伊吹有喜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
パッと見て、面白そうだと思ったこの本
お勧めもされていたので読みたくて購入しました
インスピレーションで選んだ本はあまり情報を入れずに読むのですが
タイトルと表紙で、昔の友人に向けたストーリーなのかと思っていましたが、全然違って笑
どちらかというと、お仕事小説
それも、戦前、戦時中の雑誌社の話
予想と違うストーリーでしたが、素晴らしかった
こんなに素晴らしい物語に出会えて心から良かったと思えます
戦争のさなかに雑誌が求められていること
国の方針に従いながらも、理想を追い求め、読書のために作る雑誌
戦後80年の今、これを読めて良かったと思います -
Posted by ブクログ
(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
今日美容院でも読んでたの。(もちろん髪を切る時には読まないよ!髪の毛挟まっちゃうもん。)
でも読みきれずに帰ってきてから残りを読んだ。
危なかった。。
美容院で大号泣するところだった。
もう…今日は良い日。
髪をキレイにしてもらって、良い本を読んで。
あとはもう、このまま余韻に浸っていたい。
よかったねぇ。
本当によかったねぇ。
なんかもう色々あったけど、本当に本当によかったねぇ。
もう語彙力消失。
しばらくタイトル見ただけで泣くかも。 -
Posted by ブクログ
ゆっくり読もうと思っていたのに、ついつい気持ちが昂ってあっという間に読み終わってしまった。笑
『地の星 なでし子物語』
18歳で龍治と結婚した耀子は28歳になり、常夏荘の女主人「おあんさん」となっていた。
娘の瀬里と、照子、身の回りの世話役である鶴子と共に、対の屋で暮らす耀子だが、遠藤家の繁栄は時代と共に風前の灯火。
夫の龍治は東京で本家存続の為に奔走しており、耀子は自ら峰前のスーパーのパート働きを始める。
そんな折、常夏荘売却の話が持ち上がる・・・
時系列で読んだので、前作『天の花』から10年・・・
時の流れを感じさせる描写が多く、物悲しく寂しい気持ちになる一方で、耀子の父の在りし日の人間性が垣間見られたり、立海が長年胸に秘めた想いや、千恵の譲れない信念など、耀子の周りの人々にも沢山のスポットライトがあたる本作。
なかでも、耀子と由香里が切磋琢磨して親交を深めていく様子は、女性の社会進出を具現化していて、胸が熱くなってしまった。
章毎に、耀子と照子の目線で代わる代わる物語が進むので、緩急のバランスがとっても良く、流石の伊吹先生だった。
歳を重ね、なお一層輝きを増した耀子だが、心根の大切な部分は純粋なヨウヨのままで、聡明さを武器に、一歩ずつ着実に成長していく様子に心打たれた。
龍治さんも素敵なんだけれど、個人的には蔵の片付けの際に、想いを吐露した立海くんとの関係性が、今後気になるところ・・・
「さようなら、ヨウヨ」・・・
なんだか年甲斐もなくときめいてしまった。
とから言いながら、前作『天の花』では
龍治さんカッコいい〜!!で目がハートだった私。笑
それにしても今回も最高の読書タイムでした。
読んでしまうのは本当に勿体無いが、ぼちぼち『常夏荘物語』に進むとしよう♪
ちなみに、未読の方へ
読む順は、時系列順が分かりやすくて正解でした!
具体的には、
『なでし子物語』
→『天の花』
→『地の星』
→『常夏荘物語』と続く
ご参考までに
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Posted by ブクログ
前作『なでし子物語』で
すっかりその魅力にはまってしまった私。
さてさて、お楽しみの続編〜♪
っと、ここでどうやら読む順番について要注意。
勿論ラストは『常夏荘物語』で完結するとして・・・
前作の後、刊行順に読むと
『地の星』→『天の花』となる。
ただ物語の時系列順だと
『天の花』→ 『地の星』になる。
刊行順に読むと、時代が随分先に飛ぶようで、
沢山の?が出てくるのだとか・・・
どの順で読むかは好みによるのかな。
私はシンプルに時系列に読み進めることにした。
前置きが長くなったけれど、
『天の花』期待どおりでした!
