる手が止められなかった。続き物で続きを読みたいがためにまた読み返します。

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2021年10月01日

ネタバレ 購入済み

凄い!

圧倒的なスケール!古事記有り、数学の数式に方程式有り、新しい団地を造成する時に、黄泉ツ神が、封印されている扉を壊してしまい、黄泉ツ神が、そこから現世に出てしまった。それを、また封印する為に、天ツ神が、7人のカンナギ(今のところ1匹は猿)を召集して、黄泉ツ神を封印しようとする。今、まだ、カンナギは4人と1匹。後の2人は、誰か?、黄泉ツ神の封印は出来るのか?ハラハラワクワクドキドキが、止まらない。

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2021年06月16日

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面白い

特にカクレドからの脱出場面はスピードがあってグイグイ読み進めてしまう

最初単調に思っても、ぜひ最初のカクレド「3 回廊」まで読んでほしい

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2021年04月18日

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面白かった!
古事記と数学が絡んでいるのがとても新鮮で良かったです。登場人物も個性的でわくわくしました。
まだ序章という感じなので、この先が楽しみです。

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2020年03月13日

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話にスピード感があって、1巻から3巻まで一気に読んだ。
一つ一つ謎が、テンポよく解き明かされていくので、読んでいて楽しかった。頭の中で、丁度上手く映像化されていくテンポなんだと思う。
それぞれのピースが、最後に繋がっていく様子も面白かった。数学の問題でピタッと答えが出て、頭がスッキリする感じに似ている。
物語に出てくる古事記、世界の遺跡、数学の魔法陣などについても、いろいろ調べ知識を広げてみたくなった。

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2020年02月11日

Posted by ブクログ

とても読みやすくて、少し読んだだけでも続きが気になる本です。3巻までしかありませんが、とてもおもしろいので、ぜひ読んでみてください。

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2019年12月26日

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ネタバレ

夢中で読見終えた。
そこに見えてくるのは、日常の中の非日常。
自分も異世界に引き込まれて、次は何が起こるのかと興奮する。謎解き、冒険、ありそうでない興奮を体感できる。
話の広がりも予想できそうでできない。
一つ一つの要素がピタリとハマってる。

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2019年07月16日

Posted by ブクログ

現代に神話が現れるとしたらこうなる、という物語。神様が数学と無関係だなんて思わない方がよさそう、両方とも地球に存在してるしね…前者は感性の中に、後者は生物の中に。
わたしは数学からきしダメですが、Qの話を聞いておもしろそうって思いました。数学は世界システムかあ…。
富安さんは古典と理科と宗教を混ぜてこねて焼き上げる天才です。天ツ神を細菌と同じって言いきるのこの本くらいだよ。

お猿のお迎えといえば日輪と猿の切っても切れない関係ですね。猿田彦とか日吉丸(豊臣秀吉の幼名)とか。仲間集めってことは富安さんは現代の天岩戸をやるつもりだろうか…。
名前が大切な役割を果たすのは古典ファンタジーの鉄則。アレイは稗田阿礼からとったのかなと思ったら自称ですがその方が能力高まってそうだし、春来も本来の読み方になったらとんでもない力を発揮するし。
ヒカリの能力は次巻かな。音楽はあらゆるもののなかで最も善なるもので常に正しいと、ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんがどこかに書いてたっけ。

続きカモオォォン!

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2015年10月27日

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 ただ今、富安陽子さんの作品を読み続けて、不思議な物語の魅力を知りたい期間中です。


 前回読んだ絵本「月虫の姫ぎみ」に続いて、漫画家の五十嵐大介さんの表紙の絵が印象深い、こちらは2015年発表のシリーズもので、これまで読んできた富安さんの作品の中では、初の中学生が主人公の物語で、現代の若者を思わせるくだけた口調もしっくりとくるような、彼らの奔放さの裏に垣間見える繊細な描写や、能力者と不思議なものが対峙するスリリングな展開には、正にYA文学という言葉がぴったりと感じつつ、そこには富安さんならではの要素をミックスさせることによって、オリジナリティもしっかりと感じられる素晴らしさとなっていたのである。

 両親から突然告げられた引っ越しによって、中学二年から「栗栖の丘学園」に転校することになった、主人公「田代有礼(アレイ)」は、毎日家から学校まで同じ歩数であることを気にする程に変化を嫌うタイプだったのだが、そんな彼の生きるスタンスとは裏腹に、密かに進行しつつある世界の危機に否が応でも巻き込まれていくことになる。

