伊吹有喜のレビュー一覧

  • ミッドナイト・バス

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    人生に正解も無いし,答え合わせもできません。ただ悩みながらも前に進むだけなんですね。大丈夫!人には前に進む強さが必ずあります。

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    2025年11月25日
  • 常夏荘物語

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    ネタバレ

    シリーズものとは知らずに読みました。
    しかも最終巻!

    女の生き様を見せていただいた感じですが
    最初から読んでみると
    違う感想が出てきそうで

    とにかく
    ハッピーな終わりで良かった!

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    2025年11月22日
  • 鎌倉茶藝館

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    夫が亡くなり16年経ち、勤務先も倒産し職を失った美紀は、ファストフード店で働くがその店も閉店する。
    ひとりでいると鬱々として、最後に青春の記憶が残る鎌倉にもう一度と旅に出るが、山中で道に迷って辿り着いたのは「鎌倉茶藝館」だった。
    その佇まいとオーナーのマダムに惹かれ、働き始める。
    そんな彼女が昔の恋人によく似た青年を見かけ…。


    中国茶と着物という普段馴染みのないものにも触れ、その中心には大人の揺れ動く恋愛が軸となっている。
    (大人の男性の着物姿とお茶を入れる所作はたまらなく色気を感じた)

    50近くになっての恋愛に溺れながらどうすることもできずに思いのまま突き進む美紀だが、後悔しないならい

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    2025年11月07日
  • なでし子物語

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    ネタバレ

    シリーズ第1巻。先にシリーズものだと知らず最後の第4巻を読んでしまった。4を読んで1を読むのはどうかと思ったが先を知っているだけに耀子と立海の幼少期と周りの関係性がよくわかり、逆にとても面白く感じた。二人とも両親に恵まれていなかった事もあり育ってきた環境もいいとは言えずそれがお互い惹かれあう。2巻、3巻でどうなるのか。耀子は新しい自分をつくれているのだろうか。

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    2025年10月27日
  • 鎌倉茶藝館

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    【鎌倉茶藝館】
    私自身、いつの日からか毎年のように紅葉散策で心が穏やかになるスポットとして訪れるようになった鎌倉。

    そんな鎌倉を舞台にした物語です。

    物語の主人公はひとりの女性美紀。夫と死別、その後会社の倒産で仕事も失った48歳、心を寄せ合った恋人と過ごした鎌倉に最後の旅のつもりで訪れ、そこで台湾茶カフェ「鎌倉茶藝館」と出会い、生きる力を取り戻していく姿を描いた恋愛・再生小説です。

    台湾茶カフェでは、かなり細やかな台湾茶や着物の融合が描かれていて、それに古都鎌倉の美しい風景や文化の奥ゆかしさが目に浮かびます。そして二人の異なるタイプの男性との恋愛の行方も「人生まだまだこれから」ということ

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    2025年10月12日
  • 風待ちのひと

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    面白かった。一気に読んだ。ラストも良かった。
    30代後半の大人の恋愛小説っぽい。それぞれに色々な経験を持った男女が、たまたま偶然出会い、お互いに大切な人になっていく。伊吹有喜さんのデビュー作。伊吹さん3冊目。刺激的ではないけれど、いつも穏やかな、優しい気持ちにさせてくれる作家さんです。好きかも。人との繋がりの大事さを教えてくれる。他の作品も読んでみたい。

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    2025年09月22日
  • 情熱のナポリタン BAR追分

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    相変わらず優しいタッチで美味しいお料理と追分に関わる人たちが描かれていました。
    まだまだ続くと思っていたけどこれで終わり?
    宇籐くんのこれからはどうなっていくのか、気になります。目標に向かってまっすぐ進んでほしいな

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    2025年09月08日
  • 娘が巣立つ朝

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    タイトルから、娘が嫁ぐまでのハートフルな物語を想像していたが、良い意味で裏切られた。

    【あらすじ】
    高梨家の一人娘の真奈が、婚約者の渡辺優吾を連れてくる。結婚の話が具体的に進むに連れ、次第に明らかになる両家の格差婚。

    真奈と優吾の若い2人においては、避けては通れない
    家族や親戚との付き合い、結婚後の家計、将来の子どもの有無や、マイホームの計画など、先行きの不安が次々と押し寄せる。
    果たして、このまま夫婦になるのが2人にとって幸せなのだろうか。

    一方で、真奈の心に寄り添い、母として妻として、
    正しくあろうと奮闘するのが、高梨家の母 智子。
    両親の想いを胸に嫁いでから、大切に愛しみ手入れをし

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    2025年09月08日
  • 四十九日のレシピ

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    タイトルに、四十九日、とあるくらいだから涙的な作品なんだろうなとは思っていたが、やっぱりじんわり泣けた。人が人を思う気持ちに心が熱くなった。この作者の作品は2冊目だが、前回も似たような感想をもったなぁと思い出した。「人が人を思う気持ち」たぶん、そこが私のツボなんだろうなぁ。他の作品も読んでみたい。


    「夢はかなわぬこともある。努力は報われぬこともある。正義は勝つとは限らない。だけどやってみなけりゃわからない。さあ、頑張ろう」 

    きっと人生には何かが必要だ。
    食って寝て起きての日々を鮮やかに彩る何かが。幸せな気持ちを作り出す何かが。笑い、喜び、驚き、ときめき、期待する、心を動かす美しい何かが

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    2025年08月28日
  • 犬がいた季節

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     題名を見て、犬好きの私は躊躇なく手に取りました。「コーシロー」は高校で飼われている白い犬で、さまざまな悩みを乗り越えて卒業していく生徒たちを、優しく温かく見送っています。一つ一つの話は時間的には離れていますが、しっかり繋がっていて、最後は「 そうきましたか」という感じです。読みながら、若さ・熱さ・切なさを味わい、最後まで大切に読ませていただきました。

