ふたつの月の物語

ふたつの月の物語

1,265円 (税込)

6pt

養護施設で育った美月と、育ての親を亡くしたばかりの月明は、中学二年生の夏休み、津田節子という富豪の別荘に、養子候補として招かれる。悲しみのにおいに満ちた別荘で、ふたりは手を取りあい、津田節子の思惑を探っていく。十四年前、ダムの底に沈んだ村、その村で行われていた魂呼びの神事、そして大口真神の存在。さまざまな謎を追ううちに、ふたりは、思いもかけない出生の秘密にたどりつく…。

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ふたつの月の物語 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年10月25日

    怖い。
    でも、好き。
    好きなのはきっと、富安さんの言葉のおかげなんだろうなあ。
    怖いだけにしない、お話のおかげなんだろうなぁ。

    ふたりの子たちがどうなってしまうのか、すごくドキドキした。富安陽子さん作品だからこそ、ドキドキしながらも安心して読めたし、すごく引きこまれた。

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    Posted by ブクログ 2019年02月02日

    『天と地の方程式』が面白かったので、この作家の本と読んで見た。面白い。半日もかからずにあっと言う間に読めた。素晴らしい作品だ。使者を蘇らせる魂呼びの神事の真実。それは過去へ時間を遡る事。しかし、結局過去は変えられない……。面白かった。

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    Posted by ブクログ 2017年02月28日

    読み始めたところから最後まで「わくわく」して
    読むことができた。
    二人の特殊能力がどのように発揮していくのか、
    二人を集めた老婦人は何を期待しているのか、
    読み進めるたびに引き込まれる感じがした。
    最後はせつない話ではあるが、果たしたいという
    願いが叶い、読み終わったあとにほっとした。

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    Posted by ブクログ 2015年01月25日

    ことばづかいが適切で、簡潔なのに奥が深い物語を紡ぐ。ストーリーテラーというのはこういうことだと思う。いつも巧みな物語で惹きつけられる富安さんなのに、子ども向けの話ということで、知る人が少ないのがもったいない!
    出生に秘密をもつ双子の女の子、美月(みづき)と月明(あかり)は、ある目的のために、別荘に招...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年01月22日

    名古屋が誇る児童書専門店、メルヘンハウスさんにて完全なるジャケ買い。酒井駒子さんの描く哀しげな双子らしき少女の表紙がきれいで、手に取らずにはいられなかった。

    双子の少女の物語って神秘的で好きです。離れ離れにお互いを知らず、全く異なる環境で育った 美月と月明、どちらも月にまつわる名前が付けられている...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年06月29日

    生き別れのふたごの少女。ふたりに秘められた力。ダムに沈んだ村と、そこにあった秘められた儀式。などなどワクワクする要素がぎゅっと詰まっています。
    ひと昔前の少女まんがを思わせる展開に心を奪われました。なにせ、身寄りのない少女が、謎の富豪の養子候補として別荘に呼ばれるという、いかにも! な幕開けですし。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年09月06日

    2人の月を名前に持つ女の子の話。

    と言いつつ、2人の女の子を引き合わせた
    津田さんのお話でもあるんじゃないかと思った。

    狼とか神様とかの神話の要素が入った
    ファンタジーがすごく好きなので、とても面白かったです。

    0

    Posted by ブクログ 2013年08月09日

    表紙からして暗かったので、少し読むのをためらいましたが、読んで正解でした。
    話の展開は、割と早いです。でもそれが読んでいてちょうど良い感じでした。
    物語は昔話と、神話と、ファンタジーが入り混じった感じで、明るく楽しい話ではないけれど、こういった雰囲気は好きです。
    最後は物足らない気もしましたが、あと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年07月14日

    みなしごだった二人の少女が、ひとりの夫人によって引き合わせられた。
    「月のしるしを持った子」という奇妙な条件で里子にしたいという。

    ダムの底に沈んだ村、
    狼を祀る神社、
    人と違う能力を持ったふたり。

    彼女たちの過去にせまる。

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    Posted by ブクログ 2013年06月13日

    はじめて富安陽子作品を読みました。読みやすいし、表紙も好みだし、楽しめた。途中ホラーっぽくなるのかと思いきやすんなりラストまでいった。他の作品も読んでみよう。

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ふたつの月の物語 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    児童書 / よみもの
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    288ページ
  • 電子版発売日
    2019年11月08日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

閲覧環境

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