伊吹有喜のレビュー一覧

  • 雲を紡ぐ

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    ネタバレ

    高校でいじめにあって、向かった先は岩手県の祖父の工房。
    純白の羊毛に触れる内に美緒も工房の作業に興味を持ち出す。
    職場で問題を抱える父の広志と母の真記の関係も怪しい方向に。

    祖父の鉱治郎の存在が美緒を再生していく姿が頼もしい。
    「大事なもののための我慢は自分を磨く。ただ、辛いだけの我慢は命が削られていくだけだ」
    「『大丈夫、まだ大丈夫。』そう生きながら生きるのは苦行だ。人は苦しむために生まれてくるんじゃない。遊びをせんやと生まれけん」

    生きることは、しんどいことだなと思う。大人であっても、子供であってもそれは変わらないだろうし。
    どこが自分の限界か、人は我慢大会のために生きているのではと思ってしまう。
    少しゆっくりと考える時間も人には必要だなと思う。
    幸せへの近道は、遠回りすることと得たり。

    後半の祖父の死は、どんなに元気な人間にもサヨナラはやってくる。日々、向き合うことの大切さも感じました。

    0
    2025年01月11日
  • 四十九日のレシピ

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    百合子の夫の姉妹、義姉と義妹の言い分、伯母の珠子の主張。少し前は多数が持っていた(かもしれない)意見なんだろうけど、胸くそ悪い。ひどくべったりと残る。残虐な事件のニュースを聞いたときと同じような。自分にも子どもがいないから百合子側なのかもしれないが。

    読み終わった。
    最後、良平のいうとおり、もしかしたら乙美が、ハルカが帰ってきたのかもしれないくらい、夢のような四十九日だった。あんなにボロボロだった百合子が徐々に復活し、浩之が不貞を犯しながらも諦めない姿が、なんかちょっとよかった。

    0
    2025年01月07日
  • 常夏荘物語

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    ネタバレ

     2014年頃「なでし子物語」を読んで以来、ずっとシリーズを追いかけてきました。ついに収まるべきところに収まったという感があり、満足です。

     一方で気になる点もいくつかありました。
     ・カネとコネで物語がどんどん展開していく
     ご都合主義でちょっと鼻につく感じがしました。
     ・利害が必ずしも一致しない登場人物の小物っぷり
     例えば里莉子。仕事のできる有能秘書みたいな扱われ方をしていますが、耀子や瀬里に対する言動が危うくてそうは思えない。それ親戚の立海にチクられたら公私ともに破滅しかねませんけど、脇が甘すぎやしませんか。

     ただ、これらは、この小説が群像劇ではなく、いかに耀子が立海と結ばれるかという点に重点を置いた物語なのだと解釈すればしっくりきました。耀子、瀬里、照子の三人の視点から物語は展開されますが、つきつめるとこのシリーズは耀子と立海のお話なのかなあと。
     そう考えると、カネとコネの下りは、見方を変えるとテンポよく物語を進めるための単なる舞台装置とみなせますし、一部の登場人物についてもまた然りです。

     「耀子と立海の物語」という視点からこのお話を読んでみると、彼が後ろ暗いところなく結ばれるよう巧妙に物語が編まれていることに気づきます。
     二人にとってのある意味最大の障害は龍治なのですが、きれいに整理されており、かつ耀子と龍治の間にもちゃんと愛があるのだという描写もあり、素晴らしかったです。

    今後も常夏荘の物語が続いていくのかはわかりませんが、私にとってはここが一つの完結という印象です。このシリーズに出会えてよかったです。

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    2025年01月05日
  • 常夏荘物語

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    ずっと前に読んで忘れかけていたシリーズ。でも読んでいるうちにヨウヨとリュウカくんが甦る。成長して、魅力的な人々に見守られ、あー、良かった。自立と自律、やらまいか❗️が私の心にも甦ってきた。

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    2025年01月03日
  • 常夏荘物語

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    シリーズ最終巻なんですかね。
    まだ読みたいです。

    序盤、登場人物達の孤独感で胸が痛かったです。
    自制心が保てないから、距離を置いてるって立海が耀子に言ってる場面。もう私がどちらの立場でも自制心なんか保てないよ❗って泣きそうになった。
    手を伸ばせ、遠慮なく、何の制約もなかったら、本当は、どう生きてみたかったんだ。と言う龍治の言葉が印象に残りました。

    ねこ、由香里、美也と魅力的な登場人物が出てきて続編読んでみたい気持ちでいっぱいです。

    0
    2025年01月01日
  • 常夏荘物語

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    待ちに待った「なでし子物語」シリーズ最終巻の単行本。
    ヨウヨとリュウカ君が、ようやく心のままに、自分がほしかったものに手を伸ばす姿に、言い様のない幸福を覚えました。
    2024年から2025年にかけて色々ありましたが、本書が2025年最初に読み終えた小説でよかったです。