 それに関わっていたのは、何とも壮大で規格外の存在である「天ツ神」と「黄泉ツ神」だったのだが、だからこそアレイを始めとした仲間たち(今のところ仲の良さは微妙だけれど)に与えられた能力には説得力がありながら、更に彼が最初に出会う仲間「厩舎修(Q)」の数学の能力には、本書のタイトルとも相俟って、この世のからくり(仕組み)とも繋がるような新たな視点を提示してくれたように、私には思われた。

 それはQの、『数学って、すっごく、きちんとしてるじゃん』という言葉から端を発した、『世の中って、けっこうでたらめで、めちゃくちゃに見えるけど、じつは絶対変わんない仕組みがあるんだって』という安心感のようなものの存在には、数学以外は駄目駄目な彼にアレイが共感できた数少ないところと感じながら、そこから『たぶん、数学って、神さまの設計図を読み解くための言語なんじゃないか』と捉えた、Qの言葉に私は目から鱗が落ちる思いとなった、その根拠として、『科学の法則や公式は、全部、発見であって発明じゃない』という、『特許権とかはない、最初からこの世界の中にあったルール』の存在なのだと思い、それは『オウム貝にも、ハリケーンの渦にも渦巻き星雲にもくり返し黄金比が現れる』ような不思議なことも含めた、『この世界のからくりに興味があるから』という、Qが数学を好きな理由へと繋がっていることを知ることで、なるほど、学校でもこうした過程で学んでいたら数学に興味を持てたのかもしれないなと、理系嫌いの私も思えそうな富安さんの物語の展開には、面白さだけではなく知識欲を促してくれる魅力もありそう。

 更に本書では、「八つの柱」や「イザナミから逃げるイザナキ」と重なるイメージであったりと、『古事記』とリンクした展開に、また富安さんならではの過去と現実が繋がるような独特な面白さを感じ、更にそこには古事記という歴史書が、この男の記憶を書きとることによって生まれたと言われている「稗田阿礼」という人物名が、主人公のアレイの名前と繋がっている富安さんの拘りを見ても明らかとは思いながらも、そこには名付け親の父が、暗殺された明治時代の政治家の『森有礼』から取ったことに対する、アレイの反発心があることも重要で、その頑なな意志の強さは、本来ならば「有礼」を「ありのり」と読ませるように名付けたけれども、周りが彼の中の繊細な部分を刺激しないように合わせるようになっていったくらい、本人が「アレイ」と名乗り続けることを曲げなかったことが物語っているのだと思う。

 ということで本書は、主要な登場人物である中学生たちが大人への道を歩んでいく、その過程を軽快な語り口の中にも真摯に描いており、特にアレイに関しては、自分の説明で内容が伝わらないことに苛立ちながらも、相手にとってはもっとシンプルに要点だけを伝えてほしいことを望んでいることを察して、表現を変えて言い直す場面に、能力を持つが故の葛藤もあってと、世界を救うかもしれないヒーローたちでありながら、単純にカッコいい、可愛いキャラにしていない点に現代の中学生を思わせるリアル感が同居している点には、きっと本書を読む同世代の方々にも響くものがあるのではないだろうか。

 以上の事から、このシリーズの物語の魅力として、数学と古事記のコラボレーションという斬新さがありながら、不思議な怖いものたちとの対決を余儀なくされてしまうアレイたちが数々の窮地をどう切り抜けるのかという、エンタテイメント性もあってと、タイトルに1と書かれているように、物語の途中の良いところで終わってしまう「つづく」表記にも期待を持たせてくれて、最後まで読みたくなる魅力は充分にあるのだと思う。

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2025年10月17日

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YAブックガイドから。超絶能力者vs悪しきものin日本、って感じのファンタジー。謎解き要素が数学の問題だから、好きな人は好きなのかも。物語も面白いけど、どうしても本作じゃなきゃって孤高性は、今のところあんまないかな。

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2020年09月10日

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おもしろいな~。中学生向けになっていたけど小学生の子も読んでいた。主人公と友人が特殊能力を持つのだが、それが選ばれし者という設定で異世界のようなところで知能やそれぞれの能力を武器に戦うという、子ども心をくすぐる設定。

謎解きというか、ミステリー設定もありながら、主人公は古典にも詳しいというシブイ一面も。ニュータウンにある新しい学校、というのがいかにも何か起こりそうで、「集められし感」がうまく漂っていてワクワクする。

数学とか古典とかの知識が難解なもの→使えたらカッコいいもの、に昇華されているのがすごいが、如何せん大人になってからもそこらへんの難しそうなところは流し読みしつつストーリーだけ追ってしまう。ゲーム感のある感じ、男の子向け。

