あらすじ
有名電機メーカーに勤める菊池沙里は、大学時代にゼミで同期だった宇藤輝良と再会する。卒業して五年、宇藤は「ねこみち横丁振興会」の管理人をしながら、脚本家になる夢を追い続けているという。数日後、友人の結婚式の二次会後に、宇藤がよくいるというねこみち横丁のBAR追分に顔を出した沙里だったが……(「オムライス日和」より)。昼はバールで夜はバー――二つの顔を持つBAR追分で繰り広げられる人間ドラマが温かく胸に沁みる人気シリーズ、書き下ろしで贈る待望の第二弾。
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シリーズ第二作
最初に、こちらを読んでしまいました。
表紙や名前が可愛く
手に取った一冊です。
ほっこりする内容で
まだまだ、続きが読んでたかったです。
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1作目から間があいてしまったけど、やっぱり好きな空気感でした。
今回も人の温かさに触れられたし、おいしそうなごはんも出てきた。
そして猫たちが賢くて、可愛すぎる!
続きも楽しみです!
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2016年刊。シリーズ第2作。第1作で登場人物の設定と関係が一通り描き終えられた為か、本作では展開がより味わい深くなった。自分はこのような店の雰囲気に参加出来るタイプでは無いのだが、それを心地良く体験出来る人は羨ましいという気持ちもある。とても多様な登場人物たちだが、違和感なく読み終えられた。
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美味しいものは優しく心をほぐしてくれる。
美味しそうなお料理とお酒が出てきて読んでるだけで癒される。
宇藤くんもだいぶねこみち横丁に馴染んで、管理人の仕事が板についてきた。
最初は居心地悪そうだったのに、今はほんとにくつろいでていい感じ!
脚本家デビューも近いかな?
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宇藤君はまったくもってなぜに選択肢を
間違えたんだろうか…
努力の方向を間違えているのよ…
そんな過去を知る女性がBAR追分に
やってきます、変わらない彼に嫌味を言う彼女でしたが
実は秘かに彼に思いを寄せていたのです。
でも鈍感な彼はそれに気づかないんですけどね。
そう簡単に、彼のトラウマは消えないと思うんだ。
そして、もう一人の同じく
過去に傷のある人間がいます。
そう、夜のBAR担当の子、伊藤純です。
彼はかつて…でした。
何だろう、心の傷も
すべて包んでくれる、優しい世界だよね。
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BAR追分。昼間はバールで、夜はバー。
脚本家志望の宇藤がねこみち横丁の管理人をしながら過ごす日々を美味しい料理を添えて描いている短編集。
「ねこみち感謝祭」が描かれた「ようこそ、餃子パーティーへ」の雰囲気がわいわいしていて楽しげで読み心地が一番好きだった。
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BAR追分の第2弾。宇藤くんがエッセイを書くようになる。今回は宇藤くん、桃子、純の3人が主役かな?
周りの人達との関わり合いも面白いし、なにより宇藤くんの成長ぶりが良かった!
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【あらすじ】
有名電機メーカーに勤める菊池沙里は、大学時代にゼミで同期だった宇藤輝良と再会する。卒業して五年、宇藤は「ねこみち横丁振興会」の管理人をしながら、脚本家になる夢を追い続けているという。数日後、友人の結婚式の二次会後に、宇藤がよくいるというねこみち横丁のBAR追分に顔を出した沙里だったが……(「オムライス日和」より)。昼はバールで夜はバー――二つの顔を持つBAR追分で繰り広げられる人間ドラマが温かく胸に沁みる人気シリーズ、書き下ろしで贈る待望の第二弾。
【個人的な感想】
食べ物の描写がとても美味しそうで、読んでいてお腹が空く。
オムライスにクリームシチューかけて食べてみたい。
作中で特に何か事件が起こるわけではないが、すらすら飽きずに読める。
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BARのみんなが食べる食べ物が一つ一つ美味しそうだった。特にオムライス。まるで目の前に熱々のオムライスがあるかのような素敵な描写で、思わずオムライスを作って食べたくなった。こんなBARがあったらいいなと思った。
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登場人物の立ち位置が明確になり、街の物語として魅力的になっている。設定は違うけども町田その子さんのコンビニ兄弟シリーズと通じる温かな人への視線を感じます。
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前作よりこの物語の世界観に馴染んだ感じがする。
お昼営業のバール追分での出来事を中心に進んでいくような。
大きな事件が起こるわけではないけれど、色々な問題を心に秘めて、お店に来る人をあたたかく受け入れ、見守ってくれている。
お昼の部の店主、ももちゃんがとても良い。かわいい。
ももちゃんも宇藤くんも悩みを抱えて前を向いて進んでいく。
前作同様に出てくるご飯はすべて美味しそう。
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昼間はパールで、夜はバーのBAR追分を中心に、新宿3丁目を舞台にした、ハートフルなシリーズ第2巻。前作よりもすっとストーリーに入り込めて、心温まる素敵な時間を過ごすことが出来ました❗
オススメは、表題作の『オムライス日和』です♫オムライスに、餃子、豚の生姜焼きと、どれも今直ぐに食べたくなってしまう飯テロ作品です❗
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『BAR追分』シリーズ第二弾。
前回ちょっとしか登場しなかった人がなかなかの曲者として話が進んでいきます。
そして猫ちゃんも活躍!