    本書には印象に残るフレーズがいくつかありましたが、一番心に響き、今年何度も思い返したいフレーズは、次のものでした。

    「何があろうと、何がおころうと、誰にも代わってもらえない。自分の人生は自分のもの」

    0
    2025年01月01日
  • なでし子物語

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    どんぐりさんの投稿を見て読みたくなった作品。
    なでしこシリーズの第1弾♪
    ⁡
    好きな予感がする!と思って手にしたけれど、やっぱり予感的中、どっぷりハマってしまった。
    あ〜これしみじみ良かったな〜(´ー`*)
    ⁡
    父を亡くし、母にも捨てられ、いつもいじめられてばかりだった小4の耀子。
    遠藤家の御曹司という重圧に苦しむ、とても病弱な小1の立海。
    そんな2人が、静岡県の天竜川上流にある、遠藤家の別邸「常夏荘」で巡り合う。
    ⁡
    勝手に昭和初期のイメージを持って読んでたけど、どうやらもっと最近で50年くらい前の設定のお話だったみたい。
    山奥の自然豊かな場所、ちょっぴり厳しくもあたたかい周りの人達、そして何よりもぼくとつとしているけど、優しく頼もしいおじいちゃん。
    どんぐりさんが言われてたけど、ほんとちょっと"ハイジ"の世界じゃないか〜!笑
    ⁡
    友達もできず、学校にも行けず、いつも「どうして自分ばっかり、、」という思いを抱えて生きてきた2人に、初めて友達という存在が出来た。
    お互いを"ヨウヨ"と"リュウカくん"と呼び合う2人が、少しずつ気持ちを前向きに、成長していく姿がとても愛しかった。
    青井先生の存在は偉大だったな〜!
    特にヨウヨにとっては。
    自分の事を認めてもらえる人がいるって、こんなにも力になるんだな。
    ⁡
    「どうして」と自分を責めない。「どうしたら」と前に進もうとする。
    ネガティブ思考の私にもめっちゃ刺さりました笑
    ⁡
    シリーズ4作あるみたいなので、ゆっくりヨウヨとリュウカくんの人生見守っていきたいな〜♡
    ⁡

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    2024年12月30日
  • 雲を紡ぐ

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    伊吹さんの作品は初めて読みました。
    なんか凄くいいなと思いました。
    特に祖父鉱治郎の会話の一つ一つが優しく、すっと入ってきました。
    その中でも「大事なもののための我慢は自分を磨く、ただつらいだけの我慢は命が削られるだけ」という部分は強く印象に残りました。
    美緒の名前の由来も素敵だなと思います。
    また、伊吹さんの作品を読んでみたい。

    0
    2024年12月26日
  • 常夏荘物語

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    ようやく落ち着いたという満足感。よかった。
    前作を読んでから長い時間がたったので、細かいところは覚えていなかったので、またシリーズ通して読みたい。
    峯尾の集落や常夏荘に行ってみたい。
    東京での若者の生活、東京から台風の中移動する場面がわくわくして好き。

    0
    2024年12月25日
  • 地の星 なでし子物語

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    ネタバレ

    なでしこ物語2作目?耀子28歳になっていました。しかも、結婚して子どもまで!!
    前作10歳だったよね…読む順番間違ったのか疑惑です(笑)
    耀子は、青井先生の教えをちゃんと心に刻んで生きているんだなーっと頼もしく思えました。新しいことに挑戦する姿が眩しかったです。そして背中を押して貰ったような読み心地でした。『どうしたら』と考え続けながら前へ進んでいこうと思えました❗

    千恵さんの作るもの食べてみたい!
    由香里さん、カッコいい。
    照子さんの京言葉、しびれましたー!
    この後、どう続いていくんだろう。楽しみです。

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    2024年12月05日
  • 天の花 なでし子物語

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    ネタバレ

    なでしこシリーズ3作目

    時系列でいったら
    なでしこ物語と、地の星の間の物語

    なでしこ物語から4年後と、そのさらに4年後の話が交互に語られています

    刊行順で読みました


    全部読んだことない人には、全てネタバレになりそうなのでネタバレ感想にしときます



    なでしこ物語から4年後は耀子が中学二年生でまだ子どもらしい姿が見えます
    あぁそうだった。2人ってこういう感じだった、、と嬉しくなりつつ、少し歳を重ねたことで変化も生まれていて切なくもなります。


    またその4年後は耀子が家を飛び出してしまいます。なんでそうなるのよー!!


