伊吹有喜のレビュー一覧

  • オムライス日和 BAR追分

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    BAR追分のシリーズ2巻目
    新宿にある人知れず素敵な場所、ネコ道横丁での人間模様が描かれている。
    1巻目よりこちらの方が段々に人の繋がりやそれぞれの人物像に深みが出てきて面白かったです。
    章ごとにスポットライトが当たる人が変わりつつ主人公に戻っていくのも構成が面白いなと感じました。
    次もすぐに読みたくなりました!

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    2026年04月11日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    落ち込んだ気持ちにおやつがご褒美となる、そんな6人の作家さんのアンソロジー。
    おやつっていいよね!と思わされる。
    淡々とした同級生と踊り場で食べるおやつの話、
    両親を亡くした中学生の女の子がマーマレードジャムに癒される話がとても良かった!

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    2026年04月10日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    みんな何かを抱えて生きている。
    どうしようもないけれど…悩んだりしながらも生活していくわけで、それでもいつの間にか状況は変化していくのだと。
    そのときのご褒美は、きっといつまでも心に残るものなのかもしれない。
    どの作品も作家の特徴がよく出ている。

    「楽園の代わりのカッサータ」島本理生〜妻子ある相手と伊豆の山奥のホテルで。

    「ファースト・アンド・オンリー」織守きょうや〜忘れられない同級生と屋上前の踊り場でお弁当。

    「春とマーマレード」友井羊〜果樹が生い茂る瀬戸内海の島で叔父と。

    「アンパッサン」畑野智美〜卒業するメンバーと取り組む最後の仕事で。

    「ドーナツ息子」名取佐和子〜幼い日の息子

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    2026年04月08日
  • ミッドナイト・バス

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    新潟を舞台に、大人の恋愛を描いています。
    読んでいて、大人って色々と抱えているんだなということを、じんわり伝えています。
    個人的にはあまり読まないタイプの本だったので、意外と新鮮で読み入ってしまいました。

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    2026年03月30日
  • 注文の多い料理小説集

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    「夏も近づく」がかなり好きだった。自然の中でできることだけをして暮らしていく姿が素敵。葉月がのびのび過ごせますように。
    「しっとりふわふわ」はパンが食べたくなる。人を思う気持ちの大切さ。

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    2026年03月28日
  • 注文の多い料理小説集

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    ネタバレ

     タイトルで買ってしまった。
     北信の湯田中の古本屋併設のフレンチのお店「やまブイブイ」。読書好きの女将さんの、おそらく読んだ本だろう。
     折しも、宮沢賢治の『注文の多い料理店』という短編集を読んだところだったので、目について、思わず手に取ってしまった。きれいな古本。200円はお買い得♪

     さて、誰から、どの作品から読むか?
     折しも、短編集を編むなら、作品の掲載順はどうあるべきかを読み友たちと語る機会があったので、果たして順番は大切か、それとも……、という思いを確かめる意味でも、この短編集は、今、読むべきだとも思ったのだった。

     結果、最初に読んだのは柚木麻子から。「エルゴと不倫鮨」
     

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    2026年03月03日
  • 四十九日のレシピ

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    レシピと聞いて真っ先に思い浮かべたのは料理。だから料理にまつわるお話なのかと思えば、レシピには処方箋の意味もあったねと納得した。そしてあぁなるほど、家族が悲しみから立ち直るための処方箋かと。乙母さんの家族に対する優しい思いが伝わりました。
    そして井本とハルミが、乙母さんと生まれてこれなかった次女が変身して熱田さんのところに支えに来てくれたと思いたい気持ちで読み終えました。

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    2026年02月08日
  • 情熱のナポリタン BAR追分

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    三作品読み終えた
    人間の感情の微妙な動きを巧みに描かれていたと思う
    多くの世代を描いているのも驚きだ
    最後まで恋愛感情には
    この先の作品は今のところは無い
    読者は期待しているのではないだろうか

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    2026年01月20日
  • 今はちょっと、ついてないだけ

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    これまで読んだ伊吹さんの作品が好きであったことに加えて、タイトルに惹かれて手に取りました。
    いろいろな挫折を経験した大人たちが、新たに知り合った仲間、縁が切れていた仲間たちと自らの経験を生かして、若い時とは異なる適度な距離感を保った中で、手を組み前に進んでいく様子は、何だか自分が励まされているような感じでした。
    一部の章では、それってついていないとはちょっと違いそうというところもありましたが、それはそれとして。

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    2026年01月18日
  • BAR追分

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    図書室。おいしい小説読みたくて。
    食べ物はそれほど魅力的かつ大々的に描かれているわけではないから当初の目的とは異なるけれど、新宿みたいな都会の澱みたいなところにもこういう場所があればいいなあ、と思いながら読んだ。

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    2026年01月18日
  • 犬がいた季節

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    わんちゃんだいすきだからその点でもう泣ける…笑
    一昔前の恋愛や友情はとにかく眩くて、今では考えられないようなワイルドさがあってよかった。
    とにかく登場人物たちが自由にのびのびと生きている感じ。
    けれども読む前の評価の高さを見てしまったからこそ、それを超えてきてくれなかったという印象….。

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    2026年01月16日
  • 雲を紡ぐ

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    夢中っていいね。
    覚悟って迫られて無理やり決めるものじゃないんだろうな、きっとそうしたら辛くなる。
    夢中になれるものを見つけて、心の底から「やりたい!」って思ったとき、その道を進む中で出会う苦難を分かっていて、でもそれが気にならないくらいにやりたくて輝いていた時に自然と決まるものなのかな、というかそうであって欲しいなと感じた。
    無理して決める覚悟は、辛いし長続きしないだろう。
    やりたくてやりたくてやるのが、いいな。

