伊吹有喜のレビュー一覧

  • 常夏荘物語

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    自立と自律
    自立、かおを上げて生きること。
    自律、美しく生きること。あたらしいじぶんをつくること
    この物語りの中の女性達がみんなそれぞれ素敵だった
    若い人には表現できない女性の機微が伝わってきた

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    2025年07月03日
  • 犬がいた季節

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    昭和…1988年のある日、三重県の高校に迷い込んだ一匹の白い子犬が「コーシロー」と名づけられ、平成、令和と入学し卒業してゆく生徒とともに学校生活を送ってゆく話。

    小説は5章あり、高校で飼われるようになり、時代とともに高校の生徒も変わってゆくが、コーシローはずっと高校にいて、青春時代を送る生徒らを見つめ続けている。
    ネタバレになってしまうが、その間にはF1レースが流行ったり、阪神大震災が起きたり、生徒の環境も家族とともに変わる。そして第5章のラストでコーシローは老犬として生涯を閉じる。
    最終章は令和元年、コーシローが逝ったあとに高校100周年のイベントがおこなわれ、各章に登場した高校生らが同窓

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    2025年07月01日
  • 今はちょっと、ついてないだけ

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    伊吹有喜さんの連作短編集
     『今はちょっと、ついてないだけ』

    収録は以下7つの短編
    ・今はちょっと、ついてないだけ
    ・朝日が当たる場所
    ・薔薇色の伝言
    ・甘い果実
    ・ボーイズ・トーク
    ・テイク・フォー
    ・羽化の夢

    ●あらすじ
    バブル期に「ネイチャリング・シリーズ」という冒険番組でもてはやされた「タチバナコウキ」こと立花浩樹。

    バブルがはじけ、番組も終了し、プロデューサーの連帯保証人となっていた浩樹は、多額の負債を背負わされる。

    自己破産もせず、十五年かけて地道に全額返済した浩樹だが、ふと気が付けば、家庭も持たないまま、夢や希望も見失い、人生に行きづまっていた。
    そんな時、母の見舞い先

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    2025年06月27日
  • なでし子物語

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    自立、顔を上げて生きること
    自律、美しく生きること

    紙に貼り出して部屋に飾りたいくらい名言。
    お家のこととか、それぞれの話辛いのも多かったけど、最後、明るく踏み出そう!で終わってるのがすごくよかったし、子供達が純粋で癒される。

    やらまいか、か。

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    2025年06月23日
  • 注文の多い料理小説集

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    料理と絡んだ7つの話。
    最後のパンの話がジンときた。
    そして最後の最後、これは本でしか味わえない。
    気に入ったのは水出しのお茶、ぜひ真似してみたい。

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    2025年06月05日
  • 犬がいた季節

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    感想を書き漏れていた。3ヶ月ほど経ってしまったが、思い返して。
    題名や事前の紹介文からなんとなく、犬と高校生との交流を描いた青春ものなのかと思って手に取ったのだが、読後の本棚整理で、「恋愛もの」カテゴリに分類し直した。時の流れが美しく描き留められた、まさに絵画のような物語だった。
    題名を正確に読み解けば、「そういえば私たちの通っていた高校には犬がいたよね」といった感じなのだろうか。子どもから大人へと変わっていこうとする「高校三年生」の旅立ちを、ただそこにいて変わらずじっと見つめ見送っていく犬の視点。その即かず離れずな距離感が絶妙。「四日市」という地域設定も絶妙で感服したのだが、実は作者は三重ご

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    2025年06月04日
  • 注文の多い料理小説集

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    エルゴと不倫鮨がよかった。元気になれる作品だった。そして思いがけず井上荒野の作品と出会えて嬉しい。どこか不気味な感じが良い。深緑野分の福神漬も心に残った。他の作品も読んでみたい。色んな作家さんとの出会いがあるから短編集はいいなぁ。

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    2025年05月30日
  • 犬がいた季節

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    一番切ない終わり方をした話が最後に回収されて心がやっと落ち着く。
    この本は他のエピソードがあろうが、やはりこの2人の物語だったのだと改めて気が付かされる。
    だから何か読んでてソワソワしていたのか。
    色々な青春が味わえる本。

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    2025年05月26日
  • 地の星 なでし子物語

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    おあんさん、強くなったなぁ。
    がんばったなぁ。
    でもヨウヨとリュウカくんはやっぱり切ないな。
    切ないよー。
    最後の一冊、また明日早起きして読み始めようかな。

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    2025年05月20日
  • 彼方の友へ

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    ネタバレ

    Twitterで海に眠るダイヤモンドが好きな人におすすめされていて読んだ。よかった。こういうの読むと今自分が悩んでいることがすごく小さく感じる。主人公のおじさんと有賀主筆は公安?的なやつだったのか気になる。

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    2025年05月19日
  • 犬がいた季節

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    ネタバレ

    あまりにも生活がカサついているため急遽キュンを摂取しようと恋愛小説(ただし甘すぎないもの)を検索し本作に辿り着いた30代女です。

    私の学生時代は、コーシローが生きた時代より10年ほど後かと思いますが、いつの時代にも変わらない思春期の甘酸っぱさや爽やかさ、苦さに共感が止まらず、心が若返ったような気がしました。