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2019年11月21日

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ネタバレ

現代と神話と異空間がセットになっててお話が進んでいくのが面白かったです。神様が菌って発想が面白いし、なるほど!と思ってしまいました。どんなカンナギが出てくるのか楽しみです。

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2019年11月17日

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いくつになっても「人とは違う特別な力」は胸を高鳴らせます。
久しぶりに古事記を軸とした日本のファンタジーを楽しみました。

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2019年11月14日

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面白い。まるで少女マンガの世界?いや少年マンガの世界?この作品を元にマンガが描けると思う。全く新しい発想で描かれた作品だ。読みやすい。大人にとっても。登場人物のキャラが面白く個性的だ。絶対記憶力のアレイと数学の天才Q、そして神のメッセージを脳から脳へ直接伝える猿。神のメッセージを楽器で奏でるヒカル。超怪力のハルコ(ハルク)。そして残り二人を探し出せとの神(猿)からのメッセージ。

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2019年01月18日

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ネタバレ

読書記録です。まだの人は読まないでね。


私も実はうっすらそう思っていた…ことを文字にするとこういうことなんだな~と思いました。
神様がいるどうかは別にして、人間の身体に意志とは関係なく自浄作用があるように、時間軸のなかにも自浄作用があって、必要な人材が必要な時に生まれてくるしくみになっているのではないか?と。人と人の出会いも必然から。
そうやって出会った、ギフテッドな子どもたちの(知らない人には全く関係ない、でも彼らが負けたら知らない人もただでは済まない)戦いです。
続きを読みたいと思いました。

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2016年06月29日

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ネタバレ

おおっ、富安さんシノダシリーズじゃなくて
違うシリーズ始めたんだ~!
おおっ、しかも表紙画五十嵐さんではないですかー、
すごいーっと思い手にとる。

なぜか猿が夢にでる。
しかも毎日毎日少しづつ近づいてきて・・・・。
とはじまる主人公の新生活。

この世とあの世の神さまの争い的なもんに巻き込まれた、
中学生たち。
問答無用で投げ込まれる異界から自らの力だけで逃げ出さなくてはならない。
この異界の恐怖感スゴイ。こわいよー。
シノダの京都でのおはなしでも思ったけど、
富安さんはこーゆー追いかけっこシーン(決して遊びでなく)緊迫感すごいよなーっと思う。
どきどきしますわ。
とりあえず初回とその次もなんとか逃げ切った彼らですが、
レベルはどんどん上がっていくらしいし、これからどうなるか気になる。
そして、他の仲間も集めなきゃねー。
でも、とりあえず、キューのお姉さんが一番気になる。

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2016年06月11日

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数学好きにはグッとくるかも。
素数とか魔方陣とか、ちょっと楽しい(笑)
同時期に「シロガラス」を読んだけど、どちらも天才?が主人公で和なファンタジー風味。比較すると面白い。
魔界脱出ゲーム的な所も分かりやすくて、うけるだろうなぁ。

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2016年06月09日

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うわっ面白い…。
日本神話が話のベースになっていて、とりあえず、天ツ神に才能を与えられた「カンナギ」が、黄泉ツ神の侵攻を防ぐため「栗栖の丘学園」に集められた、というところですね今回は。
黄泉ツ神が作り出したカクレドから抜け出す術が、バトル重視ではなく「ほころび」を見つけることだっていうのがまたいい。
主人公やQもいいキャラクターで読んでいてとても楽しかった。

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2016年02月12日

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古事記系異能学園ファンタジー! 天ツ神にカンナギとして選ばれた中学生たちが、黄泉ツ国と戦う。みな転校したてでただでさえ不慣れな日々を送りだしたところに、天ツ神から一方的に役目を担わされて不満タラタラな思春期ボーイズ&ガールズがどう連帯していくか見もの。
この作品では、天ツ神は人間ひとりひとりに憑いており、それが顕在化したものがカンナギと呼ばれる、という設定なのだが、それを主人公に細菌やマクロファージに例えて説明させるセンスが好き(笑)。そんな風に、わりとシリアスとコメディのテンポが良く、ぐいぐいと引き込まれるようにして読んだ。神々の意図や少年少女の成長等、続きが楽しみな作品。

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2016年01月17日

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ネタバレ

不思議系は大得意の富安さん。
古事記をベースにファンタジーアドベンチャーを書いてくれましたね~
まだまだ続きそうなので感想は終わったらにします。カンナギが揃ってないしね。

