伊吹有喜のレビュー一覧
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2作目は何歳設定なのだろうと思ったら、燿子が28歳で、しかも娘がいた。旦那は龍治。龍治って誰だっけ…?1作目では鈍臭くて要領の悪い子どもの燿子が描かれていたのに、高校時代は全国模試10番以内というびっくりエピソードがあり、実は賢いという設定は少ししらけたものの、旦那の顔色ばかり伺っていた燿子がパート先スーパーの立て直しと常夏荘の売却回避に向けて奮起する様子は徐々に自律していく姿そのものの。この小説の軸となるメッセージなのかもしれないと感じた。
3作目は何歳設定なのか、2作目のラストで設立した会社はどうなったのか、立海の燿子に対する思いも、何か波乱がありそうで、楽しみ。 -
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ネタバレおやつをテーマにした短編集。
6名の作家さんが1つずつお話を書いてくれていて、こういうのをアンソロジーというらしい。
タイトルに「やるせない」とついてるだけあって、どのお話にも切なさが漂うけれど、甘いおやつがそれを癒してくれたり、前を向くきっかけになったりして、読後は優しい感動に包まれる。
「楽園の代わりのカッサータ」は、映画みたいなおしゃれな雰囲気。
不倫はダメだけど、誰かや何かにすがったり、現状を変えてほしいっていう思いには共感した。
しかしこの相手の政治家はひどい男だ。
ピュアなんだけど、結局自分のことしか考えてないんだよね…。
「ファースト・アンド・オンリー」はキュンすぎてまるで -
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ネタバレ【あらすじ】
人気作家6人による、ほろ苦くて味わい深い「食」と「人生」を描いた短編集。
■収録作
・幸せのカレーライス(伊吹有喜)
雨足が強い中、空腹に耐えきれず入ったお店で――。
・四十歳の栄養(中西智佐乃)
美容室で働く麻美。あまりの忙しさにバランス栄養食品をかじる日々……。
・フレンチと返報性(藤野恵美)
かなは大学で突然、それほど親しくない友人からフランス料理の食事に誘われる。
・二代目のミンチョさん(伊藤朱里)
アイス屋でよく見かける女性は、いつも違う男性と来店していた。
・五十の壁が高すぎる(古内一絵)
よく訪れる店で食事をしたときに、茂樹が感じた異変とは。
・真っ -
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中高年向けの恋愛もの、なのかな?
孤独死が3件も出てくるし、主人公の美紀は48歳にして、夫も家も仕事も失い、死に場所を求めてかつての恋人の故郷である鎌倉へ赴く。そして、彼の面影のある男性を見かける。
いつ死んでもいいとまで考えていたのに、雨宿りに招かれた台湾茶カフェでマダムに心にしみるお茶を淹れてもらい、やはり生きていたい、と思う。そして、そこで働く事にする。
マダムの孫である髙橋紫釉(しゆう)は年齢不詳のちょっと素敵な中年男性だった。
新しい土地で新しい仕事と新しい人間関係。やむを得ずとはいえ、羨ましいかも。まぁ、健康だからよかったのよね。
恋愛小説ならではのドキドキの展開と台湾茶と着物や布 -
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台湾茶葉の種類と作法に則り淹れたお茶の一煎毎の表現が何と豊富な事か。
人生に疲れた美紀が思い出の鎌倉で出会った茶藝館。
死への思いに囚われていた美紀も、マダムの淹れたお茶を飲むうちに少しずつ癒されて行く。
鎌倉に引っ越し、茶藝館で働くようになった美紀はだんだん自分の人生にも前向きになって行く。
マダムは美紀のメンターのような存在だ。時に優しく包み込み、時には大胆に美紀をけしかける。
同い年の紫釉とのお互いの弱みを見せられるやり取りも、元カレの息子の直哉との溺れるような恋も、美紀は一煎毎に開いてゆく茶葉のようだ。
奥深さに虜になったお茶とずっと携わって来た大好きな着物が再び仕事となり、居