富安陽子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
シノダ!シリーズ3作目。キツネのママサイドとは打って変わって今度はパパにまつわるお話。パパのお母さん、ユイ達にとってはおばあちゃんが冬休みに遊びにくることになって大騒ぎ!突然おばあちゃんがパパに送って来た鏡台。その鏡の中に映ったある男の子の謎がパパの一夏の思い出と共に解き明かされていく。
キツネ一族に邪魔されない様に七転八倒!スーちゃんの化け術はピカイチだが、演技面では化けきれていないなぁ〜〜と思う笑。それじゃあ風の耳を封印されたユイにもバレちゃうよ。本当に突然来たおばあちゃんにびっくりだが、信田一家がすごく楽しそうに過ごしていてこっちも楽しくなった。温泉センターの雰囲気好きだなぁ -
Posted by ブクログ
シノダ!シリーズ二作目。タンスの引き出しの中にふと見えた森の景色。強い風に飲まれる様に引き込まれてしまったユイ、タクミ、モエの信田兄妹。森の人々は大蛇オロチによって石にされてしまった。石にされずたった一人で残っていたテトと、霧の谷に住む石の工と共に大蛇を倒し、人々を救う冒険に出る。
ユイが持つ風の耳、タクミの時の目、モエの魂寄せの口が存分に発揮される。館主は三申の子と呼んだ。見ざる、言わざる、聞かざるで有名な三猿のことである。キツネ一族の能力をもらった三兄妹。この設定だけでワクワクしちゃう!前作で時の目の力を持て余していたタクミが段々と使いこなしていく様子も必見。ユイが夜叉丸おじさんのキツネ -
Posted by ブクログ
人間とキツネのハーフであるユイ、タクミ、モエの信田兄妹。キツネの一族に振り回され、今日もドタバタ騒ぎ!おじいちゃんが連れて来た竜の子供に謎の蛇軍団。キツネの血を引いているという秘密と共に、トラブルを解消していくシノダ!シリーズ一作目。
小学生以来久しぶりのシノダ!シリーズ。懐かしさと共に、ユイちゃんの忙しさが可哀想笑。チビ竜可愛い!民間伝承や伝説がストーリーの元になっているのがすごく面白い。自由奔放なキツネ達は手が掛かる!夜叉丸おじさんはトラブルメーカーだけど、ストーリーを面白くさせる天才でもある。自分の親戚にいたらめっちゃ嫌だけど!でもこんな面白い人達がいたら楽しそうだよね。
そして大庭 -
Posted by ブクログ
ただ今、富安陽子さんの作品を読み続けて、不思議な物語の魅力を知りたい期間中です。
本書はポプラ社の「おはなしフレンズ!」シリーズ(小学校三・四年生向け)から発表された、「内科・オバケ科 ホオズキ医院」シリーズの一作目で、小松良佳さんのシンプルな絵も相俟って、分かりやすくて楽しい不思議な物語が魅力的。
色々な偶然が重なり、世界でたったひとりだけのオバケ科の専門医である「鬼灯京十郎」と出会った、丸山小学校五年二組二十八番の「峰岸恭平」だったが、その最初の印象は、『どう見ても、あやしい魔法使いか、インチキ手品師のようにしか見えなかった』と、あまり良いものではなかった上に病院の留守番を頼ま