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2016年01月09日

Posted by ブクログ

五十嵐大介表紙だったので。でも、どちらがどちらかよく分からないのです。
9年制の一貫校って面白いなぁ。新しい出来たばかりの学校の感じが(自分には縁遠くて)面白かったです。
先輩には甘く、男子には厳しい、ギャップのあるハルちゃんが愉快だったり。

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2015年12月27日

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学校に行ったのになんだか違う教室が現れたり、どこが現実やら曲がった時空やら、どんどん読み進みたくなる1冊

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2015年12月02日

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中学2年のアレイは両親が、突然引っ越しを決め、アレイは来栖の丘学園に転校する。新設校で同学年は3人。特に数学オタクのQとは関わらないつもりだったが、ある偶然から2人で奇妙な世界に紛れ込んでしまう。
古事記を基にした本格的なファンタジー。様々な謎が提示される1巻だが、冒険もたっぷり描かれ、満足感と期待感が高まる。

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2015年10月17日

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古事記を下敷きにした学園ファンタジー。
Qとアレイ、まずは一巻、ふたりの男子がとても魅力的!
カクレドのほころびを、この能力で探していくというのが面白い。
二巻目以降、どう展開していくのか楽しみ。

五十嵐大介の装丁、素晴らしすぎですよね…猿とか、神とか、ときめくよね…

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2015年09月27日

Posted by ブクログ

芦田愛菜ちゃんおすすめの本から。
古事記について楽しみながら学べそうな一冊
三部作なので全部読んでみたい。
ほころびを探すときはハラハラしてすぐ読み進められる。
文字も大きく読みやすい。
登場人物それぞれ得意分野があるのが面白い。

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2024年05月26日

Posted by ブクログ

2015年8月出版

久々の中学生が主人公の本。
面白かった!
中2病的な、数学の話しも面白かったし。

ー黄泉ツ神は、増殖する。その増殖を阻止し
パンデミックを防ぐことが、カンナギの役目だと猿は告げたのだ、ー

うん?黄泉ツ神ってコロナ?なの?



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2022年02月12日

Posted by ブクログ

学園ものの楽しいミステリー系って感じかな
神様から授かった類い稀なる才能を持つ7人が黄泉の国に支配されないよう戦っていく?のかな
の物語だと思う
まだあと2巻あるので全体像がよくわからないけど
さて続きが楽しみ

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2021年05月09日

Posted by ブクログ

【感想】
・未知の著者やけど絵が五十嵐大介さんってとこに惹かれて。
・ちょっと今とダブってしまった。新型コロナは黄泉ツ神の侵攻かもしれない?

【一行目】
 田代有礼は、おかしな夢を見た。猿と見つめあう夢だ。

【内容】
・黄泉ツ神からこの世界を防ぐカンナギとして天ツ神の作戦に組み込まれてしまった少年少女たち。
・新設の小中一貫校のオリエンテーション中に異界に入り込んでしまった絶対記憶を持つアレイと、数学の天才Qの二人。なんとか脱出した後、七人いるカンナギを探さねばならないと「猿」から伝えられる。
・そして二度目のカクレド。ともに行くことになったのは?

