富安陽子のレビュー一覧
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ネタバレ大好き、シノダシリーズ。
そーいや今更ながら、キツネよよーだからシノダなのよねーっと思う。
今回も家族そろって巻き込まれ~。
でもなんかみんな明るいので好きだわー。
そしてパパ!!
パパ素敵だわー、メッチャかっこよいよー。
たとえ牛乳とナフタリンの匂いぷんぷんだとしても。
ハッピーエンド、そうねーやっぱポシシィブシンキングってのは大切よねー。根っからのネガティブな私としては眩しいわあ。
イツキおばあさま、は。
遅まきながら、木から下りるころに気づいたです。
あー、この子、子どもじゃないわ。と、でもそうね、サイで気づかなきゃいかんかったなあ。うむうむ。
でも凛としてとってもかっこよいおばあさまで -
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ネタバレおもしろかった。
最後まで一気に読んだ。
ほこらの神さま、というからには神様がでてくるのかと思った。
桜の季節のワクワクな予感もあったし。
残念ながら、そのものずばりはでてこなかったが、
彼らにとっては いた のだろう。
秘密基地とか、自分たちだけの神様、とか
わくわくだらけ。
願いを叶えてくれる神様ひろったら、どんなお願いするかな~?
でもよいことと悪いことは一セット、と思ってしまうあたりがおもしろい。
そこまで思いが至るとこはすごいのでは?
数馬のキャラクターがいい。
こーゆー自由な感じで、どっかつきぬけてる風の、
でも憎めないやつ、とゆーのはどーも憧れてしまう。
ラストの神様じゃなくて -
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シノダ!シリーズ5作目。今回は人魚伝説のある南の島で家族揃ってバカンス。でもやっぱりただの旅行にはならなくて、夜叉丸おじさんのおかげでまた問題が……、というお話。安定感があって安心して最後まで楽しんで読めるシリーズ。島の描写や伝説、謎が謎を呼び……、というところが読み応えあります。もう少し子どもたちの活躍も見たかったところ。今回、パパの植物学者らしい饒舌っぷりが窺えます。
韓国旅行が当たっていたら行くつもりだったみたいですけど、子供たちはまあいいとしても、ママのパスポートとかどうなってるんでしょうか。裏ワザとか何かあるのかしら。どうでもいいところが気になってしまうシノダ一家。 -
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ネタバレ富安陽子さんの本は、どんな荒んだ気持ちのときも、不思議なくらい、平和で優しい、あたたかい気持ちを思い出させてくれる力がある。ほんのりと楽しいこのひとならではの人間臭いような素直な妖怪童話世界の味わい、面目躍如。
面白おかしいだけでもなく、説教臭さに走りもしない、世界よ、かくあれ、の楽しさと優しさと可笑しさと。
自然や古来の妖怪たちへの畏敬や感謝、貴重さを忘れて破壊していく人間たちと、異界側との関係性を、愉快さ、楽しさに満ちた「共生」という形で、祈りを、イデアとして描き出してくれる。
お役所の妖怪専門の課のお役人さんと、さまざまの妖怪たちの活躍奮闘ぶり、パーティや泥棒退治、文明を楽しみ適応 -
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ネタバレシノダシリーズ6冊目。
お母さんがキツネ、お父さんは人間、3兄弟キツネとハーフな、ちょっと特別な力のある信田一家。
今回は家族旅行のつもりが、白羽の矢の呪符によって、キツネの宮に召還されてしまう。キツネの宮では、特別な結婚式が行われるところだった。厳しいしきたりがいっぱいのキツネの結婚式。100%人間のパパが混じっている事が知られたら、結婚式は台無し、パパは殺されてしまうかもしれない!?信田一家は無事にキツネの結婚式をやりすごせるでしょうか?一体だれが、信田一家を結婚式に呼び寄せたのか?
キツネの嫁入り物語。(嫁入り当人→当狐はあまり出てこないけど)狐たちが、かなり厳しいしきたりに従ってい -
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ネタバレ7月の半ばを過ぎると、なっちゃんの家にママの田舎(本家)から盆まねきの手紙が届きます。8月のお盆の3日間、ごちそうを招いて親戚が集まってご先祖様を供養する行事です。
パパとママは笛吹山(ふえふきやま)のママのおじいちゃんのことを「ホラふき山のおじいちゃん」なんて言ってます。そして、そのヒデじいちゃんだけでなく、ママの親戚はみんなちょっと変わっていて、たのしい話をなっちゃんやいとこのトッチンに話してくれるのです。
おじいちゃんやおばちゃん、大ばあちゃんたちの不思議なはなし。ホントなの?ホントではありませんが、ウソでもありません。ホラ話しです。人を楽しませる、ホントでもいいホントでなくてもいい話。 -
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小中~:富安陽子さんの本は、ふしぎな世界へいつも招かれる。とても温かみがあって、時にはぞくりとしながらちゃんと安心できる場所に着地させてくれる。「お盆」という年に一度のご先祖さまとの交信をかみしめたい。
この本は、「野間児童文芸賞」を受賞した作品です。
富安さんの講話で、この作品の中の一つ「ナメタロウ」の話を朗読してもらいました。とても気持ちがほっくり温まり、語ってもらう楽しさを知りました。
すぐに4年生の朝読おはなしタイムで子ども達に伝えました。
富安さんの「身近なふしぎをいっぱい伝えたい」というメッセージがつまった本です。サイン本が私のパワーブックになりました。