伊吹有喜のレビュー一覧

  • 常夏荘物語

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    ネタバレ

    この作家さんが気になって手に取ったのですが、実は、シリーズ最終巻だったことが後で判明。
    でも、初見でも登場人物たちの背景を丁寧に描いてくれたので、特に引っかかることなく読むことが出来ました。
    私も田舎生まれで、村のコミュニティみたいなものに嫌気が差してる部分が大きいのですが、登場人物たちはこの村を愛しているのが何だか良いなと思いました。
    「美しさとは・・・」という文章は心に沁みましたし、私の教訓にしようと思いました。
    そういえば叔父さんのことが好きだったあの女の人、2年後どうなったんだろう・・・?
    一途だからこそ意地悪だった気もするし、打算的だから2年も待っても脈がなくて年齢的にあっさりとあき

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    2025年02月20日
  • 犬がいた季節

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    以前読んだ「雲を紡ぐ」の優しい感じが好きで、伊吹さんの2冊目として読みました。読んで良かったです。
    とても優しく心が温かくなるようなお話でした。いろいろな時代の18歳が登場しますが、そのときを思い出させるようなモノ・コトが散りばめられていました。
    高校卒業は大きく人生が変わっていく時。大人になってもその歳なりの悩みをみな抱えているけれど、高校卒業時に自分なりにいろいろ考えたことを思い出しました。
    また、伊吹さんの作品を読みたいです。

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    2025年02月17日
  • 雲を紡ぐ

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    ネタバレ

    不登校になってしまった少女が、父方の祖父が営んでいる山崎工藝舎へ弟子入り。羊毛と触れ合い、試行錯誤していく中で自分の好きなものを見つけ、成長していく物語。

    『羊毛は死んだ動物のものじゃない。生きている動物の毛を分けてもらうんだ。だから人の身体をやさしく包んで守ってくれる。』p121

    『大事なもののための我慢は自分を磨く。ただ、つらいだけの我慢は命が削られていくだけだ。』p140

    『心にもない言葉など、いくらでも言える。見た目を偽ることも、偽りを耳に流し込むことも。でも触感は偽れない。心と繋がっている脈の速さや肌の熱は隠せないんだ。ものだって同じ。触ってみなさい。』p255

    『ただ、腹を

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    2025年02月11日
  • 注文の多い料理小説集

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    なんかすっごく満ち足りた。
    “夏も近づく“清涼炭酸水的に澄んでる。

    “どっしりふわふわ“パン食べたいなぁ〜って読み進めてたら「え?!」「んえぇぇ?!」ってフランスパンで殴られたぐらいの衝撃やった!

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    2025年02月08日
  • 彼方の友へ

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    戦前 戦中 戦後を生きた女性の物語。
    ただ優しい物語ではない。主人公を取り囲む
    人たち 背景…表現が自由にできる事の大切さ

    最後のほうは 映画や本で泣く事がない
    私でも うるうるしました。

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    2025年02月06日
  • 雲を紡ぐ

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    自分に自信がなくて、いつも笑顔を貼り付けて過ごすことで友達から揶揄われて学校にいけなくなる。母も父もそれぞれに仕事で大変さを抱えていて、逃げるな、と言われながらも耐えられずに新幹線に乗って盛岡にいる祖父の家に訪れる。
    祖父はホームスパンを作る職人をしており、驚きながらも暖かく迎え入れ、本人が置かれている状況を知り、逃げることも大事、自分を守ることも大事だと支えてくれる。
    自分の嫌なことはたくさん知っているのに、自分が何色が好きで、何が好きか、いいところに目が向けられていない、と教えてくれたことが印象的だった。
    学校に行かなくなったとき、両親、祖父母などの家族は将来のことをそれぞれ心配し、本人を

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    2025年02月02日
  • 雲を紡ぐ

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    ネタバレ

    祖父の仕事を継ぎたくても継げなかったという広志の、言葉にはしないけど悔しい気持ちにグッと来るものがあった。
    自身のことを選べなかった美緒が祖父の仕事を継ぐことを選び、その祖父を超えるって宣言出来るように成長していく姿に涙が出た。

