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毎年夏になると、なっちゃん家族はおじいちゃんおばあちゃんの住んでいる笛吹山にいきます。親族でお盆を迎えるためです。おじいちゃんの家でなっちゃんが聞いたふしぎなお話三つとなっちゃんが盆踊りの夜に体験したふしぎな出会いの物語・・・第二次世界大戦末期、特攻機に乗って亡くなった、作者のおじさんへのレクイエム。戦後半世紀以上経って戦後世代が静かに語る肉親への鎮魂歌。
Posted by ブクログ 2021年01月13日
小学3~4年生向け。
3章くらいから、「死んだ人を思い出すのって、ドーナツの穴みたいだな」と思いながら読んでいた。
穴だけでは存在できないけど、周りでいろいろ記憶してくれていることで存在する。
ドーナツ部分が出っ張ったりへこんだりする形をそのまま受けて、穴の形も決まる。
自分はどんな「穴」になり...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年06月07日
なっちゃんが八月のお盆をおばあちゃんの家で親戚の人たちとともにご先祖さまの供養をする3日間の出来事が描かれている。
1章おじいちゃんの話、2章フミおばちゃんの話、3章大ばあちゃんの話をなっちゃんが聞くのだか、どの話も不思議でちょっとこわくて、美しく、心に残る。
4章でなっちゃん自身が体験する不思議な...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月17日
雑誌「MOE」で紹介されているのを見て手にとりました。
児童文学ですし、内容としてはファンタジーに分類されるのでしょうが
何箇所かで思わず落涙。戦争で喪ったということではなくとも、大切な誰かを亡くした人なら一層心に染み入る物語だと思います。
田舎の描写がいいですね。そこで繰り広げられる親戚縁者の...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年01月01日
6年教科書掲載本
ふりがなもついているし、文字も多くないので、本編は3年生ぐらいから読めると思う。
お盆に先祖を迎えるという風習、今も行っているところは減っていると思うので、お話を楽しみながらそれを知るいい機会になる。
最後の富安陽子さんの実話を読んで、戦争を知らない世代も戦争のことを考えてほ...続きを読む
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