    いったいなぜ耀子は家を飛び出したのか
    なんで龍治と結婚することになったのか
    前作での謎が明らかになります

    これまであまり現れなかった龍治の姿や
    立海とのすれ違いも描かれています

    終盤は龍治の想いにも、耀子の想いにももうぐちゃくちゃに泣きました


    龍治を選んでしまうのもわかる気がするけど
    でも立海は、、、?


    兎にも角にも
    とても面白く読みました!!
    すぐ読めちゃいます!


    さぁついに最終章!!!


    、、、え?最終!?


    もうどっぷりハマってしまって
    読み終わるのが悲しすぎる、、、


    でもどんな未来が待っているのか気になりすぎるので読みます!!


    あーん、、、さみしいー!

    0
    2024年11月21日
  • 地の星 なでし子物語

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    ネタバレ

    なでしこシリーズ2作目

    時系列順だと次の「天の花」が先のようですが発行順に読むことにしました


    もう慣れ親しんだ設定なのでとても読みやすくあっという間に読めました!!


    どうしても前作や今作のネタバレになってしまうので未読の方は読まないでー!









    さて、18年?後の常夏荘。
    離れ離れになってしまった耀子と立海がどうなったのかドキドキしながら読み始めたのですが


    け、け、結婚しとるー!
    子どもいるー!
    しかも相手は、、、!!!


    えー!
    どいうこと!?
    この間に一体何が!?


    しかしその謎は次作を読まないとわからないようです

    そして耀子さん、おあんさんになってましたよ!!

    と驚きから始まるこの物語。
    今作では廃れていく峰生や常夏荘と、働き始めた耀子の成長が描かれていました。



    パートをしていたスーパーが閉店の危機に!
    どうにか売上をのばさなきゃ!
    という展開です。

    こういうストーリー大好きなんで、ドキドキしながら読んでました
    どんどん逞しくなっていく耀子にワクワクが止まりません!

    耀子、、、おおきくなって、、、。゚(゚´ω`゚)゚。
    かっこよくて、嬉しくて、鳥肌が立ちました。
    青井先生の言葉、ここでも活きてきます。


    由香里は前作で名前しか出てこなかったけど、嫌なやつかと思ってたら!!
    もう好き!!大好き!
    他のメンバーも大好き!
    もちろんやな奴も出て来ますよ。やな奴書くの上手いですよね、、、笑


    この後どうなっていくかは、常夏荘物語を読んだら書いてあるのかなー
    この前に何があったのかも
    その後もどうなっていくのかも

    はやくよみたい!!
    そして撫子印のお弁当食べたいーー!!
    千恵さんのご飯食べたいーー!



    現代に近づいたからかハイジっぽさはなくなって逞しい物語になってます!
    なでしこシリーズたのしくてすぐ読めちゃう!!

    0
    2024年11月19日
  • 地の星 なでし子物語

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    あー読み終わってしまった。
    耀子と立海がいる
    あの世界は、本当に心地よく
    温かく生き生きとしていて
    すっかり私も常夏荘の一員になったような気持ちでいたのですごく寂しいです。

    シリーズ3冊あっという間に
    読んでしまいました。
    今回は、耀子の自立と自律にむけての奮闘記がメインで
    立海との絡みが少なく少しさみしい感じはしましたが、
    大人になった耀子と立海の微妙な
    距離感に切なくなってしまいました。
    それより何より子供の頃
    あまりいい印象ではなかった
    由香里とのタッグがカッコよく
    二人の
    夢に向かって一生懸命進む姿も
    すごく清々しく素敵でした。


    最後の常夏荘物語
    是非読んでみたいです。

    0
    2024年11月16日
  • BAR追分

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    昼はバールで、夜はバーのbar追分。
    そこに関わる人達のそれぞれの人間ドラマがある短編集。
    空気感が非常に好みで、ずっと読んでいたくなる作品。現実にありそうな登場人物達の悩み、葛藤、その上で何とか自分なりの小さな答えをだすところは感情移入してしまう話も。
    続刊も楽しみ。

    0
    2024年11月13日
  • 天の花 なでし子物語

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    なでし子物語の続きということでまたあの素敵な世界に入りこめることをとても楽しみにしておりました。
    読み始めると時代はだいぶ進み
    耀子が高三になっていて
    常夏荘を出ていくところから
    なのですが、話の大半は
    耀子が中2で
    立海くんが小5のひと夏が
    メインで入ってきます。
    まだ大人でも幼い子供でもない
    微妙な心模様も可愛らしく
    今回は、照子の息子である龍治がメインに新たに加わり
    そのスパイスがなんともいえず甘酸っぱくきゅんとしてしまいました。
    少しクールな龍二が立海にかかれば、面倒見の良い兄のような存在になり、母に対する暗い影の気持ちが少し和らぐ
    立海パワーは健在で、みんなを巻き込みながら、でも耀子ちゃんが大好きなままのかわいい仕草が
    毎回大好きになります。
    第三部はどうなるのかますます
    大人になってかっこいい立海に会えるのが楽しみです。

