伊吹有喜のレビュー一覧

  • 四十九日のレシピ

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    私もちょうど読んでいる時に絶望していたので
    主人公の壮絶な状況と重ねて読んでいる自分もいて
    すごく救われた。
    こんなふうに明るい四十九日を迎えられたら、亡くなった方も喜ぶかもしれない

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    2026年07月28日
  • 地の星 なでし子物語

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    2作目は何歳設定なのだろうと思ったら、燿子が28歳で、しかも娘がいた。旦那は龍治。龍治って誰だっけ…?1作目では鈍臭くて要領の悪い子どもの燿子が描かれていたのに、高校時代は全国模試10番以内というびっくりエピソードがあり、実は賢いという設定は少ししらけたものの、旦那の顔色ばかり伺っていた燿子がパート先スーパーの立て直しと常夏荘の売却回避に向けて奮起する様子は徐々に自律していく姿そのものの。この小説の軸となるメッセージなのかもしれないと感じた。
    3作目は何歳設定なのか、2作目のラストで設立した会社はどうなったのか、立海の燿子に対する思いも、何か波乱がありそうで、楽しみ。

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    2026年07月28日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    ネタバレ

    おやつをテーマにした短編集。
    6名の作家さんが1つずつお話を書いてくれていて、こういうのをアンソロジーというらしい。

    タイトルに「やるせない」とついてるだけあって、どのお話にも切なさが漂うけれど、甘いおやつがそれを癒してくれたり、前を向くきっかけになったりして、読後は優しい感動に包まれる。

    「楽園の代わりのカッサータ」は、映画みたいなおしゃれな雰囲気。
    不倫はダメだけど、誰かや何かにすがったり、現状を変えてほしいっていう思いには共感した。
    しかしこの相手の政治家はひどい男だ。
    ピュアなんだけど、結局自分のことしか考えてないんだよね…。

    「ファースト・アンド・オンリー」はキュンすぎてまるで

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    2026年07月27日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    大好きなアンソロジーシリーズ。
    今回は、初読の作家さんも多かったけど
    タイトル通りやるせないんだけど
    暗さはなくて、読後感がすっきり。

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    2026年07月23日
  • 鎌倉茶藝館

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    この作家さんすごく好き!
    なので贔屓目な感想ではあるけれど、とても良かった。
    文章が文学的な美しさで、贅沢な気分になる。
    彼らの関係がどうなったのか、微妙にわからない終わりだけれど、まあ、それでいいのかも。

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    2026年07月20日
  • 食べて、寝て、しあわせ?

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    スルーしたくなる内容のもありましたが、日々の積み重ね、日常の食事等。
    見逃しがちなことが、大切なのだと感じられる作品集でした。

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    2026年07月20日
  • 鎌倉茶藝館

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    台湾茶についての説明、実際にお茶を淹れるシーン、お茶を飲むシーン、着物の美しさについての表現、その一言一言が想像力を掻き立てる作品だった。
    途中からは大人のエロス要素が濃くなっていく。いろんなことを経験してきた年齢の人間であるからこその深みや強さ、そして弱さが鎌倉という舞台でお洒落に描かれている。
    老いは少し悲しいものだけど、自分らしく誠実に生きていこう。

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    2026年07月20日
  • 鎌倉茶藝館

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    ちょうど鎌倉旅行で行った銭洗弁財天〜葛岡原神社までの参道が舞台で読み返すたびに鎌倉の街並みが頭の中で広がって本当に癒される。鎌倉大好き。でも終わり方が曖昧なので結局どっちの男に行ったのかは知りたかった。

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    2026年07月17日
  • 食べて、寝て、しあわせ?

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    ネタバレ

    【あらすじ】

    人気作家6人による、ほろ苦くて味わい深い「食」と「人生」を描いた短編集。

    ■収録作

    ・幸せのカレーライス(伊吹有喜)
    雨足が強い中、空腹に耐えきれず入ったお店で――。

    ・四十歳の栄養(中西智佐乃)
    美容室で働く麻美。あまりの忙しさにバランス栄養食品をかじる日々……。

    ・フレンチと返報性(藤野恵美)
    かなは大学で突然、それほど親しくない友人からフランス料理の食事に誘われる。

    ・二代目のミンチョさん(伊藤朱里)
    アイス屋でよく見かける女性は、いつも違う男性と来店していた。

    ・五十の壁が高すぎる(古内一絵)
    よく訪れる店で食事をしたときに、茂樹が感じた異変とは。

    ・真っ

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    2026年07月17日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    どのお話も読み終わった時には少し元気が出てくるような、まさにご褒美のお菓子と似た味わいでした。「ファースト・アンド・オンリー」がお気に入りです。

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    2026年07月17日
  • 食べて、寝て、しあわせ?

