富安陽子のレビュー一覧
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児童文学ですが、それなりなボリュームに結構な読みごたえ。大人が読んでも、さほど平易だとは思わない。というかかなり面白かったです。
題材は、1880年代(かな?)・東京の国立博物館が舞台・古美術・隠れキリシタンなど、好事家好みの素材のてんこ盛りで、河鍋暁斎の娘をはじめとして、実在の人物がたくさん出てく...続きを読むPosted by ブクログ -
主人公は、美術品の審美眼を持つイカルちゃん。
両親との別れで孤独になる運命になりながらも、
力強く生きていく♪
イカルちゃんがとにかくいいコで可愛い♡
舞台は明治時代の上野。
軽快で読みやすい文章で、
賑やかな当時の上野の姿が色鮮やかに思い浮かぶよう。
イカルちゃんの活躍で骨董品の謎解きをするも...続きを読むPosted by ブクログ -
面白かった。昔懐かしい「少年ドラマシリーズ」のような趣もあり、歴史ドラマとファンタジーとYAがいい具合に混ざり合っていてすごく好み。Posted by ブクログ
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夢を食べるお化けは「バグ」というお化けだった。
もし、ざしきわらしが僕のクローゼットに道を作って
僕の部屋に入ってきたら、僕は気絶するかもしれない
でもやっぱり、お化けと友達になるのも良いかもしれない。Posted by ブクログ -
子にとてもちょうど良いと思った。漢字も多少あって、わかりやすい展開で、ちょっとドキドキ、でも怖くなくてハッピー。本全体の長さも、全てが良い感じだと思った(うちの子に)。時期的にもクリスマスの話は楽しんでくれた様子。Posted by ブクログ
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途中別のものに浮気して止まってましたが、1/3くらいから一気に読んでしまいました。
とても面白かったです。最初アキラ怪しいとおもってたんですが、素っ気ないけどいい人(?)でした。ただ、やっぱまだトノサやアキラの素性が知れないような気します。イカルがお世話になってる家が躾けにうるさい家なのですが、別に...続きを読むPosted by ブクログ -
続刊が出たので再読。
ひょんなことから東京国立博物館の怪異の蔵でトノサマの助手として働くことになったイカル。
蔵での盗難があって、その盗まれた品の謎に迫っていく。
2度読んでもミステリーと怪異の話が凄く面白くて惹き込まれた。
イカルの東京にやってきた経緯は辛いが、全然湿っぽくならず、大阪の生家...続きを読むPosted by ブクログ -
おもしろい!シリーズの幕開けを感じさせる終わり方がとてもよかった。またこの人たちに会える。少し先の未来に楽しみができる。富安陽子さんの作品にはそういうあたたかさがある。わたしたちはここにいるから、またいつでも会いにおいで、と言われているようでホッとするのだ。
物語は東京・上野にできたばかりの博物館...続きを読むPosted by ブクログ -
明治のはじめ、ひょんなことから上野の博物館で手伝いをすることになった古物商の娘イカル。いわくありげな黒手匣紛失事件に出くわす。
実在の人物をちりばめ、現実的に描きながら要となる部分に怪異を用いる。それにより膨らむ物語。いやあ面白い。Posted by ブクログ -
#シノダチビ竜と魔法の実
#富安陽子
#新潮文庫
#児童書
#偕成社
愉快なファンタジー。正体はキツネだが、聡明で強いお母さんと3人の子どもたちが災いを乗り越えていく話。映画になってもおもしろそう。キツネ族の親戚のキャラが濃くて楽しい。大きいけど挿絵が多いハードカバーがやっぱりほしい!Posted by ブクログ -
サラちゃんの部屋の中にある、段ボールでできた家に住んでいるブタのぬいぐるみ、ピンキー。お気に入りのぬいぐるみを持っていて、そのぬいぐるみのための家も用意して遊んだ経験のある子は少なくないでしょう。
そんな子どもにとって、とても夢のあるお話。
富安陽子さん自身によるシンプルでかわいいイラストも気に入...続きを読むPosted by ブクログ -
サラとピンキーシリーズ。
夏休みの近いある日、折り紙で大きなボートを作ったサラちゃんは、それに乗って南の島に行こうとピンキーを誘います。
ボートをたらいに浮かべると、たらいの池もボートもどんどん大きくなって…
『ブタとしんじゅごう』という船の名前も面白い。
低学年におすすめ。
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サラとピンキーシリーズ。
雪のつもった日に、サラちゃんがピンキーといっしょに出かけようと思ったところはサンタの国。
あたたかい格好をして、赤いソリに乗って、出発!
これも、かわいらしくて夢のあるお話。
低学年の子におすすめ。
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マサキの友達ミナコちゃんという子が、オバケに取り付かれてそれを助ける京十郎とマサキが助けるところがカッコイイです。Posted by ブクログ
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とても良かったです!
両親をなくした少女が、たった一人遠い土地でいかつい老夫婦と共に暮らすというシチュエーションは、私のバイブル『赤毛のアン』に通じます。厳しく怖いと思っていた老婦人が、実は深い慈しみを持っているところもまた然り。違うのは、アンは子供としての喜びもって日々生活しているのに対し、少女イ...続きを読むPosted by ブクログ -
ヤングアダルトの書籍棚で見つけ、油断したと思わずにはいられなかった。大好きな作家だし、題名がまた興味を引く。読むことが本当に楽しかった。
大阪の道具屋の娘、イカルは家族で仲良く暮らしていた。しかし父、母と立て続けに亡くし、13歳で遠縁にあたる東京の大澤家に世話になることになった。ここで博物館とい...続きを読むPosted by ブクログ