更に続きがあるので楽しみです。
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BAR追分の2作目。今作も「ねこみち横丁」の人々の優しい雰囲気に包まれていますが、食べ物の描写があからさまに増えていて、いやでもお腹が空いてくる。
表題のオムライス、出汁の効いたうどんと玉子焼き、水餃子焼餃子などなど。
いつの間にか横丁の一員になったような優しい没入感に浸りました。
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シリーズ二作目。前作はBAR追分や登場人物の説明的な要素が多かったけれど、今回は料理の描写がたっぷりで大満足。宇藤くんが徐々に皆と打ち解けていく様子が微笑ましくて、温かいスープを飲んだあとのように身も心もぽかぽかした。優しさって、人間が唯一使える魔法だな、と思う。
今作のメインディッシュは、お出汁、オムライス、餃子、豚の生姜焼き。どれも食べ慣れた家庭料理だからイメージしやすいのがいい。オムライスソース全部がけはもう……たまらない!
わたしも落ち込んだ日はオムライス日和と思って、大好きなオムライスを口いっぱいに頬張りたい。
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多くの方が書かれていますが、一作目よりも人物や料理の描写が気持ちいいです。
前作より、ひと手間かかっていて、もっと美味しくなった気がします。
ビストロ パ・マル シリーズよりも優しい感じ。
どちらも違った良さが有って好きですが。
私にとっては、長編ミステリーの合間の大切な一冊です。
テレビ東京の深夜帯ドラマになりそうな物語ですね。
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☆4
シリーズ第2弾
今作も楽しく読ませてもらいました❁⃘*.゚
桃ちゃんの作るお料理の数々がとっても美味しそうで…読んでいてお腹が鳴りそうでした。
クリームシチューをかけたオムライスに、いつも種類が変わって魅力的なピンチョス、そして餃子!!(餃子は宇藤くんのお手柄?)どれも今すぐにでもBAR追分に行って食べたいです♡
今作では純くんの過去を知ることが出来ましたが、桃ちゃんの過去(年齢も)がものすごーく気になります!果たして次作で知ることが出来るのでしょうか…!?
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ひょんなことで新宿追分にあるねこみち横丁の管理人になった宇藤は、脚本家を目指すも賞も受賞出来ず、芽が出ないまま燻っていた。
気持ちも閉鎖がちだったが、ねこみち横丁での穏やかな日々と新たな出会いを経て少しずつ前向きなっていく、微妙な心の変化が見てとれる。
日々を悩む人にとっての安らぎの場所がねこみち横丁
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BAR追分第二弾。ねこみち横丁振興会の管理人になった宇藤。脚本家志望なのだけれどなかなか書けない。学生時代の知り合いが訪れたり、フリーマーケットがあったり、猫に助けられたり。
安定して楽しめる。大きな驚きとかカタルシスが得られるわけじゃない、こういう小説を読むのは、.疲れてるからだろうか。
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2作目から読み始めてしまったけど、良かった。
昼はバールで、夜はBAR。
そこに集う人々と、桃ちゃんが作る美味しそうなご飯。
食事の描写が繊細で、読んでたらオムライスが食べたくなった今日この頃。
いいな、こういう店。
こういう店の登場人物に、自分もなってみたいと思ってしまう。
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BAR追分第二弾。デビィが遊びに行っていたふっこさんがトイレから出られなくなってデビィの首のリボンのお手紙で連絡が取れた「猫の恩返し」温かいスープがおいしそう。宇籐エッセイスト誕生の「オムライス日和」同級生の彼女も元気になりそうな明るい赤と黄。ホワイトシチューをかけるのもありなのか?やってみたい。猫みち感謝祭の餃子パーティーでは若手3人が大活躍。餃子はいつでも食べたくなる料理だ。「森の隠れ家」で鍼灸院の先生とじゅんくんの謎が少し解けた。わたしが好きな風の森という日本酒も出てきた!
