伊吹有喜のレビュー一覧

  • 風待ちのひと

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    伊吹さんの小説、2冊目。読み終えて感じたこと。

    美鷲の風景描写が、想像できるくらいの表現の素晴らしさに惹かれた。
    家族を失った貴美子と心の風邪をひいてしまった哲司。
    貴美子の優しさと気遣い、テキパキとこなす仕事。かっこいいと思った。
    お互いに欠けているもの、大切なものに気付き前に進もうとするストーリー。

    貴美子は本当に温かい女性だと思う。
    謙虚でどんな人にも温かく接することができる女性。
    弱いようで、芯の強さもある。
    大切なものを手にするために、自由に生きれたらどんなに幸せかなぁ、と思ったストーリーだった。

    ちょっぴりもどかしくてせつなくもなる大人の恋も描かれてて、色んな気持ちになれた。

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    2024年03月14日
  • 彼方の友へ

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    【少女雑誌の灯す光】
    伊吹さんの本を初めて読みました。

    時は戦前の昭和。少女雑誌「乙女の友」が大好きで、その主筆とイラスト作家の先生たちにあと蛾れている佐倉波津子ことハツ。あるきっかけで、その主筆のアシスタント、という形で出版社編集部に雇ってもらえることになるのだけれど…
    戦争という緊急事態と価値観の大転換の中でのお話。

    いろいろ考えさせられた。

    「そんな余裕のない状況なら、書物や雑誌など不要ではないですか」
    コロナの緊急事態下に問われたたくさんの文化活動の意味。リアルだった。

    出版社や書籍に関わる人々はどう影響され、どのような決断を経ていったのか。

    違う時代の話。
    たくさんの芸名。

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    2024年03月11日
  • 地の星 なでし子物語

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    なでし子シリーズ3冊目。
    シリーズ最初の方のお伽話のような幻想的な雰囲気はなくなり、女子のお仕事小説のような感じになってきて、読み応えアリ!
    応援したくなり、自分も一緒にアイデアを出して参加してる気分だった。
    そして最後の方はキュンとしたり。
    耀子の目覚ましい成長に胸が熱くなった。
    続きはあるのかな?

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    2024年02月22日
  • 天の花 なでし子物語

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    まさか、まさか!意外な展開になってきた!
    大人になっていくリョウカくんとヨウヨ。
    2人の切なく素敵で夢のような想い出。
    2人はどうなっていくの?!?

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    2024年02月15日
  • なでし子物語

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    めっちゃ良かった!
    続きが読めるなんて幸せ!
    リュウカくん可愛いし、ヨウヨもこれからどんな大人になっていくのか楽しみ。

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    2024年02月08日
  • 彼方の友へ

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    映画を見たような読後感でした。
    こんなふうに戦中戦後の日本を支えてくれた形になるものたちがいることに感謝します。勇気を与えてくれる一冊です。

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    2024年01月28日
  • 四十九日のレシピ

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    本棚にあったのを数年ぶりに読み返しました。(挟んであったレシートによると2012年に大阪ルクアで買ったらしい)自分にも子供ができてようやくわかるようになった、登場人物の痛いまでに張り詰めた想いに泣きそうになりました。本は自分次第で何度も違う気持ちになれるから、いい。

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    2024年01月21日
  • なでし子物語

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    『雲を紡ぐ』が面白かったので、続いてこの作品も。これも面白かった。全5巻なのでしばらく読む本には困らなそうだけど、他のことに費やす時間が足りなくなりそう。

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    2024年01月19日
  • 地の星 なでし子物語

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    腹の据わった女性たちの強さを感じて、とても勇気づけられた。
    前話までただ嫌なやつという印象だった由香里がとても魅力的に描かれていて、腹を割って話すって大事だなぁと思った。

    『自立と自律』
    がずっと根底に流れていて、
    女性たちの内面に芯がスーッと通っていく感じがとても良かった。

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    2023年12月24日
  • 四十九日のレシピ

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    妻の乙美が亡くなり、何も手につかず、憔悴していた良平のもとへ、娘の百合子も夫の浮気で離婚を決意して、実家に戻ってくる。
    そこに突然、亡くなった乙美の教え子という真っ黒に日焼けした金髪の女の子の井本がやってきて、乙美から教わったレシピで、四十九日まで面倒見てほしいと頼まれたからと言い、乙美がいるかのような料理や掃除をやりだす。
    家族とは、子供のいない人生とは、いろいろ考えさせられる感動のストーリー。
    映画で、井本を二階堂ふみさんがしていることを知り、さらにびっくり。

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    2023年12月20日
  • 風待ちのひと

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    伊吹さんの作品は人の心情の移り変わりなどが大変上手いので作品を読み終えるたびに上手いなあと感じます。

