盆まねき

盆まねき

1,100円 (税込)

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毎年夏になると、なっちゃん家族はおじいちゃんおばあちゃんの住んでいる笛吹山にいきます。親族でお盆を迎えるためです。おじいちゃんの家でなっちゃんが聞いたふしぎなお話三つとなっちゃんが盆踊りの夜に体験したふしぎな出会いの物語・・・第二次世界大戦末期、特攻機に乗って亡くなった、作者のおじさんへのレクイエム。戦後半世紀以上経って戦後世代が静かに語る肉親への鎮魂歌。

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盆まねき のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年01月13日

    小学3~4年生向け。

    3章くらいから、「死んだ人を思い出すのって、ドーナツの穴みたいだな」と思いながら読んでいた。
    穴だけでは存在できないけど、周りでいろいろ記憶してくれていることで存在する。
    ドーナツ部分が出っ張ったりへこんだりする形をそのまま受けて、穴の形も決まる。

    自分はどんな「穴」になり...続きを読む

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    購入済み

    盆まねき

    2020年08月08日

    初めて購入した電子書籍。とても良かったです。感動しました。最後のところは涙が出ました。家族を思い、子孫を思い、国を思って、特攻を成功させたしゅんすけおじさん、そんな思いで亡くなられた方がたくさんおられたと思います。一度死んでも、人の記憶から失われて二度目の死が訪れないように、言い伝え、偲びつづけるこ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年06月07日

    なっちゃんが八月のお盆をおばあちゃんの家で親戚の人たちとともにご先祖さまの供養をする3日間の出来事が描かれている。
    1章おじいちゃんの話、2章フミおばちゃんの話、3章大ばあちゃんの話をなっちゃんが聞くのだか、どの話も不思議でちょっとこわくて、美しく、心に残る。
    4章でなっちゃん自身が体験する不思議な...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年12月17日

    雑誌「MOE」で紹介されているのを見て手にとりました。

    児童文学ですし、内容としてはファンタジーに分類されるのでしょうが
    何箇所かで思わず落涙。戦争で喪ったということではなくとも、大切な誰かを亡くした人なら一層心に染み入る物語だと思います。

    田舎の描写がいいですね。そこで繰り広げられる親戚縁者の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年03月16日

    とても可愛い絵に惹かれ、手に取りました。
    開いたときの鉛筆で描かれた絵がものすごく好みです。
    不思議なほらと、好人物達がなかなか味があって良いと思っていたら実話だったんですね。すごく好きな話です。

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    Posted by ブクログ 2012年12月19日

    大好きな富安さんの作品。

    「サマーウォーズ」のような田舎の大家族の雰囲気が私は好きです。

    そして、大切なことを感じます。
    “人は2回死ぬ”というのが、印象的でした。

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    Posted by ブクログ 2012年08月14日

    たくさんの子どもたちに読んでもらいたい。
    大きなホラ話から始まる、4日間の田舎の盆まねきのお話。
    ほのぼのと始まるけれど、途中ゾクッとし、最後は涙ボロボロ流し、読み終えました。

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    Posted by ブクログ 2011年11月30日

    おじいちゃん・おばあちゃんとのつながりっていいなぁ、なんて思いながら読んでいたら…なんてステキな話なんでしょう。
    それだけでなく、あとがきならぬ「もうひとつの物語」。私は祖父を思いだして、泣きました。
    毎年お迎えするお盆、亡くした人を思いたいです。

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    Posted by ブクログ 2011年09月25日

    「ほらは楽しませるもの。嘘は騙すこと。」良いこと言うね~。田舎のお盆での小学生の話だが、作者の記憶による物語だ。素敵な「ほら」が沢山語られている。そして戦争で亡くなったおじさんの話も・・・。

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    Posted by ブクログ 2021年01月01日

    6年教科書掲載本

    ふりがなもついているし、文字も多くないので、本編は3年生ぐらいから読めると思う。

    お盆に先祖を迎えるという風習、今も行っているところは減っていると思うので、お話を楽しみながらそれを知るいい機会になる。

    最後の富安陽子さんの実話を読んで、戦争を知らない世代も戦争のことを考えてほ...続きを読む

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盆まねき の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    児童書 / よみもの
  • 出版社
    偕成社
  • ページ数
    191ページ
  • 電子版発売日
    2014年09月26日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    17MB

閲覧環境

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