伊吹有喜のレビュー一覧

  • BAR追分

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    昼はバールで、夜はバーのbar追分。
    そこに関わる人達のそれぞれの人間ドラマがある短編集。
    空気感が非常に好みで、ずっと読んでいたくなる作品。現実にありそうな登場人物達の悩み、葛藤、その上で何とか自分なりの小さな答えをだすところは感情移入してしまう話も。
    続刊も楽しみ。

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    2024年11月13日
  • 天の花 なでし子物語

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    なでし子物語の続きということでまたあの素敵な世界に入りこめることをとても楽しみにしておりました。
    読み始めると時代はだいぶ進み
    耀子が高三になっていて
    常夏荘を出ていくところから
    なのですが、話の大半は
    耀子が中2で
    立海くんが小5のひと夏が
    メインで入ってきます。
    まだ大人でも幼い子供でもない
    微妙な心模様も可愛らしく
    今回は、照子の息子である龍治がメインに新たに加わり
    そのスパイスがなんともいえず甘酸っぱくきゅんとしてしまいました。
    少しクールな龍二が立海にかかれば、面倒見の良い兄のような存在になり、母に対する暗い影の気持ちが少し和らぐ
    立海パワーは健在で、みんなを巻き込みながら、でも耀子ちゃんが大好きなままのかわいい仕草が
    毎回大好きになります。
    第三部はどうなるのかますます
    大人になってかっこいい立海に会えるのが楽しみです。

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    2024年11月09日
  • なでし子物語

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    伊吹有喜さんの作品はどれも大好きだけど、なでし子物語は
    その中でもだんとつ、大好きな本になりました。

    ストーリーはいじめられっこの耀子と生い立ちゆえの重圧といじめに苦しむ立海それに、過去の思い出の中に生きている照子、三人が出会って少しずつ強く前向きになっていくお話です。

    魅力は、なんといっても
    本当にみんな可愛いくて愛らしく
    周りの人達も温かで、素敵な人ばかりだということです。優しい気持ちになれます。
    後半は、その暖かさで、優しさで
    何度も涙が出ました。
    それから
    家庭教師の青井先生の言葉も素敵でした。
    耀子ちゃんに託した言葉で
    自立 顔をあげて生きること
    自律 美しく生きること
    というのがあります。
    すごく
    素敵な言葉だと思います。

    私自身も励まされるような
    前向きになれるそんなお話でした。
    続きがあると言うことで…
    楽しみだなぁ。

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    2024年11月05日
  • 地の星 なでし子物語

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    度胸と自信に満ちた、逞しい耀子に出逢える本書。時代の流れで凋落した遠藤家。耀子は峯生集落の人々と智恵を出し合い、かつて耀子の父らが断念した事業を違う形で興そうと奔走する。常夏荘に集う彼女達の強い想いに、熱いものが込み上げた。彼女達の『やらまいか!』の掛け声に鼓舞されながら続編へ。

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    2024年10月30日
  • なでし子物語

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    再読。3部作だと思っていたところに4部目が出た!大好きな作品なので本当に嬉しくて嬉しくて。耀子と立海がまだ小さいこの巻が1番好きなのだけど、大人の事情で振り回されたり周りにいじめられたりと理不尽だらけで想像すると胸が詰まり哀しくなる。子供が絶望し諦める姿…本当に見たくない。それでも2人が仲良く過ごしたりハム兄弟とのクリスマス会に和むしこういう時間を持ててよかった。照子と龍一郎との回想がすてきであまりに切ない。青井が耀子に伝えたように、どうしてと嘆き続ける人生より、どうしたらと必死でもがいて戦う人生がいい。

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    2024年10月28日
  • 地の星 なでし子物語

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    再読。刊行順で2作目のこちらは前作から18年後と時間が経過し10歳だった耀子が28歳の大人へと成長。パート先のスーパーで次々に起こる問題に真っ直ぐに向き合い解決していこうとする姿が小さい頃の耀子とは違い逞しさを感じる。下屋敷の由香里がとてもいいキャラで強くて真っ直ぐで表裏がない強い人で、こういう人好きだなぁ。蔵で立海との出来事にドキッとするものの、小さい頃の2人を見てきて引き離された経緯が切なかったのにここでも切なくて。耀子の心の真ん中に青井先生の言葉がきちんとあってよかった。もがき続けるって大事なこと。