    今回もそれぞれが感じていた寂しさや、やるせなさなどがとても上手く表現されています。

    ハラハラ、ドキドキしながら迎えるラストにとても心が癒されます。

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    2023年11月20日
  • なでし子物語

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    照子の亡き夫との新婚旅行の回想シーンでは、涙が止まりませんでした。

    セミの夫と呼ばれ、長くは生きられぬ身体の夫に
    「夏しか生きられぬセミならば、私が永遠の夏を差し上げます。花は撫子、常夏の花。いつまでも仲睦まじく、千歳、百歳、あなたの隣で咲き続ける」
    そう告げる照子。

    とても強くて美しい人だなぁと思いました。

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    2023年11月20日
  • BAR追分

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    さてさてさんのレビューで知ることができました、ありがとうございます。
    いいなあ、こんな素敵なお店を行きつけにしたい。新宿ねこみち横丁のBAR追分。
    一歩足を踏み入れたらその居心地の良さに長居しそうだし、桃子さんの料理はどれも美味しそう。ミントティーの隠し味にバラですか。地下の湯にも行ってみたいなあ。
    一話完結のドラマのように、ターニングポイントで登場人物の葛藤と選択がドラマチックに描かれる。やさしくて控えめで、何かを捨てると何かを得るような経験をした人たち。続きがあるようなので楽しみ。

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    2023年10月29日
  • 四十九日のレシピ

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    伊吹有喜さんの「犬といた季節」がとても良い小説だったので、今回の本を購入。

    再婚相手の妻を亡くした夫、不妊に悩んだ末に夫に浮気をされ家を飛び出し実家に戻る娘。

    ここからスタートする物語に未来はあるのか?と思うのだけれど、読み進めるにつれて何度も大笑いしてしまうストーリーは、さすが!

    最後にはしっとりと涙するとっても素敵な物語です。

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    2023年10月21日
  • 情熱のナポリタン BAR追分

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    ネタバレ

    これにておしまい。
    だけれどもこのぐらいがちょうどいい塩梅なのでは?
    と私は感じてしまいましたね。

    ついに宇藤君にもチャンスは巡ってきます。
    だけれども彼は確かにすごいけれども
    その脅威の存在にどことなく違和感を
    感じていて…

    今回もおいしメニューがめじろ押しです。
    ちっちゃなお友達の感動のお話は
    必読だと思いますよ。

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    2023年10月12日
  • オムライス日和 BAR追分

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    ネタバレ

    宇藤君はまったくもってなぜに選択肢を
    間違えたんだろうか…
    努力の方向を間違えているのよ…

    そんな過去を知る女性がBAR追分に
    やってきます、変わらない彼に嫌味を言う彼女でしたが
    実は秘かに彼に思いを寄せていたのです。

    でも鈍感な彼はそれに気づかないんですけどね。
    そう簡単に、彼のトラウマは消えないと思うんだ。

    そして、もう一人の同じく
    過去に傷のある人間がいます。
    そう、夜のBAR担当の子、伊藤純です。
    彼はかつて…でした。

    何だろう、心の傷も
    すべて包んでくれる、優しい世界だよね。

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    2023年10月05日
  • BAR追分

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    ネタバレ

    心温まる昼はランチ営業、夜はバー。
    通りのみんなは優しい人ばかり。
    そんな人たちに癒されませんか…?

    素敵な4つのお話。
    私は推しがいるので3つ目の推しに全力応援する
    一人の青年のお話がよかったです。

    普通だったらあの事実を聞いたら
    絶望しちゃうし、最悪再起不能になるの。

    でも推しはいなくなっても
    もう一つ、大事なものを彼は得たの。
    このBAR追分という居場所をね。

    それと4つ目の作品も好き。
    売れてる芸術家のもう一つの顔ね。
    誰も味方はいない、でもね。
    彼にも居場所はあるの。

    そう、BAR追分よ!!

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    2023年09月30日
  • 彼方の友へ

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    久しぶりの星5つ。古き良き出版業界の様子が戦争によって環境が変わって行くが、大切にしているモノは変わらない、業界の矜持のようなものを感じた。昭和初期の洒落た言い回しは、その声が聞こえてきそうな臨場感があった。印刷業界に身を置く自分にとっては、言葉も馴染みがあって親近感も覚えた。

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    2023年09月18日
  • 彼方の友へ

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    うつむきがちな一人の少女が、さまざまな人に揉まれ、敬愛する人に学び、直向きに生きていく姿に引き込まれた。困難な時代にも、夢を諦めず、健気に逞しく生き抜いた人たちがいたことに尊敬の念を覚える。感動の一冊!

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    2023年08月12日
  • なでし子物語

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    このシリーズ大好きです。
    みんな何かあって、泣ける、けど、心が温まる。みんなを応援したくなる。
    ヨウヨと立海が好きだけど、次巻読むと龍治も好きになんのよなー、

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    2023年08月01日