伊吹有喜のレビュー一覧
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ある地方都市の高校を舞台に、時代や立場の異なる複数の登場人物たちが織りなす青春群像劇です。物語の象徴として登場するのが、「シロ」という野良犬です。シロは特定の誰かに属するわけではなく、街や学校にふらりと現れては人々の心に寄り添い、時には人生の転機をもたらします。シロの存在が、主人公たちにとって「何かをつなぐ」象徴となっていることが、物語全体を通じて描かれています。
印象深かったのは、教師として登場する人物が、過去の悔恨と向き合う場面です。彼はかつての教え子に対して適切な言葉をかけられなかったことを後悔し続けています。しかし、シロとのさりげない触れ合いがきっかけで、自分の弱さを受け入れることがで -
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少し前に「雲を紡ぐ」を読んで、伊吹有喜さんの別の作品をと思い読んだ作品。
舞台は高校、登場人物は高校生たちと学校で飼われることになったコーシローという犬。
5話の短編と最終話の6編で、5話の短編は違う年代で主要人物も別々。コーシローは変わらず学校にいて。昭和の終わりから平成の学生生活が描かれて、最終話は令和に。
どの短編も好みだけれど印象に残るのは、、と続けようとしたけれど、どの話も印象に残る。
1話、めぐる潮の音
コーシローとの出会いや名前の由来に触れる1話。あとの話でも触れることが多いためか、ここでの登場人物たちが最も印象に残る。最後にコーシロー視点では胸がキュッと。
2話、セナと -
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自分に自信がなくて、いつも笑顔を貼り付けて過ごすことで友達から揶揄われて学校にいけなくなる。母も父もそれぞれに仕事で大変さを抱えていて、逃げるな、と言われながらも耐えられずに新幹線に乗って盛岡にいる祖父の家に訪れる。
祖父はホームスパンを作る職人をしており、驚きながらも暖かく迎え入れ、本人が置かれている状況を知り、逃げることも大事、自分を守ることも大事だと支えてくれる。
自分の嫌なことはたくさん知っているのに、自分が何色が好きで、何が好きか、いいところに目が向けられていない、と教えてくれたことが印象的だった。
学校に行かなくなったとき、両親、祖父母などの家族は将来のことをそれぞれ心配し、本人を -
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ネタバレ高校でいじめにあって、向かった先は岩手県の祖父の工房。
純白の羊毛に触れる内に美緒も工房の作業に興味を持ち出す。
職場で問題を抱える父の広志と母の真記の関係も怪しい方向に。
祖父の鉱治郎の存在が美緒を再生していく姿が頼もしい。
「大事なもののための我慢は自分を磨く。ただ、辛いだけの我慢は命が削られていくだけだ」
「『大丈夫、まだ大丈夫。』そう生きながら生きるのは苦行だ。人は苦しむために生まれてくるんじゃない。遊びをせんやと生まれけん」
生きることは、しんどいことだなと思う。大人であっても、子供であってもそれは変わらないだろうし。
どこが自分の限界か、人は我慢大会のために生きているのではと思 -
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ネタバレ2014年頃「なでし子物語」を読んで以来、ずっとシリーズを追いかけてきました。ついに収まるべきところに収まったという感があり、満足です。
一方で気になる点もいくつかありました。
・カネとコネで物語がどんどん展開していく
ご都合主義でちょっと鼻につく感じがしました。
・利害が必ずしも一致しない登場人物の小物っぷり
例えば里莉子。仕事のできる有能秘書みたいな扱われ方をしていますが、耀子や瀬里に対する言動が危うくてそうは思えない。それ親戚の立海にチクられたら公私ともに破滅しかねませんけど、脇が甘すぎやしませんか。
ただ、これらは、この小説が群像劇ではなく、いかに耀子が立海と結ばれる -
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どんぐりさんの投稿を見て読みたくなった作品。
なでしこシリーズの第1弾♪
好きな予感がする!と思って手にしたけれど、やっぱり予感的中、どっぷりハマってしまった。
あ〜これしみじみ良かったな〜(´ー`*)
父を亡くし、母にも捨てられ、いつもいじめられてばかりだった小4の耀子。
遠藤家の御曹司という重圧に苦しむ、とても病弱な小1の立海。
そんな2人が、静岡県の天竜川上流にある、遠藤家の別邸「常夏荘」で巡り合う。
勝手に昭和初期のイメージを持って読んでたけど、どうやらもっと最近で50年くらい前の設定のお話だったみたい。
山奥の自然豊かな場所、ちょっぴり厳しくもあたたかい周りの人達、そして -
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今年の1番
不登校になっている美緒が それにくるまると落ち着くショールを作っているおじいちゃんちに1人で向かい、そこで織りを習って 自分の今後を考えていく
岩手のウール、ホームスパンという存在を知らなかった
おじいちゃんが美緒に対して話す言葉が優しく救われる
「…中略…何をするとお前の心は喜ぶ?心の底からわくわくするものは何だ」
「自分はどんな『好き』でできているか探して、身体の中も外もそれで満たしてみろ」
「大事なもののための我慢は自分を磨く。ただ、辛いだけの我慢はいのちが削られていくだけだ」
一度現地で岩手のホームスパンというのを見てみたい -
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とうとう終わってしまいましたぁ。
いつも耀子や立海のとりまく世界は、温かくて優しくて
本当に、私をいつまでも癒やし
包み込んでくれます。
ずっとこの世界を見ていたかったし、彼らをずっと見ていたかった。
今回は、耀子と龍二さんの子
瀬里ちゃんもよき若者になって
いろいろ関わってきます。
周りの人も
みんな素敵な人ばかりで、
それぞれがたくましく
大変なつらい事や悲しい事もあるけれど凛としているところに憧れます。
自立と自律…それから
「どうして」ではなく「どうしたら」と考える…
素敵だなと思います。
私も耀子や立海のお気に入りの
撫子の丘に行ってみたいなぁ
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あーーーーー
なんてドラマチックなのーーーーー
耀子、なぜ?なぜ、あなたはそちらを選んだの?
とモヤモヤした読者たちの心をまた揺さぶります。
時おり挟まれるメロドラマが(そう!私はまさしくメロドラマだと思う!)もうキュンキュンしちゃってドキドキしちゃいます(*≧∀≦*)
どうしてこんなに私はキュンキュン、ドキドキしちゃうのだろう?と考えてみた。そして分かったのは、まるで少女マンガを読んでいるような気持ちになっているってこと˚✧₊⁎❝᷀ົཽ≀ˍ̮ ❝᷀ົཽ⁎⁺˳✧༚それも昔の(^^;
もう、『キャンディキャンディ』にしか思えないのです。素敵なお洋服に食器、バスケットから出てくる小洒落た軽食。そし -
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ネタバレ終わってしまいました、、、
なでしこシリーズ最終巻です
もう最高でした、、、
気づけばめっちゃ泣いてました。゚(゚´ω`゚)゚。
最終巻と全4冊読んでの感想をただただ書きたいのでネタバレありです
読んでない方はご注意を!
最終巻、耀子は38歳になっています
瀬里も大きくなって、子ども時代よりもいろんな人の思惑が入り乱れています
瀬里と耀子はなかなかお互いの気持ちをうまく伝え合えずすれ違ってばかり。親子とはこういうものなのでしょうか、、、
すれ違いを描くのがとてもうまく、お互いに大切に思ってるのがわかるぶん、歯痒くなります
それは他の面々にも言えることで、立