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    2024年10月28日
  • 天の花 なでし子物語

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    サイン本。シリーズ4作目の新刊を読むために再読。覚えていない事も多くて、内容としては胸が痛む事が沢山あるのにその切なさもひっくるめて好きな作品。大人になると感じないのに子供の頃の歳の差って大きくて立海があまりに幼く感じられ、龍治の見せるたくさんの魅力にどうしても惹きつけられる。人に拒絶されるのが怖く大切にされる事をわからない耀子があまりに不憫で涙が出た。1人で耐えて呑み込まないでほしいと思えてしまう。祐一の事もあり、龍治にはたまらない気持ちだろう。縛られもがくみんなに幸せになってほしくて天の花に願う。

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    2024年10月28日
  • なでし子物語

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    最新作『常夏荘物語』が続編であることを知り、本作品からスタート。複雑な家庭環境で育つ、耀子と立海。幼い二人を、常夏荘の住人が一丸となって見守る優しさに心が和む。特に家庭教師の青井先生の存在は大きい。二人の成長を見届けるため、続編へ。

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    2024年10月24日
  • 地の星 なでし子物語

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    今回は燿子がお仕事を始めてからの成長物語。昔嫌なヤツだった由香里がかっこいいバリキャリになっていて、燿子のいい相棒となっていくのがすごく良かった。好きだなぁ。こういうはっきりした女性。オドオドして自分に自信のない燿子が、由香里や千恵や照子たちの影響で少しずつ変わっていく。そして燿子の心にいつもある青井先生の言葉、
    ・「どうして」ではなく「どうしたら」と考える。
    ・自立(顔を上げて生きること)と自律(美しく生きること)
    この2つは本当に前向きになれる素敵な言葉だと思う。
    立海との関係は相変わらず切ない。この後どうなっていくのか。続きが早く読みたい。

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    2024年09月23日
  • 天の花 なでし子物語

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    「なでしこ物語」の続編。時系列で読んだ方が良いのかなと思い、先にこちらを読んだ。
    地方の名家の跡継ぎ立海と使用人の娘である耀子。この2人の関係がとても微笑ましく、とても切ない。その2人におあんさんの息子の龍治が関わってくるのだが、これがまたちょいワルでかっこいい。まるで朝ドラを見ているような展開で(是非やってもらいたい)、まだまだ今後が楽しみ。

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    2024年08月31日
  • 風待ちのひと

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    若い子の恋愛には無い
    39歳色々な経験積んだ大人
    じれったく、ハラハラしたり、ドキドキ、クスッと笑ったり、涙ポロ
    伊吹有喜さんの作品なので優しく書かれる気はしますが優しくない感じもした。
    大人の恋愛だな。オペラやミュージカル
    星4.5

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    2024年08月29日
  • オムライス日和 BAR追分

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    シリーズ第二作
    最初に、こちらを読んでしまいました。
    表紙や名前が可愛く
    手に取った一冊です。
    ほっこりする内容で
    まだまだ、続きが読んでたかったです。

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    2024年08月18日
  • 地の星 なでし子物語

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    お母さんになり、常夏荘で“おあんさん”となった28歳の耀子に会えて感慨深かった。

    時代の移り変わりとともに環境も変われば、耀子自身の心境にも変化が起きていく…。
    目まぐるしく、思わぬ展開でした。
    ここが耀子にとっての人生の分岐点、今が大事な時だと思うと読みながらつい力が入ってしまう。

    亡き父が叶えようとした未来に思いを馳せる耀子。
    人生いろいろ。ちょっと切ない場面も。
    深く心に染み入るストーリーで、温かく清々しい読後感でした。

    『“私たちは小さな撫子”。星の形に似たこの花は、風に揺れても折れない、うつむかない。つつましくとも凛と咲き、地の星のごとく光を放つ。』

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    2024年07月26日
  • 天の花 なでし子物語

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    良かった~。もっと早く読めば良かった。
    中学2年の耀子と小学1年の立海の再会が、耀子の回想とともに描かれています。

    立海と耀子、立海が慕うおあんさんの息子・龍治と三人で過ごした常夏荘での日々は、何だかキラキラしてて眩しく感じました。

    寂しく辛い現実もあったけど、ラストは耀子のこれからの未来を思って温かなもので心が満たされました。

    『学べ。誰にも負けない力を身につけろ。そうしたら、君は自由になれる。天の花にも手が届く。』

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    2024年07月26日
  • オムライス日和 BAR追分

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    1作目から間があいてしまったけど、やっぱり好きな空気感でした。

    今回も人の温かさに触れられたし、おいしそうなごはんも出てきた。
    そして猫たちが賢くて、可愛すぎる!

