伊吹有喜のレビュー一覧

  • 娘が巣立つ朝

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    ネタバレ

    けっこう、後半はウルウルと目に涙をためながら読みました…。題名の通り、20代の一人娘の結婚が決まってから、両親のもとを去るまでの日々を描いた物語です。
    父親(夫)の健一、母親(妻)の智子、その娘でもうすぐ結婚する真奈の目線で時系列で話が進んでいく。真奈の婚約者の優吾の両親は、いわゆるインフルエンサーで、祖父母も資産家で実家が「太い」。真奈の家はごく普通のサラリーマンで、娘が肩身の狭い想いをしないように、立派に挙式ができるようにしよう、と思うと、かなり頑張らないといけない。
    夫の健一はそろそろ役職定年で、今後の身の振り方を考えなければならず、家ではため息ばかりついている。妻の智子は着物の着付けの

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    2026年09月17日
  • 地の星 なでし子物語

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    とても面白くて一気に読んでしまいました。
    18才で龍治と結婚し、娘と峰生で暮らしている耀子。
    18年前に青井に教わった言葉、
    自立、顔を上げて生きること。
    自律、美しく生きること。
    そう願ったのに、それはできているだろうか。

    なぜ仕事をしているのか立海に聞かれた耀子が
    これでいいのかって思って
    生きていく、力みたいなものがほしい、
    守られるだけじゃない、守る力がほしい、この先、この家に何が起きても流されずに、自分の足で立っていられる力がほしい。何があっても生き抜いていく、娘と一緒に。そんな、力みたいな、自信みたいなものがほしい。
    と答えるところに共感しました。

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    2026年09月14日
  • 天の花 なでし子物語

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    久しぶりに夢中になってシリーズものを読んでいます。
    立海の描写が可愛らしくてとても好きです。耀子と立海がどうなるのか、今後が楽しみです。

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    2026年09月14日
  • 鎌倉茶藝館

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    お茶の素晴らしさが伝わる物語でした。
    過去にとらわれず、今を楽しむマダムの心粋に後半は痺れました。
    母国語の祈祷を昇華していくいい物語でした。

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    2026年09月10日
  • 娘が巣立つ朝

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    この『娘が巣立つ朝』は、娘の結婚をきっかけに、父親、母親や娘…家族それぞれが抱えていた不満や将来への不安が表面化していく家族小説。

    特に一人娘・真奈が婚約者を実家へ連れてくるシーンがあるが、婚約者は明るく爽やかな好青年だが、両親は彼の言動や結婚に対する考え方に小さな違和感を覚える。
    さらに両家の顔合わせでは、婚約者の父母はそれぞれがSNSで有名な人物であり、自分たちの結婚式に干渉してくる。生活水準やお金、結婚式、親の援助などをめぐる価値観の違いが明らかになり、結婚話は両家全体を巻き込む騒動へ発展していく。

    この小説のテーマは結婚は本人同士だけの問題ではなく、両家の経済状況、親の援助、結

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    2026年09月02日
  • 常夏荘物語

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    地の星、天の花は正直超展開が多くてもやもやしていたけど、このシリーズ最終巻に全部書かれていた…よく分からない展開の裏には、そういう思惑や事情があったのねと。特に龍二らへん。
    最終巻で色んな人物の葛藤や心情を見事に描ききった快作!
    美しい風と水を讃えた峰生で、撫子のように顔を上げて生きていく彼らの姿が瑞々しく描かれる。
    半分くらいからずっと泣きながら読んでいた。素晴らしい小説。

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    2026年08月31日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    心に大きな荷物を抱えて過ごす日々。その中で、おやつがくれる、ほっとひと息つける時間。
    大きな壁に当たった時、乗り越えるための勇気をくれるおやつの力を感じた。
    6編の物語それぞれの主人公の葛藤が印象に残って、もう一度読みたくなる一冊だった。

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    2026年08月28日
  • 彼方の友へ

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    久しぶりに先を先をと楽しみに読んだ
    伊吹有喜さんの本はこれで何冊目だろう
    間違いなく過去いち
    この半年でも一番面白かった一冊
    キャラクターが生き生きしててほっといても映像が浮かんでくる。
    本を読みながら、ドラマを観ている感覚
    ストーリーもきれいだし、言う事なし
    誰かも言ってるけど朝ドラにぴったりの小説

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    2026年08月25日
  • 食べて、寝て、しあわせ?