▼来栖の丘学園についての簡単なメモ

【アキナ】アレイの妹。小学生。四年生。ゴシップ収集能力が高い。対象は家族も例外ではない。
【天ツ神】この世の生物の中に遍在する。
【アレイ】主人公。十三歳で中学生の男子。中高一貫校では八年生。第一巻表紙カバー絵の逆さになってる方が彼だろう。変化が嫌いで判を捺したような日々が続くのが好み。家を右足で踏み出し、きっちり六百二十歩で校門の前に立ちそこから百十六歩で昇降口に到着する。偶数が好みのようだ。いや~けっこう異常な人ですわ。どうやらデタラメな世界から自分を守るためにきっちりしたものを探している感じがある。常に平均を求めているがたった三人のクラスのアベレージをつかめず困惑。夢の中で猿と見つめあってなんかに誘われた。一度記憶したことは決して忘れない。本名は森有礼から取って「有礼」と書いて「ありのり」と読むようだがアレイは記憶力抜群の稗田阿礼にシンパシイを感じたのでアレイで通すことにし親もそれに同調しているようだ。膨大な知識量を表に出さず試験もわざと間違えたりして成績上位ではあるが特別ではない位置をキープしている。
【磯谷守/いそたに・まもる】数学教師で男子二人しかいない九年生の担任で生徒指導も受け待っている。
【伊波甲大/いなみ・たかひろ】アレイたちの担任。七、八、九年生の国語を担当。
【大石春来/おおいし・はるこ】→ハルコ
【大森勇人/おおもり・はやと】七年生。陸上部。やせたのっぽ。
【岡倉ひかる】→ヒカル
【カクレド】この世と黄泉ツ国の間にある異界。黄泉ツ神がつくる。
【カンナギ】各自の中にある天ツ神が一部分目覚めた者。
【厩舎修/きゅうしゃ・おさむ】通称「Q」。アレイと同じ八年生。ひょろりと背が高い。近隣では知られた有名な生徒。数学が得意で常に満点。ただし数学以外の能力が著しく欠如している。いわゆる「天才」ってヤツですね。アレイは彼を変人呼ばわりしているが自分もほぼ同じタイプやんかって感じする。
【Qの姉】荒唐無稽と思われるQの話をとりあえずちゃんと聞き、アドバイスまでくれた謎の人物。
【来栖台ニュータウン】アレイたちの両親が戸建ての家を買った未完成の町。
【来栖の丘学園】アレイとアキナが転校していくことになった新設の小中一貫校。まだ生徒数は少なく、全校で七十一名。本来は八百人まで対応できる。アキナと同じ八年生は三名のみ。ひとりは厩舎修、もう一人は岡倉ひかる。アレイの家から学校まで七百十四歩。中庭を取り囲む形で校舎が「ロ」の字になっている。
【佐々木真理子】英語教師。七年生の担任。白くてぽっちゃりしていて中華饅頭っぽい。
【猿】田代有礼の夢に七日間連続で登場し「クロスの丘に来い」と呼びかけてきた。
【田代明菜】→アキナ
【田代有礼/たしろ・あれい】→アレイ
【天才】内部にある天ツ神が活性化した者のこと。
【萩本将/はぎもと・しょう】七年生。陸上部。やせたちび。
【ハルコ】大石春来。七年生。音楽部。アレイにラブレターをよこした。
【ヒカル】岡倉ひかる。アレイと同じ八年生。小柄な女子。身長153センチ。他県から来た。一度聴いたり楽譜を見た曲を暗譜で演奏できる。
【部活動】生徒数の少ない来栖の丘学園では五年生から九年生までは全員部活動を義務づけられている。とりあえず現在存在するのは卓球部、陸上部、音楽部、創作部の四つだけ。
【安川】七年生で小柄な男子。かすかな関西弁のイントネーション。アレイを苛立たせるお調子者。
【黄泉ツ神】チャンスがあったらこの世に出てこようとする。今で言うなら新型コロナウイルスみたいなもんかもしれない。
【黄泉ツ国】黄泉ツ国が追いやられている。
【陸上部】アレイ、七年生の萩本将、大森勇人の三人だけ。最年長のアレイが部長に祭り上げられた。顧問は伊波。足は速いがやる気はなしで放任主義。

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2021年05月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

天と地、と書いて「あめとつち」の方程式。

この春で中二になる田代有礼(たしろありのり)はおかしな夢をみた。大きな猿が「くるすの丘に、来い」と言う。それが、毎晩だ。
その直後に引越しが決まり、できたばかりの小中一貫校「来栖の丘学園」に通う事となる。
しかしまだ人数の少ないこの学園、中学2年生にあたる8年生は3人。

アレイの他には、数学の天才だけど、数学以外のことは「とてつもなくバカ」と評判の厩舎修(きゅうしゃおさむ)通称Q。
女子は一人で、岡倉ひかる。小柄で、あまり喋らないが、音楽の才能がある。
有礼はと言えば、見たものはなんでも覚える能力がある。自分では稗田阿礼にオマージュをこめてアレイと名乗っている。

アレイは変人Qと仲良くするつもりはなかったが、学園内を歩いていて、不意に異空間に閉じ込めたれてしまう。

なんとかそこを抜け出せたものの、なぜそんな事になってしまったのかは二人にはわからない。だが、二人して担任の井波先生に呼出をくらって逃げだした時、夢に出てきた大きな猿と出会う。そして、アレイは、Qもまた大きな猿の夢をみていたことを知る。
大きな猿が語りかけてくることには・・・

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2017年11月12日

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中二のアレイは、新しい家に引っ越し学校も代わった。その直前に猿に「クルスの丘にこい」と言われる不思議な夢を見た。新しい学校で数学の点在Qと、突然異世界に引き込まれる。

古事記を下敷きに不思議な世界が繰り広げられる。ちょっと不気味。

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2015年12月24日

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