富安陽子のレビュー一覧

  • 妖怪一家 九十九さん3 ひそひそ森の妖怪

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    このシリーズに続きがあったとは!

    今回も新キャラが増えてますよ。 
    一人は人間で、しかも共生課の新人。 
    どうやら妖怪マニアらしい。
    変な言葉を使う癖があるけど、結構仕事はできるタイプっぽいねw

    そしてもう一人?は新し妖怪。 
    今回の話はこの妖怪と九十九さん一家の長男、一つ目小僧のハジメくんがメイン。 ハジメくんの優しさが滲み出てます。
    九十九さん一家はおばあちゃんとおじいちゃんとアマくんが結構自分勝手で過激な言動が多いので、今回は特にハジメくんの優しさが際立ってます。

    実際、アマくんがあんな事しなけば新しい妖怪もすんなり住処を見つけてもらえたと思う。

    サトリちゃんも他人の心が読めるだ

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    2015年05月25日
  • ほこらの神さま

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    ネタバレ

    子どものころ、こんなふうに橋の下を秘密基地だってわくわくして遊んだなって懐かしい気持ちになりました。

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    2015年04月30日
  • 小さなスズナ姫1 小さな山神スズナ姫

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    お父さんの山神に一人前と認めてもらうため、一人でスズナ山の紅葉をさせようとがんばるスズナ姫。
    葉っぱに色をつけるには、雨を降らせて、虹をかけて、その虹の絵の具で色付けするという。
    楽しいそうだ。
    親のいうのは、我が子がいくつになっても、「一人前」とは思えないです。

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    2014年11月30日
  • 妖怪一家 九十九さん2 妖怪一家の夏まつり

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    九十九さん一家の夏祭りのお話。

    やまんばばあさんは相変わらずのトラブルメーカーでしたw
    前作程九十九さん一家以外の妖怪達が活躍しないので、
    ちょっと物足りない感じ。

    今回も一家のそれぞれの能力を、上手いこと使って問題を解決します。
    にしても、やまんばばあさん目立ちすぎだろこれw

    話的に、某地獄先生が出てくるんじゃないかと
    思ってしまいましたw

    風のうわさはあてにならない。

    今後もこんな感じで徐々に団地及びその周辺に妖怪が増えていくのかな?

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    2014年09月21日
  • 内科・オバケ科 ホオズキ医院 学校のオバケたいじ大作戦

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    今度は鬼灯先生が学校の健康診断の先生として来た!しかも、カゲクイというお化け退治のおまけつきで!カゲクイの幼虫をふんでやっつけたり、眠くなるお化けがみんなの頭に着いたり、おもしろい。きれいなカゲクイを俺も見ないなぁ!しかし、この騒動の原因が鬼灯先生が犯人だったとは!!

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    2014年05月13日
  • 内科・オバケ科 ホオズキ医院 SOS! 七化山のオバケたち

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    オバケ達が石に。恭平が被験者となり事件は解決。恨みつらみが、原因だから悲しい出来事だな。しかし、鬼灯先生だけワクチンを飲んでいたなんて、恭平が知ったら・・・おもしろい。高学年の子供達にぴったり。

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    2014年04月29日
  • 2月のおはなし 鬼まつりの夜

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    節分の夜、鬼ごっこするものよっといで、と歌う窓の外の子鬼にとっつかまったケイタは、ケイタオニにされて鬼祭りに連れて行かれる。本来「鬼は外」と悪役にされて家から追い出される役割の鬼たちを、闇から外へと解放される年に一度のとびきり素敵なお祭りとして読み替え、鬼を追い出すのではなく冬を追い出し春を呼び込む生命世界全体のお祭りに仕立て上げた素敵な鬼たちの節分物語。本当にこのひとのお話はあたたかく快くおもしろい。

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    2016年02月03日
  • ふたつの月の物語

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    ネタバレ

    十五夜読書にて。
    謎めいた幕開けから引き込まれました。
    不思議な力を持つ2人の少女、湖底に沈んだ村、月読神、大口真神、魂呼び、、、と私の好みのツボを付いてくる作品でした。
    民俗学的要素の絡め方も巧くて魅力的に描かれています。
    QEDとか好きなので薀蓄てんこ盛りも大好物ですが、くどくならない程度に自然と物語に組み込んでくるこういう作品もとても好きです。
    ”お調子者=ポップコーンの匂い”とかの表現も面白い。
    最後の節子さんの決断は少し哀しさが残りますが、良い幕引きだったと思います。
    美月と月明のその後の物語が読みたいな。

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    2014年01月18日
  • ねこじゃら商店 世界一のプレゼント

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    やっぱり富安陽子さんはいいなあ。

    「ねこじゃら商店/世界一のプレゼント」。偶然その前に読んでいた広嶋玲子「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」も酷似した設定の童話で、ちょっとしたシンクロニシティとなった。

    双方とも、特別に招ばれない限り、普通の人間では辿り着けないあやかしの店が舞台だ。野良猫や妖怪のための裏通りにある、古式ゆかしい昭和駄菓子屋の風情。たっぷりと怪しい化け猫的な店主が鎮座し、揃っているのは、夢のような魔法の商品。