    続きも楽しみです!

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    2024年07月21日
  • 今はちょっと、ついてないだけ

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    主人公たちと同じような年代だからなのか、挫折とか大切な人がいなくなるとか未来への焦燥感とか、色んなことにものすごく同調してしまった。物語全体に流れる雰囲気は優しくて美しいのに突然嫌な現実突きつけられる怖さはあるけど、基本的に前向きな再生の物語だったので、読み終わったときホッとした。

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    2024年07月19日
  • 彼方の友へ

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    先に読んだ「犬がいた季節」の解説に『その年の本屋大賞ノミネート作に「彼方の友へ」が入っていなかったことに途轍もない衝撃を受けた…』と書いてあるのを見て、この本も読んでみたいと思っていた。
    こちらもとても面白かった。

    昭和初期、父が消息を絶ち母も病気になっては進学も諦め慎ましい生活を余儀なくされていたハツのお話。
    知り合いの口利きで憧れの少女雑誌「乙女の友」編集部に職を得たハツが場違いな場所で戸惑いの日々を過ごす序盤を過ぎて、なかなか原稿を仕上げてもらえない作家先生を自転車でさらってきたあたりから面白くなってきた。
    そこからは、主筆の有賀に鍛えられながら、周囲の作家や画家からも様々なことを吸収して、ハツが物書きとして頭角を現していく姿が瑞々しく描かれて、とても惹き込まれる。
    ハツの親しみやすい人柄はもとより、冷静な主筆の有賀、優しいながら謎めいた画家の純司、いつも一緒にいて支えてくれる編集補佐の史絵里、陰ながら指導してくれる科学小説家の空井、ハツが憧れる女性作家の美蘭など、それぞれに陰影がある人物像が面白みを増す。
    “友へ、最上のものを”という思いのもとに描かれる雑誌づくりの話には、ともすれば不要不急と切り捨てられる美や芸術、音楽や文芸の存在の重さを改めて教えられるし、この時代を描けば避けて通れない大戦前夜から敗戦までの禍々しい出来事には反戦の思いを、銃後で協力し合って逞しく生きる女性たちの姿には社会における女性活躍に対する思いを汲み取ることができる。
    色々なテーマが折り重なっている物語だが、それらが声高にではなく、お話の中からしっかりと沁みてくるような描き方が好ましい。
    後半、有賀が入営するあたりからなんだかメロドラマっぽくなってきたが、そこからあのようなエピローグになろうとは…。戦後の復興の中でそれぞれが歩んだ数奇な運命が、五線譜の暗号とつながるラストがとても良かった。
    番外編も、本編であのように逝った空井を偲んで秀逸。

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    2024年07月14日
  • 情熱のナポリタン BAR追分

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    2017年刊。シリーズ第3巻にして最終巻? 未だ続きが読みたいけどなぁ……。シリーズを重ねる毎に重層的に良くなって来ている。熱量も上がって来ている印象。読んでいて妙に不安や不快を感じること無く、かと言ってインパクトが弱い訳では無い。文章のテンポも程よく心地良い。読後感も良い。是非是非、続刊を読みたい!

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    2024年06月12日
  • オムライス日和 BAR追分

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    2016年刊。シリーズ第2作。第1作で登場人物の設定と関係が一通り描き終えられた為か、本作では展開がより味わい深くなった。自分はこのような店の雰囲気に参加出来るタイプでは無いのだが、それを心地良く体験出来る人は羨ましいという気持ちもある。とても多様な登場人物たちだが、違和感なく読み終えられた。

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    2024年06月10日
  • 四十九日のレシピ

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    この一冊からドンドンはまりこんで行った記念の本
    泣いた泣いた!主人公の心の動きも良かった
    ドラマでも見たかった

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    2024年06月02日