伊吹有喜のレビュー一覧

  • 風待ちのひと

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    疲れたら休めばいい。こんな素敵なまちで休暇を過ごせるなんて気分転換できること間違いなしでは?
    ちょっとおせっかいか、と思われるけど、そのおせっかいさに救われたところが大きいな。

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    2022年05月27日
  • 天の花 なでし子物語

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    発刊順では3作目だが、実際の連載順ではこちらが2作目より先で、当然執筆順としてもこちらが先に書かれたものであろう。と云うことで、発刊順は無視してこちらを先に読む。1作目の4年後、そして8年後の話。耀子や立海らの成長ぶりがよく分かる。そして、この巻では照子と云うよりも照子の息子が重要な役割を持つ。内容的には曜子があまりに自分で抱え過ぎで、そこは私的には好きじゃない。まあ、実際にそういう人もいるとは思うけど、読んでてイライラする。ので、少し評価が辛くなった。さて、これで4部作の前半が終了。後半はどう展開するのかが楽しみ

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    2022年05月21日
  • 風待ちのひと

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    親切にすると幸運をもたらすと言われている女性、貴美子が心を病んだ哲司と出会う。哲司は亡くなった母の岬の家に療養に来ていた。お互い惹かれる素因があったのだろう。上手くいきそうで中々いかない、じれったくもあったが終わりはよかった。クラッシックの曲が流れているのもいい。

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    2022年03月31日
  • なでし子物語

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    ネタバレ

    透明になりたかった。なんて悲しい言葉。父を亡くし母に置いて行かれた燿子ヨウヨ。愛人の子で身体が弱い立海リユウカ。学校のかわりの青井先生の授業が素晴らしい。自立と自律。どうして、って思いそうになったらどうしたらと言い換える。反省は大事。謙虚であるのも良いこと。だけどその前に自分を信じてやらねば。グズとかのろまとかそんな言葉は心を壊すだけ。たとえ世界中のみんながあなたにそう言っても、自分だけは自分にそう言ってはいけない。温かいおあんさん、おじいちゃんにも支えられハム兄弟もいるし進んでいけるだろう。やらまいか!

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    2022年03月14日
  • カンパニー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    那由多が最終あたりでリフトをやりたいと言い始め、あげく失敗して自分は精神的に滅入って吐き気により演じられなくなったとき怒りが湧いてきましたが結果それぞれがよい道を歩む出すことができ最後はほっとした。
    仲間のカンパニーから最後は会社のカンパニーにも通じており考えさせられる。
    バレエがやりたくなったけど時すでに遅し。

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    2022年02月14日
  • なでし子物語

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    ネタバレ

    人は大切にされないことで心が荒み愛されることで回復するということに改めて気づかされた。
    物語が途中で終わった感があるが、続きがあるのだろうだろうか?

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    2022年02月11日
  • カンパニー(新潮文庫)

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    妻に出て行かれ、窓際部署に移動か社が支援するバレエ団体への出向か迫られた主人公。
    バレエには全く興味がなかった男性が、「白鳥の湖」公演を成功させるべく、自分の殻を破って奮闘するお話。

    バレエって舞台では華やかなイメージだけど、実際は裏舞台では実力や権力の熾烈な戦い。
    窓際に追いやられた会社員たちの根性を見せられた様な気持ちになりました。
    バレエ観劇したいなぁ。

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    2021年12月30日
  • カンパニー(新潮文庫)

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    伊吹さんの作品なので期待して読みましたが、期待を裏切られることはありませんでした。とても素敵な作品。
    特に本番の舞台に立ったカンパニーのメンバーたちの素敵さたるや。それぞれが自分の精一杯を出し尽くしている姿は感動。互いにリスペクトし合い、高め合う姿に涙が出てでした。
    とてもよかった。

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    2021年12月24日
  • なでし子物語

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    境遇の違う子どもたちの成長物語。立海と曜子やりとりが微笑ましい。
    作者は違うが「そして、バトンは渡された」のようにまわりの大人次第で、子どもってこんなに成長できるのかと感じた。
    舞台は天竜川上流地域。自分が浜松市出身だけに、読んでいて一層懐かしい気持ちになった。

    それにしても、伊吹さんの作品はどれも読み終えたあとに何とも言えない温かみが残る。
    伏線未回収っぽいところも多く、決してすべてがきれいに片付いていないが、それもまた味。
    ドリフとか、時代のキーワードを盛り込む巧さは最新作「犬がいた季節」を彷彿とさせた。 ★4.5

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    2021年12月02日
  • 天の花 なでし子物語

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    出版順に読んだので、なでしこ物語はこれが3作目になる。
    なんて切ないのだろう。
    読み終えてしばしどっぷりこの世界から抜け出せなかった。

    「地の星」で疑問に思ったままになっていたことが次々にわかってくる。
    こちらを先に読むのと後に読むのでは、龍治の印象ががらりと変わる。
    環境は恵まれていたけどずっと孤独で、心の拠り所があまりない人だったんだな。

    心の奥にある14歳の燿子と10歳の立海、そして龍治との思い出を
    そっと大切に開ける。
    後に語られる方がその大切さが際立つ。
    だから、「天の花」が後になったのかなと思った。

    立海の一途な思いが報われてくれたらとは思うが、
    小さい頃の4歳差、大人になっ

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    2021年10月29日
  • なでし子物語

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    ネタバレ

    常夏荘をとりまく人々、しきたり、地域の風習などが
    あまりにも昔のもののように感じていたら、
    1980年とそれほど前ではなかった。
    前時代的な雰囲気と、
    都会から持ち込まれる現代的なものとの違和感を感じた。

