あらすじ
人間たちに混じって、団地生活を始めた妖怪一家。お父さんはヌラリヒョン、お母さんは、ろくろっ首、子どもたちは、サトリにアマノジャクに一つ目小僧。大切なお約束は、「ご近所さんを食べないこと」。
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子どもの想像力を刺激する素晴らしい作品です。人間となんとか共生しようと努力する個性豊かな妖怪たちがけなげです。登場人物それぞれ個性があって、生き生きと描かれています。
山村浩二さんの絵も素敵。
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妖怪一作目をはじめてよんだ。人間と妖怪の共生。電気供給、水害対策、やれることをすこしずつやる、優しさをわすれた日本に鉄槌を振り下ろす意欲作。ぬらりひょんって調べたけど、なんの妖怪なのか。
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存在は知っていましたが読んでこなかった本。
おもしろかったです!
ヌラリヒョンの礼儀正しさ、我慢強さに頭が下がりました。
「妖怪のいない町なんて、つまりませんからね」
「妖怪がいなくなって、人間が、おそれることも、不思議がることもわすれてしまったら、世の中、どんなにつまらないか。妖怪がいるから町は面白いんです。
光があるから影があるように。夜がくるから朝が明けるように。冬がくるから春がくるように―。人間がいるから妖怪がいて、妖怪がいるから人間がいるんだとこのごろ私は思うんですよ」
市役所の「地域共生課」に採用された今後のヌラリヒョンの活躍も楽しみです。
4年生ぐらいからからおすすめ。
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気になるけど表紙が微妙で読むの躊躇してた本。
もっと前に読んでおけばよかった!
化野原団地(アダシノハラだんち)に住みたい!
妖怪が住む土地に人間が団地を立て始めて、大半の妖怪が怒って人間を襲おうとしてる時に、まずは人間と話しあおうって提案するぬらりひょん。
実際市役所まで足運んでみたら、散々たらい回しにされて
毎回同じ話をさせれて可哀想だった。
地域共生課の野中さんが良い人でよかったわ。
てっきりぬらりひょうんが怒って妖怪引き連れて団地乗っ取っちゃうのかと思ったもん。
その後は野中さんの親身な対応でその土地に住んでいた妖怪達も納得して、団地で共存することになるんだけど。
河童たちが住む中央公園の満月池に、町の北に公園と繋がるようにして
作られた雑木林にはオクリオオカミたち。
んで、カラス天狗達はマンションの屋上。
自分の周囲にこれだけ妖怪住んでたら面白いだろうなぁ。
しかも彼らはそこで快適に暮らせるよう取り計らってもらった代わりに、
それぞれの力を使ってこの団地を守る約束をしてるんだけどね。
妖怪に守られてる団地、いいねぇ。
そして、この本のタイトルにもなってる妖怪一家の九十九さん。
ようは、ぬらりひょんを中心に単体で暮らしてた妖怪達を、
1つの家族として生活してもらう形になったんだけど。
ぬらりひょんが父、ろくろっ首が母、見越し入道はおじいちゃん。
やまんばがおばあちゃんで、天邪鬼と一つ目小僧が息子たち。
最後にサトリが娘として一つ屋根の下生活始めるんだけど、
なんだかんだで人間の様な生活にすぐ順応しちゃう辺りは今時かなw
ただ、やまんばがちょいちょい人間を食べたがるのがちょっと怖いけどw
最初の頃はまだ妖怪の時のクセが抜けないやまんばばぁちゃんや、
見越し入道じぃちゃんがちょいちょいやらかして
ぬらりひょん達を困らせるんだけどね。
でもその都度、化野原団地の団地管理局局長の的場さんが「問題無いっす」
って処理してくれる。 的場さんかっけぇわw
この1冊目はこの団地の主要人物の紹介話って感じ。
各エピソードが結構笑えるので、終始ニヤつきながら読んでたw
ほんとこんな所に住んでみたいなぁ。
エレベータのボタンを⑨⑩⑨って押したくなったわ。
うちの所8階までしか無いからそれをしないで済んだけどw
雷獣の自家発電で電気代が格安になってる団地も捨てがたいけどね。
確か続編出てたよな。 今度借りよう。
イラストも読んでたら味が出てきていい感じと思えるようになったw
野中さんの
「妖怪がいない町なんて、つまりませんからねらね」
から続くセリフに強く共感!
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おもしろい!!
山や林切り開き、土地開発している現代、妖怪たちは住むところが奪われていきます。
困った妖怪が団地建設をやめてもらいたいと直訴に行ったのですが、共生する方法を進められて、
団地に住むことになります。
泥棒退治や暴走僕退治となかなか活躍する妖怪たちの生活が面白い。
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富安さんと山村さんで妖怪…おもろくないわけがない!
手塚先生のマンションOBAとかジブリのぽんぽことか、妖怪との共生は我々人間の永遠の課題ですなッ。
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番外編が猫本ということで、まずは1作目を。
ヌラリヒョンって、やっぱり妖怪のリーダーなのかw
で、役場でたらい回しにされて怒らないのがまず立派。
団地造成で住処を失う代わりに、その団地に住んじゃうって面白い。
妖怪一家と言っても、人間の感覚での家族でないのもユニーク。
人間に交じって暮らすものの、ついついやっちゃう、あんなことやこんなことw
ピクニックやどろぼうとやりあったり。
パーティもいいねー。
好きなシリーズが増えた。
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富安さんらしい人間と妖怪が同じ町で暮らしていく奇妙奇天烈なお話。
九十九一家を形成する妖怪たちの個性がすばらしく、犯罪防止に役立っていくのが面白かった。
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妖怪ブームの昨今、味のある妖怪たちの暮らしぶりが面白かった。
宅地開発により先住妖怪がマンションに住む設定も、そうきたか!と。
妖怪に理解ある人間の存在もホッとする。
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小5、長男。妖怪が団地で暮らす、突飛な設定ながらも納得のストーリー展開はさすが。妖怪たちも、人間も個性豊かで面白い。ただ、登場するキャラクターが多い割りにお話が短いので、少し物足りない感じも。もし続編があるのなら歓迎!