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再読2回目。
なんかいいわー。美味しいご飯は疲れた人の再生に必要で、そういうところには善き人たちが集まるのね。ごはんって、何を食べるかも大事やけど、誰と食べるかも大事。
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ねこみち横丁振興会の管理人をやっている宇藤くんとその周りの人の話。
なかでも「オムライス日和」は宇藤くんの大学時代の同級生、沙里視点。「隣の芝生は青く見える」とはよく言うけれども、まさにそんな感じ。
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「BAR追分」2冊目。
アップルパイ、クリームシチュー、オムライスにカルボナーラ…、モモちゃんが作る料理はどれもおいしそうに思えたが、一番食指を動かされたのは、ゴメン、久保田先生の豚の生姜焼きだった。「得月」というお酒も飲んでみたいなあ。
お話はと言えば、ふんわりした雰囲気で心は和むが、前作からあまり変わり映えしない運びにはやや物足りなさも残る。
宇藤くんの過去も少し知れたが、今の書けなさ振りや世間知らず感からするとちょっと違和感があった。
Posted by ブクログ
辛い時にオムライスを食べて気分をあげるシーンがあるけど、オムライスが人を癒す力に共感した。
そして、無性にオムライスが食べたくなる。
BAR追分は昼と夜とで顔が違うけど、店の魅力に惹きつけられて人が集まってくる。
ふらっと客が入ってきて、客とスタッフの世間話が自然と始まり、飲み物はいつものでいい?という会話が常連という特別感に浸らせてくれる。
一つの町でゆったりと流れる時間を一緒に感じながらページをめくるのがなんとも楽しい時間であった。
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タイトルに惹かれて読み始めたが、シリーズ2作目だったのね。
この人々が出会ったきっかけが気になる。
すぐに1作目を読もう!
どのお料理も美味しそう。
香りもしてくるよう。
おだしやさんのうどんや桃子さんのオムライス、食べてみたいな。
この『ねこみち横丁振興会』はいろんな世代の人がいるのかな?
話の中心は、現在自分を模索中の若者たち。
それぞれにいろんな思いを抱えながら、周りの人々とつかず離れず、
時に力を合わせてイベントを盛り上げ、
なんか心地よい関係だなと思った。
Posted by ブクログ
2023.1.25
BAR追分シリーズ第2弾。
ねこみち横丁振興会の管理人をしながら脚本家の夢を追いかける宇藤輝良とそこに関わる人々の心温まる連続短編集。
シリーズ2作目はBAR感が1作目よりも少なめだが優しい気持ちになれる小説。登場人物たちが皆、優しく難しいことを考えずゆったりとした気持ちになりたい時に読みたい一冊。第3弾も出版されているようなので読んでみたい。
Posted by ブクログ
シリーズ2作目。
新宿の「ねこみち横丁」にある、昼はバールで、夜はバーの「BAR追分」
管理人もどきに慣れて来た宇藤と、「ねこみち横丁」の人たちの交流が1作目より濃厚になって来て、前作より断然面白い。
他の方のレビューにもあるように、お料理の描写が別人のように良くなっていて、男性3人で食べにいった「おだしや」のうどんも、桃子が作るオムライスもピンチョスもとても美味しそうだった。
奇しくも、コロナの後遺症で味覚・嗅覚がないので、妄想でおかしくなりそうなくらい。
夜の「バー追分」で働く純くんの話もあり、登場人物の背景も徐々に見えて来た2作目。
3作目も楽しみ。
それにしても、オムライスにシチュー。
味覚が戻ったら、絶対食べたいっ!
ちゃんと戻ってくれ、私の味覚!