    廣嶋さんの方の魔法駄菓子屋で扱っているのは、食べるとすいすい泳げるようになる「型ぬき人魚グミ」、猛獣を操れるようになる「猛獣ビスケット」、真夏でも涼しくなっちゃう「ホーンテッ

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    2013年11月12日
  • 盆まねき

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    なっちゃんがお盆の間におじいちゃんたちから聞いたふしぎなお話。そのあとなっちゃん自身がした本当にふしぎな体験。作者の親族への鎮魂歌

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    2013年10月24日
  • シノダ!1 チビ竜と魔法の実

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    ネタバレ

    不思議話を得意とする富安さんならではのお話。
    「たっくさん話を書いているのに、こっれっていうのがない」って不満を友達に言ったら、この作品を教えてくれました。
    文句なく面白かったです。
    たぶん、作者の代表作になるのでは。
    シリーズ化されてるもんね。

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    2013年09月13日
  • ふたつの月の物語

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    2人の月を名前に持つ女の子の話。

    と言いつつ、2人の女の子を引き合わせた
    津田さんのお話でもあるんじゃないかと思った。

    狼とか神様とかの神話の要素が入った
    ファンタジーがすごく好きなので、とても面白かったです。

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    2013年09月06日
  • ふたつの月の物語

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    表紙からして暗かったので、少し読むのをためらいましたが、読んで正解でした。
    話の展開は、割と早いです。でもそれが読んでいてちょうど良い感じでした。
    物語は昔話と、神話と、ファンタジーが入り混じった感じで、明るく楽しい話ではないけれど、こういった雰囲気は好きです。
    最後は物足らない気もしましたが、あとを想像させる良い終わり方でもあるように感じます。

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    2013年08月09日
  • ふたつの月の物語

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    みなしごだった二人の少女が、ひとりの夫人によって引き合わせられた。
    「月のしるしを持った子」という奇妙な条件で里子にしたいという。

    ダムの底に沈んだ村、
    狼を祀る神社、
    人と違う能力を持ったふたり。

    彼女たちの過去にせまる。

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    2013年07月14日
  • ふたつの月の物語

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    はじめて富安陽子作品を読みました。読みやすいし、表紙も好みだし、楽しめた。途中ホラーっぽくなるのかと思いきやすんなりラストまでいった。他の作品も読んでみよう。

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    2013年06月13日
  • ふたつの月の物語

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    ネタバレ

    とても魅力的な物語だった。
    表紙は酒井駒子さんの挿画で、主役の二人の少女。夜の雰囲気がある素敵なもの。
    夏休みが舞台だけれど、あまり夏の印象がない。全体に満開の桜や、怪しげな夜の雰囲気が漂う。
    最後まで読むと、真の主役は二人の少女を引き取った津田さんという女性だとわかる。
    あかりとみづきが、自分たちがなぜダム湖に臨む別荘に連れてこられたか、津田という女性の真の目的が何なのか、探り出していく過程はミステリアスであるし、終盤の展開も納得のいくもの。
    ただ、真神の娘たちという魅力的な設定がもっと突っ込んで読めると良かった。あかりとみづきの不思議な能力は、確かに自分たちの素性を探るために役立つけれど、

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    2013年05月20日
  • ふたつの月の物語

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    ネタバレ

    生まれた時に捨てられ、養護施設で育った美月。容姿は美しいが、人より感覚が鋭く、友達をを作れず、孤立した毎日を送っている。
    育て親であったおじいちゃん(寺の住職)が亡くなり、行く宛がなくなった月明。
    そんな二人は、津田節子と出会う。14歳の、親のわからない、月の印のある子どもを捜していた津田。お金持ちの津田は、二人を養子候補にし、山奥の別荘へと招く。二人は、はじめて会うも、お互いの不思議な能力を知り、津田の思惑を探ってゆく。
    別荘は14年前にダムの底に沈んだ村の近くに建っており、別荘の使用人たちは、その村の神事をとりおこなう役割をもっていた者達だった。美月と月明の知った最後の神事とは。そして、津

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    2013年05月06日
  • ふたつの月の物語

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    酒井駒子さんのイラストの力を感じた一冊。富安さんの本は色々と読んだけど、いつもとはテイストが違うような感じがしました。カバー絵のせいか深読みしすぎたのか…途中まで本当に怖かったんです。最後はほっこり終わるので良かったのですが、別荘に潜む悲しみの謎とか、ダムに沈んだ村で行われていた神事とか、背筋がゾワっとなるような怖さがありました。絵が違ったらもっと軽く読めたのかなと思う反面、でもあのカバー絵がなかったらこのお話は成りたたなかっただろうなという気もします。まるで神話を読むような、とても神秘的な雰囲気の漂うお話でした。

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    2013年04月19日
  • ふたつの月の物語

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    カバーの酒井さんの絵の力ってすごいなって思いました。
    よく児童書のカバーを書いていますが、文章は違う人が書いているのになんだか似てる、本が持つ空気・・・
    不思議な感じです(・・;)

    富安さんも大好きな作家さんですが、いつもと感じが違うので驚きました(゜ロ゜;

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    2013年04月08日
  • ふたつの月の物語

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    児童書だけど、楽しく読めた。
    ちゃんと最後まで書ききれていたので読後感はすっきりできる。
    不思議な能力を持った二人の女の子が主人公のファンタジーでした。

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    2013年04月03日