伊吹有喜のレビュー一覧

  • オムライス日和 BAR追分

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    2作目から読み始めてしまったけど、良かった。

    昼はバールで、夜はBAR。

    そこに集う人々と、桃ちゃんが作る美味しそうなご飯。

    食事の描写が繊細で、読んでたらオムライスが食べたくなった今日この頃。

    いいな、こういう店。
    こういう店の登場人物に、自分もなってみたいと思ってしまう。

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    2022年09月16日
  • 地の星 なでし子物語

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    読み始めて話が見えずに悩んだ。読みとめて、天の花を先
    に読んでから地の星に戻ってきた。

    出版順に読んだほうがよかったのか、これでよかったのか。
    とりあえず読後感は良かった。

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    2022年07月30日
  • オムライス日和 BAR追分

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    登場人物がそれぞれ魅力的なシリーズ。2巻目で、この空間への馴染み感が強まり、よりおもしろくなってきた。続きが読みたい。

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    2022年07月21日
  • 今はちょっと、ついてないだけ

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     人生に、少しだけつまづいてしまった人々が、また、前を向いて歩き出す、連作短編集。この人たちの物語に、もう少し触れていたい。

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    2025年12月07日
  • 注文の多い料理小説集

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    美味しい食べ物が出てくる小説が大好きなので気になって読んでみました。
    こういうアンソロジーは、今まで読んでこなかった新しい作家さんを開拓するきっかけにもなっていいですよね(^^)

    7つのお話のうち、最初の2つ、柚木麻子さんの「エルゴと不倫鮨」と伊吹有喜さんの「夏も近づく」が自分的に特に好きでした。

    「エルゴと不倫鮨」はおしゃれな高級寿司店が舞台で、自分では食べたことのないものややったことのない食べ合わせがたくさんでてきましたが、どれもめちゃくちゃ美味しそう♪
    気取った男たちを圧倒するグルメなお母さんのキャラクターが最高で、スカッとできるお話でした。

    「夏も近づく」は、田舎の美味しいものが

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    2022年06月11日
  • 情熱のナポリタン BAR追分

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    粉モン戦争の広がりが楽しい。宇藤はグズグズしてるようで実はしっかりしてるのか…?子どもに君付けで呼ばれるのがかわいい。

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    2022年06月01日
  • ミッドナイト・バス

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    家族の話は、本当に……やられます。

    読み終わって真っ先に思うこと、これは、主人公利一の息子、怜司の物語だと。

    怜司の、相手の先を読むような目つきと短い話し方、掻き毟った背中の痕、掃除したあとの窓ガラスの尋常ではない光り方。
    何を隠してるのかわからないなか、怜司のことが心配で、心配で……途中で何か不幸があったらもうこの先読めないとまで感じていた。

    ストレス性〇〇と診断されたときに、決して言われないけど感じる「自業自得」という文字。
    「環境変えて」と言われて“やれればとっくにやってる”とくさり、その後は“そういわれるにきまってる”と感じて、「医者に行け」と言われても素直に従えない自分の心のも

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    2022年05月27日
  • 風待ちのひと

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    疲れたら休めばいい。こんな素敵なまちで休暇を過ごせるなんて気分転換できること間違いなしでは?
    ちょっとおせっかいか、と思われるけど、そのおせっかいさに救われたところが大きいな。

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    2022年05月27日
  • 天の花 なでし子物語

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    発刊順では3作目だが、実際の連載順ではこちらが2作目より先で、当然執筆順としてもこちらが先に書かれたものであろう。と云うことで、発刊順は無視してこちらを先に読む。1作目の4年後、そして8年後の話。耀子や立海らの成長ぶりがよく分かる。そして、この巻では照子と云うよりも照子の息子が重要な役割を持つ。内容的には曜子があまりに自分で抱え過ぎで、そこは私的には好きじゃない。まあ、実際にそういう人もいるとは思うけど、読んでてイライラする。ので、少し評価が辛くなった。さて、これで4部作の前半が終了。後半はどう展開するのかが楽しみ

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    2022年05月21日
  • 今はちょっと、ついてないだけ

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    伊吹有喜さんの作品は2作目。
    穏やかで静かに、でも、何処か力強さも感じさせられる作品だと思った。
    『今はちょっと、ついてないだけ』
    書名だけ見ると、少しネガティブな印象を受けて手に取ることはなかったのですが、映像化されたということで読んでみた。
    登場人物の辛い思い、醜い感情も書かれていて、私と重ねて読むような所もあったけれど、
    「今はちょっと、ついてないだけ」
    「大丈夫、頑張れるよ」
    と、励ましてくれているように感じた。
    大丈夫、大丈夫。
    揺れる心を落ち着かせてくれる作品でした。

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    2022年05月08日
  • 注文の多い料理小説集

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    いろいろな作家さんの、しかも私の大好きな料理をテーマにした作品が、一冊で読めるのが嬉しい。

    お話として好きだったのは、夏も近づく。ほんもののご飯、って感じ。
    あと、どっしりふわふわも良かった。ラストにはびっくり。

    エルゴと不倫鮨は、お料理がとにかく美味しそうだった。豪華すぎて想像できないのも多かったけど、雰囲気は堪能できた。ラストも好き。

    色にいでにけりは、分からない色名がたくさん出てきたりして若干読みづらかったけど、昔の人たちの強さとか粋とか感じられて、良かったです。

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    2022年05月01日
  • 注文の多い料理小説集

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    ネタバレ

    美味しいものや料理が好きなのでよかった。
    和洋折衷、スイーツも登場するが、自分が1番心惹かれたのは和食!
    心を込めた美味しい料理が作りたくなる♪

    「夏も近づく」と「どっしりふわふわ」がすごーく良かった!