    0
    2024年11月09日
  • 注文の多い料理小説集

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    タイトルから、美味しそうな食べ物の描写に期待して購入したのだけど。

    どの作品も「なかなか変わった関係」が展開されていて、登場人物たちがどうなっていくのかハラハラしながら、美味しそうな食べ物が出てきてほんわかする、みたいな不思議な気持ちになる一冊だった。

    「エルゴと不倫鮨」

    どういう組み合わせ?と思わせる題名。

    大人の空間に乗り込んでくるワンオペ育児明けママが、とにかく凄まじい。
    高級鮨屋のおススメをモノともせず、自身の経験から鮨に注文をつけて「創作」していく。
    お店の人にとっては迷惑この上ないお客様の暴走っぷりが印象的だった。

    「夏も近づく」

    最初にこの話を読んだ時、続きがあるかな?あるといいな、と探したほどだった。

    居場所探しと釜で炊く飯。

    料理を覚えるということは、一人で生きていく、その質を高めることでもあるのかなと思う。
    でも、葉月という名の少年は、それでも、誰かのためを思って、美味しさを尽くす。
    その姿が健気で、彼が生き生きと成長していってくれる、そんな「続編」を望む。

    0
    2024年11月09日
  • なでし子物語

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    伊吹有喜さんの作品はどれも大好きだけど、なでし子物語は
    その中でもだんとつ、大好きな本になりました。

    ストーリーはいじめられっこの耀子と生い立ちゆえの重圧といじめに苦しむ立海それに、過去の思い出の中に生きている照子、三人が出会って少しずつ強く前向きになっていくお話です。

    魅力は、なんといっても
    本当にみんな可愛いくて愛らしく
    周りの人達も温かで、素敵な人ばかりだということです。優しい気持ちになれます。
    後半は、その暖かさで、優しさで
    何度も涙が出ました。
    それから
    家庭教師の青井先生の言葉も素敵でした。
    耀子ちゃんに託した言葉で
    自立 顔をあげて生きること
    自律 美しく生きること
    というのがあります。
    すごく
    素敵な言葉だと思います。

    私自身も励まされるような
    前向きになれるそんなお話でした。
    続きがあると言うことで…
    楽しみだなぁ。

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    2024年11月05日
  • 地の星 なでし子物語

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    度胸と自信に満ちた、逞しい耀子に出逢える本書。時代の流れで凋落した遠藤家。耀子は峯生集落の人々と智恵を出し合い、かつて耀子の父らが断念した事業を違う形で興そうと奔走する。常夏荘に集う彼女達の強い想いに、熱いものが込み上げた。彼女達の『やらまいか!』の掛け声に鼓舞されながら続編へ。

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    2024年10月30日
  • なでし子物語

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    再読。3部作だと思っていたところに4部目が出た!大好きな作品なので本当に嬉しくて嬉しくて。耀子と立海がまだ小さいこの巻が1番好きなのだけど、大人の事情で振り回されたり周りにいじめられたりと理不尽だらけで想像すると胸が詰まり哀しくなる。子供が絶望し諦める姿…本当に見たくない。それでも2人が仲良く過ごしたりハム兄弟とのクリスマス会に和むしこういう時間を持ててよかった。照子と龍一郎との回想がすてきであまりに切ない。青井が耀子に伝えたように、どうしてと嘆き続ける人生より、どうしたらと必死でもがいて戦う人生がいい。

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    2024年10月28日
  • 地の星 なでし子物語

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    再読。刊行順で2作目のこちらは前作から18年後と時間が経過し10歳だった耀子が28歳の大人へと成長。パート先のスーパーで次々に起こる問題に真っ直ぐに向き合い解決していこうとする姿が小さい頃の耀子とは違い逞しさを感じる。下屋敷の由香里がとてもいいキャラで強くて真っ直ぐで表裏がない強い人で、こういう人好きだなぁ。蔵で立海との出来事にドキッとするものの、小さい頃の2人を見てきて引き離された経緯が切なかったのにここでも切なくて。耀子の心の真ん中に青井先生の言葉がきちんとあってよかった。もがき続けるって大事なこと。

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    2024年10月28日