伊吹有喜のレビュー一覧

  • 注文の多い料理小説集

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    ネタバレ

    料理をテーマにしたアンソロジー。
    柚木麻子さん『エルゴと不倫鮨』…安定した著者の「反権力(=男性)」「女たちの結束」鉄板ネタ。安定した漫才を見ているよう。
    伊吹有喜さん『夏も近づく』…一番飯が美味そうだった。柚木さんの後に「義姉から性的虐待を受ける少年」が登場するので、並びとして良い。
    井上荒野さん『好好軒の犬』…文学的。悪い犬じゃないんだよ、かわいそうな犬なんだよ が無意識的な嫌味、斜めな見方。おもしろかった。
    坂井希久子さん『色にいでにけり』…金平糖の着色や和菓子の着色。江戸時代の話。粋。
    中村航さん『味のわからない男』…こういう芸能人、いそう。リアル。
    深緑野分さん『福神漬』…表現がうま

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    2025年04月18日
  • ミッドナイト・バス

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    利一、美雪の元・夫婦と怜司、彩菜の兄妹。家族ってなんなんだろうね。彩菜ちゃんの「うちの家族、これでいいじゃないかって。人はどう思うか知らないけど…一生懸命だし。いいじゃないかって。」が印象的。

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    2025年04月13日
  • BAR追分

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    久しぶりの本。
    昭和のような外部研修などしていて全然時間がなかった。
    やはり、本を読むというのは心を落ち着けることができるなと。

    BAR追分シリーズ。シリーズものと知らずに、2巻目を買っていたようで、1巻目を手に入れたので読んでみた。
    落ち着いた雰囲気で心安らげる。
    こんなお店を作りたいな。

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    2025年04月02日
  • 地の星 なでし子物語

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    ネタバレ

    なでしこ物語、時系列順に読んで3冊目。
    28歳になった耀子がスーパーで働き仲間達と起業する話。まさかのお仕事回。
    なんでスーパー?働かなくて良くない?とも思ったけど、常夏荘を守る流れに。
    龍治は堪らないだろうなぁ。両親を奪われた常夏荘に、妻や娘も奪われて…。
    前向きな終わり方をした地の星。どう着地するのかとても気になるので、最後の常夏荘物語も読んでみたいと思います。

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    2025年04月01日
  • 犬がいた季節

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    高校に迷い込んだ犬のコーシローと昭和、平成、令和それぞれの時代の生徒のドラマを描く短編集。

    登場人物の内面が巧みに描かれていて、各章作り込まれていた。
    コーシローの純粋さが良い。
    生徒らの瑞々しい感情が伝わってきた。

    「彼方の友へ」が秀逸だったので、それと比べるとちょっと力が劣るかなという感じがした。
    ☆3.5

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    2025年03月31日
  • BAR追分

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    街道の分かれ道がある所を追分という。新宿にも追分があったから有名な「追分だんご」があるらしいとこの本を読んで合点がつきました。
    そして、物語の舞台は、伊勢丹付近の路上裏にあるという新宿ねこみち横丁。そして、その突き当たりにあるのがBAR追分。
    おいしい料理やお酒の蘊蓄、個性的な登場人物の面々、そして、そこを訪れる人々のエピソードがブレンドされ、それぞれに味わい深い物語が展開されます。

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    2025年03月23日
  • カンパニー(新潮文庫)

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    会社で総務畑を歩んでいた青柳は、あるとき会社の社長令嬢が所属するバレエ団への出向を命じられる。

    家を出て行った妻と娘、バレエ団で出会う団員や、世界的バレエダンサーの高野悠、そのトレーナーとして青柳と同じく出向してきた瀬川。

    登場人物がとても多くて。
    バレエ公演に客演する那由多の所属するグループ(バーバリアンJ…EXILEみたいな感じかな)の阿久津さんなんて、出てくるたびに誰?という感じだったぁ。

    おおざっぱに言えば、バレエ公演のチケットを売るために頑張る話と、公演本番でのトラブルを乗り越える話。
    主役を期待されていた高野の慢性な不調、妻と娘との関係、ヒロイン?美波との関係。
    いろんな問題

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    2025年03月21日
  • オムライス日和 BAR追分

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    再読3回目。
    なんかいいわー。美味しいご飯は疲れた人の再生に必要で、そういうところには善き人たちが集まるのね。ごはんって、何を食べるかも大事やけど、誰と食べるかも大事。

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    2025年03月14日
  • 常夏荘物語

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    なでしこ物語シリーズの“完”って言う感じなのかな。
    3世代に渡る女性の、その時代時代の生き方が丁寧に描かれている。
    今はもう、思う様に生きればいい、と背中を押される。
    最後、幸せな結末に良かった!と安堵する感じだったね。