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    美味しいご飯を食べて、しっかり寝てというのが幸せの基本だなと改めて感じる本。そこが崩れてしまうと、たとえ充実していたとしても幸せとは言えない気がする。
    6編の物語は、どれも日常の「美味しい」が詰まった作品。特に好きだったのは藤野恵美さんの「フレンチと返報性」。自分のスタイルを崩さないゆかは、見ていて気持ちいい。つい周りに合わせがちなのに、女子大生でこれが出来るのはすごい。友達になりたいタイプだなぁ。そして、キャビアのお茶漬を食べてみたい。

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    2026年07月14日
  • 鎌倉茶藝館

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    中高年向けの恋愛もの、なのかな?
    孤独死が3件も出てくるし、主人公の美紀は48歳にして、夫も家も仕事も失い、死に場所を求めてかつての恋人の故郷である鎌倉へ赴く。そして、彼の面影のある男性を見かける。
    いつ死んでもいいとまで考えていたのに、雨宿りに招かれた台湾茶カフェでマダムに心にしみるお茶を淹れてもらい、やはり生きていたい、と思う。そして、そこで働く事にする。
    マダムの孫である髙橋紫釉(しゆう)は年齢不詳のちょっと素敵な中年男性だった。
    新しい土地で新しい仕事と新しい人間関係。やむを得ずとはいえ、羨ましいかも。まぁ、健康だからよかったのよね。
    恋愛小説ならではのドキドキの展開と台湾茶と着物や布

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    2026年07月12日
  • 鎌倉茶藝館

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    大人の本格的なお茶の世界を通して、マダムになっていく流れが素敵だった。
    五十音を味わい尽くした「をんな」という世代の存在がキラキラしたものであることを教わった
    -お茶も人も煎を重ねるたびに、さまざまな味と香りが花開く-

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    2026年07月12日
  • 鎌倉茶藝館

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    魯肉飯が食べたくなった。台湾茶も惹かれるし、着物も着てみたい!いや、いっそのこと、茶藝館で暮らせば早いか。

    人間模様はあまりすっきりしなかったけど、キャラもそれぞれ特徴的で魅力的だった。うん、溺れたい。

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    2026年07月11日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    どのお話もとても素敵でした。
    それぞれの登場人物が抱えている陰を、おやつたちが彩り、背中を押してくれる。
    ほっこりするし、こんなおやつが食べたいなと思える作品でした。

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    2026年07月08日
  • 鎌倉茶藝館

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    台湾に行ったばかりだったので、作中のご飯などこんな味だったなと思い出しながら読めてよかった。鎌倉にも行ってみたい。

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    2026年07月02日
  • 食べて、寝て、しあわせ?

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    人気作家というよりも、嫌な言い方ではあるけどデビューから無冠の作家さんばかりだった、むしろこの人まだ候補止まりなの?っていう作家さんが並ぶ中、受賞受賞受賞な窪美澄さんが入ってるのがちと違和感だし、やはり抜群に良くて、読みながら泣いてしまった。この評価は窪さんの作品に対するものかもしれない。久しぶりに読んだ伊吹さんはちと期待外れ(Bar 追分未読です)

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    2026年06月30日
  • 食べて、寝て、しあわせ?

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    「幸せのカレーライス/伊吹有喜」
    「四十歳の栄養/中西智佐乃」
    「フレンチと返報性/藤野恵美」
    「二代目のミンチョさん/伊藤朱里」
    「五十の壁が高すぎる/古内一絵」
    「真っ赤な林檎のその上で/窪美澄」
    6話収録。

    読む前はタイトルの問いに迷わずYESと答えていたが、読み終える頃に気持ちが変化した。

    登場人物たちは皆、負の感情を抱えている。

    人と関わることで生まれる軋轢に苦しむ姿は自身の経験と重なる。

    けれど、怒りや悲しみを知るからこそ、喜びや楽しみを確かに感じられる。
    喜怒哀楽があるから人生は豊かだと思わせてくれる一冊だった。

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    2026年06月27日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    ネタバレ

    ほっこり短編集。
    一番最初の島本さんのだけ不倫ネタで、好きなジャンルじゃなかったけれど…他の話はほっこり読めた。
    織守さん、友井さん、名取さんの話が好き。

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    2026年06月23日
  • 鎌倉茶藝館

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    台湾茶葉の種類と作法に則り淹れたお茶の一煎毎の表現が何と豊富な事か。

    人生に疲れた美紀が思い出の鎌倉で出会った茶藝館。
    死への思いに囚われていた美紀も、マダムの淹れたお茶を飲むうちに少しずつ癒されて行く。
    鎌倉に引っ越し、茶藝館で働くようになった美紀はだんだん自分の人生にも前向きになって行く。

    マダムは美紀のメンターのような存在だ。時に優しく包み込み、時には大胆に美紀をけしかける。

    同い年の紫釉とのお互いの弱みを見せられるやり取りも、元カレの息子の直哉との溺れるような恋も、美紀は一煎毎に開いてゆく茶葉のようだ。

    奥深さに虜になったお茶とずっと携わって来た大好きな着物が再び仕事となり、居

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    2026年06月22日