富安陽子のレビュー一覧

  • 天と地の方程式 1

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    数学好きにはグッとくるかも。
    素数とか魔方陣とか、ちょっと楽しい(笑)
    同時期に「シロガラス」を読んだけど、どちらも天才?が主人公で和なファンタジー風味。比較すると面白い。
    魔界脱出ゲーム的な所も分かりやすくて、うけるだろうなぁ。

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    2016年06月09日
  • 妖怪一家 九十九さん5 遊園地の妖怪一家

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    やっぱりいいなあ、富安陽子さん。
    夏の終わり、夕暮れの遊園地のほの切ないような華やかさの感じが何しろツボだ。妖怪たちのキャラクターや謎解きの巧みさ、行間ににじむようなユーモア。昔からの言い伝えや土地の持つ歴史、土地神様、お地蔵さんへのまなざし、そのやさしさ。何とも優しい読後感。

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    2016年03月20日
  • 天と地の方程式 1

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    うわっ面白い…。
    日本神話が話のベースになっていて、とりあえず、天ツ神に才能を与えられた「カンナギ」が、黄泉ツ神の侵攻を防ぐため「栗栖の丘学園」に集められた、というところですね今回は。
    黄泉ツ神が作り出したカクレドから抜け出す術が、バトル重視ではなく「ほころび」を見つけることだっていうのがまたいい。
    主人公やQもいいキャラクターで読んでいてとても楽しかった。

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    2016年02月12日
  • ふたつの月の物語

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    名古屋が誇る児童書専門店、メルヘンハウスさんにて完全なるジャケ買い。酒井駒子さんの描く哀しげな双子らしき少女の表紙がきれいで、手に取らずにはいられなかった。

    双子の少女の物語って神秘的で好きです。離れ離れにお互いを知らず、全く異なる環境で育った 美月と月明、どちらも月にまつわる名前が付けられている。そして、二人とも不思議な力を持っている。

    里子に招かれた二人が不思議な別荘と、ダムの底に沈んだ村、神社、の女主の秘密を少しずつ知り、自分たちの出生の秘密に気づきいてしまう…

    こういう、日本の文化が背景になったファンタジーっていいですね。中学生くらいのお嬢さんにもおすすめしたいです。

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    2016年01月22日
  • 天と地の方程式 1

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    古事記系異能学園ファンタジー! 天ツ神にカンナギとして選ばれた中学生たちが、黄泉ツ国と戦う。みな転校したてでただでさえ不慣れな日々を送りだしたところに、天ツ神から一方的に役目を担わされて不満タラタラな思春期ボーイズ&ガールズがどう連帯していくか見もの。
    この作品では、天ツ神は人間ひとりひとりに憑いており、それが顕在化したものがカンナギと呼ばれる、という設定なのだが、それを主人公に細菌やマクロファージに例えて説明させるセンスが好き(笑)。そんな風に、わりとシリアスとコメディのテンポが良く、ぐいぐいと引き込まれるようにして読んだ。神々の意図や少年少女の成長等、続きが楽しみな作品。

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    2016年01月17日
  • 天と地の方程式 2

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    ネタバレ

    ついにヒカルが黄泉ツ戦士に捕まってしまった!

    残りの二人のカンナギが意外な形で見つかり、終わりも方も次への展開につながる緊迫した終わり方で、楽しみが膨らんでいます。

    富安さんらしくスピーディーな筋立てで、本当に最終巻がた、の、し、み!

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    2016年01月11日
  • 天と地の方程式 1

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    ネタバレ

    不思議系は大得意の富安さん。
    古事記をベースにファンタジーアドベンチャーを書いてくれましたね~
    まだまだ続きそうなので感想は終わったらにします。カンナギが揃ってないしね。

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    2016年01月09日
  • 妖怪一家 九十九さん1 妖怪一家 九十九さん

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    妖怪ブームの昨今、味のある妖怪たちの暮らしぶりが面白かった。
    宅地開発により先住妖怪がマンションに住む設定も、そうきたか!と。
    妖怪に理解ある人間の存在もホッとする。

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    2016年01月08日
  • 天と地の方程式 1

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    五十嵐大介表紙だったので。でも、どちらがどちらかよく分からないのです。
    9年制の一貫校って面白いなぁ。新しい出来たばかりの学校の感じが(自分には縁遠くて)面白かったです。
    先輩には甘く、男子には厳しい、ギャップのあるハルちゃんが愉快だったり。

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    2015年12月27日
  • 天と地の方程式 1

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    学校に行ったのになんだか違う教室が現れたり、どこが現実やら曲がった時空やら、どんどん読み進みたくなる1冊

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    2015年12月02日
  • アヤカシさん

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    定番もののアヤカシの話ですが、最後にうまくまとめるところがさすが富安陽子さん。

    ただ、クロージングがやけにしつこい。
    ブローチにからくり箱に箪笥まで!ぜーんぶに縁をつけて収めているので、ちょっとここは冗長感がありました。

    おもしろい話だけれど、簡単だし、主人公の男の子も4年生だから、中学年向きでいいと思います。
    文句なし。これは推しです。

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    2015年11月10日
  • 天と地の方程式 1

