富安陽子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
とても良かったです!
両親をなくした少女が、たった一人遠い土地でいかつい老夫婦と共に暮らすというシチュエーションは、私のバイブル『赤毛のアン』に通じます。厳しく怖いと思っていた老婦人が、実は深い慈しみを持っているところもまた然り。違うのは、アンは子供としての喜びもって日々生活しているのに対し、少女イカルは「いかに身を立てるか」と考えているというところ。古道具の鑑定という才能を活かしてひたむきに働いている様子は応援せずにはいられません。しかし持ち前の好奇心と探究心から不思議な事件に巻き込まれるていく物語の面白さ!さらにイカルを囲む人物たちも「キャラが立って」魅力的な人ばかり。この役はあの俳優かな -
Posted by ブクログ
全体的に、ちょっとこわかった。特に鏡の中から手が出てきたところと、池の主を閉じこめてバチがあたったっていうところ。ぼくも約束を破っちゃうことなんかがあるから、バチがあたるのはこわい。
池の主の正体がわかった後、池の主の気が変わって、パパや子どもたちが引っ張りこまれちゃうかもっていうのもこわい。優しいからだいじょうぶかなって気もするし、永遠に一人だとそうしちゃうこともあるかもしれない。
パパのおばあちゃんが、パパのことを「あんたはむかしから、人間やないものにばっかりすかれるのとちがう?」って言ったのが、子どもの頃からそうだったんだなと思って、おもしろかったし、納得した。(小5)