    ・エルゴと不倫鮨 ★★★★
    なんか、爽快!
    子連れのボロボロのお母さんが登場した時には、なんか嫌な感じやなーと思ったけど、食に対する知識が豊富でだんだん魅力的に!!

    女性客たちが、仲良くなって不倫相手を放って歩いて帰る所が良き!!

    ついこの間、高いお鮨屋さん行ったばっかやし、美味しいもん食べるのいーよなーって思いながら読んでた。


    ・夏も近づく ★★★★★
    むっちゃ良かった〜〜

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    2022年04月16日
  • 風待ちのひと

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    親切にすると幸運をもたらすと言われている女性、貴美子が心を病んだ哲司と出会う。哲司は亡くなった母の岬の家に療養に来ていた。お互い惹かれる素因があったのだろう。上手くいきそうで中々いかない、じれったくもあったが終わりはよかった。クラッシックの曲が流れているのもいい。

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    2022年03月31日
  • なでし子物語

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    ネタバレ

    透明になりたかった。なんて悲しい言葉。父を亡くし母に置いて行かれた燿子ヨウヨ。愛人の子で身体が弱い立海リユウカ。学校のかわりの青井先生の授業が素晴らしい。自立と自律。どうして、って思いそうになったらどうしたらと言い換える。反省は大事。謙虚であるのも良いこと。だけどその前に自分を信じてやらねば。グズとかのろまとかそんな言葉は心を壊すだけ。たとえ世界中のみんながあなたにそう言っても、自分だけは自分にそう言ってはいけない。温かいおあんさん、おじいちゃんにも支えられハム兄弟もいるし進んでいけるだろう。やらまいか!

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    2022年03月14日
  • オムライス日和 BAR追分

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    ネタバレ

    BAR追分第二弾。デビィが遊びに行っていたふっこさんがトイレから出られなくなってデビィの首のリボンのお手紙で連絡が取れた「猫の恩返し」温かいスープがおいしそう。宇籐エッセイスト誕生の「オムライス日和」同級生の彼女も元気になりそうな明るい赤と黄。ホワイトシチューをかけるのもありなのか?やってみたい。猫みち感謝祭の餃子パーティーでは若手3人が大活躍。餃子はいつでも食べたくなる料理だ。「森の隠れ家」で鍼灸院の先生とじゅんくんの謎が少し解けた。わたしが好きな風の森という日本酒も出てきた!

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    2022年03月14日
  • カンパニー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    那由多が最終あたりでリフトをやりたいと言い始め、あげく失敗して自分は精神的に滅入って吐き気により演じられなくなったとき怒りが湧いてきましたが結果それぞれがよい道を歩む出すことができ最後はほっとした。
    仲間のカンパニーから最後は会社のカンパニーにも通じており考えさせられる。
    バレエがやりたくなったけど時すでに遅し。

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    2022年02月14日
  • なでし子物語

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    ネタバレ

    人は大切にされないことで心が荒み愛されることで回復するということに改めて気づかされた。
    物語が途中で終わった感があるが、続きがあるのだろうだろうか?

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    2022年02月11日
  • ミッドナイト・バス

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    あなたは、『夜行バス』を利用したことがありますか?

    そんな質問に、元気よく“はい”と答える私。実際に大学時代、かなりの回数を利用した私。『深夜バスなら寝ている間に東京に着くよ』、『東京までの往復は一万円でおつりがくる』というように寝ている間に移動が済んでしまい、かつ安価という『夜行バス』はとても魅力的です。そんなバスの装備は運行会社によっても路線によってもマチマチです。『「三列シート」と呼ばれる、一人がけのシートが三列に並んだ車両』に当たるとホッとする一方で、『通路をはさんで二人がけのシートが横に並んだ「四列シート」』に当たると『ハズレ』だと感じます。初めてそんな『四列シート』に乗った時、隣

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    2022年01月24日
  • カンパニー(新潮文庫)

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    妻に出て行かれ、窓際部署に移動か社が支援するバレエ団体への出向か迫られた主人公。
    バレエには全く興味がなかった男性が、「白鳥の湖」公演を成功させるべく、自分の殻を破って奮闘するお話。

    バレエって舞台では華やかなイメージだけど、実際は裏舞台では実力や権力の熾烈な戦い。
    窓際に追いやられた会社員たちの根性を見せられた様な気持ちになりました。
    バレエ観劇したいなぁ。

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    2021年12月30日
  • カンパニー(新潮文庫)

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    伊吹さんの作品なので期待して読みましたが、期待を裏切られることはありませんでした。とても素敵な作品。
    特に本番の舞台に立ったカンパニーのメンバーたちの素敵さたるや。それぞれが自分の精一杯を出し尽くしている姿は感動。互いにリスペクトし合い、高め合う姿に涙が出てでした。
    とてもよかった。

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    2021年12月24日