盆まねき

盆まねき

小説・文芸
1,100円 (税込)

5pt

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毎年夏になると、なっちゃん家族はおじいちゃんおばあちゃんの住んでいる笛吹山にいきます。親族でお盆を迎えるためです。おじいちゃんの家でなっちゃんが聞いたふしぎなお話三つとなっちゃんが盆踊りの夜に体験したふしぎな出会いの物語・・・第二次世界大戦末期、特攻機に乗って亡くなった、作者のおじさんへのレクイエム。戦後半世紀以上経って戦後世代が静かに語る肉親への鎮魂歌。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    児童書 / よみもの
  • 出版社
    :
    偕成社
  • タイトル
    :
    盆まねき
  • タイトルID
    :
    279369
  • ページ数
    :
    191ページ
  • 電子版発売日
    :
    2014年09月26日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    17MB

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盆まねき のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    色んな行事があるけれど
    お盆はお休みではなく 亡くなった人を忘れないでいてあげる日
    改めて、お盆をお迎えしてあげたい

    0
    2026年03月01日

    Posted by ブクログ

     ただ今、富安陽子さんの作品を読み続けて、不思議な物語の魅力を知りたい期間中です。


     「盆まねき」とは、『八月のお盆の三日間にみんなでご先祖さまの供養をする行事』のことで、既にご存知の方にとっては、あまり得るものは無いと思われるかもしれないが、本書に関しては富安さん自身の実話が重なることによって、改めてお盆について考えてみようという気持ちにさせてくれるのではないかと思った、本書は『野間児童文芸賞』受賞作品である(2011年)。

     毎年、主人公「なっちゃん」(小三)の家族は、母の父にあたる「ヒデじいちゃん」の家で盆まねきをするのが通例となっており、これまでは帰省ならではのイベントや遊びを楽しみとしていたなっちゃんであったが、この年ばかりは三日間を通して特別な体験をすることとなり、そこには物語の持つ力が連鎖することによって起きた奇跡とも思えるような出来事があったことに、私は大きな感動を覚え、それは素朴でほのぼのとした中に滲みを帯びた美しさもある、高橋和枝さんの絵の存在がまた大きいのだと思う。

     盆まねきの進行と共に、不思議で面白い話をなっちゃんに話すのが祖父母や曾祖父母世代の方々であることには、その話の場面だけ文字のフォントが変わることや、語り口が当時の年代の口調になることで、より臨場感が増したこともあり、物語が語り継がれていく素晴らしさを実感したのだが、なっちゃんにとっては「ほんとのわけないよ。うそっこのお話だよね?」という心境を抱いていて、それは本書で「ナメクジナメタロウ」の話をしたヒデじいちゃんが、『ホラふき山のおじいちゃん』と呼ばれていることからも明らかなように思われた。

     しかし、そこには不思議な物語で読み手を楽しませたいという、富安さん自身の思いの丈が潜まれているようにも感じられたのだ。

    『うそと、ホラは、すこうしちがう。
    人をだますのが、うそ。
    人をたのしますのが、ホラ。
    ほんとでもいい。ほんとじゃなくてもいい。たのしかったら大成功。
    それがホラなんだよ。』


     そして、そんな不思議な話の魅力と共に本書で教えてくれたのが、盆まねきを通して強く実感した『人の存在とは?』なのだと思い、それは見える見えないといったものを超越した神秘的なものであることが、富安さんの物語に近づいた印象も抱かせるのだが、本書の場合、世界中で起こっている決して消えることの無い思いが投影されているだけに、シリアスな読後感となり、それは富安さん自身の家族の物語であるからと共に、世界中で同じような思いを抱えた家族の物語でもあるからだと感じたことによって、盆まねきという行事にのせていたのが、人が人を忘れない思いだったことを実感したからである。

    0
    2025年10月10日

    Posted by ブクログ

    すごく好きな話だった。
    登場人物も大きな家も景色もはっきり想像しながら読むことができた。
    最後は少し泣けてしまった。
    お盆という行事の意味をもう一度深く考えさせられ今年はそういう気持ちで過ごしてみようと思った。
    教科書に掲載されていたというのも納得の作品。
    子供だけじゃなく大人もぜひたくさんの人に読んでもらいたい作品。
    都市伝説のような言い伝えのような不思議な部分もあるのでハラハラ感もありますよ。