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    ネタバレ

    『二代目のミンチョさん』と『真っ赤な林檎のその上で』は、どちらも女性が自分の生活を生きる物語。描かれる孤独の質が対照的で印象に残る。ミンチョさんは、他者の期待や視線に合わせず、自分の好みと生活のリズムを静かに守る女性として描かれ、チョコミントを選ばない姿がその象徴となる。他者に取り込まれず、理解されることを目的にしない強さが魅力。後作は、母・道子の孤独を通して、娘の生きづらさが反射のように浮かび上がる。娘は新しい環境で必死に強く生きており、強さの質は母に似る。母娘の二重の孤独が静かに響き合あった。⑤

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    2026年08月24日
  • 四十九日のレシピ

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    あったかい愛の詰まった話だった。
    ダーリン熱田(名古屋だから?)、
    わからんと言いながらちゃんとわかってる。
    乙美さんにも伝わってたと思うなぁ。

    食べ物ってすごいよね。
    食べることは生きること。
    美味しいご飯を作る人は周りの人を幸せにする。
    美味しいご飯。それって愛だと思う。

    井本とハルミ、それに亀。
    そんなふうに繋がっていた?と思うもの
    またおもしろい。泣かせる。

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    2026年08月22日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    クロテッドクリームとジャムがはさまれた装画に…
    キュ(о゚д゚о)ン♡となり…
    『やるせない』ってタイトルに惹かれて買ったんだけれども…

    『やるせない』ってことがイマイチ私には分からなくて…どういう感情??となり、読むのに時間を要しました
    (;´∀`)

    『やるせない』を調べてみると…
    「心が晴れない」
    「どうしようもない」
    とありましたが、どーも納得できず(笑)
    結局は、言葉にできない感情。日本語の奥深さと落ち着かせました(笑)

    読解力を高めなくては!!

    『やるせない』を説明してくれる方、求ム✨

    どの作品も素敵なんだけども、島本理生さんと織守きょうやさんの世界観はやっぱり好き♡

    オ

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    2026年08月21日
  • 四十九日のレシピ

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    何度か涙があふれた。

    特に心に残ったのは、百合子と浩之のこと。
    浩之が「どっちも選べない」と言う場面は、自分自身のこととも重なってしまって、とても苦しかった。

    一度離れた二人が、それぞれにいろいろなことを経験し、最後には浩之が百合子のもとへ、百合子も浩之のもとへ戻っていく。
    ただ元に戻ったというより、迷ったり傷ついたりしたあとで、それでももう一度お互いを選んだように感じられたのがよかった。

    そして、イモトとハルミの存在。
    本当のことはわからないけれど、私はあれが乙美と生まれなかった子だったと思いたい。

    熱田さんがずっと抱えていた乙美への想いも、きっと乙美には届いていたんじゃないかなと思

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    2026年08月13日
  • 鎌倉茶藝館

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    季節を彩る鎌倉の木々や草花の描写がちりばめられていて、読んでいてなんだか心洗われるような。

    そして季節に合わせた着物の着こなしの表現が、なんとも美しい。上質な布の質感にまでこだわる描き方が素敵。

    さらにはお茶の馥郁たる香りや味わいが漂ってくるような、芳しさがいたるページに。

    そして何と言っても、大人の恋にきゅーん。

    これまでとこれからを見つめる40代の葛藤と、
    五感が刺激される文章に、いろんなときめきがあった。

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    2026年08月12日
  • 常夏荘物語

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    なでしこシリーズ最終巻
    シリーズ一気読みしました。感無量!