    複雑な家庭の事情を持ち、
    子どもたちからはいじめの対象となっている燿子と立海。
    2人が出会い、
    お互いの中に自分の安らげる居場所を見つけていくのが
    ほっとすると同時に、
    この状態がいつまでも続くとは思えないという気持ちで、
    ずっとドキドキしながら読んだ。
    突然の別れは、とても悲しくやりきれなかったが、
    立海のたくましさに救われた。
    次作もあるようだが、2人が再会できているといいなと思った。

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    2021年10月11日
  • カンパニー(新潮文庫)

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    窓際に追い詰められて、バレエ団に出向したしがない会社員と素敵なダンサーたちのお話。元気がでる。
    2021/9/29

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    2021年09月29日
  • 地の星 なでし子物語

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    つ、、続きが気になる、、、

    主人公の一人の耀子がここまでずっと芯がなく流され続けてて、好きになれなかった。
    やっと自立自律に向かっていったお話。

    立海くんがどうにもこうにも切なかった、、、
    龍治さんも心配、、、、

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    2021年09月27日
  • 地の星 なでし子物語

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    『天の花』から10年後。
    常夏荘の女主人となった耀子は、子育てしながら働き始める。
    『自立』と『自律』に心に止めて歩んできた耀子の頑張りにエールを送りながら読んだ。

    立海のことが気になって仕方ない。
    続きがあるのだろうか?

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    2021年09月15日
  • 天の花 なでし子物語

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    こちらは3冊目なのだが、時系列からこちらを先に読んでしまった。
    『なでし子物語』から8年後。
    高校卒業を間近に控えた耀子が常夏荘を出た。「母の元で暮らす」の置き手紙を残して。
    あ~ダメだよ。そんな母親の元へ戻ったら。
    そこから始まる話に、暗い予感が…。

    耀子が中学2年の時、立海と過ごした夏の回想シーンが素晴らしく。ふたりの運命の出会いからお互い惹き付けられているのがよくわかり、胸がキュンとなる。

    なのに、なのに、なぜ?
    切なすぎます。

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    2021年09月15日
  • カンパニー(新潮文庫)

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    お仕事小説。
    久々にバリバリサラリーマンが主人公。

    バレエ団に出向になって、
    そこで出会った人たちに刺激を受けて
    変わっていく。

    人が変わるスイッチは自分の中にあって、
    自分で押すしかないんだろうけど、
    押そうと思うきっかけは、
    やっぱり出会いなんだよなあ。

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    2021年08月23日
  • 地の星 なでし子物語

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    ネタバレ

    「なでし子物語」では、なぜ時代設定が昭和後期だったのか分かった気がした。
    前巻とは全く異なった物語。本当はこちらが言いたかったことなのか?とも思える。
    諦観した照子に対し、起業して自立しようとする耀子。これをリアルにするには平成の設定が必要だったのかも。

    さらさらと流れる文章は読みやすくて止まれない。三巻も気になる~

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    2021年08月11日
  • 風待ちのひと

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    最近、青春小説ばっかり読んでいたので、久々に大人のお話。
    心のバランスを崩し休職中のエリートサラリーマン哲司が紀伊半島の港街、美鷲を訪れる。そこで出会った喜美子。明るい振る舞いの裏には悲しい過去があり。
    最初はこの喜美子の田舎のオバちゃん然とした感じがイヤだったけど、読み進めていくうちにそれが彼女の自信のなさやあきらめてきたものからくるものだとわかってくる。本当は誰よりも純粋でまっすぐで。だから哲司もそんな彼女に癒され、徐々に自分を取り戻していくんだね。大人の夏休み。
    「風待ち」という言葉がいいね。「道を踏み外したのではなく、風待ち中。いい風が吹くまで港で待機しているだけ」
    惹かれあう二人だけ

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    2021年08月08日
  • カンパニー(新潮文庫)

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    宝塚の演目の原作とあるが、テレビドラマにもなった作品のようだ。
    ストーリー、キャラクターが魅力的で、絵になる場面も多い。
    なるほど、人気があるのもうなずける。

    主人公は二人いる。
    製薬会社勤務の青柳は、リストラ寸前。
    おまけに妻子に見捨てられる。
    そんな彼にとってはまったくお門違いのバレエ団運営に出向させられる。
    もう一人は、青柳と同じ会社のトレーナーの瀬川由衣。
    彼女も会社が後援していたマラソンランナーのマネジメントに失敗し、崖っぷち。

    初期状態がこれなら、浮揚するしかないわけで。

    新たに担当となった世界的バレエダンサー、高野のマネジメントにがむしゃらに取り組む由衣。
    悩みながらも「王

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    2021年07月23日
  • 注文の多い料理小説集

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    料理をテーマにしたアンソロジー。
    女性作家ばっかりかなと思ったけど、中村航さんは男性かな?色んなテイストの作品が詰まっていて、美味しくて嬉しいアンソロジーでした。

    以下お気に入り作品。
    柚木麻子「エルゴと不倫鮨」
    不倫を嗜む男たちの隠れ家的鮨屋に、明らかに場違いなくたびれたおばさんが襲来する。そのおばさんはなぜかとても料理に詳しく、次々と美味しそうなオリジナル創作鮨をオーダーしはじめ…まさにタイトル通り注文の多い料理小説。ラストのオチも痛快でよい。

    伊吹有喜「夏も近づく」
    悠々自適な田舎暮らしをしている主人公が、兄から半ば押し付けられる形で甥っ子を預かることに。田舎の豊かな自然と触れ合うこ

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    2025年05月20日