    鉱物や色など宮沢賢治の世界がたくさん盛り込まれていたところも美しかった。
    岩手の景色を思い出しながら読んだ。

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    2026年01月04日
  • 注文の多い料理小説集

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    料理に関する短編小説集。

    どの話も美味しそうで、ストーリーにも一癖あったり味がある。

    その中でも一番のお気に入りは
    伊吹有喜の「夏も近づく」。

    複雑な家庭の事情で、家を追い出された葉月という少年と、主人公の拓実。
    ぎこちなかった彼らの関係が、
    拓実の作った美味しい料理を二人で食べることで新しい人間関係が作られていく。

    夏の風景の清涼感もあり、大のお気に入りとなった。
    この作者の他の本も読んで見たくなった。
    こういう新しい世界が広がるのも、小説集の醍醐味ですね。

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    2025年12月30日
  • 雲を紡ぐ

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    好きなものと暮らすことと家族の変化に思い馳せた 岩手県の名前の由来になったという説のある和歌の意味も感慨深い

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    2025年12月28日
  • 常夏荘物語

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    読み始めてみると、何だか登場人物が多いし、彼らの設定がなんとなく確立されてるし、なんとなく置いてけぼり感が否めないなーと思いながらそれでも読み進めた。途中からイベントが盛り上がってきて高揚感を感じ始めた頃にやっと、シリーズものの第4弾だと知る。しまったー。伊吹さんの作品でここまで感情移入できないのは珍しいと思ってたら。。失敗失敗。ラストは読んでしまったけれど、第1弾から振り返ってみたい!過去があるとこの第4弾もきっとまた違った印象になるんだろうなーと文章の端々から予感する。
    印象に残ったのは、耀子が娘の瀬里に言った言葉。「お父様にとって大切な人は、私たちにとっても大切な人だ。ヴィンセントさんを

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    2025年12月19日
  • 注文の多い料理小説集

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    料理をテーマにした7人の作家さんによるアンソロジーです。

    こちらのお目当ては柚木麻子さんと伊吹有喜さん。あと未読の井上荒野さんが気になってました。装丁のデザインとタイトルがなかなか洒落てますよね。

    『エルゴと不倫鮨』柚木麻子
    最初は不倫の話かぁ…ちょっと嫌だな、と思いきや、さすがの柚木さん。吹き出しそうになるくらい痛快でおもしろかったです。

    『夏も近づく』伊吹有喜
    自然の中で食べるちゃんと手をかけた料理が本当においしそうでした。

    『好好軒の犬』井上荒野
    初めましての井上荒野さん。最初から最後まで独特で不穏な雰囲気のあるお話でしたね。

    『色にいでにけり』坂井希久子
    こちらも初めましての

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    2025年10月28日
  • 雲を紡ぐ

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    自分は通り過ぎてしまったからなんとでも言えるけど、小学生から高校生までって学校が世界の全て、みたいなところがあるから学校でうまくいかなかったらとても辛いと思う。これで家にも居場所がないとなったら最悪だと思う。
    美緒は岩手のおじいちゃんのところに逃げることができてよかったと思う。
    ほぼ会ったことのないおじいちゃんとの生活はどうなんだろう?と思ったけどうまくいっているようでよかった。人の顔色を伺って相手の気持ちを勝手に考えてしまうのは、私もしてしまうことだからなんとなくわかる。相手の気持ちなど、相手にしかわからないのに。
    岩手でのおじいちゃんとの生活の中で少しずつ自分がしていきたいこと、自分の色を

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    2025年10月26日
  • カンパニー(新潮文庫)

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    伊吹有喜さん14冊目。文庫派の私としては、これでこの作者さんの文庫になっているものには追いついた(と思う、多分)。

    妻子に逃げられた47歳総務課長・青柳と、選手に電撃引退されたトレーナー・由衣。製薬会社のリストラ候補の二人が、出向先のバレエ団で世界的プリンシパル・高野が踊る「白鳥の湖」の公演の成功を目指して…というお話。
    全く門外漢の二人が次々発生する難題に見舞われながらも誠実に行動することでバレエ団の人たちの心を掴み、頑なだったプリンシパルの心も溶かしていく。バレエ団やダンサーたちのバレエにかける熱量やその裏にある経済的事情なども良く描けており、とても気持ちよく読めた。
    『いくらでも替えが

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    2025年10月11日
  • 地の星 なでし子物語

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    なでし子物語は、何冊かシリーズになっているのを知らずに、これを読んでしまったので、登場人物の関係性がうまく掴めなかった。

    シリーズの中でこの作品は、主人公が、名家に嫁いだが、自分の力で立っていたいという思いから、スーパーでパートを始めるところから始まる。
    働くことにやりがいや生きがいを見い出していくところが、夢があって、胸が躍ります。

    まあでも、現実は、こんなことはなく、、、お金のために働いている人がほとんどじゃないかな?
    やりたいことを仕事に出来たらサイコーなのに、と思っても、金になりそうなやりたいことが見つからないーーー。

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    2025年09月13日
  • 風待ちのひと

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    ネタバレ

    アラフォーの男女の恋愛が、ゆっくり進んでゆくストーリーですが、ところどころ違和感が⋯

    喜美子が全体的に39歳とは思えぬ所作や話し方だったのが気になって気になって⋯苦労の多さを鑑みても老けすぎてて60歳くらいの描写に感じられてしまった。10年以上前の作品とはいえ⋯

    また、主人公の妻が分かりやすい悪役すぎて、ちょっと男性視点だけのご都合主義に見えました。

    まあ最後までスルスル読みやすかったのは良かったかな。

    3.4

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    2025年08月31日