    耀子は『なでしこ屋』で精力的に働くも
    トラブルに巻き込まれる
    そこで立ち上がったのは意外にも照子。

    東京で暮らし少し距離のあった瀬里も
    友達と一緒に成長して頑張ってる。

    最後まで優しい龍治の後押し

    ヨウヨとリュウカ君
    天の花と地の星はやっと手が届いた
    見事な大団円。

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    2026年07月24日
  • 地の星 なでし子物語

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    なでしこ物語シリーズ第2部

    耀子は28歳
    龍治と結婚し娘も授かっている
    えーーっ!リュウカ君は?と始まる(笑)

    『おあんさん』になった耀子たけど
    バイクで山を走りスーパーにパートと
    びっくりな展開
    スーパーでは千恵と下屋敷の由香里と共に
    トラブルを乗り越えて起業の道へ

    耀子強い、カッコいい!
    夫である龍治は傷ついて欲しくないと反対するも
    一歩も引き下がらない

    常夏荘に残っているのは照子と耀子、娘の瀬里で
    守ってもらっていた龍治や立海は東京暮らし

    それでも『やらまいか!』と自立を目指す
    本当に強くなったなぁ

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    2026年07月24日
  • 食べて、寝て、しあわせ?

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    どのお話もとても面白かった。
    特に最後のお話が心がキュッとしたけど温かい気持ちになれた。
    美味しいご飯っていいなぁと改めて思った。

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    2026年07月15日
  • 食べて、寝て、しあわせ?

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    これは、昨年のNHKのドラマのタイトル「しあわせは食べて寝てまて」をヒントにしてるよなぁと思いつつ、読み進める。
    アンソロジーだが、作家陣も好みの作家さんばかり。等身大の話でほっこりさせてもらった。

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    2026年07月11日
  • 常夏荘物語

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    ネタバレ

    2026/6/12
    やっと…やっと!やっと!!!涙涙
    過去に不自然に分かれた道がやっとあるべきところに交わった。
    ほんまにやっとやで。
    うじうじしてるからさ、イライラもするんやけど、途中もめっちゃおもしろいねん。
    やっぱさ、人生は有限やからさ、40過ぎたあたりでもう自分のために生きないとなと思うわ。
    40まで真面目に生きてきた人はさ、自分のために生きたらそれが周りの人のためになるような人生を送ってると思うねん。
    ヨウヨ達なんてまさにそうやん。
    もう人のためには尽くしてきたやん。
    あなたたちが幸せになることが周りの幸せになる人生を送ってきたのよ。
    どうか幸せになってほしい。
    って泣きながら書いて

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    2026年06月21日
  • 雲を紡ぐ

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    一言で言うと「温もりを感じる話」
    とにかくおじいちゃんの言葉ひとつひとつに人間としての深みを感じる。順風満帆な人生だけでなく辛い経験もしてきたからこそ伝えられる言葉なのだろう。
    「自分はどんな好きでできているかを探して、身体の中も外もそれで満たしてみろ」 「話してもわからない相手がいるなら離れるべきだ」と言う祖父、一方で「辛いことから逃げてばかりではダメ」と考える母や母方の祖母、思っていることを言葉に出来ない美緒や父の気持ちもよくわかる。
    どう生きるかに正解なんてないのだろうけど、自分で選んだ人生に潔くありたい思った。

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    2026年06月18日
  • カンパニー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    とても面白かった。
    ドラマ仕立てなストーリーでしたがなかなか面白かったです。重たいシリアスなバレーではなくて公演までを少しポップにかかれていて読みやすかったです。仕方がないのかもしれませんが、名字と名前のどちらもで同じ人物を呼んでいるので少し入り込みにくかったですかね。
    でも、引き込まれて一気によみおわりました。
    おすすめです。

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    2026年06月16日