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化野原に住んでいた妖怪たちは、大きな団地が建つことになって困っていた。そこでヌラリヒョンが市役所に苦情を言いに行くと、なんと先住妖怪問題をあつかう専門の課に案内される。そこで提案されたのは、人間と一緒に団地に住みませんか、というものだった…。個性的な妖怪たちが、人間のために(?)大活躍。でもそこは妖怪ですから、ちょっとハメをはずすこともあります。
ちょっと妖怪たちとお知り合いになりたくなる本。
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富安陽子さんの本は、どんな荒んだ気持ちのときも、不思議なくらい、平和で優しい、あたたかい気持ちを思い出させてくれる力がある。ほんのりと楽しいこのひとならではの人間臭いような素直な妖怪童話世界の味わい、面目躍如。
面白おかしいだけでもなく、説教臭さに走りもしない、世界よ、かくあれ、の楽しさと優しさと可笑しさと。
自然や古来の妖怪たちへの畏敬や感謝、貴重さを忘れて破壊していく人間たちと、異界側との関係性を、愉快さ、楽しさに満ちた「共生」という形で、祈りを、イデアとして描き出してくれる。
お役所の妖怪専門の課のお役人さんと、さまざまの妖怪たちの活躍奮闘ぶり、パーティや泥棒退治、文明を楽しみ適応してゆく妖怪たちの姿がとても楽しい。緩やかに続いてゆく続編を期待させる未来の希望へつながる終わり方も、いいんだなあ。
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表紙と挿絵がすごくイイ!
たらい回しされる妖怪も、団地に七人家族で住むのも、そこはかとなくシュールでニヤリ。
いろんなエピソードがあるけど、どれも客観的にみれば、怪談というか都市伝説!
個人的には、人間の的場さんの苦労話を、一冊分、読みたいです。
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この本は、いろいろなようかいが出てくるから、おもしろかった。私がこの本に出てくるようかいで一番気に入っているのは、サトリのさっちゃんだ。どろぼうの心の中を読んで活やくしているところがすごいなと思った。九十九さん一家は本当の家族というわけではないが、人間たちと同じ団地に住み、人間の知らないところで役に立っているところがすごいと思った。
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ずっと住んでいた化野原一帯が巨大団地となり、妖怪たちは怒り困惑。市役所へ相談に行ったヌラリヒョンは地域共生課の野中さんから団地で暮らしませんかと提案される。
公園の池のかっぱ、ペントハウスの天狗。
そしてヌラリヒョンは7人家族としてB棟地下十二階での新生活が始まった。
見越し入道のおじいちゃんややまんばおばあちゃんがウッカリやらかしてしまったり、その悪びれない感じにニヤニヤする。
妖怪たちの得意なことで団地を守り、一緒に暮らしていく。良い環境だな。
シリーズ1作目なので人物紹介でアッサリ終わったから次作からが楽しみ。
「いない」って思って暮らしてるけれど、もしかして?
月のない夜、団地の中を歩いていると、闇夜の散歩を楽しむ九十九さん一家に、出会うことがあるかもしれませんよ。
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妖怪たちが暮らす土地に団地が建設されることになり、妖怪は市役所に苦情を申し立てる。電話で散々たらい回しにされて、たどり着いたのが地域共生課。地域共生課?何と?「妖怪」と。この発想が好き。
地域共生課の野中さんに出会った妖怪たちは人間の家族として、団地に暮らす事になる……
でも妖怪だからね、普通には暮らせません。楽しいお話。
Posted by ブクログ
食べなくても平気だけど、食べられないというわけでもないんです。
ピックニックといえばおむすびだし、
パーティといえば御馳走!ってことで
いろいろ楽しんじゃってる妖怪さんたちがかわいい。
そもそも後からきたのは人間であって、
共生っていったって、水害から守る、とか電気つくる、とか
妖怪さんたちが人間のためにしてくれてることの方が大きいというか・・・。
そのへん不満も言わず、いいのか?っとちょっと思ったりも。
おおかみはしごはすごかった。
どちらかというとぬらりひょんさんの仕事っぷりが読みたい。
あ、絵がなかなか変わった感じで・・・と思っていたら
「頭山」のひとだったのでビックリ。
なるほど、画を仕事にするって、そーいえば、
こーゆージャンルでもありうるんだよな。
「頭山」はほんっとおもしろかったよなあ。
Posted by ブクログ
化野原団地(あだしのはらだんち)には妖怪一家の九十九さんたちが住んでいる。そもそも、この化野原は野原と雑木林で、たくさんの妖怪たちが暮らしていた。そこへ人間たちがいきなり団地を作り始めた。住むところを追われそうになった妖怪の代表としてヌラリヒョンが市役所に建設中止の直談判に行く。あちこちをタライマワシにされたあげく、たどりついた『地域共生課』で、担当の野中さんから、いっしょに団地に住みましょうと提案される。
もともと家族ではなかったヌラリヒョン・やまんば・見越し入道・ろくろっ首・アナノジャク・サトリが家族となり、人間たちと共生し始める。
日本古来の妖怪たちが次々登場。
団地開発で住処を追われた妖怪たちと言って思い出すジブリの「平成たぬき合戦」とは、また違った展開で富安さんらしい愉快な妖怪ものです。