やっぱり『なでし子シリーズ』好きだなぁ。
前作から少し成長した立海と燿子。
天真爛漫さはそのままに、ヨウヨ大好きがまっすぐに溢れる立海くん。不器用ながらも小さな体に秘めたパワーが神々しくて純粋で、周りを巻き込む様子に夢中になってしまう。
一方、立海の4歳年上で中2になった燿子。
こちらは、少女が大人の女性になる階段の途中。学力的にも精神的にもぐんと成長した様子に、幼少期の燿子を思い出して目頭が熱くなった。
更に、今回から姿を現してくれたのが、
おあんさんの一人息子の龍治。
叔父にあたる立海とのやりとりが微笑ましく、若いながらに様々な経験をしてきたであろう彼の存在が、静かな常夏荘にいい刺激を与えてくれる。
多感な年頃の燿子目線で進む物語だが、時折り出てくるおあんさんこと照子目線も、前作から引き続き健在で、なんとも趣深い。
妻であり母親であり、女である照子の思いには、歳を重ねた人ほど共感できると思う。
幼い頃から、祖父の間宮勇吉とともに
遠藤家の使用人として育った燿子。
高3になった彼女が常夏荘を出るに至った理由とは・・・
時代が変化していく中で揺れ動く遠藤家の繁栄と影、
そこに生きる人々の様々な思いや願い、
それらに翻弄されつつも、
自分の力で人生の一歩を踏み出そうと孤軍奮闘する燿子の姿が、健気で儚くて、全力で応援したくなる。
今回も読み終わるのが名残惜しい程の余韻を感じた。
これは次作『地の星』がますます楽しみだ。
あぁ〜でもすぐに読むのも勿体無い。
はぁ〜伊吹先生、もう、どうしましょう。笑
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Posted by ブクログ
読み始めてすぐに引きこまれ、ほぼ一気読みでした。
三重県の伝統高を舞台にした、みずみずしい青春小説です。
第一章は1988年。
通称が「ハチコウ」の高校に迷いこんだ白い犬。
引き取り手が見つからず、生徒の有志によって高校で面倒を見ることになります。
この章の主人公は高3の生徒、光司郎と優花。
迷い犬はいつも光司郎の席に座ることからコーシローと名付けられます。
男尊女卑の考えが色濃いこの時代。
進路に悩む優花、主人公2人の純粋でまっすぐな恋心、母親の強さや懐の大きさ、その全てに胸をうたれました。
2章以降は章ごとに時代が少しずつ先に進み、主人公も変わります。全ての章において主人公は高3の生徒。18歳という子どもから大人へ変わっていくその心の揺れ動きが見事に描かれていました。
5章の1999年には優花は教員として八高に戻ってきています。
コーシローは老犬となり、より人間の気持ちに敏感に。
最終話は2019年。八高が100周年を迎え、記念式典で光司郎と優花、その他の登場人物達が総出演。読者の満足度が非常に高い終わり方だと思います。
コーシローの存在はさりげないようで、しかしながらコーシローがいなければ登場人物達の人生は全く違う展開になったでしょう。
よい本を読みました。
強く人に薦めたいです。
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カバーの絵を見て友達二人の底抜けに楽しい話かと思っていたら違いました。
少女向け雑誌の発行元で働く佐倉波津子の戦前・戦中・戦後。
淡い想いや固い決意、ほろ苦い別離も。
お仕事小説として佐倉の成長と活躍を応援しながら楽しみましたが、戦局悪化で夢や輝きが潰えていく雑誌「乙女の友」を彼方の友、読者のために守る過程で力を合わせる編集者の想いがとても尊くてしんみりする。
全てに静かに蓋をする様に過ごしていた佐倉の元を訪ね集う、世代を経た関係者たちがひと時掬い上げた様々な思いと物語は、やがて記憶から記録へと、遠いところに仕舞われて行く。