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    中学2年のアレイは両親が、突然引っ越しを決め、アレイは来栖の丘学園に転校する。新設校で同学年は3人。特に数学オタクのQとは関わらないつもりだったが、ある偶然から2人で奇妙な世界に紛れ込んでしまう。
    古事記を基にした本格的なファンタジー。様々な謎が提示される1巻だが、冒険もたっぷり描かれ、満足感と期待感が高まる。

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    2015年10月17日
  • 天と地の方程式 1

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    古事記を下敷きにした学園ファンタジー。
    Qとアレイ、まずは一巻、ふたりの男子がとても魅力的!
    カクレドのほころびを、この能力で探していくというのが面白い。
    二巻目以降、どう展開していくのか楽しみ。

    五十嵐大介の装丁、素晴らしすぎですよね…猿とか、神とか、ときめくよね…

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    2015年09月27日
  • シノダ!1 チビ竜と魔法の実

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    おもしろいよーって勧められてたので読んだシノダ!シリーズ!富安さんおもしろい( ;∀;)児童向けなのでさくさく読めるし、内容もキツネとか竜とかわくわくする題材なので続きも読みたいなーというかんじ キツネ一族の力を受け継いで、子どもたちが時の目とか風の目とか特殊能力持ってるのすごいすき

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    2015年08月26日
  • シノダ!1 チビ竜と魔法の実

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    ネタバレ

    読むなら小学校4年生ぐらいがベストかな。もちろん「ぼくらシリーズ」とか「ずっこけ」とか「マジックツリー」とかを楽々読めてしまう子どもであれば、2年生でも3年生でも大丈夫でしょう。でてくる言葉も、子どもたちの日常やゲームの中で頻繁に使われているレベルのものなので、すんなり理解できると思います。
    竜が、しゃべったりなんだりするのかと思いきや、基本、会話のメインは信田家の人間とキツネの親戚です。なかなかアクの強いキャラクターが揃っていて、それぞれの動きを楽しみながら読めます。最初の方に長い説明はないので、いきなりこの世界観に飛び込まなければならないので、ファンタジーに慣れていない人にはちょっと戸惑い

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    2015年11月03日
  • シノダ!1 チビ竜と魔法の実

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    読むなら小学校4年生ぐらいがベストかな。もちろん「ぼくらシリーズ」とか「ずっこけ」とか「マジックツリー」とかを楽々読めてしまう子どもであれば、2年生でも3年生でも大丈夫でしょう。でてくる言葉も、子どもたちの日常やゲームの中で頻繁に使われているレベルのものなので、すんなり理解できると思います。
    竜が、しゃべったりなんだりするのかと思いきや、基本、会話のメインは信田家の人間とキツネの親戚です。なかなかアクの強いキャラクターが揃っていて、それぞれの動きを楽しみながら読めます。最初の方に長い説明はないので、いきなりこの世界観に飛び込まなければならないので、ファンタジーに慣れていない人にはちょっと戸惑い

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    2016年03月31日
  • シノダ!3 鏡の中の秘密の池

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    ネタバレ

    お父さんの幼いころの夏の思い出にまつわるお話。
    お父さんのおばあちゃんにお母さんの親戚のことなどがばれないようにはらはらしながら過ごす様子も楽しいです。

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    2015年08月01日
  • 妖怪一家 九十九さん4 妖怪きょうだい学校へ行く

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    ネタバレ

    妖怪兄弟らしい廃校探険ぶりが読んでいて楽しいです。
    こんなふうに考えると学校の七不思議が楽しく思えてきます。

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    2015年07月06日
  • ふたつの月の物語

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    生き別れのふたごの少女。ふたりに秘められた力。ダムに沈んだ村と、そこにあった秘められた儀式。などなどワクワクする要素がぎゅっと詰まっています。
    ひと昔前の少女まんがを思わせる展開に心を奪われました。なにせ、身寄りのない少女が、謎の富豪の養子候補として別荘に呼ばれるという、いかにも! な幕開けですし。そういう仰々しさは扱いいかんによっては寒々としたものになりますが、この作品ではまず酒井駒子による表紙絵が、その仰々しさを受け止める入り口として作品を盛り立てる役割を担っています。あとは僕がこの手の物語が好きだから、余計に楽しめたというのは大きいでしょうが。
    ファンタジーを土台にホラーで味付けし、SF

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    2015年06月29日
  • アヤカシさん

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    ネタバレ

    個人的にはとても好きな作品。
    小学三年生の啓がメインかと思いきや、メイおばさんの方が実はメインだったという。
    伏線をきれいに拾ってもらったなぁという感じ。

    ただ、この、なんというか。
    ちょっと大人な雰囲気というか。少し俯瞰してみている雰囲気というか。そういうのは、小学生にはまだよくはわからないかもしれないなと思いました。主人公も今、改めて見直したら小学校3年生。5年生ぐらいの雰囲気ですからねぇ。でも、このぐらい素直じゃないと「アヤカシさん」は見えないのかもしれないですね。

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    2015年07月23日