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    2025年02月22日
  • ミッドナイト・バス

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    後悔はつきものだけれども
    それでも少しづつ前に進むしかありません。
    それを支えられるような家族になりたいものです。

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    2025年02月13日
  • 注文の多い料理小説集

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     アンソロジーは初めてかも。柚木さんの『エルゴと不倫鮨』が最高に面白かった。柚木作品に限らず、今まで読んできた短編の中でも1、2を争うほど好き。おしゃれな創作寿司の店で完全に自分のペースに持っていくママがカッコ良すぎる。次点は『色にいでにけり』と『夏も近づく』。なぜかお彩は北川景子で脳内再生された。料理がテーマなので、ほっこりと終わる話が多い。よだれが出そうなほど美味しそうな料理の描写は柚木さんがダントツだった。

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    2025年02月09日
  • ミッドナイト・バス

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    物静かであまり多くを語らない利一。
    前妻と離婚して16年、子供達も独立してこれから恋人と第二の人生をというタイミングに、前妻も息子も娘も人生に行き詰まっていた。
    そりゃ恋人どころじゃなくなるよね。志穂は何も悪くないんだけどね。

    バスの乗客の話がたびたび織り込まれている。
    高宮家と関わってきたりもするしそれぞれいい話なのだが、本編がなっかなか進まないので不要なのでは?と思うものもあった。主要人物たちがあんまり本音を話さないのよ。だから話が進んでいかない。

    でも希望の見えるラストはよかった。
    なんだかんだで結構泣けたな。

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    2025年01月20日
  • 四十九日のレシピ

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    乙美さんと熱田さんの馴れ初め、素敵なエピソードでした。あしあと帳もよくて、亡くなった大事な人を愛しむ時間が、こんな風に過ごせたらいいなと思いました。

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    2025年01月11日
  • BAR追分

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    ネタバレ

    商店街にあるバーを間借りしての昼間営業しているバールおいわけを舞台にした連作集。女性店主かな、定食を出したりしてくれているわけだが、各話さまざまな登場人物を巡るほのぼの話で、よくある系のあっさり読めるお話。

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    2025年01月07日
  • 常夏荘物語

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    登場人物の設定がなかなかつかめなくて、なんか読みにくいなと思っていたら、シリーズ4作品目だったことに読み終えてから知った。装丁が好みでよく調べずに読んでしまって、なんだかもったいないことをしてしまったけど、ここから物語を遡るのもいいかなと思っている。
    まっすぐに前を向いて生きること、美しく生きること…主人公の生き方から感じることができた。そして、その先の未来を想像させるようなストーリーだった。

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    2024年12月03日
  • 常夏荘物語

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    ネタバレ

    2人が結ばれて良かったとは思ったんだけど、
    この一冊はかなり後付けなんだろうなと思いながら読んだ。


    昼ドラみたいだったな。

    燿子さんの口調がなんだか気に入らなかった。

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    2024年11月24日
  • 彼方の友へ

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    話しに没頭したけど、少し長くて疲れた感じ。
    欲を言えば、最後に主筆が帰って来るとか、もう少しベタな感動がほしかったかな。

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    2024年11月07日
  • ミッドナイト・バス

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    バラバラになった家族が再び集う時、それぞれの想いはさざめき揺れる。
    16年前に子供2人を置いて出ていった妻が、利一の運転する深夜バスに乗車してきた。
    子供たちも成人して、親も看取った利一は恋人と自分の人生を歩いて行く時期が来たと思っていた。
    しかし、息子は突然帰ってくるし、娘も何やら始めた様子。
    そして、元妻が現れて…
    恋人との仲も危うくなる。
    話の中の過去の後悔と未来への不安が、似ていないのに自分のことと重なり、涙腺が緩む。
    家族の難しさと有りがたさとが交差して、寂しさも伴う。
    そして、深夜バスに乗って遠くに行ってみたくなる。

    2024.11.4

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    2024年11月04日
  • 今はちょっと、ついてないだけ

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    中年からのワイルドカード(敗者復活)ショートストーリー。
    同年代だから、あー、わかる…なんて感覚になる。
    傷つくのが怖いのよね、ある程度年齢重ねてくると。
    だから傷つかないフリする。
    傷つかないようにひっそり生きようとする。
    敗者復活があるならば、傷ついたとしても挑戦しなければいけないのかも。

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    2024年10月27日
  • 地の星 なでし子物語

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    「どうして」と嘆かずに「どうしたら」と前に進む耀子に力をもらえる話だった。続編とは知らずに読んでしまったので、前後もいつか読みたい。

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    2024年10月14日