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    2025年01月28日
  • 雲を紡ぐ

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    主人公の美緒が不登校になる過程や母親、祖母との関係は胸が苦しくなったけど、
    盛岡の祖父を頼ってからは優しく支えてくれる祖父がとても暖かくとても心地いい読書感でした。
    厳しかった母や祖母も敵ではなく、味方なんだよ。親や祖父母、みんなの面影が残るあなたはみんなが味方で居てくれてるんだよ。みんなあなたのことが大事だよ。。。。で涙。
    とても心が暖かくなる物語でした。

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    2025年01月13日
  • 雲を紡ぐ

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    ネタバレ

    高校でいじめにあって、向かった先は岩手県の祖父の工房。
    純白の羊毛に触れる内に美緒も工房の作業に興味を持ち出す。
    職場で問題を抱える父の広志と母の真記の関係も怪しい方向に。

    祖父の鉱治郎の存在が美緒を再生していく姿が頼もしい。
    「大事なもののための我慢は自分を磨く。ただ、辛いだけの我慢は命が削られていくだけだ」
    「『大丈夫、まだ大丈夫。』そう生きながら生きるのは苦行だ。人は苦しむために生まれてくるんじゃない。遊びをせんやと生まれけん」

    生きることは、しんどいことだなと思う。大人であっても、子供であってもそれは変わらないだろうし。
    どこが自分の限界か、人は我慢大会のために生きているのではと思

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    2025年01月11日
  • 四十九日のレシピ

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    百合子の夫の姉妹、義姉と義妹の言い分、伯母の珠子の主張。少し前は多数が持っていた(かもしれない)意見なんだろうけど、胸くそ悪い。ひどくべったりと残る。残虐な事件のニュースを聞いたときと同じような。自分にも子どもがいないから百合子側なのかもしれないが。

    読み終わった。
    最後、良平のいうとおり、もしかしたら乙美が、ハルカが帰ってきたのかもしれないくらい、夢のような四十九日だった。あんなにボロボロだった百合子が徐々に復活し、浩之が不貞を犯しながらも諦めない姿が、なんかちょっとよかった。

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    2025年01月07日
  • 常夏荘物語

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    ネタバレ

     2014年頃「なでし子物語」を読んで以来、ずっとシリーズを追いかけてきました。ついに収まるべきところに収まったという感があり、満足です。

     一方で気になる点もいくつかありました。
     ・カネとコネで物語がどんどん展開していく
     ご都合主義でちょっと鼻につく感じがしました。
     ・利害が必ずしも一致しない登場人物の小物っぷり
     例えば里莉子。仕事のできる有能秘書みたいな扱われ方をしていますが、耀子や瀬里に対する言動が危うくてそうは思えない。それ親戚の立海にチクられたら公私ともに破滅しかねませんけど、脇が甘すぎやしませんか。

     ただ、これらは、この小説が群像劇ではなく、いかに耀子が立海と結ばれる

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    2025年01月05日
  • 常夏荘物語

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    ずっと前に読んで忘れかけていたシリーズ。でも読んでいるうちにヨウヨとリュウカくんが甦る。成長して、魅力的な人々に見守られ、あー、良かった。自立と自律、やらまいか❗️が私の心にも甦ってきた。

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    2025年01月03日
  • 常夏荘物語

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    シリーズ最終巻なんですかね。
    まだ読みたいです。

    序盤、登場人物達の孤独感で胸が痛かったです。
    自制心が保てないから、距離を置いてるって立海が耀子に言ってる場面。もう私がどちらの立場でも自制心なんか保てないよ❗って泣きそうになった。
    手を伸ばせ、遠慮なく、何の制約もなかったら、本当は、どう生きてみたかったんだ。と言う龍治の言葉が印象に残りました。

    ねこ、由香里、美也と魅力的な登場人物が出てきて続編読んでみたい気持ちでいっぱいです。

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    2025年01月01日
  • 常夏荘物語

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    待ちに待った「なでし子物語」シリーズ最終巻の単行本。
    ヨウヨとリュウカ君が、ようやく心のままに、自分がほしかったものに手を伸ばす姿に、言い様のない幸福を覚えました。
    2024年から2025年にかけて色々ありましたが、本書が2025年最初に読み終えた小説でよかったです。