余韻の溢れる、いい話を読んだ気分。明治41年に創刊され、戦時中も刊行を続けられた「少女の友」を巡る出来事をベースにした作品だそうです。 -
Posted by ブクログ
この間プチ旅行に出かけたお供に読み始めたら止まらなくなってしまった。
激しく温かい気持ちで本を閉じられた。
読み始めてずっと息もできないくらい苦しくて。
美緒ちゃんは私だった。
人の顔色を伺ってしまう、言葉尻で自分に対する負の感情を感じ取ってしまう、詰められると言葉は胸の中に沢山あるのに何も言えなくなってしまう。
決めつけてかかってくる母親。
辛いよね。
苦しいよね。
好きなものが分からない、心地いいが分からない、自分がどうしたいか分からない。
自分を大切にするってことがそもそも分からない。
美緒ちゃんはホームスパンに出会った。
私は音に出会っていた。
自分の心地いいことに気付ければ、理解してくれる人に出会えれば。
それでいくと私は半分美緒ちゃんのお母さんとも似てるのかもしれない。
誰にも甘えられない。頼れない。
こうやって文字に起こして客観的に見ると私かなりやばい人ね。
何が好きなのか、どんなことが心地いいのか、自分はどうしたいのか。少しずつ分かってきた。
本を読むのもそのひとつ。
それすら分からなかった。
人に頼るのはまだまだ。
これが一番難しい。
まだまだ育て直し中だけど、客観視できるようになっただけまだマシかな。
娘達もそうなんだよね。
黙っちゃう。
娘達がぽつりぽつりと話し出すのはお風呂の時間と寝る時。
だから大きくなってきたけど、お風呂も寝る時間も未だに一緒。
いつでも受け止めてあげられるように。
「言わで思ふぞ、言ふにまされる」(言えないでいる相手を思う気持ちは、口に出して言うより強い)
黙っているという向こう側に豊かな森が広がっている。と「ことばのかたち」にも出てきたな。
もしも私が何か言い返した時には相当な勇気を振り絞っているんだなと思って褒めてくれたら嬉しい。
雲を紡ぐ、言葉を紡ぐ、人と人とを紡ぐ。
そんな物語だと思った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ18歳の耀子が14歳の夏を回想しながら進む話。
子供達が子供達で居られた最後の夏。
照子の息子の龍治も加わり過ぎてゆく…
母照子の愛情を幼い頃に感じれず、今も確執が残ってるからつっけんどんな態度だけれど 立海や耀子、長屋の人々に対してはちゃんと誠実な対応をしてくれる事から根は優しい人なんだな、龍治。
耀子にとって立海はいつまでも幼い「リュウカ君」なのかな。弟のような、手の届かない大切な思い出の中の宝物のような。
父性を求めてしまったのか、龍治と共に歩む事に。
大切にされてこなくて、「大切にされる」という事が分からないと泣く耀子。悲しい…。
常夏荘の人達の事だと教えてあげたいなぁ。
この先地の星へと続くようなので、今から読むのが楽しみ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ伊吹有喜さんの本にシリーズ物があると知って手に取った1冊。
大人達の事情に翻弄される子供達。
それでも常夏荘で過ごす日々は宝物のようにキラキラ輝いて見えた。
常夏荘の優しい大人達に見守られて、少しずつ健全な心になっていく。
子供がいるせいか、間宮のお爺さんや照子の気持ちが痛いほど伝わってくる。
子どもたちはいつか全て忘れてしまう。こちらは全て覚えているのに。けれど
「そうでなけれはきっとーー子どもたちは母のもとから巣立てない。」
この言葉が私にはとても沁みた。
彼らが大きくなるにつれてどう成長していくのか楽しみ。続巻も読もうと思う。