    0
    2024年06月08日

    Posted by ブクログ

    小学3~4年生向け。

    3章くらいから、「死んだ人を思い出すのって、ドーナツの穴みたいだな」と思いながら読んでいた。
    穴だけでは存在できないけど、周りでいろいろ記憶してくれていることで存在する。
    ドーナツ部分が出っ張ったりへこんだりする形をそのまま受けて、穴の形も決まる。

    自分はどんな「穴」になりたいか。
    奥さんや子供が覚えてくれていたら、それで十分だな。
    「いいドーナツの穴だったねぇ」と思い出してもらいながら、「それはドーナツ自体がいいものだからだよ」とうっすら気づいてもらえたらいいな、と思う。
    死んでからは穴づくりできないから、今から作っておかないと。

    0
    2021年01月13日

    購入済み

    盆まねき

    初めて購入した電子書籍。とても良かったです。感動しました。最後のところは涙が出ました。家族を思い、子孫を思い、国を思って、特攻を成功させたしゅんすけおじさん、そんな思いで亡くなられた方がたくさんおられたと思います。一度死んでも、人の記憶から失われて二度目の死が訪れないように、言い伝え、偲びつづけることが必要だと思います。

    0
    2020年08月08日

    Posted by ブクログ

    なっちゃんが八月のお盆をおばあちゃんの家で親戚の人たちとともにご先祖さまの供養をする3日間の出来事が描かれている。
    1章おじいちゃんの話、2章フミおばちゃんの話、3章大ばあちゃんの話をなっちゃんが聞くのだか、どの話も不思議でちょっとこわくて、美しく、心に残る。
    4章でなっちゃん自身が体験する不思議な世界。そして最後に書かれたもうひとつの物語。

    子どもの頃のお盆の行事の楽しさや不思議さ、ちょっと怖い気持ちまでもが甦り懐かしくなった。
    大人から昔の話を聞くのは楽しかった。写真でしか知らない昔の人の話を聞いては、みんな繋がっている不思議を感じていた。

    「人間は二回死ぬ。一回目は心臓が止まったとき。二回目はみんなに忘れられたとき・・・」印象的な言葉。
    お盆の行事を通して子どもは生と死、命の繋がりを感じてゆくのでしょう。もうそんな習慣も楽しさも知らない子どもが増えたのでしょうね。

    0
    2020年06月07日

    Posted by ブクログ

    雑誌「MOE」で紹介されているのを見て手にとりました。

    児童文学ですし、内容としてはファンタジーに分類されるのでしょうが
    何箇所かで思わず落涙。戦争で喪ったということではなくとも、大切な誰かを亡くした人なら一層心に染み入る物語だと思います。

    田舎の描写がいいですね。そこで繰り広げられる親戚縁者の人間関係も。私には田舎はありませんが世代でしょうか、とても懐かしく感じました。
    今の子供たちはこのような人間関係をどのように読むのでしょう。

    最後にこの物語の元となったあるノンフィクションが著者によって語られます。衝撃の事実です。
    「人間は二度死ぬ」私はそのことを忘れたくないと思います。

    今法律が変わりつつあり、世の中にまた戦争の気配が漂い始めています。子供たちにはもちろん読んでもらいたいですが、これは大人も今読むべき文学作品です。

    0
    2013年12月17日

    Posted by ブクログ

    とても可愛い絵に惹かれ、手に取りました。
    開いたときの鉛筆で描かれた絵がものすごく好みです。
    不思議なほらと、好人物達がなかなか味があって良いと思っていたら実話だったんですね。すごく好きな話です。

    0
    2013年03月16日

    Posted by ブクログ

    大好きな富安さんの作品。

    「サマーウォーズ」のような田舎の大家族の雰囲気が私は好きです。

    そして、大切なことを感じます。
    “人は2回死ぬ”というのが、印象的でした。

    0
    2012年12月19日

    Posted by ブクログ

    たくさんの子どもたちに読んでもらいたい。
    大きなホラ話から始まる、4日間の田舎の盆まねきのお話。
    ほのぼのと始まるけれど、途中ゾクッとし、最後は涙ボロボロ流し、読み終えました。

    0
    2012年08月14日

盆まねき の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    児童書 / よみもの
  • 出版社
    :
    偕成社
  • タイトル
    :
    盆まねき
  • タイトルID
    :
    279369
  • ページ数
    :
    191ページ
  • 電子版発売日
    :
    2014年09月26日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    17MB

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  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
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