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    2025年08月03日
  • 娘が巣立つ朝

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    娘が巣立つまでの家族の機微を描いた小説。夫婦仲を保つのが難しそうという印象。相手の家族との価値観があわなくて崩壊しかけるのはありがちな話よね。

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    2025年08月02日
  • 娘が巣立つ朝

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    一人娘である真奈が結婚を考えている優吾が家に挨拶にやってきた。健一も智子も一人娘の結婚を嬉しく思う。その後両家の顔合わせが行われ、自分達とは違う雰囲気の優吾の父親カンカンと母親マルコに戸惑ってしまう。

    結婚式への思い、考え方など結婚する2人の気持ちが一致していればまだ良いけれど、親の考えが優先されてしまうとうまく行かないのは目に見えてわかる。


    私も娘2人を嫁に出したので、色々な事が思い出されてすごく共感してしまう所がありました。

    更にこの小説は娘の結婚だけではなく、健一と智子という長年連れ添った夫婦の危機に関しても描かれていてそちらにも共感しきりで…。智子の気持ちは痛いほどわかります。

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    2025年07月31日
  • 常夏荘物語

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    シリーズの第4巻、これが最終なのかな?
    私はこの先のお話も読みたい。1〜3を読んだのがずいぶん前なので、耀子と龍治がどんな経緯で結婚することになったのかすっかり抜け落ちてしまってた。同じく、耀子が何故祖父のもとに預けられることになったのかも…
    ともあれ耀子と立海が結ばれて良かった。

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    2025年07月28日
  • 犬がいた季節

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    読みたいなと思って、本棚に入れたまま、なかなか手をつけていませんでしたが、先日妻が同窓会から帰ってきて私の母校がモデルなんだってと教えてくれました。
    先に読んでみると確かに知っている名前の土地が多く出てきていて、妻はもっと楽しく読めるんだろうなと思いながら、普通の作品とは異なる視点で楽しむことが出来ました。
    内容的にも書かれている世代が自分達と同じ所もあり、ものすごく懐かしく、そして共感できました。犬を通して、それぞれの世代の生徒達の様々な想いが丁寧に描かれていて、そして世代を超えた人の繋がり、とても心が温まる素晴らしい作品でした。
    母校がモデルとなる作品があるなんて、妻を羨ましく思いました。

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    2025年07月26日
  • 常夏荘物語

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    なでしこシリーズの完結編!
    読みたくて読みたくて、
    でも読み終わるのが惜しくて惜しくて・・・
    あ〜とうとう読み終わってしまった。

    もう、最高に良かった!!
    伊吹有喜さん素敵な物語をありがとうございます。

    たくさんの心に響くフレーズや、
    芯のある生き方、人を愛するということ。
    この本で学んだ一つ一つを宝物にしたいと思う。

    未読の方は、是非シリーズ一作目から読んで欲しい。
    のめり込み度100%
    幸福度120%
    さぁ、私も前を向いてやらまいか!!

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    2025年07月24日
  • 犬がいた季節

    匿名

    購入済み

    すごく感動しました。
    沢山の物語が詰まっていて、どれもが切なくて愛しいです。自分の過去と重ねてしまったり、過去の色んな事を思い出させてくれました。
    コーシローは沢山の人に愛されて大事にされて幸せだったでしょう。

    #深い #感動する #切ない

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    2025年07月08日
  • 娘が巣立つ朝

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    単にフィクションとして読んで、とても面白い。
    ただドラマ化される前提で書いてるのかな?という感じがあった…伊吹氏の本は好きなので、この傾向が少しあるように思えるのは残念

    内容は引き込まれ一気読み。
    一人娘の結婚へ向けての父、母、娘、それぞれの立場の描写が面白い。そうだろうなーそーだよね、と共感したり、気をつけなきゃ、と引き締めたり…
    娘が父と仲良しなのがとても好感度あがる。
    そして母との距離もとてもいい。

    彼氏くんがクズなのかと思いきや漫画のような家庭で育ってきて最後がハッピーエンドでよかった。


    じげんせ、わげんせ、あいごせ
    慈眼施、和顔施、愛語施

    「慈しみある眼、和やかな顔、愛ある

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    2025年06月19日
  • 犬がいた季節

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    「コーシローと過ごした季節は、誰の心にも残る青春のかけら。」
    迷い込んだ白い犬と生徒たちの日々が、懐かしさと切なさを呼び起こす。
    卒業しても消えない思い出が、静かに胸を温めてくれる物語でした。ハードル低かっただけになんとも言えないエモさにちょっと泣いた。

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    2025年06月19日
  • 彼方の友へ

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    パッと見て、面白そうだと思ったこの本
    お勧めもされていたので読みたくて購入しました

    インスピレーションで選んだ本はあまり情報を入れずに読むのですが
    タイトルと表紙で、昔の友人に向けたストーリーなのかと思っていましたが、全然違って笑

    どちらかというと、お仕事小説
    それも、戦前、戦時中の雑誌社の話

    予想と違うストーリーでしたが、素晴らしかった
    こんなに素晴らしい物語に出会えて心から良かったと思えます

    戦争のさなかに雑誌が求められていること
    国の方針に従いながらも、理想を追い求め、読書のために作る雑誌

    戦後80年の今、これを読めて良かったと思います

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    2025年06月18日
  • 常夏荘物語

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    2025.6 伊吹さんの小説に出てくる主人公の女性たちは同じようなパターンなんだけれど、心が温かくなるようなでも芯の強い女性で読んでいて気持ちよくなりますね。次のなでしこ物語は瀬里ちゃんが主人公ですね。また楽しみです。

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    2025年06月18日