    一点だけ、女子のメインキャラ2人の容姿が突出して美しい点は違くても良かったのになぁと思ってしまいました。外見に関係なく素敵なキャラクターなので、中身に惹かれる描写がもっと見たかったかもしれないです。
    その分映像したらとても映える作品だと思います。主演は有村架純ちゃんかなーなんて、妄想し

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    2025年05月18日
  • ミッドナイト・バス

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    ネタバレ

    めっちゃ読みやすくてよかった。
    物語としては色々な人生の転換点にいる家族の内容なんだけど一人一人の家族の悩みがはっきりとは書かず、徐々に他の登場人物の視点も交えて描かれていて悩んでいる人の何処かもどかしい感じがすごい文章から伝わってきた。
    不器用ながらに少しづつ前に進もうとする登場人物達に元気をかなりもらえたので別の作品も読んでみたい

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    2025年05月16日
  • 彼方の友へ

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    どんどんと続きが読みたくなり、一気に最後まで読みたくなった。
    この登場人物の詳しいところは?となる部分も残って読後はスッキリしないところもありますが、とても面白かった。

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    2025年04月20日
  • 常夏荘物語

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    感想を書くために調べたらシリーズ物で4冊目だった。
    最初のページに「人物相関図」があり、それを何度も見返すほど色々な人が複数の名前で出てきて混乱する。相関図は2つの家系しか無く、全く足りない。半ばまで名前に苦しめられて大変だった。
    それと親戚や地元の人達の悪意が出てきて辛い。
    配送センターが火事になってから一気に展開してきて面白くなって行く。多勢の人達の助けにより、事業を含めたフェスが成功して行く。
    父親の死は悲しいけど、皆んなの人生も好転していって救われた気持ちになる。
    感想を書くために再度読み直したら、親戚含めて人間関係が明瞭になるとともに、感動で涙が溢れてきた。
    多分、シリーズを最初から

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    2025年04月11日
  • 犬がいた季節

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    ネタバレ

    時代の流れを感じる本 青春感が溢れていた
    犬の一生も人の一生もあっという間
    コーシローが大好きな人と過ごせて眠るように最期を迎えられたのがよかった

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    2025年04月11日
  • 風待ちのひと

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    伊吹さんの作品を読むのは3冊めです。最初に読んだ「雲を紡ぐ」が好きだったことが手にしたきっかけです。
    優しい雰囲気はこれまでの2冊と同様でした。
    歳を重ねると、いろいろな経験を重ねる中で、自分の生きていく世界が固まっていく、決められていくような気がします。若いときのように新しい環境に飛び込むことも難しく、億劫になってしまう。
    哲司も喜美子もじれったいですが、20代のように突っ走ることも難しい、まどろっこしい感じもありつつ、切ない話でした。

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    2025年04月10日
  • 犬がいた季節

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    ネタバレ

    5編とも青春を感じさせる物語だった。
    人間模様もとてもよかったんだけど、個人的には犬のコーシローの視点が印象に残った。コーシローは捨てられて以降、学校の中で育てられていく。だけどなんとなく、人間がコーシローを見守るのではなく、コーシローが生徒を見守っているような、そんな感じがした。
    ずっと学校にいるコーシローにとっては毎年いろんな生徒と出会うけど、3年たってしまうともう会えない人たちがたくさんいる、というのは少しさみしいのかもしれない。でも最期はみんなとの楽しい思い出を胸に旅立てたのなら、幸せだったのかなと思う。
    もう最後の方は完全にコーシローの方に感情移入してしまった。
    とてもいい作品でした

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    2025年04月08日
  • 注文の多い料理小説集

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    料理にまつわるアンソロジー
    どのお話もひとくせ、ふたくせあって
    興味深いおはなし
    中でも、伊吹有喜さんの
    「夏も近づく」がおいしそうでたまらなかった
    塩おにぎりや、水出しかぶせ茶、ブロッコリーのオリーブオイル漬け、春キャベツのピクルス、たけのこご飯、手作りベーコン
    どれも自家製で少し地味かもしれないけど
    間違いなく美味しいってわかる
    食をきちんと考えられる人に悪い人はいないですね

    この頃はどんなに単純な料理でもいいから
    自分で家で作って食べたいと思うようになった
    なんでだろうな
    けして美味しいものを作れるわけでもないのに
    この本を読んでさらに思う
    食に対して考え直すいいキッカケになりそう

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    2025年04月07日
  • オムライス日和 BAR追分

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    BARのみんなが食べる食べ物が一つ一つ美味しそうだった。特にオムライス。まるで目の前に熱々のオムライスがあるかのような素敵な描写で、思わずオムライスを作って食べたくなった。こんなBARがあったらいいなと思った。

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    2025年04月05日
  • 彼方の友へ

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    読み終えたら「彼方の友へ」というタイトルの意味が分かってジーンとくる。そんなに暗い話ではなかったけど後半になるにつれ切なさが増して胸が苦しかった。戦時も戦後も国民の希望のために働き続けてくれた人たちのおかげで今の日本がある。平和ってほんまに素晴らしいことや

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    2025年03月23日