    本書には印象に残るフレーズがいくつかありましたが、一番心に響き、今年何度も思い返したいフレーズは、次のものでした。

    「何があろうと、何がおころうと、誰にも代わってもらえない。自分の人生は自分のもの」

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    2025年01月01日
  • なでし子物語

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    どんぐりさんの投稿を見て読みたくなった作品。
    なでしこシリーズの第1弾♪

    好きな予感がする!と思って手にしたけれど、やっぱり予感的中、どっぷりハマってしまった。
    あ〜これしみじみ良かったな〜(´ー`*)

    父を亡くし、母にも捨てられ、いつもいじめられてばかりだった小4の耀子。
    遠藤家の御曹司という重圧に苦しむ、とても病弱な小1の立海。
    そんな2人が、静岡県の天竜川上流にある、遠藤家の別邸「常夏荘」で巡り合う。

    勝手に昭和初期のイメージを持って読んでたけど、どうやらもっと最近で50年くらい前の設定のお話だったみたい。
    山奥の自然豊かな場所、ちょっぴり厳しくもあたたかい周りの人達、そして

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    2024年12月30日
  • 雲を紡ぐ

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    伊吹さんの作品は初めて読みました。
    なんか凄くいいなと思いました。
    特に祖父鉱治郎の会話の一つ一つが優しく、すっと入ってきました。
    その中でも「大事なもののための我慢は自分を磨く、ただつらいだけの我慢は命が削られるだけ」という部分は強く印象に残りました。
    美緒の名前の由来も素敵だなと思います。
    また、伊吹さんの作品を読んでみたい。

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    2024年12月26日
  • 常夏荘物語

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    ようやく落ち着いたという満足感。よかった。
    前作を読んでから長い時間がたったので、細かいところは覚えていなかったので、またシリーズ通して読みたい。
    峯尾の集落や常夏荘に行ってみたい。
    東京での若者の生活、東京から台風の中移動する場面がわくわくして好き。

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    2024年12月25日
  • 雲を紡ぐ

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    今年の1番

    不登校になっている美緒が それにくるまると落ち着くショールを作っているおじいちゃんちに1人で向かい、そこで織りを習って 自分の今後を考えていく

    岩手のウール、ホームスパンという存在を知らなかった

    おじいちゃんが美緒に対して話す言葉が優しく救われる

    「…中略…何をするとお前の心は喜ぶ?心の底からわくわくするものは何だ」
    「自分はどんな『好き』でできているか探して、身体の中も外もそれで満たしてみろ」
    「大事なもののための我慢は自分を磨く。ただ、辛いだけの我慢はいのちが削られていくだけだ」

    一度現地で岩手のホームスパンというのを見てみたい

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    2024年12月22日
  • 常夏荘物語

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    とうとう終わってしまいましたぁ。
    いつも耀子や立海のとりまく世界は、温かくて優しくて
    本当に、私をいつまでも癒やし
    包み込んでくれます。
    ずっとこの世界を見ていたかったし、彼らをずっと見ていたかった。
    今回は、耀子と龍二さんの子
    瀬里ちゃんもよき若者になって
    いろいろ関わってきます。
    周りの人も
    みんな素敵な人ばかりで、
    それぞれがたくましく
    大変なつらい事や悲しい事もあるけれど凛としているところに憧れます。
    自立と自律…それから
    「どうして」ではなく「どうしたら」と考える…
    素敵だなと思います。
    私も耀子や立海のお気に入りの
    撫子の丘に行ってみたいなぁ

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    2024年12月16日
  • 地の星 なでし子物語

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    ネタバレ

    なでしこ物語2作目?耀子28歳になっていました。しかも、結婚して子どもまで!!
    前作10歳だったよね…読む順番間違ったのか疑惑です(笑)
    耀子は、青井先生の教えをちゃんと心に刻んで生きているんだなーっと頼もしく思えました。新しいことに挑戦する姿が眩しかったです。そして背中を押して貰ったような読み心地でした。『どうしたら』と考え続けながら前へ進んでいこうと思えました❗

    千恵さんの作るもの食べてみたい!
    由香里さん、カッコいい。
    照子さんの京言葉、しびれましたー!
    この後、どう続いていくんだろう。楽しみです。

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    2024年12月05日